白夜叉は夜叉のギフトも扱わせた闘いとなりますが、これが果たして正しいのかと問われても分かりかねますので悪しからず。
『ギフトゲーム名〝白夜との決闘〟
・プレイヤー一覧
プライダ・S・ルシファー
・勝利条件
ホストマスターの降伏および打倒。
・敗北条件
プレイヤーの降参および死亡。
・特別ルール
どちらかが死亡により敗北した場合、勝者は敗者を永久隷属させることができる。
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、ギフトゲームを開催します。
〝サウザンドアイズ〟印』
ルシファーは〝
「ふうん。貴女が私を………ね。今の貴女に果たして出来るかしら?」
「ほう?………たしかに今の私は弱体化しておるが、それでも上層の住人だ。油断してると足元を掬われるぞ小娘」
「ふん。言われなくても油断するつもりはないわ。貴女こそ私をただの堕天使と一緒にしたら―――死ぬわよ?」
「呵ッ!言われんでもわかっておるわい。小娘とて私も手を抜くつもりはない!―――覚悟はいいか?」
「ええ、来なさい白夜叉。今の貴女では私を傷つけることすら敵わないってこと―――――教えてあげるわ!」
睨み合うルシファーと白夜叉。互いに体勢を低くしたその瞬間、
「「「「「は?」」」」」
二人の姿は霞の如く掻き消えた。それに観戦者の十六夜・飛鳥・耀・黒ウサギ・ジンは間抜けな声を発した。
黒ウサギは辺りを見回して二人の行方を捜す。
「え?白夜叉様とルシファーさんは何処へ!?」
「本当ね。何処へ行ったのかしら?春日部さんは分かる?」
「さあ?」
「さあ?ってお二人さん!?」
飛鳥と耀の緊張感のない発言にジンが声を上げる。
その一方、十六夜だけは顔は動かさずに眼だけ何かを追うように動かしていた。
「オイオイ、目で追うのがやっととかどんだけ馬鹿げてるんだよ白夜叉と堕天使ロリの奴………ッ!」
「………え?十六夜さんには白夜叉様とルシファーさんが何をしているのか分かるのですか!?」
「え?それは本当なの十六夜君!?」
「なら私達に分かりやすいように戦況を教えて」
「ああ。戦況、つっても俺でもアイツらがどんな戦いを繰り広げてるのかまでは分からねえな。言えることはただ一つ―――お互いにありえない速度でぶつかり合ってる、ってところかな」
十六夜は目を細めて上空を見上げて説明する。背中には心地いい冷や汗を流しながら。
黒ウサギ達は目で追いきれないほどの速度で戦っている二人よりも、それを辛うじてでも追っかけられている十六夜の超人的な動体視力に驚いたのだった。
―――――――――――――――
地上で十六夜達が驚いている最中、白夜叉とルシファーは共に光速とはいかないものの、第五宇宙速度は優に超える速度でぶつかり合っていた。
「あら?弱体化してるから私の速さについてこれないのかと思ってたわ」
「ハッ、星霊を舐めるものではないぞ?小娘!!」
「星霊、星霊って………今の貴女は端くれでしょう?」
「フン。揚げ足をとっている暇があるなら―――防御せい!」
白夜叉は大気を容易く切り裂く蹴りを放つ。するとルシファーは避けることなく片手で受け止めた。
「ふふ。今の貴女の攻撃は回避どころか防御する必要もないから平気よ?」
「くっ………舐めるな!」
白夜叉はルシファーの手を振り払い、ついでに扇を取り出して広げると、真横に振るい巨大な竜巻を発生させる。
その巨大な竜巻は雪原を抉りながらルシファーへと襲いかかる―――が、
