―――時は少し遡り、ルシファーとサタンは屋敷の遥か上空で黒い流星の如く飛び回り、幾度も衝突を繰り返していた。
互いの属性が『闇』なため相殺されて共に無傷に等しかった。
代わりに屋敷の周りの木々が散乱していたり、地面が所々陥没していたり、建物が消し飛んでいたりなどジャングルが焦土と化していた。
そんな光景を二人は気にも留めずに幾千万とぶつかり合っていく。このままでは一向に勝敗は決しないだろう。
ルシファーは一旦サタンから距離をおき、呼吸を整える。
「………まったく、どうしてサタンも『闇』なのよ。早く貴女を倒して飛鳥達と合流したいのだけど」
「我は貴女の化身だからな。実力はほぼ互角で司っている属性も同じ。唯一違うと言えば―――」
「ええ。貴女は龍化出来て、私は星霊化出来るってことよね?」
「そうだ―――って我の台詞を取らないでくれるか我らが主よ!?」
台詞を奪われて唇を尖らせて怒るサタン。それをニヤニヤと笑いながらルシファーは見つめた。
「―――と言っても私の星霊化は本来は戦闘用じゃないのよね。白夜叉との闘いで星霊化したけど、結局強引に星霊化の時間を引き延ばしたせいで解除後は体中悲鳴を上げて動けなくなった挙げ句無様に殺されて永久隷属させられるはめになってしまったわ」
「そうだったな。ならば我も七頭十角の赤い龍に変幻したとしても、〝龍殺し〟の魔剣で斬られれば瞬殺されるしな………」
互いに強力な切り札を持つが、デメリットがあるため使用するのは躊躇ってしまう。
「………たしか、貴女の星霊化は最長でも1分が限界だったか?それ以上の星霊化は肉体の限界を超えて―――木っ端微塵になる、んだったよな?」
「そうよ。星霊化についてアスタロトにそういう残酷な未来があるかもしれないから気をつけて、って忠告されてたわね」
ルシファーは肩を竦ませて笑う。〝木っ端微塵〟とは穏やかではないのだが。
サタンは苦笑したあと、スッと目を細めて屋敷の方を見る。
「………どうやら貴女が心配する必要はなさそうだぞ?」
「あら?それはどういう―――」
意味かしら?と言う前にゲーム終了の合図なのだろう。木々が一斉に霧散した。
ルシファーはサタンの言葉の意味を理解して闇の剣を消して屋敷へと目を向ける。
「そう。無事にクリア出来たのね」
「ああ。これで我の役目もひとまず終了だな」
「あら、それは残念ね。私を殺しに来たんじゃなかったのかしら?」
「い、いや!あれは言動を誤ってしまってだなッ!と、兎に角、我は貴女を殺すつもりはないのだッ!!」
両手をブンブン振って弁解するサタン。それにルシファーは「そう」と返して、
「違うなら良かったわ。………そう言えば私と戦う前に比べて口調が柔らかくなってるわね?」
「ああ。駄バエのせいで溜まったストレスを貴女にぶつけてたらスッキリしたんでな」
「……………そう。私はサタンのストレス解消道具にされていたのね。まあ別にどうでもいいけどね!ええ、本当にっ!!」
「そう言いつつ凄い拗ね顔なのはつっこんだ方がいいのか?」
「口にしてるじゃない!こうなったらサタンの翼弄りでストレス発散させてもらおうかしらっ!!」
「は?いや、ちょっと待てルシファー!?ってこっち来るなッ!!」
「問答無用よッ!!」
逃げるサタン。追うルシファー。戦いからなぜか鬼ごっこに変わっていた。
そこへガルドを倒した飛鳥達が来て呼び止める。
「ルシファーさん!終わったから戻りましょう!」
「飛鳥を待たせたら許さない」
「あはは………」
彼らの声にルシファーは残念そうにサタン(の翼)を見つめて追跡をやめた。
「残念だけど飛鳥達から召集がかかってしまったわ。貴女とはここでお別れのようね」
「そ、そうか(た、助かった)」
サタンはホッと胸を撫で下ろした。ルシファーは一瞬不機嫌そうな顔をしたが、飛鳥達を待たせるのは悪いので表情を戻して手短に済ませる。
「それじゃあ私は行くわね。恐らくまた襲ってくる気なんでしょう?」
