落第騎士の英雄譚 ~無銘の騎士~   作:カイダー

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お久しぶりです!

2週間ちょっとぶり、ですかね?

その割には短い・・・。

一応自由の身になったんでスピードを上げていきたいと思いまする。

そんなわけで第十話です。

拙い文ですが、どうぞよろしく!


第10話 4人の関係

俺とトウカと泡沫は同じ養護施設の出身だ。

 

貴徳原財団の展開する社会福祉事業の一つでな、『若葉の家』ってんだ。

 

俺とトウカと泡沫は三人ともその施設に入っていた。

 

カナタはよくその施設に出入りしていたからな、いわゆる幼馴染ってやつさ、俺らは。

 

 

 

養護施設ってのは身寄りのない、もしくは身寄りのなくなった子供たちが暮らす施設だ。

 

俺やトウカ、泡沫は『そういう子供』だった。

 

いや、俺はちょっと違うか。

 

俺にとっては、『若葉の家』が実家みたいなもんだ。

 

っていうのも、俺は自分の本当の親を知らないのさ。

 

顔だけじゃなく、名前すらも。

 

俺は産まれてすぐに捨てられたらしい。

 

院長先生の話だと、ある日突然、『若葉の家』の門前に捨てられていた赤ん坊――それが俺らしい。

 

・・・そんな顔をするな。これは俺の中では比較的どうでもいいことなんだから。

 

そんなわけで、俺は『若葉の家』で生まれ育ったも同然なのさ。

 

だから、この3人の中で『若葉の家』に入ったのは俺が一番早い。次にトウカ、その次に泡沫だ。

 

んで、俺は12歳のころに施設を出た。以上。

 

 

■

 

 

「―――とまあこんなところかな」

 

「以上。・・・って、1番重要そうなところをさらっと省略したわね・・・」

 

「別にいいだろ、俺が施設を出た理由なんて。どうでもいいし、何より俺が話したくない。

強いて言うなら、『目的』ができたからだ」

 

「「『目的』?」」

 

一輝とステラが反応する。

 

(『目的』って、前に言ってた・・・?)

 

 

―――自分の『目的』を達成するために、命(●)を(●)賭(●)け(●)る(●)覚(●)悟(●)は(●)あ(●)る(●)

 

―――・・・え?

 

―――・・・・・・その『目的』って?

 

―――・・・『自分』を見つけること。ただそれだけだ

 

 

いつもとは違う、真剣な声音で語っていた創。

 

そんな彼の姿を思い出し、加々美は考える。

 

(創先輩がソ(●)レ(●)のために命を懸けるモノ、さらに自分が生まれ育ったも同然の家を出ていくモノ・・・。『自分を見つける』って―――)

 

―――それほどのことなの?

 

 

「その『目的』ってなんなの?」

 

ステラが創に、加々美と同じような質問をする。

 

「これ以上はノーだ」

 

「ムムム・・・」

 

(―――え?)

 

加々美は、創はてっきりステラにも話すものだとばかり思っていたので驚いた。

 

創の方を見ると、彼と一瞬目が合った。

 

―――何も言わないでくれ

 

創の眼は、そう懇願しているようにも見えたし、別の感情が入っているようにも思えた。

 

(・・・ま、部屋でいろいろ聞けばいいだけだしね)

 

そう思い、加々美はその時は何も言わなかった。

 

 

■

 

 

「しかしさすがだな会長。もう例の件の助っ人を連れてくるとは」

 

創の話が終わり、一段落ついたところで砕城が感心したように言う。

 

「例の件?」

 

創・一輝・ステラはそんな言葉は一言も聞いていない。

 

もちろん加々美も。

 

4人そろって刀華に視線を向けるも、

 

「はい?」

 

当の刀華本人も、首をかしげている。

 

その反応に生徒会のほかのメンバーは困惑を見せる。

 

「む?なんだ違うのか?」

 

「なんだい刀華。もしかして忘れてたのかい?ほら、理事長に頼まれたヤツだよ」

 

「黒乃さんに頼まれた・・・あ、ああッ!!」

 

「本当に忘れていたのですか?てっきりそのために創くんを連れてきたのかと思っていましたのに」

 

「・・・あぅ、珠雫さんとの試合に集中していて忘れてました・・・」

 

「ねぇ、例の件って何のこと?」

 

 

―――例の件説明中―――

 

奥多摩の合宿所に巨人(?)が現れた!

このまま合宿所に代表選手を連れて行くのは危ない?

掃除ついでに安全確認をしよう!

 

――――――

 

 

「巨人ねぇ・・・」

 

ステラが、巨人と聞いてはしゃいでる横で、創はひとり呟いた。

 

「創先輩は、ステラちゃんみたいにワクワクしないの?」

 

そばにいた加々美が聞いてくる。

 

「いや・・・、順当に考えれば伐刀者の仕業じゃねーかな、と」

 

「夢がないなぁ・・・」

 

創の返答にため息をつく加々美。

 

「んで、お前も行くのか?」

 

「もちろん!こんな面白そーなネタ、新聞部としてほっとけないっしょ!」

 

「ふっ・・・だろうな。

んじゃ、俺も行くかぁ」

 

「え?始めから行くつもりじゃなかったの?」

 

「おいおい、俺は副部長だぜ?部長のサポートをするのは当然だろう。

お前が行かなければ俺も行かないさ」

 

「・・・別に私に合わせる必要ないよ?」

 

「俺がそうしたいからそうするだけだ。気にすんな」

 

「それならいいけど・・・」

 

 

こうして、生徒会メンバー+4人は週末に奥多摩の合宿所に向かうこととなった。

 




いかがでしたでしょうか。

ゴーレム戦はカットします。

代わりに、アニメの展開を入れます。
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