「生憎だけど―――通じないわ」
ルシファーは焦る素振りすら見せずに、右手を前に出して黒い魔法陣のような丸く平面なものを出現させて竜巻を受け止める。
そして次の瞬間には、竜巻を四方八方へ弾き飛ばし霧散させた。
「チッ………!ならばコヤツはどうだ!往け!水龍よッ!」
『GYEEEEEAAAAAaaaaaaa!!!』
白夜叉は湖畔に向かって呼びかける。すると湖畔を張った氷を砕いて巨躯な大蛇が―――否、水龍が姿を現して雄叫びを上げた。
ルシファーは少しピクッと反応を見せるが、水龍を前にしてもその余裕な笑みは一切崩れなかった。
水龍は紅い双眸でルシファーを捉えると、巨大な口を開いて火焔を吐く。
『GYEEEEEAAAAAaaaaaaa!!!』
「ふふ。それも私には効かないわ」
ルシファーは再び黒い魔法陣を出現させて、水龍の火焔を簡単に凌ぎ―――竜巻と同様に火焔も弾き飛ばされ霧散する。
黒い魔法陣を消して今度は右手を掲げると、ブツブツと何かを唱えて、
「―――〝龍殺し〟の魔剣」
頭上に黒い魔法陣が現れ、その中から一本の大剣が出てきた。魔剣に相応しい、黒い刀身を持つ大剣が。
ルシファーは魔剣の柄を握ると水龍の頭上に躍り出て、
「―――フンッ!」
水龍に向かって魔剣を振り下ろす。漆黒の軌跡を描くと共に水龍の体は頭から尻尾の先まで綺麗に真っ二つに割れて、断末魔を上げる間も無く霧散した。
白夜叉は龍をたった一撃で真っ二つにしたことと、ルシファーが持つ魔剣を見て驚愕した。
「な、それは!魔剣グラムだと!?何故それをおんしが持っておるッ!」
「………はぁ。白夜叉、貴女何か勘違いしてるわね?」
「何?」
「コレは魔剣グラムなんていう大層な代物ではないわ。コレは私が魔法でたった今造り出した―――龍を殺すためだけの力を宿した剣。それ以外は何も斬れない
「は?」
ルシファーの言葉に素っ頓狂な声を上げる白夜叉。その刹那、ルシファーは魔剣を白夜叉に向けて投擲した。
白夜叉はハッと気がついて、扇を振るって魔剣を叩き落とそうとした―――が、
「な………っ!」
扇で叩き落とそうとした魔剣はガシャァアン!と音を立てて砕け散り、霧散してしまった。
ルシファーは6対12枚の黒い翼を広げて空を舞い、白夜叉の数メートル向かい側に移動すると微笑した。
「ね?私の言った通り龍しか殺せない魔剣でしょう?」
「………そうだの。まさかとは思うが、〝星霊殺し〟の武具を魔法で造れたりするのか?」
「どうかしらね。造ろうと思えば造れるんじゃない?―――まあ、そんなものを造ってしまえば勝敗がすぐに決してしまってつまらなくなってしまうから造るつもりはないけど」
「ほう………これは随分と舐められたものだの!」
ルシファーの挑発と取れる発言に殺気を滲ませる白夜叉。その様子を楽しそうに見つめるルシファー。
白夜叉は地上に向けて右手を翳すと、雪原に亀裂が入り無数の岩塊が彼女の周りに集う。そして、
「フン。風も火も通じぬのなら―――大地の力でどうかの!」
白夜叉が右手を前に突き出すと、彼女の周りにあった無数の岩塊は、一斉にルシファーに牙を剥いた。
だがルシファーはこれにも一切動じず、右手を前に出して黒い魔法陣を展開することで全ての岩塊を弾き飛ばし霧散させた。
ルシファーは落胆したように深い溜め息を吐く。
「………はあ。無駄だってことが分からないのかしら?」
「ふふ。分からんのう………おんしがそうやって油断するせいでな!」
