いろは(八幡お兄ちゃん )八幡(俺はいつからお前のお兄ちゃんになったんだ...?)(題名を変える予定です。内容は変えません)   作:@まきにき

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皆様こんばんわ!@まきにきです!本日成人式でこの頃多忙につきなかなか更新が出来ませんでした...だけど、途中でやめる気はありません、頑張っていきます!


彼と彼女の物語は始まる前に終わりを告げる

 

 

八幡「・・・どうしてこうなった?」

 

今比企谷八幡は、職場見学である会社に向かうためバスに乗っている....のだが。

 

八幡(なんで、うちのクラスのやつが全員同じ場所にいくんだよぉー!)

 

 

 

俺は、出来る限り1人でいたいのに...何故だ...。

 

ちなみに、俺は1人専用の運転手さんの助手席を勝ち取っているので、俺のとなりになった女子に「え?まじでありえないんですけどぉー」って言われる心配は無くなったので良かったのだが、ここのバスにはうちのクラスと他のクラスから、4人くらいしかきていない、それほど人気ではない場所を俺は選んだのだそれなのに、クラス全員が来てしまった....それもこれも、全部あのくそイケメンのせいだぁー!!

 

 

八幡「・・・いや、まぁ良いんだけどさ...」

 

クラスのやつ全員が同じ場所で、1人になれないと思っていたが違った、いく場所は同じでも八幡の周りには誰もおらずしっかり1人になれていた。

 

八幡「ハァ...まぁこんなも「はちまーん」ん?」

 

戸塚「八幡探しちゃったよ」ニコ

 

八幡「・・・天使だ」

 

戸塚「え?何どういうこと?」

 

八幡「あ、いやべべ別に何でもねぇよ、ていうか戸塚はどうしたんだ?」

 

戸塚「え、えと八幡と見て回ろうと思って駄目、かな?」

 

八幡「い、いや別に駄目じゃねぇよ」

 

戸塚「そ、そっか良かった」ニコ

 

守りたいこの笑顔

 

八幡「ところで、戸塚は将来何になりたいとか決めてるのか?」

 

戸塚「うーん、まだ決まってないかなー八幡はどうなの?」

 

八幡「俺は、専業主婦目指してるからな!」

 

戸塚「アハハ、八幡らしいね」

 

八幡「そ、そうか?」

 

戸塚「うん!あ、そうだ八幡」

 

八幡「ん?どうした?」

 

戸塚「八幡入学式初日の日に事故にあってたでしょ」

 

八幡「ん?あぁ...ん?でも何で戸塚が知ってるんだ?」

 

戸塚「いやいや、同じクラスでしょ?僕達、先生から朝のHRで聞いてたよ」

 

確かに、入院で来れなくなった生徒の状況くらい知ってるわなそりゃーでも、何故今聞くんだ?

 

八幡「・・・なるほどな、でも何で今聞くんだ?」

 

戸塚「・・・実は僕その時あの場を見てたんだ」

 

俺は思わず歩いていた足を止めて戸塚の方に振りかえる。

 

八幡「見て...たのか?」

 

戸塚「うん、由比ヶ浜さんちの犬を八幡が助けて車に跳ねられちゃって、僕跳ねられちゃった八幡を見たとき何も出来なくて怖くなってその時逃げ出しちゃったんだ...だから、その事をずっと、謝りたくて...」

 

いや、そりゃ朝から人が跳ねられたところなんて見たら怖くなって逃げだすのは理解出来るが、犬の飼い主が由比ヶ浜?

 

八幡「えと、由比ヶ浜のうちの...犬?」

 

戸塚「え?八幡は知らなかったの?」

 

八幡「あ、あぁ意識が直ぐに飛んじまってな...」

 

そうか、だから由比ヶ浜は俺に話しかけてくれていたのか...俺に、負い目を感じて責任を感じて...てどっちも意味はあんま変わらねぇな...俺はいままで彼女に気を使わせていたのか...そうか、なら俺は....。

 

戸塚「そ、それより、ごめんなさい、八幡」

 

八幡「良いよ戸塚...別に気にしてないしそれに、俺だって逆の立場だったら逃げてると思うしな」

 

戸塚「・・・で、でも」

 

八幡「俺は気にしてないからそれに、もうすんだことだし、変に気にされても困るしな、だからもう気にするな」

 

そのあと、俺と戸塚は集合の時間まで会社を見学した。話はしたがお互いどちらも、話しにくく少し気まずかったがしょうがないだろう。

 

三浦「んじゃこれで、職場見学も終わりだし行ける人でこのあと、打ち上げいかない?」

 

戸部「べーまじ優美子さえてるわー」

 

三浦「だっーしょ!」

 

葉山「うん、いいなそれ、皆行こうよ」

 

ようやく、職場見学が終わって帰れると言うのに、女王様こと三浦がとんでもないことを言い出しやがった....。

 

 まぁ、俺はそもそもいく気がなかったので帰るために1人教室から出ていき廊下を歩いていると後ろから足音が聞こえてきたので振り向く。

 

結衣「ヒッキー、ヒッキーも一緒に打ち上げ行こうよ!」

 

八幡「・・・由比ヶ浜...」

 

結衣「ん?どうしたのヒッキー」

 

あぁ、由比ヶ浜は優しい、俺に対して優しい女の子なんて初めてかもしれないだけど、この優しさが、あの負い目からくるものならば俺は彼女に言わなければいけない...。

 

八幡「・・・なぁ、由比ヶ浜」

 

結衣「ヒッキーほんとにどうしたの?」

 

八幡「あのときの交通事故の犬の飼い主ってお前だったんだな」

 

結衣「・・・ヒッキー知ってたんだ」

 

八幡「あぁ、つい最近だけどな知ったのは」

 

結衣「そっか...」

 

八幡「・・・もうやめにしないか?」

 

結衣「何が?」

 

八幡「俺にそんな風に気を使ってくれるのはあのときの事故からくる負い目からなんだろ?責任を感じて俺に話しかけてくれてるんだろ?でも、そんならもう辞めてくれ別に俺はお前だから助けようとしたわけじゃないし、それに、俺はあの場で事故にあっていなくてもたぶん...いやボッチだったしなお前が気にする必要なんてないんだ」

 

結衣「・・・なんで、なんでそんなこと...言うの?」ポロ

 

由比ヶ浜は、泣いていた俺は自分が考えていた反応とは全く違う反応で動くことも出来ずその場で固まってしまう。

 

結衣「馬鹿」

 

由比ヶ浜は、それだけ言って走り去ってしまった。俺の心に残ったのは、やり遂げた達成感といままでの誤解が解けた安堵という感じではなく、ただ、ただ後悔だけが残り暫くその場から動くことは出来なかった。

 

 

 

 

 

      由比ヶ浜の部屋

 

結衣「ハァ....なんであんなこと言っちゃったんだろ...」

 

彼女は、自分の部屋のベットの上で呟いていた。

 

結衣「ヒッキー、覚えてないのかな...私はヒッキーに救われたことサブレを助けてくれたことともうひとつ私自身を救ってくれたことの2回あるんだよ?ねぇヒッキー」ボソ

 

誰にも、聞こえない声で由比ヶ浜は、呟きあのときの少年のことを思い出しながら眠りについた。

 

 

 




今回は、少し短かったですかね....次回はもう少し長くなる予定です!

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