「そうだな。あの駄バエのことだ、何度も邪魔しに来るかもしれないが………相手してやってくれ」
「そうね。善処するわ」
ルシファーは苦笑して飛鳥達の元へ向かった。それを見届けたあと、サタンも門の向こう側を見つめて、
「我も戻るか」
12枚の黒い翼を羽ばたかせてベルゼブブ達の元へ向かっていった。
一方、ルシファーは飛鳥達と合流するや否や、飛鳥に睨みつけられていた。
「ルシファーさん!何が〝大丈夫〟よ!外道の攻撃は防げても壁に叩きつけられた際の衝撃で負傷しては意味ないじゃない!」
「え?まさか怪我をしてしまったの飛鳥!?」
「いえ、私ではないわ。春日部さんが吹き飛ばされた時に背中を壁に強打してしまったのよ」
「そう………飛鳥が無事で良かったわ」
ルシファーは飛鳥が無事で安堵した。「え?」と飛鳥達が驚いて、飛鳥は髪の毛先を弄りながら頬をほんのり赤らめた。
「し、心配してくれてたのね………ありがとうルシファーさん」
「当然よ。だって飛鳥は私の大切な―――ハッ!?」
「へ?大切な、何?」
「……………っ、な、何でもないわっ!!」
慌てて誤魔化すルシファー。顔を真っ赤にしている時点で誤魔化せていない気がするが。
飛鳥が首を傾げている中、耀は不機嫌そうな顔でルシファーの背後を取り羽を掴もうと手を伸ばすが―――ヒラリと避けられてしまった。
「………む」
「生憎だけど弱点の羽を触らせるつもりはないわ。あの時は散々な目に遭わされたからもう懲り懲りよ」
ルシファーは耀から数歩離れて警戒態勢に入る。耀はムスッと不貞腐れた。
耀が不機嫌なのは、ルシファーが自分を心配する素振りを一切見せてくれないことと、羽弄りが出来ないことにだ。
飛鳥を心配してくれていることは勿論嬉しいのだが、自分のことも少しは気にかけてくれてもいいじゃないか、というのが耀の現在の心境である。
それに気がついたのか飛鳥がルシファーに言った。
「あら?春日部さんは私の友達よ。仲良くしてくれないのかしら?」
「………却下。なんでその人間なんかと仲良くしなければいけないのかしら?」
「え?だってあの時春日部さんの名前を呼んでいたからてっきり」
「ああ、それね。そんなの―――油断させるために決まってるじゃない。本当は人間とハグするとか死んでもお断りだわ」
「なっ!?」
飛鳥は絶句した。まさかガルド戦の前に見せた優しい一面は偽りだったとは思いもしなかったのだろう。
本当は偽りではないのだが、ルシファーの性格が戻りつつあるのは、サタンとの戦闘により『闇』を吸収したことで『光』の侵食を抑え、さらに弱らせたからである。
勿論そんなことは飛鳥は知るよしもない。耀が悔しそうに拳を握っているのを見て、飛鳥はキッとルシファーを睨んだ。
「………そう。ルシファーさんが春日部さんと仲良くしてくれないのなら―――私は貴女とは絶交よ」
「………ぇ?」
〝絶交〟と言われてルシファーはピシッと固まる。飛鳥は気にせず耀の手を取った。
「さ、ルシファーさんなんか放っておいて行きましょう?春日部さん」
「え?でも飛鳥」
「いいわよ、別に。私だって人間だもの、一緒になんかいたくないはずだわ」
「……………っ!待っ」
「待たないわ。さ、ジン君も行きましょう?人間組はさっさと退散してあげないと彼女に失礼よ」
飛鳥はジンの手も取ってルシファーを置き去りにして歩き出す。
ジンは心配そうに後ろをチラチラ見ながら飛鳥に言う。
「あ、飛鳥さん!?ルシファーさんにあんなこと言っちゃって大丈夫だったんですか!?」
「ええ。こうでもしない限りルシファーさんの人間嫌いは克服できないと思って、ね。可哀想だけどしばらくルシファーさんと関わっちゃ駄目よ」
「え?で、ですがそれでは逆効果じゃないですか?」
「そうね。でもルシファーさんは寂しがり屋だから孤独を嫌って自分から来ると思うわ」
「え?」とジンと耀は間の抜けた声を発した。飛鳥はクスクスと楽しそうに笑う。
