私は真選組統括最高責任者であり…、   作:ゆう☆彡

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こんにちは!優菜です!

第二訓!更新です!!


今回も真選組がメインのお話です!
さぁ、どうぞどうぞ!!


殺し合いに、人を巻き込んだらダメ、絶対。

 

――――ザワザワザワザワ……

 

屯所内はざわついてた。

 

それもそのはずだ、

自分たちの上司“真選組統括最高責任者”様が来るのだから。

 

新人であろう、一人の真選組隊員が聞いた。

「局長、どうしてこんなにみんなざわついてるんでしょうか?僕らの上司は、違う人であってもこの前までいたんですよね?」

「あぁ、そうか。新人は知らないんだな。

 

いらっしゃるまでもう少し時間があるだろうから、話しておこう。

 

……初代の上司の話を。」

 

 

 

「松平のとっつぁんに誘われ(?)、設立された真選組。その真選組の初代頭が“紆余曲(うよき)金目(かなめ)”という男だ。

 

頭といっても現場に出てくるわけでもなく、名ばかりの頭だ。それでも、俺らが街を壊したり、暴れたりした際の責任は全てその男の責任となるはずだった。

 

 

 

“真選組統括最高責任者”という肩書きが欲しかったその男は責任を全て真選組に押し付けてきた。」

 

「………………そりゃあ、大変だったんだぜ。特にコイツが。」

そう言って土方がさしたのは、近藤の話を聞いてるのかどうかもわからない、総悟の背中だった。

 

「一回だけ、貴族だかなんだか知らねぇが、そこの主人の大事なペットを傷つけただのなんだの、で近藤サンがその責任者様に呼ばれたことがなあったんだ。

 

 

 

…………その夜近藤サンは傷だらけで帰って来た。」

「「「「「「「!!??」」」」」」」

 

近藤は普段おちゃらけてるとはいえ、仮にも真選組局長である。現場にも出ない、ふんぞりがえってるだけの奴らに負けるわけがない。

つまり………………

 

「上は近藤サンの判断ミスに仕立てあげたんだ。何度も説明する近藤サンを殴って、証言を強制させたんだ。」

 

……………………、

 

「……で、そん時のあいつが大変だったんだ。」

 

「やめてくだせェ、土方サン。」

「あぁ?何言ってやがる。近藤サンが話してんのに、テメーが自分のことを断るとはどういうことだァ?」

「………………。」「総悟…………、」

 

 

「ハァ……、

 

こいつは、近藤サンが傷だらけで帰ってきた時に、

 

 

抜刀したんだ。」

 

「「「「………………。」」」」

 

隊士達は黙り込んでしまった。

 

自分たちがもし目の前で傷だらけの局長を見つけたら、、、

そりゃあ、怒るに決まっている。

 

その相手を殺してやりたいと思うに決まっている。

 

が、一般隊士の自分達が幕府のふんぞり返ってる奴らに叶うはずがない。

そこで諦めてしまう、それが自分たちだ。

 

しかし、背中を向けている目の前の人は違う。

一番隊隊長、沖田総悟なら。

 

彼ほどの実力があれば、ふんぞり返ってる奴らを殺すことなんて簡単なことだろう。

殺すことぐらい。

 

彼が抜刀した、ということはその事実を示すのである。

そしてそれは、もう一つの事実も示すことになる。

 

 

【幕府に歯向かう者は排除される】

それは真選組でも同じこと、

 

 

「副長が止められたのですか?」

「……んなことしてねぇよ。」

 

その時の総悟は土方でも止めれない程の殺気を放った、“人斬り”の目だったのだ。

 

「!?では、どうして沖田隊長は……。」

 

『どうして生きてるのか。』

誰もが思った。

幕府に歯向かった者。

殺す理由には充分だったに決まっている。

 

「知るかっ。」

「「「「「えっ……」」」」」

「俺はもちろん、当の本人までなんで生きてるかわからない、って言いやがる始末だ。」

「総悟……。」

 

近藤も土方も、昨日のように思い出せる映像。

 

全身血だらけの仲間の姿。

 

自分の血ではない、斜めに飛んでいる血痕。

 

真選組の者なら誰でもわかる。

『相手を勢いよく切りつけた時に出来る痕』だと。

 

そして、目の前で力なく倒れた仲間の姿を。

 

