いろは(八幡お兄ちゃん )八幡(俺はいつからお前のお兄ちゃんになったんだ...?)(題名を変える予定です。内容は変えません) 作:@まきにき
私、昨日始めて、ニセコイを見ました、めちゃくちゃ面白くて、2期までまとめて見てしまいました!そして、小野寺春ちゃん、可愛すぎる...早く3期あれば、やってほしいです!
「・・・お兄ちゃん♪」
八幡「俺はこの声を知っている....」
「八幡お兄ちゃん♪」
八幡「誰なんだ...」
「私はーーーですよ♪」
ガバッ
八幡「はぁ、はぁ、はぁ....夢?...なのか」
俺は、汗だくになりながら、起き上がり、自分の現状を確認して、今までのが夢であることに気づく。
八幡「やけに、リアルな夢だったな...何で俺はこの声を知ってるんだ...お前は一体誰なんだ」
ここで、俺は時計を見て時間を確認すると、既に午前10時をさしていた。
八幡「何で、一色や小町は起こしにきてくれてないんだ?」
俺は、とても不安になりながら、台所に向かう。
八幡「・・・誰もいない」
俺は、台所を確認したあと、少し足早に小町の部屋までいき、急いでいたので、ノックをするのも忘れて、扉を開けた。
八幡「・・・成る程...な」
俺は、小町の部屋の扉を開けて、全て分かった、漢字テストのプリントの上によだれを垂らしながら寝ている一色にその、一色にもたれかかっている、小町がいたからだ。
八幡「ハァ...無茶するなって言ったのに...フッ」
俺は、何故か分からなかったが、嬉しかった...そして、自分が笑っていることに、驚きながら、静かに部屋を閉めた。
八幡「さて...今日の朝飯は俺が作るか」
ただ、一生懸命努力をしている、あいつらに、朝飯くらいは作ってやろう、そう思うのだった。
朝ご飯を作り終えて、30分ほどしたら、小町と一色が下におりてきた。
小町「えーとーお兄ちゃん...エヘヘ」
いろは「すいません、先輩...こんな時間まで寝てしまいました...」
八幡「別に良いって、ほら...朝飯が昼飯になっちまったが、ドリア作ったから、食べてくれ」
小町「おー、珍しくお兄ちゃんが優しい!」
いろは「わぁ...先輩って料理できたんですね」
八幡「小町には、勝てないけどな...まぁなんだ、勉強お疲れさん」
小町「ん~お兄ちゃん!今のは小町的にポイント超高いよ♪」
いろは「///」
八幡「ん?どうした、一色?顔赤いぞ、具合悪いのか?」
いろは「い、いえ!そんなことありませんよ!いろはは、元気ですよ!」
八幡「お、おう、そうか...それなら良いんだが」
小町「私、やっぱりお邪魔かな?」
いろは「もう!小町ちゃん!からかわないでよ///」
小町「でも~いろはちゃん、顔真っ赤で可愛いですよ♪」
いろは「も、もぅ....」カー
八幡「おいおい、本当に大丈夫か?いくらなんでも赤すぎるし」
俺は、心配になり自分の額に手を置き、もう片方の手を一色の額に置く。
八幡「んー、熱はないみたいだな」
いろは「は、はわわわ」プルプル
小町「お兄ちゃん...いつから、そんな高等テクを...」
プチ....
八幡「・・・プチ?」
いろは「ちょ、ちょっと、忘れ物をしたので、小町ちゃんの部屋に取りに行ってきます///」
八幡「あ...あれ?」
小町「いやーいろはちゃん、可愛いなぁ~」
八幡「なぁ?小町」
小町「なーに?お兄ちゃん」
八幡「俺、一色に何かしたか?」
小町「お兄ちゃん...いろはちゃんは、妹じゃないんだよ?」
八幡「・・・あ...」
小町「ハァ...気づいた?」
八幡「・・・俺はどうしたらいいんだ...?」
小町「それはね、いろはちゃんを追いかけて!謝ってきなさい!怒ってないと思うけど!」
八幡「よし...謝って...ん?怒ってないのか?」
小町「ハァ...そんなこといいから、早くいく!」
八幡「お、おう...」
いろは(や、やばいよぉ~嬉しすぎて...顔のニヤつきが直らない...こんなんじゃあ、先輩の前にいけないよぉ...)
八幡「え、えーと...一色、とりあえず、部屋に入ってもいいか...?」
いろは「え!?えと、今はちょっと、困ると言いますか、いえ、入れたくないというわけではなくてですね...」
八幡(これは、嫌われたかな...)