「何?―――――ッ!?」
ルシファーは自分の周りに極小サイズの白い球体が浮いていることに気づく。そしてその一つ一つが極小サイズの太陽だと理解した瞬間、
「消し飛べ小娘ッ!!」
白夜叉の一喝と共に一斉に大爆発を引き起こしてルシファーを何千度もの爆炎が呑み込む。
これで〝死亡〟とはいかないかもしれないが、致命傷は負わせられたと白夜叉は自負した―――が、
「不意打ちとは中々やるわね。だけど―――効かないわ」
「………何だと!?」
ルシファーは無傷で爆炎の中から姿を現した。黒い球体を纏って。
白夜叉は驚愕した。確実に不意を打てたと思っていた一撃は、いとも簡単に凌がれてしまったことに。
ルシファーは少し嬉しそうな笑みを浮かべた後、
「ふふ。そろそろお遊びはおしまいにしようかしら。いい加減に飽きてきたのだし」
「何?」
白夜叉が怪訝な瞳をルシファーに向けた瞬間、彼女の姿が霞の如く掻き消え―――白夜叉の腹部に激痛が走った。
「ガッ!?」
「悪いけど、もう終わらせてあげるわ!」
白夜叉の腹部を襲った激痛。それはルシファーが第六宇宙速度で白夜叉の腹部を全力で殴りつけたことによるものだった。
白夜叉は第六宇宙速度で吹き飛び、遥か彼方にある山脈に叩きつけられた。
「ぐっ………己ッ!!」
怒号と共に山脈を殴りつけて亀裂を入れ、山の頂を吹き飛ばすことによって自分自身に喝を入れる白夜叉。
だがふと上空を見上げると、ルシファーが右手を掲げて極大サイズの黒い球体状の闇を生み出していた。
白夜叉はソレを見て戦慄した。
「(ま、不味い!?アレは恐らく私を―――星霊を殺しうる力を宿した闇の塊ッ!!!まともに喰らえば死ぬ………ッ!!これほどか………!)」
白夜叉は一瞬、『降伏』の二文字が脳裏に浮かんだが―――これは試練ではなく〝決闘〟だ。アレを回避できる術があるというのに、簡単に勝ちを譲るわけにはいかなかった。
「(やれやれ。よもや空間系のギフトの使用を余儀なくさせるとはのう。天晴れだ―――ルシファーよ)」
白夜叉は目を閉じて、ルシファーが放った極大な闇球が眼前まで迫った瞬間―――白夜叉の姿が霞となって掻き消えた。
―――――――――――――――
時は少し遡り、ルシファーは全ての魔力をこの極大な闇の球体に籠めて、白夜叉に放とうとしていた。
「(………はぁ、はぁ。この一撃で―――決めるわッ!!)」
球体状に束ねた闇に全ての魔力を籠め終えると、ルシファーは白夜叉に向けて怒号一閃で放った。
「―――ハァアアアアア!!!」
ルシファーの放った極大な闇球は瞬く間もなく白夜叉の下に到達し、彼女と彼女の周りのもの全てを闇が呑み込んでいく。
ルシファーは魔力が尽きたことにより魔法の力が失せる。さらに星霊化が解除されたことによって突如全身を襲った激痛に苦しむが、それでも目の前の光景から目を逸らさず見つめ続けた。
彼女は魔力が尽きて疲労困憊に加え、〝金星の悪魔〟と魔法の併合により無理矢理自身の星霊化を長引かせたことによって、翼で浮いているのがやっとの状態まで弱っていた。
だがこれでいいのだ。弱体化している白夜叉に、第六宇宙速度で放った闇を避けれるはずがないのだから。
「―――ふふ。よもやこの私がここまで追い詰められようとはの」
「え?」
今ごろ闇に呑まれて死亡しているはずの声が、ルシファーの耳に届く―――が、振り返ることは叶わなかった。
「―――――ぁ」
ドズッ、と鋭く焼けるような痛みが、ルシファーの胸元に走った。