「頭を撫でた時とか、抱きしめた時とか嫌々言っておきながらも受け入れてくれていたし、添い寝した時なんかは寝言で『一人にしないで』って言ってたもの。間違いなく寂しがり屋よ」
「そうなんだ」
「ええ。だからしばらく放っておきましょう。………本当のこと言うと春日部さんを酷く言った罰として、だけどね」
そっちか、と耀とジンが苦笑いを浮かべた。飛鳥は笑みを浮かべて、ふと心配になって振り返る。
「………大丈夫、よね?」
―――――――――――――――
「クハッ!吹っ飛べクソガキ!!」
「ハッ!そりゃこっちの台詞だ魔神様!!」
ベルゼブブが打ち出した第三宇宙速度の拳を、同速の拳で迎え撃つ十六夜。
二人の衝突はアスタロトの氷の結界を震動させる。造りが脆ければ容易く崩壊していただろう。
結界内に収まっていた建物は既に倒壊しており、結界がなければ大惨事になっていたことだろう。
そんなことはお構いなしに、星を揺るがすほどの一撃同士が何度も何度も何度もぶつかり合い、足場も平らではなくクレーターだらけになっていた。
ベルゼブブは後方に跳躍して十六夜と距離を取り、燻んだ深緑の短髪を掻き上げて笑う。
「クッハッハ!しかし手加減してるとはいえ俺様とここまで互角に戦えるとはなァ!おめぇは本当に人間か?」
「ヤハハ、悪いが俺は生粋の人間様だぜ?つか魔神ってすげえな!殴り合いだけでこんなに楽しめるとは思わなかった」
「オゥ!当たり前だ!俺様もおめぇとはいずれ本気で戦ってみたくなったぜェ!クソガキ、名は?」
「逆廻十六夜だ。以後よろしく魔神様」
「十六夜かァ。よし覚えたぜェ」
ケラケラと笑うベルゼブブ。ヤハハと笑う十六夜。
ベルゼブブはスゥ、と笑みを消して背にドクロの模様がある羽虫のような4枚の羽を広げて空を舞う。
十六夜は危険を察知して身構えた。するとベルゼブブは三日月の笑みを見せて十六夜に向けて手を突き出した。
「模擬戦はここまでだァ!次は力試しだ、おめぇの力―――見せてもらうぜ!!」
瞬間、緑色の魔法陣を展開しそこから暴風を発生させ―――巨大な竜巻となって十六夜を襲った。
十六夜はその一撃に牙を剥いて笑い、
「―――カッ、しゃらくせえッ!!」
殴りつけて竜巻を霧散させた。ベルゼブブは手を叩いて笑う。
「………ほォ。この程度じゃ簡単に凌がれるかァ………まァ吸血鬼のお姫様には『殺すな』って言われてるからな。悪いが今日はここまでだ」
「そか。次はアンタの全力とやり合える日を楽しみにしてるぜ」
「アァ、楽しみにしとけェ」
嬉々とした笑みを交わした十六夜とベルゼブブは視線を黒ウサギとアスタロトに向けた。
―――――――――――――――
「―――ハァ、ハァ………当たら、ない………ッ!」
黒ウサギは軍神・帝釈天より授かった三叉の金剛杵―――〝
一方、アスタロトは一切息を切らしておらず平然と黒ウサギの前に立っていた。
「………黒ウサギさん。私は未来を見通せる瞳を持ちます。闇雲に攻撃しても当たりませんよ」
「そ、そんなの言われなくても分かってるのです!」
黒ウサギは〝疑似神格・金剛杵〟を仕舞って地面に亀裂を入れてアスタロトに肉薄した。
黒ウサギの拳はやはり当たらず躱される。黒ウサギがどこへ攻撃するのか分かるアスタロトには、そういう手は通用しないのだ。
かといってフェイントをしても未来視できる彼女を欺くことはできない。
もし通じるとすれば、分かっているのに回避不可の速度、広範囲に及ぶ攻撃。若しくは不可視の攻撃くらいだろう。
「(不可視のギフトは黒ウサギは持ってないのですよ………。かといってインドラの槍を使用したとしても向かう先を読まれてしまえば当たらないですし………一体どうすれば―――)」
と、頭を悩ませていたその時。
『ふふ、お困りのようですねー。助けてあげましょうかぁ?』
「へ?」
黒ウサギの脳内に直接響いた少女の声が思考を停止させた。さらに素っ頓狂な声を発する黒ウサギ。