俺は、小町の部屋の前で覚悟を決めて話始める。
八幡「それじゃあ、このまま聞いてくれ」
いろは「・・・は、はい」
八幡「・・・そ、その、悪い...」
いろは「え、えと?何で謝ってるんですか?」
八幡「え、だってお前、俺が馴れ馴れしすぎたから、怒ったんだろ...なんか、ここしばらく、一緒に過ごしてて、少し親近感みたいなの合ったみたいで...俺らしくもないことしちまった...」
いろは「そういうことですか」
ガチャ
小町の部屋の扉が開いて、一色が少し顔を覗かせる。
いろは「入ってください」
八幡「あ、あぁ..」
俺は、今実の妹の部屋で、女の子と二人っきりでいる時間がしばらく続いていた...世の男どもなら、羨ましぃと言うかもしれないがちょっと待ってくれ、それは、状況によるものだ、実の妹の部屋で俺はずっと、正座をしている...そろそろ、足も心も限界だ...。
八幡「・・・あ、あのー、一色さん?」
いろは「何でしょうか?先輩」
いつもの、甘い声ではなく、トーンが少し下がっている...これは、完全に怒ってらっしゃる...。
八幡「あ、あの、一色さんは、怒っているんですよね?」
いろは「はい、まぁ、それと、敬語やめてください」
八幡「はぁ...」
いろは「先輩は、私が何に怒っているか分かってますか?」
八幡「いや、だから馴れ馴れしすぎたから「違います」え?」
いろは「私の、体調を気遣ってくれたのに、怒るわけないじゃないですか」
八幡「じゃあ、なんで、怒ってるんだ?」
いろは「・・・悪くないのに、謝ってきたからです」
八幡「・・・いや、悪い、そのよく意味が分からないんだが?」
いろは「何で分からないんですか~」
八幡「いや、えーと、俺が謝ったから、怒ったと?」
いろは「まぁ、そうですね」
八幡「いや、わけわかんねぇよ...」
いろは「許してほしいですか?」
八幡「え?」
いろは「ですから、今回のこと許してほしいですか?と聞いてるんです」
八幡「あ、いや、えと」
いろは「どっちなんですか?ハッキリしてください」
八幡「許してほしいです....」
いろは「そうですか...それなら、来週の日曜に私と二人でデパートに行ってください」
八幡「いや、え?」
いろは「何ですか?私とじゃ嫌なんですか?」
八幡「いや、別に良いんだけどさ」
いろは「では、良いじゃないですか」
八幡「ハァ...そうだな、それじゃあ、結局ドリア食べ終わってないし、戻ろうぜ、小町も待ってるしな」
いろは「そうですね~」
戻ると、小町は何処にもおらず書き置きだけ置いてあった。
お兄ちゃんといろはちゃんへ
お兄ちゃん♪そろそろ、元旦だから、家の大掃除をしようと思います!小町は必要な物を買いにいってくるので、二人で、二人で!先に掃除を始めててください♪
愛しの小町より
八幡「・・・」
いろは「・・・小町ちゃん」
八幡「ハァ...それじゃあ、勉強は掃除の後な、とりあえず、食べちまおうぜ」
いろは「そ、そうですね...」
それから、俺達はドリアを食べ終わり、食器を洗って、リビングの椅子に座る。
八幡「それじゃあ、掃除を始めるか」
いろは「そうですねー私は何処をやればいいですかー?」
八幡「そうだな...俺は、自分の部屋から始めるから小町の部屋から頼むわ」
いろは「了解です♪」
俺は、とりあえず、窓を拭いたり、掃除機をかけたりと、わりと真面目に掃除をし終えると、30分ほど経っていた。
俺は、他にやり残した所がないか、辺りを見回すと、タンスが目に入った。
八幡「そろそろ、片付けるか...」
そのタンスには、俺の中学生時代の黒歴史とも言える....所謂、中二病的な物が大量に入っている。
毎年、片付けようとしてきたのだが、なかなか手をのばすことが出来なかったのだ。
八幡「・・・よし、やるか」
俺は、覚悟を決めて、そのタンスの扉を開ける。
八幡「うぉ....なんだ、この黒マントと、オモチャの剣とか...」
タンスを開けると、そこには見るだけで顔が熱くなってくるような恥ずかしい物で溢れていた。
いろは「先輩♪自分の部屋終わりましたか~?」
八幡「い、いや!まだ終わってないから!ちょっと、まだこないでくれ!」
いろは「は、はぁ...分かりました、まぁ先輩もお年頃ですし、見られたくないものとかありますもんね~分かりました」
八幡「あ、あぁすまない」
八幡(ハァ...ばれなくて、すんだが...他の何か大事な物を失った気がする...)
八幡「ハァ...また、来年...だな」
いっきに疲れたので、また来年やればいいやとタンスの扉を閉めようとすると、タンスの上から俺の頭に何かが落ちてきた。
八幡「痛っ!?...何だこれ、写真?」
八幡「これは、一色...そうか....思い..だした」
そこに、写っていたのは、幼い頃の俺と俺の両隣に、幼い頃の小町と、幼い感じの一色...そして、後ろには、八幡お兄ちゃん、8才の誕生日おめでとうと書かれた、大きな木の板が写っていた。
正直、八幡の記憶を戻そうか真剣に悩みました...そして、戻すことにしました!間違った選択にならないよう、頑張ります!