私は真選組統括最高責任者であり…、   作:ゆう☆彡

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新章突入!『真選組動乱編』!一体何話になるのか?

楽しんでいってくださいっ!


真選組動乱編
最近のは色々つきすぎ


真選組屯所の中……

 

隊「そういえば明日、あの人が仕事終えて江戸に戻ってくるらしいよ。」

隊「先生だろ?荷物の方が先立って、あの人が仕入れた新型武器、屯所に続々と届いてるよ。なんでも、上物の刀剣とかも手に入れたらしくて、上の連中が取り合ってるんだとさ。」

 

縁側に座り話す平隊士2人、

 

龍「刀だけでなく、こんな素晴らしいものまで仕入れて下さるとは。凄いですね〜、その先生は。」

隊「「うわぁ!!」」

龍「!?すっ、すいません!脅かすつもりではなかったのですが……。」

 

に近づいてきた龍菜がいた。

 

隊「龍菜……殿!?」

龍「はい……?そうですが……??」

 

隊士2人が見た龍菜は、書物を読んでいた……が、

 

隊「「(メガネ萌えしそうだ!!)」」

 

初めて見る龍菜のメガネ姿。特に柄のない、赤いメガネ。

 

隊「あっ!その……龍菜殿はメガネをかけるんですね。」

龍「あぁ!なるほど!

たまにですよ、集中したい時とか、書物を読む時とかだけです。」

 

へぇ、いいもの見れた♪、と隊士2人が思ったのは言うまでもない。

 

 

隊「そういえば、龍菜殿の読まれているものは……?」

龍「これは、みなさんの言う『先生』が送られた荷物の中に入っていたものですよ。」

隊「へぇ……、龍菜殿は刀ではなくそれを…?」

龍「えぇ、刀は私なんかよりも持つべきか違いますからね。」

 

龍菜は、では……、と言ってその場を後にした。

 

 

隊「ほんと素敵な人だよなぁ…」

隊「ってか、龍菜殿すらおニューの刀貰ってないのか。」

隊「持つべき人って誰だ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

龍「失礼します。今、お忙しくはありませんか?土方くん。」

土「あぁ、別に何もねーよ。」

 

龍菜が向かったのは、土方の部屋だった。

 

龍「土方くんは、先生が送られた刀剣はいらないのですか?近藤さんも総悟を含めた各隊長さんたちも、もらっていきましたよ。」

そういえば、山崎さんも……、と付け加えた。

 

土「別にいらねぇな。刀の格式が高けりゃ、自分の位を高めてくれるわけでもねぇからな。俺にとっては刀は刀でしかない。」

龍「そんな事言って、本当は『先生』からの贈り物だから、受け取りたくないだけなんじゃないですか?」

 

そう言う龍菜の視線は、書物に注がれている。

 

土「テメェ、それどこで……。」

龍「図星でしたか?」

土「…………ハァ。

 

 

 

 

ちげーよ。おめーは欲しいと思うのかよ、あんなの。」

 

土方が開いた麩の向かいにいた、先程まで龍菜がいた場所を指さした。

 

そこには、防水加工を施された、ブランドもんだという“長船(おさふね)(マーク)(ツー)”を帯刀する山崎。

デジタル音楽(ミュージック)プレイヤー搭載で連続再生最大時間124時間にも及び、長船の倍の値段はするという

菊一文字(きくいちもんじ)RX-(セブン)”で音楽を聞いている沖田。

そして、デジタル音楽機器としての機能に加え、部屋を掃除するコロコロとしても使える、菊一文字の3倍はするという“虎鉄(こてつ)Z-(セカンド)”で部屋を掃除する近藤。

 

それらを互いに自慢しあっている姿だった。

 

龍「土方くんも同じ考えでしたか。」

土「あんなもん手に入れに行くために、仕事に行ったと思うと呆れてくるぜ。」

龍「まぁまぁ、そんな事言わないでください。私はいいもの手に入れれましたから。」

 

龍菜は手に持つ書物を見た。

 

 

 

 

 

土「…………。」――――スクッ

龍「どこか行くのですか?」

土「見回りついでに鍛冶屋にな。この1週間で刀がやられちまった。」

 

 

鬼道丸の事件が終わり、真選組に何の支障もなく日が過ぎたことにより、龍菜への信頼もさらに上がった。

それにより、今までよりも少し無茶な取り締まりが行われていたのだ。

 

龍「……刀は鍛えればまた使えますが、人はそうはいきませんからね?刀がそんなふうになってしまっていたら、いつか土方くんが折れてしまいますよ。」

土「ご忠告どーも。」

龍「まっ、そんな事言っても、直らないんでしょうけど。」

 

そう言うと龍菜も立ち上がった。

 

土「あんたもどっか行くのか?」

龍「土方くんの見回りについて行くついでに、鍛冶屋さんに会ってみようかと。」

土「そりゃあご苦労さまで。」

 

書物とメガネを袂にしまい、土方と共に出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隊「副長?龍菜殿!?どちらへ?」