ゆっくりと視線を自分の胸元に向けると―――紅い手がルシファーの胸元に生えていた。
その紅い手が誰のモノかなど、背後を振り返らずとも分かった。
「………しろ……や、しゃ……………」
そう。ルシファーを背後から黒い翼ごと胸を、心臓を貫いたのは―――白夜叉だった。
ゴポリ、とルシファーの口から大量の血が零れる。視界も揺らぎ、意識が朦朧とし始める。
白夜叉は申し訳なさそうな顔で謝った。
「すまんな、ルシファーよ。試練だったのならば勝ちを譲ってやりたかったのだが………決闘は互いの命を賭けて死闘を繰り広げるもの。私も簡単にやられるわけにはいかんのだ。だから―――許せ」
白夜叉はそう言って勢いよく紅く染まった手を抜き取る。その瞬間、塞き止められていた血は一斉に噴出し、宙に紅い華を咲かせながら夥しい量の血が流れていく。
もはや浮いていられる力すら失ったルシファーは、真っ逆さまに雪原へと落下していく。
宙に血を散らしながら落下していくルシファーを、白夜叉は抱き止めて地上へ降りた。
白夜叉は血まみれのルシファーをその場に寝かせて脈と心音を確認する。だが脈は無く、心音も完全に止まっていた。
これで勝敗は決した。ルシファーの死亡により、白夜叉の勝利となった。
―――――――――――――――
「ルシファーさん!?」
ゲームが終わるや否やで飛鳥が一目散に駆け出して血まみれのルシファーを見て蒼白させながら抱き寄せる。
飛鳥は白夜叉をキッと睨んで泣きながら叫んだ。
「白夜叉ッ!!どうしてルシファーさんを、殺したのよ!ルールには………降参だって、あったはずよ!!」
「うぐ、だがルシファーの性格上、降参はありえんと思ったのだよ。だから」
「だから、何?そんな、の!貴女の憶測、でしょう!?誰が、ルシファーさんが、降参しないって―――決めたのよ!!」
飛鳥は断固として自分の意見を貫く。白夜叉は困り果てると、十六夜が真剣な表情で口を開いた。
「お嬢様の言い分は分かるぜ。だが決闘を望んだのは他の誰でもない、ソイツじゃねえか。最初に白夜叉は忠告してただろ。決闘の場合は命の保証はしないってよ」
「そ、それは………でも、降参もアリみたいなこと書いてあるから」
「オイオイお嬢様。堕天使ロリは白夜叉を殺そうとしたんだぜ?なら逆に殺される覚悟もあったはずだ。違うか?」
「そ、そうかもしれないけど………けど」
「往生際が悪いぜお嬢様。好きな相手を殺されたからって八つ当たりはねえだろ」
「は、はあ!?だ、誰がルシファーさんの事を好きって言ったかしら!?か、勘違いも甚だしいわよ十六夜君っ!!!」
顔を真っ赤にしながら否定する飛鳥。それに十六夜がニヤニヤすると、耀が何やら不機嫌そうな顔で飛鳥に言った。
「私という友達がありながらルシファーのことばっかでズルいよ。少しは構ってほしいかな」
「え?あ、ごめんなさい春日部さん!私、そういうつもりじゃ………!」
「うん、分かってる。飛鳥は優しいからルシファーが心配で仕方がないんだよね?―――だから今日は譲ってあげる」
「え?」と最後の方はまるでルシファーに話しかけるような口調で言う耀に、怪訝な瞳を向ける飛鳥。すると、
「―――人間に言われなくても、飛鳥を独り占めするつもりはないわよ」
「え?―――ルシファーさん!?」
聞こえてくるはずのないルシファーの声に、飛鳥は彼女を見て驚愕した。
飛鳥の余りの驚きようにルシファーはキョトンとした顔で固まる。
「………何よ。私の顔に何かついて―――」
