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―――ガシャアァン!!!!
―――シュンッ!
隊士たちの刀が抜かれる寸前、
銀「逃げるぞっ!!」
銀時が隊士たちを蹴散らし、龍菜が土方を引っ張って逃げた。
銀「おぃぃぃぃ!!あれ、どういうことだァ!ゴラァ!!」
新「なんで真選組が土方さんを!?」
叫びながらも必死に逃げる四人と、引きずられる土方。
龍「土方くん、ちょっとは走る努力してくださいよ。」
神「りゅーちゃん、それ何アルカ?ヨーヨー??」
龍「あぁ、これですか?これは…、まぁ、“密偵ヨーヨー”とても言うんですかね?」
神「??」
土方は、龍菜の手から伸びる紐によって引きずられていた。龍菜の手には、ヨーヨーのような物。
龍「鉄の強度を誇るんですよ、トッシーぐらいの力じゃ切れませんから。」
銀「なんつーもの持ってやがるんだ。」
そんな話をしているのもつかの間、
ト「ぎゃあぁぁ!坂田氏ィィィ!!前っ、前ェェェ!!」
―――キキィィィ!!!
ものすごい勢いで迫ってくる、パトカーが目の前にあった。
―――ガシャァァン!!!
ト「あわばば、神楽氏!!
スゴイよ!さながら、
車を止めた神楽の後ろから、木刀と刀を構える銀時と龍菜。
龍「銀時さん。彼のこと黙らせてもらえませんか?」
銀「んなもん、てめぇの仕事だろーがっ!」
―――ゴオシャァァァ!!!!!
「「「「「「「ぎゃあああ!!!」」」」」」」
とんでもない音が響いた次の瞬間、出てきたのは既に原型を留めていない一台のパトカー。乗っているのは、万事屋一行と龍菜、トッシーだった。
銀「あーあー、こちら三番隊こちら三番隊。応答願います、どーぞ。」
「土方と坂本は見つかったか?」
神「見つかりましたが、超カワイクて強い味方がついていまして、敵いませんでした。どーぞアル。」
「アル?」
―――パンっ!!……銀時が突っ込んだ。
「いいか、近藤暗殺前に、不安要素はすべて取り除く。近藤、土方、両者が消えれば真選組は残らず全て、伊東派に恭順するはずだ。」
新「近藤さん、土方さんを暗殺?」龍「……。」
それからも、聞いているのが
それによると、近藤は隊士募集による遠征につき、電車の中にいて、付き添う隊士は全て伊東派であるというものだった。
新「ど……どうしよう!!このままでは、近藤さんが…、暗殺されるっ!?」
そんな中、トッシーは完全にびびって、
新「土方さん!しっかりしてください、土方さんっ!!
このままじゃ、あなたの大切な人が…大切なものが……全部、失くなっちゃうかもしれないんですよ!!」
ト「僕はしらない、僕はしらないもん…。」
現実逃避していた。
龍「……はぁ。」
―――プップーー
鳴ったのはクラクション。
龍「あっ、来ましたね。」
新「!?」
銀時たちの乗るパトカーと並走している車だった。
―――バタンっ!
ト「り、龍菜氏!?」
神「りゅーちゃんっ!?」
龍菜は、走行中の車のドアを開け、隣の車に飛び移ろうとする。
龍「万事屋さん、土方くんをお願いします。」
銀「……。てめーは、どうすんだ。」
龍「私は、私のやり方でお手伝いします。今の私がいても、土方くんには何の役にも立ちませんから。
あっ、これ渡しておきますね。」
そう言って渡したのは、四人分の真選組隊服。
ト「龍菜氏っ!
そっ、そんな危険な所に行くことないでござる!おっ、女の子はもっと安全な所にいるべきでござる!」
龍「…………。」
ト「そっ、その……
行かないで欲しいでござる。」
新・神「「!?!?」」銀「………。」
必死に訴えるトッシーに、龍菜は優しく微笑んだ。
龍「トッシー。
私は、トッシーみたいな優しい君も好きだけど…、私は私を信じてくれる
だから、ごめんね。私はトシがして欲しいことをしてあげたいの。」
ト「……っ!!」
龍「このことは、土方くんには内緒でお願いしますね、万事屋さんも。」
驚くトッシーを背に、龍菜は隣の車に飛び移った。その車は、すぐにものすごいスピードで走り去って行った。
新「龍菜さん……、、、。」
銀「…………。」
―俺たちの真選組を、護ってくれ……。
――それから、坂本龍菜を頼む。
―土方くんっっ!!
――私は、何の役にも立ちませんから。
銀「ったく、面倒なこと押し付けてきやがる、税金泥棒共だ。」
新「銀さん…?」
銀「神楽、無線を全車両から本部までつなげろ。」
神「あいあいさー。」
『スーッ、
聞こえるかァァ、税金泥棒~~~。
伊東派だかニコチンマヨネーズ派だかしらねーが、全ての税金泥棒は、今すぐ持ち場離れてゴリラの乗った列車追いやがれ。もたもたしてっと、てめーらの大将首とられちゃうぞ~~~~。
こいつぁ、命令だ。背いた奴には、士道不覚悟で切腹だからな~~~。』
「イタズラかァ!?てめェ誰だ!!」
『てめっ、誰に口聞いてんだ、誰だと?
真選組副長、土方十四郎とおたくの大事な坂本龍菜だ、コノヤロー!!』
―――ガシャンっ!!
乱暴に無線機を投げる銀時。
新「銀さん…。」
銀「ふぬけたツラは見飽きたぜ。
丁度いい、真選組が消えんならテメーもいっしょに消えればいい。墓場まで送ってやらァ。」
ト「なっ……。」
―――ガッ
銀時はトッシーに掴みかかった。
銀「オイ、聞いてるかコラ、あん?勝手にケツまくって、人様に厄介事押し付けてんじゃねーぞコラ。
てめーが人にもの頼むタマか。
てめーが真選組、他人に押しつけてくたばるタマか。
てめーが大事なもんを他人に守らせるようなタマか。
大事なやつにあんな顔させてくたばんじゃねぇよ。」
銀時が思い出すのは、一瞬土方に戻った時の龍菜の顔。
【辛い】
その言葉以外に見つからないような顔。
銀「ちっ……。
くたばんならなぁ、大事なもんの傍らで剣振り回して、くたばりやがれ!!それが
言い切ると、銀時の腕を誰かが掴んだ。
銀「……??」
?「痛てぇって、言ってんだろーがァァァ!!」
既に崩壊寸前のパトカーで、さらなる破壊行動が行われた…、
龍「先回りしましょうか。」
?「黒幕は…?」
龍「……見つけましたよ。それは後にします。
それよりもまず、近藤さんの乗った列車には…?」
?「仕掛けは完了しています。」
龍「ありがとうございます。では、急ぎましょう。」
?「はい。」
別働隊となった、龍菜とその部下も動いていた。
―――真選組の考えるよりも、さらに深く暗い部分で…。