 

「すいませんネェ、土方サン。あん時俺が殺されてりゃ、俺に狙われる毎日になんかならなかったんですがねェ。」

「何言ってんだ、テメェ。謝ることじゃねぇよ。」

「そうだぞ、総悟。結局、あの後なんだかんだで、平和的に解決したんだ。それで良かったんだ。」

 

「平和的に解決したんですか!?」

「あぁ、したぞ。なんだか知らないが、今後も幕府に忠誠を誓うなら、と。貴族さんの大事なペットを傷つけた罪も、総悟の抜刀もきれいにな。」

 

不思議な話である。

自分に刀を向けた部下をそのままにしておく上司など。

このご時世でありえないことだった。

隊士達が再びざわつき始めた。

 

「その後も真選組に責任を押し付けてくることはあったが、以前よりはいくらかましになっちゃぁいた。なんでかは知らねぇがな。」

 

そして近藤が

「俺はそれが誰かしらの第三者の力が加わっているのではないかと思っている。そして今回、新しくなった上司は、俺達の責任を和らげてくれていたやつではないかとも。」

「「「「「「「「?!?!?!」」」」」」」」

 

エイリアンが襲ってきたとはいえ、幕府の重要建築物であるターミナルを壊したのだ。その責任が全くないというのは、近藤にとってどうしても腑に落ちなかったのだ。

 

そいつが上司になるのなら、素晴らしいと近藤は思った。しかし、

「ふざけねぇでくだせェ、近藤サン。あんたを襲ったヤツの部下なんざが俺達の上司だァ?そんなやつに従う気はないでさァ。」

 

 

――――それは人斬りの目だった。

 

それは近藤に向けられたものではなく、これから来る上司に対しての、自分の最も敬愛する者を傷つけた物へ向けられた目だった。

「やめろっ、総悟っっ!!テメェのせいで真選組の名ァ汚すつもりかァァ!!」

「うっせぇよ、土方ァ!邪魔するってんなら、あんたごと切るだけでさァ。」

 

 

 

――――本気だ。土方は感じた。

こいつは、俺ごとこれから来る上司を殺そうとしている。

コイツを止めなければと思った。

「トシ!総悟!やめろ!!」

二人の耳には近藤の声は聞こえていなかった。

 

ただ目の前のやつに集中しなければ、

 

“殺される”

 

刀を持つものとして感じていたのだ。

 

 

 

――――――――――――サーー

「「「「「!!」」」」」

キーンッッッ――――――――――――

なんというタイミングで、来てしまったのだろう。

隊士達は思った。

 

あの二人の極限にまで高められた集中力。

あの剣の間に入れば、決まっている運命は【死】だけである。

 

「何やっているんだ!お前ら!!」

 

部屋の中なのに煙がたっていた。

「急げっ、すぐに手当をするんだ!!」

 

隊士達が目を凝らして見た煙の中の状況は、その場にいた者全ての人を驚かせた。

 

 

……………………。

立っている一つの人影と、力ない二つの人影。

 

煙の中から聞こえた声は、

 

 

知らない声だった。

「こんにちは、さすが武装警察真選組だ。刀でお出迎えとは。」

 

死んだと思った者の声だった。

 

 

「ですが、お出迎えごときで、仲間に本気の殺意を向けるのはダメですよ?」

 

その声には重みがあった。

 

笑っているが、その言葉は怒りに満ちている。

 

近藤とも土方とも違う重圧。

 

 

そこには女性、いや、まだ子供らしさの残る少女が立っていた。

刀を持って、、、

真選組最強の二人が少女の足下で力なく倒れていた。

 

「「「「「「「副長!沖田隊長!!」」」」」」」

「大丈夫です、気絶しているだけですから。」

 

隊士達の顔見た少女は少し微笑んで、

「そちらの二人が目覚めたら、ちゃんとお話しますが…名前だけでも。

 

本日から“真選組統括最高責任者”となりました。坂本 龍菜です。よろしくお願いします。」

 

真選組に新たな光が差し込んだ瞬間だった。




次回は剣を交えた瞬間の《総悟side》と《土方side》を書く予定です!

ちなみに現れた少女の名はさかもと りゅうな、と言います。


突然、強い人が現れましたが、どんなふうになるのやら、一体(笑
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