「ルシファーさん!!」
「え?―――むぐっ!?」
ルシファーが何かを言おうとしたところを、飛鳥が彼女に抱きついた。ルシファーの顔は飛鳥の発育のいい胸へと押し込まれる形で。
その様子に黒ウサギは慌ててジンの目を塞ぐ。耀がさらに不機嫌そうな顔を見せる中、十六夜と白夜叉はニヤニヤと眺めている。
十六夜はふと視線を黒ウサギの豊満な胸に向けて一言、
「俺だったらお嬢様のより―――黒ウサギの胸に顔を埋めてみてえな!」
「な、ななな!何をお馬鹿なことを言ってんですか十六夜さん!?」
「馬鹿言え。黒ウサギの豊満な胸は私のモノだ!小僧なんぞに譲るものかッ!!」
「白夜叉様のモノでもないのですよ!?このお馬鹿様方ッ!!!」
ジンを離した黒ウサギならぬ赤面ウサギは、ハリセンを取り出しスパパァアン!と
その光景にジンが痛い頭を抱えていると、ルシファーは身をよじってなんとか飛鳥の胸元から顔を出して、少し涙ぐみながら怒った。
「プハッ!………ちょっと飛鳥!?貴女白夜叉に永久隷属することで蘇生を果たした私をもう一度黄泉へ送るつもりかしら!?」
「あら、それはごめんなさいねルシファーさん。だけど、本当に良かったわ!あのまま二度と目覚めないんじゃないかって思ってたら私―――っ!」
安心したせいか、また涙が零れてしまう飛鳥。ルシファーは驚いた表情を見せるが、スッと目を細めて優しげな瞳で飛鳥を見つめ―――彼女の頭を優しく撫でてあげる。
「心配、させちゃったみたいね。ごめんなさい………飛鳥。だから―――もう泣かないで」
飛鳥の頭を優しく撫でながらそう囁くルシファー。普段の彼女からはありえないくらい優しかった。
「(ルシファーさん………本当は凄く優しい子なのね。それにこの頭を撫でられる感覚―――前に何処かで)」
―――ん?前に………何処かで?
飛鳥はふと口にした言葉に、首を傾げる。その様子にルシファーは頭を撫でるのをやめて小首を傾げた。
「………飛鳥?どうかしのかしら?」
「え?―――ああ、いえ!何でもないわ!………それと、慰めてくれてありがとうルシファーさん」
「ふふ。どういたしまし―――って別にアンタのためにやったわけじゃないんだからねッ!!」
ハッとしていつもの
「って、ちょっと待って!」
「こ、今度は何よ?」
「ルシファーさん!白夜叉に永久隷属したってどういう意味かしら!?
「え?―――それは、先程のギフトゲームのルールに『どちらかが死亡による敗北の場合、勝者は敗者を永久隷属できる』というものがあったからよ―――って何で私勝手に喋ってるのかしら!?」
飛鳥の言葉に力が宿り、ルシファーはいつの間にかペラペラと話してしまった。
驚くルシファーを余所に、飛鳥はユラリと立ち上がり―――白夜叉を睨みつけて、
「ルシファーさんを永久隷属させるとか―――どういう了見かしらね?白・夜・叉?」
額に青筋を立てながらもにこりと笑い、だが瞳は笑っていない飛鳥が白夜叉に問いただす。
この時、白夜叉だけでなく十六夜・耀・黒ウサギ・ジンの四人も、何か言い表せない寒気を感じた。
そして白夜叉は延々と飛鳥に問い詰められるのだが、これはまた別の話である。
リメイク前の設定にある白夜叉に隷属が永久隷属に変わってしまったルシファー………さて、どうなることやら(苦笑)
タグにデアラが追加されていますが、リメイク前と違って霊装と天使のみにしようかと思います。
私のM何某かさんが主人公のSSにデアラの精霊全員出すつもりなので被り防止なのですよ!←