さてさて、真選組メインのお話がいつまで続くんだ、と。
まだまだ続きますよー!!
さぁ、どーぞどーぞ!
12月25日→編集完了
《土方side》
クソッ、久しぶりだな、殺気に当てられるとは…。
こいつから目ェそらしたら死ぬ。
んなこたァ、言われなくてもわかる。
周りがなんか言ってやがるが、今は気にしてる場合じゃねェ。
こいつは“人斬り”の目だ。
近藤サンが傷つけられた時と同じ目ェしてやがる。
総悟は確かに近藤さんに懐いてはいたが、
ここまでとは予想外だな。
俺も近藤サンを傷つけたヤツの部下の下で働きてェなんざ思っちゃいねェ。んなこと思ってるヤツなんざ、真選組にはいねェ。
それでも、俺らが従うただ一人の大将が決めたことに、口出ししていい理由になんざなるわきゃねぇだろ。
それを許しちまったら、真選組は崩壊だ。
俺はこいつを殺す気で止めなきゃならねェ、
まぁ、死ぬのは多分こいつじゃなくて俺だがな。
それでも、こいつにゃ止める価値がある。
だから来んじゃねェぞ、お偉いさんとやら……
――――――――――――サーー
まじかよっ、クソッなんつータイミングだ。
キーンッッッ――――――――――――
総g……!?
なっ、何が起こったんだ……一体!
俺と総悟の剣の間に入ってきて、両方とも防いだってのか!?
コイツ……何者だ!?
――――ガッ
クソッ……意識が………。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「……!…長!…く長!」
「…………アァ?」
「副長ーーーーーーー!!!!」
「うるせぇ!!!山崎ッ!!!」
「副長!!局長!副長が目覚ましましたよ!!」
ドッドッドッドドドド――――――――
「トーーーーシーーーーーー!!!」
普通はけが人に飛びつくものではない、が近藤に続き次々と飛び乗っていく。
下にいるのが土方でなければ、死んでいるだろう……。
「いてぇーーーー!!!てめぇら!ふざけてんのかっ!あぁ!?」
「トシー!良かったぞ〜、目が覚め無かったらどうしようかと、」
局長がそう簡単に涙ぐむものではない。
が、いい意味で仲間思いなところが彼のいいところなのだろう。
「わかった!わかったから、離せっ、近藤サン!」
土方クン、オツカレデゴザル。
「ハァ……ったく。
!!そういや、総悟はどうした!?無事なのかっ!?」
近藤は微笑いながら、庭の方を指さした。
「トシより少し早く目ェ覚ましてなァ、正気に戻ってからあんな感じだ。」
そこには月を眺める総悟の姿があった。
「土方サン。」
「あぁ?」
「その……アリガトウゴザイヤシタ。」
「「「「「「「!?!?(沖田隊長が副長に礼を言った!?)」」」」」」」
「…………あぁ?なんか言ったか?」
「何でもねぇさ、忘れてくだせェ。」
「……フン。」
「いやぁ、素晴らしいですねぇ、さすが真選組。仲間にも熱いときた。」
ガッ――――ガッ――――
真選組最強の二人が刀をつかみ、その声の主に突きつけた。
「ダメですって、二人が争ったら屯所壊れますから。」
「そりゃあ、俺らが互いに殺りあっていたらな。同じ敵前にして、屯所破壊するほどアホじゃねぇよ。」
「そうですか…、よっこらしょっと、」
腰を下ろしていた“少女”がゆっくりと立ち上がった……
――――――――――――シュン「「なっ!?」」
「それでも、これから上司になる人に刀を向けるのはダメですね、」
――――カチャ
いつ抜いたかもわからない、少女の刀がしまわれた。
と同時に、土方と総悟の刀が砕けた。
「君たちが戦う相手は私じゃないはずです。くだらないことに刀を使ってはダメですよ?」
月明かりに照らされて、声の主の顔が照らされた。
その顔は、総悟と同じような髪色の髪を一つで束ねている。
そして、誰もが思うこと、
「「「「「「「美しすぎるっっ!!」」」」」」」
普段の土方が着るような黒い着物の上に純白の羽織りを着た美しい“女性”が言った。
「フフッ、ありがとうございます。作者様も、次“少女”とか言ったら切ろうとかと思いました。」
