私は真選組統括最高責任者であり…、   作:ゆう☆彡

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銀時「こりゃあ、俺の出番だな!!」
総悟「旦那ァ。いくらあんたとはいえ、この小説の主人公までは渡せねーな。」
銀時「あぁ?何言ってやがる。原作のタイトル『銀』魂だぞ!?『主人公』は俺だからねっ!?」
神楽「違うネ!今回『万事屋』が活躍するネ!!」
銀時「いやいや!今回は銀さんでしょ!?」
総悟「いーや!主人公は龍姉でさァ!」
銀時「どーなんだ、作者あぁぁ!!」
「「「どーなんだよ!!!」」」

…………えっと、



本文、見てください!!
「「「おいィィィィ!!」」」


物語の転機となる感動的な言葉は、主人公が言うもの。

――――ガラララララ

 

「「えっさ、ほいさ」」

 

――――ガラララララ

 

「「えっさ、ほいさ」」

 

 

 

 

「あの人も意外に真面目なトコあるんスね。不正が許せないなんて。ああ見えて直参ですから、報酬も期待できるかも…。」

「私、アイツ嫌いヨ。しかも、殺し屋絡みの仕事なんてあまりのらないアル。」

「のらねーなら、この仕事おりたほうが身のタメだぜ。そーゆー中途半端な心構えだと思わぬケガすんだよ。それにな……

 

 

 

 

 

 

 

狭いから……。」

 

一人用の駕籠(かご)に三人も乗っているのだ、狭いのは当たり前である。

 

「私たち三人で一人ヨ。銀ちゃん左手、新八左足、私白血球ね。」

―――全く身体が完成してない。

 

「オイ!何ちんたら走ってんだ!標的見失ったらどーすんだ!」

「だーかーらー!!人数オーバーだって言ってんだろ!!」

「あぁ?俺たちはな、三人で一人なんだよ!俺が体で、神楽が白血球、新八は眼鏡。」

「眼鏡ってなんだよ!ってゆーか眼鏡かけてんの!?どーゆう人なの!?!?」

「基本的には銀サンだ。お前らは吸収される形になる。」

――――…………。どうでもいい事だ。

 

 

「あっ!止まりましたよ。」

「行くぞ!後を追うぞ!!」――ガンッ

「いだだだだ!大事な“体”踏んでるよ!!」

 

万事屋が走り出す、

 

「オイちょっと待て!代金!!」

「つけとけ!!」

「つけるってどこに!?」

「お前の思い出にだ!!」

 

訳の分からない会話を残して、標的向かって一直線に走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――ザンッ

「おわああぁぁぁ!?!?」

 

そして邪魔された、

 

 

「総悟の依頼を受けてくれたのはありがたいのですが……

 

無賃乗車は、『死刑』です♪」

 

 

「罪、重過ぎんだろおおおおぉぉぉぉ!!!!」

 

 

万事屋に向かって刀を振り下ろした、坂本龍菜によって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この辺りにある住まいは、この“廃寺”だけです。」

 

龍菜にこっぴどく絞られた万事屋(主に銀時)は、共に鬼道丸の住処と思われる廃寺に来ていた。

 

「ギャアァァァァ……」

 

 

「今、なんか悲鳴みたいなの聞こえませんでした?」

 

万事屋も真剣な顔になる。

 

「お前らはここで待ってろ。」――ザッ

「あっ、銀さん!!」

 

万事屋のオーナー、坂田銀時が自ら敵陣に乗り込んだ。

“味方を危険にさらさせない”。彼の良いところだ。

 

「ギャアァァァァ」「ひぃぃぃぃぃ」

 

悲鳴が響く廃寺の障子を開けて、銀時が目にしたもの、

 

「キャーーー!」「ワーーーー!!」――バタバタ

 

子どもたちが、笑顔で遊んでいる光景だった。

 

「こいつァ、どーゆうことだ?」

 

その光景に釘付けになっている銀時の後ろから、新たな刺客が迫っていることに、

 

銀時は気づかなかった。

 

「どろぼォォォ!!」――ズドン

 

お尻にとんでもない一撃をくらった。

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

 

「申し訳ない、これはすまぬことを致した。

 

あまりにも怪しげなケツだったので、ついぐっさりと……」

 

誤解を解いた万事屋と龍菜たちは、廃寺にあげてもらった。

 

「バカヤロー、人間にある穴は全て急所……アレッ!?

 

ヤベッ!ケツ真っ二つに割れてんじゃん!!」

「銀さん、落ち着いてください。元からです。」

「だが…、そちらにも落ち度があろう。あんな所で人の家をのぞきこんでいては……。」

「スイマセン、ちょっと探し人が……。

 

和尚さんはこの辺りで、恐ろしい鬼の面をかぶった男を見ませんでしたか?」

「鬼?これはまた面妖な。

 

では、さしずめあなた方は鬼を退治しに来た桃太郎というわけですな。」

「三下の鬼なんざ興味ねーよ。狙いは大将首。立派な宝でももってるなら別だがな。」

 

「宝ですか……

しいて言うならあの子たちでしょうか。」

 

そう答えたのは、鬼の面を付けた和尚だった。

 

「…………………………。」

 

 

