――コンコン
硬い物に何かがあたる音が聞こえる
静寂の中の音に意識を睡眠という名の水面上に浮上を試みるがどうやら睡魔はこれを認めてはくれないらしい
私は再び意識を深く沈めていく
「おーい――、入るぞー?」
叩かれる音だけでなく人の声も聞こえる・・・
だが沈み始めたものを再び浮上させるにはただ浮上させる時とは比べ物にならないほどの力が必要なのだ
「―――、起きろー――ン」
どうやら私を起こしに来たようだ沈んだ意識はなかなか戻ってきてはくれない
ごめんなさい。と言おうするが声は出ず、ほんの僅かに口元が動くだけになってしまう
このまま眠ってしまう事にわずかの罪悪感が残るがこの睡魔には打ち勝てず、意識は深く深く沈んでいく
「もう、しょうがないか♪」
(・・・?)
もう半分以上動いていないかもしれない脳が謎の違和感を知らせる
やけに声が嬉しそうじゃないか?それに何故か背中の方がわずかにあたたかくなったような・・・
私はその違和感に意識を半ば無理やりに引き上げ、寝返りを打ってから薄く目を開く
やはりそこまで大きく目は開けられず、ぼんやりとしか視界が確保できない
徐々に視界がはっきりとしていき、目の前に合ったのは・・・
「・・・っ!?」
・・・よく知った奴の顔だった
「な、な、何してやがんだ!!ハク!」
「ん?あ、起きたのか。おはよー」
顔を真っ赤にして声をあげるブランに対し、ハクは何という事は無いかのように朝の挨拶を言っている
「おはよー。じゃねぇ!朝っぱらから何してくれてんだ!!」
まるで変身後のような口調になっているだがそんな事は気にしていられない
「何ってブランのかわいい寝顔を堪能してただけだ」
「・・・」
どうやら当の本人には後悔の念はおろか反省の色は見えておらず、起こる気も起きないが一つだけ決めた事がある
ブランの身体はひかりだし栗色だった髪はきれいな水色に、その瞳は澄んだ青色から対称的に血走ったような赤色へと変わっていた
ブラン達、守護女神の能力を持った者にのみ許された力『女神化』
「え、えと・・・ブラン?い、一体何を・・・」
早くもハクはこの状況を理解したようで戸惑いを見せるが女神化を済ませたブランは何も答えず右手をのばすと自分の背丈以上ありそうなハンマーを召喚する
「ブ、ブラン?ブラン様?あなたは女神ですが わ、私は人間でして・・・あの、その状態では流石に私の命がですね?」
急に態度を変えたようにしゃべっているがどうにも私にはよく聞こえない
私はハンマーを振り上げるとハクに言葉をかける
「確かに人間を守るのは女神の使命だが部下の教育は上司の大事な義務だからなぁ?」
「ちょ、ま!」
「反省しやがれええぇぇ!!」
「ぎゃああああぁぁぁぁ!!」
その朝は協会中に謎の爆発音と悲鳴が響き渡ったらしい・・・
始めにも言いましたがかなり短くて申し訳ないです。
次は本気出すぜ!(多分毎回言ってそう・・・)
ということでさすが次はもうちょっと多くしたいと思います
ので頑張ります。 (・・)ノ オー
次回も早いうちに投稿したいと思います
ご閲覧ありがとうございました(^^)ノシ