「えと、貴女は誰なのですか?」
『名前ですかぁ?そぉですねー………教えてあげてもいいですけどぉ、今はこちらが質問してるんですよー?あとでにしてくれませんかぁ?』
「え?あ、はい………分かりました」
少女の名前が知りたかったが、あとで教えてくれるようなので大人しく聞いた。
その態度をお気に召したのか、少女は『まぁ!』と興奮気味に声を発した。
『いいですねー、素直に私の言うことを聞いてくれる可愛い子は大好きですぅ!』
「は、はぁ」
『ふふふ。それでぇ………ウサギさんは私の助けは欲しいですかぁ?いらないですかぁ?』
「………そうですね。正直言いますと黒ウサギのお手伝いをしてくださるととても助かるのです!打つ手がなくって困っております………」
ウサ耳を垂れさせて肩を落とす黒ウサギ。少女は笑って承諾した。
『いいですよぉ、可愛い女の子の頼みですから手伝ってあげますぅ』
「あ、ありがとうございます!」
『ふふ、お礼なんていいですよー。それより戦う相手は誰ですかぁ?』
「はいな。目の前で黒ウサギを見上げているアスタロトという少女なのです」
黒ウサギがアスタロトを指さすと―――『きゃーっ!』という少女の奇声がした。
『え?え?もしかしてあの小柄な可愛らしい女の子がウサギさんの戦う相手のアスタロトさんですかぁ!?』
「い、YES」
『まぁ、まぁっ!いいですねぇ、いいですよー、物ッ凄く可愛い女の子じゃないですかぁ!お持ち帰りはオッケーですかぁ?』
「それはNO!」
黒ウサギが駄目と言うと、『ああん、ウサギさんのいけずぅ』と少女は甘ったるい声を発した。
黒ウサギはガクリと肩を落とす。そんな様子を見ていたアスタロトは小首を傾げて黒ウサギに尋ねる。
「………あの、黒ウサギさん?一人で何を喋っているんですか?」
「へ?―――あ、いえ!なんでもないのですよ!」
慌てて両手を振って誤魔化す黒ウサギ。疑問符を頭に浮かべながら小首を傾げるアスタロト。
その仕草にまた少女は奇声を上げた。
『きゃーっ!イチイチ仕草が可愛らしい子ですねぇ。四糸乃ちゃんクラスの可愛さですぅ!こんな可愛らしい子は傷つけたくないですよぉ』
「え?だ、駄目です!黒ウサギは彼女に一撃与えるという〝試練〟を行っているのです。ですから」
『ふふ、冗談に決まってますよぉ。そうですねー………あの子には恐らく私の〝声〟は通用しそうにないですねぇ。操るという選択肢はなしですぅ』
「え?〝声〟で人を操れるのですか!?」
『はいー。私の〝声〟を聴いた人間は簡単に私の虜に出来て操れちゃいますぅ。イチコロなんですよぉ?』
少女の言葉に黒ウサギは驚く。〝声〟で操ると言えば飛鳥の〝威光〟も同じだ。
違う点は飛鳥の〝威光〟は嫌々従わせているのに対し、少女の〝声〟は相手を虜にしてしまうというところだろう。
「(〝声〟で相手を虜に………凄いギフトなのですよ!)」
黒ウサギが独り興奮していると、少女は良い案が浮かんだように『あっ!』と声を上げた。
『いいこと思いつきましたー。ウサギさぁん!』
「はい?なんでございましょうか?」
『大きく息を吸ってください。いいですねぇ?大きくですよー』
「え?は、はいな。―――スゥ………!」
黒ウサギは体を反らしながら大きく息を吸う。少女は言った。
『では私が合図を送りますのでぇ、あの子に向かって大声を出してください。いいですねー?』
少女の声に頷く黒ウサギ。そして―――
『いきますよー?さん、ハイ!』
「ああああああああああッ!!!」
少女の合図で黒ウサギは大絶叫のような大声を上げた。すると、
「―――ッ!!?」
同時にアスタロトの顔が、胸が、腹が、手足が一斉に衝撃波に襲われた。
『音の壁』とも形容するべき不可視の圧力が、アスタロトの全身に叩きつけられる。
アスタロトは驚愕の表情と共にその小柄な体躯を宙に舞わせ背後の氷の壁に叩きつけられた。
その様子を一番驚いたような表情で見つめ固まる黒ウサギ。少女はクスクスと笑った。