「「うぉわァァァァァァ!!」」――ガタガタガタ

 

銀時と新八は完全にびびっている、

 

「なるほど…、つまり、和尚さんが“煉獄関の闘士、鬼道丸”さんですか……。」

「…………、名を道信(どうしん)と申します。」

 

龍菜だけは落ち着いていた。

 

 

―――――――――――――――――――――――

 

「オイオイいいのかよ。

どこの馬の骨ともしれん奴に茶なんか出して……。鬼退治に来た桃太郎かもしれねーぜ。」

「あなた方もいいのですか?血生臭い鬼と、茶なんぞ飲んで。」

 

新八と神楽が子どもたちと遊んでいる様子を、龍菜と道信、銀時は縁側で茶を飲みながら眺めていた。

 

「こんなたくさんの子どもたちに囲まれてる方が鬼だなんて思えませんよ。

一体この子たちは??」

「みんな私の子供たちですよ。」

「あらま〜、若い頃随分と遊んだのね〜。」

――――銀さん……。

「いえ、そういう事では……。」

――――真面目に答えなくていいんですよ、和尚さん?

 

「みんな捨て子だったのです。」

「孤児…ですか……。」

「アンタまさか、こいつら養うために、あんなマネを……。」

「私がそんな立派な人間に見えますか?この血にまみれた私が……。」

「……アンタ、一体。」

「今も昔も変わらず、私は『人斬りの鬼』です。」

 

腕に幼い子どもを抱いて、その『鬼』は言った。

 

「昔から腕っぷしだけが取り柄で、気づけば人斬りなんて呼ばれる輩になっていました。やがて獄につながれ、首が飛ぶのを待つだけの身となっていましたが、私の腕に目を付けた連中に買われ、獄から出されました。

 

 

……あなた方は、煉獄関を潰すおつもりのようだ。悪いことは言わない、やめておきなさい。」

 

「幕府も動かす連中だ、関わらぬのが身のため。鬼の餌食になるってか?

それはそれで面白そうだ……。」

「宝に触れぬ限り、鬼は手を出しませんよ。

あの子たちを護るためなら、何でもやりますがね。」

 

その目は『鬼』ではない、

愛おしい孤児(我が子)を見つめる、『父』の目だった。

 

「ハハハハ。

鬼がそんなこと言うかよ……。アンタ、もう立派な人の親だ。」

「汚い金で子を育てて、立派な親と言えますか……。」

 

龍菜の元に幼い子どもが寄ってきた。

龍菜はその子を抱き上げ言った。

 

「でも今は悔やんでいるんじゃないんですか?」

「………………、最初に子どもを拾ったことだって、慈悲だとかそう言う美しい心からではなかった。心にもたげた自分の罪悪感を、少しでもぬぐいたかっただけなんだ。」

「そんなことでやっていけるほど、子どもを育てるというのは簡単ではありませんよ。ね?」

 

龍菜は抱き上げた子どもに笑いかけた。

 

「………………。」

 

 

 

 

 

 

「オイ、お前ら!!先生に何言ったんだ!!いじめたら許さねーぞ!!」

道信が暗い顔をしていることに気づいた子どもが、銀時と龍菜に言い寄ってきた。

「そいつァ、すまなかった。」

「ごめんなさいね。」

 

龍菜は抱いていた子どもを渡した。

 

「こいつァ詫びだ。何かあったらウチに来い……。サービスするぜ。」

「どうせなら、こちらもどうぞ。いつでもいらしてください。」

 

そう言って、銀時は『万事屋:坂田銀時』と書いた名刺を、

龍菜は『真選組:坂本龍菜』と書いた名刺を渡した。

 

「新八、神楽。帰るぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……変な奴ら。」

「そーいや、ウチに客が来るのって初めてだね、先生。」

「……そうだな。

 

 

 

 

 

 

最初で最後の客人だ。」

 

 

「…………。」

その言葉を、龍菜は聞き逃さなかった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

――ドシャ

 

 

「なかなか敵さんもしっぽを出さねーな。ザコをやったところで、何も出てこねーや。」

 

地下闘技場に続く道で、人を斬り倒すもの、“一番隊隊長、沖田総悟”がいた。

 

「……しかし、ちっと暴れすぎたかな。」

 

彼の後ろには、彼が斬り倒した数え切れないほどの人が、倒れていた。――――暴れすぎだよ……。

 

 

 

――ザッ

 

 

「!?」

「オフの日まで仕事とはご苦労だなァ。」

「げっ……。」

「ここに来いと呼ばれて来てみれば……

 

お前がそんなに働き者だとは知らなかったよ……。」

「何でここにいるんですかィ、土方コノヤロー。」

「そりゃあ、こっちのセリフだ。総悟。」

 

不敵な笑みを浮かべた、副長、土方十四郎がそこには立っていた。




銀時「やっぱ俺だな。」
総悟「いーや、龍姉でさァ!」
神楽「万事屋ネ!!」


土方「……ったく、ギャーギャー、ギャーギャーうるせー連中だな。んなことより、今回俺の出番少なくねーか?」
龍菜「以前のこと、有言実行したんじゃないんですか?」
土方「……職権濫用だああぁぁぁぁ!!」
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