土「見回りだ。」龍「付き添いです。」

 

門番に聞かれた2人は、普通のように並んで出て行った。

 

隊「お似合いだと思わないか?」

隊「美男美女とは、あのことを言うんだな。」

 

後ろでそんな会話が繰り広げられてるのも知らないまま。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

土「ここだ。入るぞ、ジーさん。」

鍛「おぉ、またお前さんか。……と、今日はまた随分なべっぴんさんを連れてるじゃないか。」

龍「ふふっ、ありがとうございます。」

土「んな、くだらねーナンパしてねーで仕事しろ、クソジジイ。」

鍛「相変わらず無茶してるようだな。」

龍「やっぱり、そう思いますか?土方くん、忠告はちゃんと聞くべきですよ。」

鍛「そうだぞ、こんなべっぴんさんの忠告聞かないとは、どういう事だ。」

土「うるせーよ。」

 

本当にすいません、龍菜が鍛冶屋に謝っていると、

 

土「…………いい刀だな。」

 

土方が壁にかけられていた刀に目をつけた。

 

土「ジーさん、俺のが直るまでコイツを使わせてくれ。」

鍛「そいつぁダメだ。」

 

鍛冶屋は即答した。

 

鍛「妙なモンに目ェつけやがる。そいつはちょっと、いわくつきの刀でな。

恐ろしく斬れることには違いねェ。だが……呪われとる。」

土「呪い?冗談よせよ。」龍「……。」

鍛「並の使い手じゃ、逆に刀を魂に食われちまう。お前さんじゃ、使いこなせまい。」

 

土方も龍菜も黙って聞いていた、

 

鍛「…………少し昔話につき合ってもらえるか?その妖刀にまつわる、悲しき輪廻の物語を。」

 

 

そして出て行った、土方だけ。

 

土「妖刀だろうがなんだろうが、刀である事がわかれば充分だ、と……、」

「真選組副長、土方十四郎殿とお見受けする。」

「侍でありながら、天人に迎合し、甘い汁をすする売国奴が!」

「我等、攘夷の尖兵が天誅をくださん!!」

 

土方の目の前には20人はいるであろう、攘夷浪士たちだった。

 

土「ふんっ、さっそくの試し斬りの機会だ。見せてもらおうじゃねーの、妖刀って奴の斬れ味を…。」

 

 

いくぜェェェェ!!

 

 

 

意気込んで刀を抜き、攘夷浪士たちに突っ込む土方、

 

 

 

 

 

 

 

 

ではなく、

 

土「すいまっせーーん!!」

 

攘夷浪士たちに土下座をする土方。

 

「「「「「「ギャハハハハハハ!!」」」」」」

「誰だ、このヘタレはァァ!?」

「あの土方十四郎が、何たる様だァ!!」

 

土「(どどどーいう事だァァァ!?身体が全く言う事をきかねェェ!!)」

 

混乱している土方に、先ほどの鍛冶屋での言葉を思い出す。

 

土「(まさかっ……、妖刀(こいつ)!?)」――――ガン!!!

 

考えている土方に、攘夷浪士たちの攻撃が始まる。

 

「なんだかしらねーが、コイツはいいおもちゃだ!」

「今まで散々世話になった分、キッチリ返してもらおうじゃねーか!」

 

土方の頭が、容赦なく足で踏みつけられる。

攘夷浪士の一人が刀に手をかけた。

 

 

土「(このままじゃ……やられ……)……くっ「その足を離せ。」」

「あぁ!?」

 

土方の絶体絶命のピンチに、後方から声がした。

 

龍「聞こえなかったのか?その足を、離せと言ったんだ。」

「一般人は引っ込んでろっ!」

龍「…………。」―――ザッ、ザッ、ザッ……

 

無言で近づく龍菜。その威圧に負けて、誰も声を発すことが出来ない。

 

龍「さっさと頭で理解しないからだ。」

 

次の瞬間、土方の頭に足を置いていた男の足が斬られた。

 

何が起こったのか理解出来ない攘夷浪士たち。

 

「うわあぁぁぁぁ!!」

「貴様ァァ!!」

 

そんな怒り狂った攘夷浪士たちを他所に、土方の方を向く龍菜。

 

龍「大丈夫ですか?人の話は最後まで聞いた方がいいですよ。」

土「くそっ……、一体何がどうなってやがる。」

龍「それはこちらのセリフですよ…。」

 

 

2人に刃を向ける攘夷浪士たち。今にも襲ってきそうな勢いだった。

 

 

 

 

そこに、

 

 

 

?「オイっ。」

 

やって来た一人の男。

 

瞬きして次に目を開けた時に見たのは、20人はいたであろう攘夷浪士たちを一掃した一人の着流しを着た男の姿。

 

?「女性に守られて、こんな所で何をやっている、土方君。」

土「お……お前は……、い……とう……。」

龍「…………。」

 

 

 

 

土方がこんな所では、絶対に見たくない顔だった。

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