『いいですねー、素晴らしかったですよぉウサギさん!』
「………い、今のは一体」
『ふふ、それでは私はこれで失礼しますねー。また何かありましたら呼んでくださいウサギさん』
「え?は、はいな―――じゃなくてお名前を」
だがしかし、一歩遅かった。少女の声も気配も感じられなくなってしまった。ガクリと肩を落とす黒ウサギ。
そんな彼女に眼帯を外したアスタロトが歩み寄り声をかけた。
「お見事です。黒ウサギさん。不可視の攻撃はしてやられました。見えなければ未来視できても避けられませんからね」
「……………」
「黒ウサギさん?」
「………へ?あ、すみません!何でしょうか?」
「………何か考え事ですか?あ、私の試練はクリアです。お疲れ様でした」
「は、はい。お疲れ様でした」
ペコリと一礼したアスタロトはベルゼブブの元へ戻っていった。
黒ウサギも一礼して十六夜の元へ戻ろうとしたが、ふとギフトカードが気になって取り出して見た。
ホワイトブラックのカードに黒ウサギ・ギフトネーム〝
「………『誘宵美九』?もしかして先程まで黒ウサギの脳内に直接話しかけていた方の名前でございましょうか………?」
黒ウサギは首を傾げながら自問自答する。そして「あっ」と何かに気づいたように呟く。
「ギフトカードに彼女の名前があるということは―――――黒ウサギと同化しているということですか!?姿が見えないのに声が直接脳内に聞こえるのもそうと考えれば説明がつくのです!」
そう。〝
即ち、どういう原理なのかは不明だが『誘宵美九』という少女と黒ウサギの魂は繋がっているのだ。
先程の〝声〟も『誘宵美九』の力であり、黒ウサギがその力を使えたのは彼女と繋がっていたからだった。
だが黒ウサギは『誘宵美九』という少女を知らない。いつ、どこで出会ったのかも不明だ。なのに繋がっている………全くもって謎である。
これ以上考えても何も出てきそうがないので、黒ウサギは思考を停止させて十六夜の元へ歩を進めるのだった。
はてなのギフトネームは天使名ではなくデアラのキャラ名に変更しました。
問題児キャラはデアラキャラと同化することで精霊の力を使える。
霊装を纏い天使を顕現させることによって通常時より強大な力を得られる。実力は魔神達と互角。ただし相性によって強弱の変動あり。
例としてルシファーとサタンは闇属性なため、光属性以外の天使は相性最悪(火・氷・風など)。
霊装を纏う際―――十六夜とジンは女体化します(正体不明の効果無視)。
以降、余談です←
問題「黒ウサギのパートナー(?)は美九でした!ということは黒ウサギのアイドルデビューは」
黒ウ「ありません!」
十六「あります」
黒ウ「ありませんっ!!」
美九「ありますぅ」
黒ウ「だからあ・り・ま・せ・ん!!ああもう、いい加減にしてください十六夜さんに美九さん!」
問題「そうですね、あります!」
スパァアン!
問題「………なぜ私だけ!?」
黒ウ「美九さんは無理ですが十六夜さんなら本編で叩き放題ですので」
問題「へえ………そっちがその気なら黒ウサギをエッロエロにする十六夜でも」
黒ウ「書かないでくださいっ!」
十六「書け」
問題「了解!」
黒ウ「書かないでくださいって言ってんですよこのお馬鹿様あああああ!!!」
ズドパァアンッ!!
問題「………ッ、これはまた強烈な一撃です、ね―――バタリ」
十六「ヤハハ、問題児愛は気絶しちまったしお開きだな」
美九「そうですねぇ。気絶しちゃってるんでしたらー、この子は私がお持ち帰りですぅ」
十六・黒ウ「え?」
ズリズリズリ………
この日を最後に問題児愛の姿を見たものはいない。
ルシ「てか主人公私なんだけど!?」
飛鳥「私達の出番もなかったわね」
耀「そうだね。次回のこのコーナーの主役は私と飛鳥にしてみせる」
ジン「あははは………」
折紙「私なんて本編でも一言しか喋ってない。出番をもっと増やすべき」
ルシ・飛鳥・耀・ジン「………あっ、」