……二度と言いません。
「トシ!総悟!やめろっ!!その人は悪い人じゃない!」
「あぁ?何言ってんだ近藤サン、こいつはなぁ…」
「コイツでさァ、近藤サンを傷つけたヤツの部下は…あの日から一日たりとも忘れちゃいねェ。俺と切り合いしたヤツでェ。」
「「「「「「!?!?」」」」」」
「今ここでてめぇを殺せりゃ、俺ぁどうなっても構いやしねェ!!」
「総悟ッ!!やめろっっ!!」
近藤も刀に手をかけた……、しかしそれ止めたのは
紛れもなくその上司だった。
「大丈夫ですよ、私的には総悟くんも、近藤さんも死なれたら困るので…。」
微笑んだのもつかの間、総悟が突っ込んできた。
「死ねェェェェェ!!」
「上司に刀を向けてはいけませんよ、」
――――キーンッッッ
………………………………。
何が起こったのか分からなかった。
近藤と土方を除いて……。
「「反鬼相殺。」」
「「「「「「「? !?」」」」」」」
“反鬼相殺”
その技を取得する物は1000年に一人と言われている、大技。
敵にけがを負わせるわけではないが、それは究極の技。
なんせ、『敵の実力を瞬時に判断し、全く同じ力・方向・空気の流れなどを真逆から当てることで消す』技なのだから。
「しかも第二段階までいってるようだな。」
「さすが近藤さん、よくご存知で。
確かに反鬼相殺は、相手に攻撃することはできません、
しかし、相手を麻痺させることができるようになるんです。それが“反鬼相滅”。」
確かにその技を受けた総悟は動けなくなっていた。
――――パチン
彼女が指を鳴らすと、総悟の麻痺は解けた。
「まさか、操るところまできているとは……。」
「理解していただき光栄です。近藤さん。」
『……あの音、どっかで…………。』
一人考え込んでいる男がいると知らずに、二人は話していた。
その後、総悟を一旦落ち着かせ、やっと説明できる状況になった。
「えーっと、じゃあ、まず自己紹介します。本日から、真選組統括最高責任者となります、坂本龍菜といいます。歳は、土方くんと同じ27です!」
「!?」
「「「「「副長と同い年!?」」」」」
「そうなんですよー、えーっと、あとは何について話せばいいですか?」
「はいっ、誕生日は?」
「はいっ、好きな食べ物は?」
「はいっ、理想のタイプは?」
「はいっ、彼氏はいますか?」
「おいおい、お前ら、そんなに質問攻めにしたらお困りになるだろう…………すいません、真選組統括最高責任者殿。」
「いえいえ、大丈夫です。それから、そんな長ったらしい名前で呼ばなくて結構ですよ、気軽に龍菜、と呼んで頂ければ。」
「そんな、失礼なことを…。」
「私自身、めんどくさいというのもあるので…できれば…、」
「なるほど、では龍菜殿とお呼びさせて頂きます。」
「はい、お願いします!」
「ちょっと、局長ーー!何、自分だけ喋ってるんですか!?僕らにも話させてくださいっ!!」
「さっきの質問に答えますね、誕生日は7月8日です。」
「あっ、沖田隊長と同じですね!」
「!?」
「フフッ、好きな食べ物は甘いものです、残念ながら彼氏はいません、理想のタイプは“我”がしっかりしていて、強い方ですかね。」
「へーー!!」
このことがきっかけで、次の日の稽古から隊士たちのやる気が上がったのは龍菜も知らない。
「このくらいでよろしいでしょうか?」
「じゃあ、俺から質問してもいいか。」
「……どうぞ、土方くん。」
一瞬で空気が張り詰めた。
「近藤サンや総悟にあんな事しといて、今さらどういう風の吹き回しで俺らんとこきた。」
「………………。」
それは隊士たち全員が思っていたことだった。
それでも今更、自分たちが聴けることではなかったのだ。
「そうですね、それについても話しましょう。信じられないような話かもしれませんが、これは真実です。」
誰も知らない、真実。
今回は少し文字数が多くなってしまって、ごめんなさいっ!
さて、次回は局長が傷だらけで帰ってきた“事件”の真相ですっ!
感想、評価お待ちしてますっ!!