いろは(八幡お兄ちゃん )八幡(俺はいつからお前のお兄ちゃんになったんだ...?)(題名を変える予定です。内容は変えません)   作:@まきにき

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こんにちは@まきにきです。皆様お久し振りです。そしてすいません、投稿が遅れてしまいました。


今回はえろはす注意報です。苦手な人はバックキーをお願いします。


やはりいろはと過ごす休日は間違っている

軽挙妄動という四字熟語がある。

意味は軽はずみに何も考えずに行動することだ。

今の状況を考えるとまさにその通りなのだろう。

 

 

 

 

 

八幡「いろは、すまない....」

 

いろは「い、いえ!先輩のせいではないですし」

俺達は今突然の豪雨により漫画喫茶に二人で入っている。何故二人で入っているのかと言えば、この豪雨は突発的に出現した台風らしく明日まで続き、電車も明日まで止まってしまって帰ることが出来なくなってしまったからだ。

近くの漫画喫茶に入るまでは良かったのだが二人分の部屋を借りるだけのお金が無かったので現在に至る。

 

八幡「にしても高いな……」

 

いろは「まぁ、1日中いるってことですからね」

 

静寂。

 

漫画喫茶の個室は本来一人用で狭く個室を取ったので全体的に囲まれてはいるが、それが返ってこの状況に拍車をかけて緊張をかけてくる。

 

いろは「あの先輩……わたしと一緒では嫌ですか?」

 

八幡「別に嫌じゃねえよ。ただマズイとは思ってるが……」

俺は椅子をいろはに譲るつもりでなるべく端に行き壁に寄りかかる。

 

いろは「あ、先輩、あの椅子使ってください」

 

八幡「いや流石にいろはが使えよ」

 

いろは「いえ、わたしはもう決めてあるので」

俺が理解してないまま椅子に座るといろはが俺の膝に座ってきた。

 

八幡「っ!?お、おい……」

いろはからはシャンプーの良い匂いがしてきて鼻腔を擽ってくる。それにこの体制はまずい。何がまずいって、あれがこーなると誤魔化せなくなる。

 

いろは「先輩何慌ててるんですか?気持ち悪いですよ?」

そんな満面な笑顔で言われたら何も言い返せなくなってしまう。

いろはは、少しずつ俺に体重を預けてくる。

 

八幡「い、いろは……流石にこの体制は……」

何故まずいかは言えないが本当にやばい。匂いもそうだが先程からいろはが位置が悪いのか若干動いているせいで刺激も加わり我慢が出来なくなってきていたのだ。

 

いろは「・・・分かってますよ。ねえ、先輩。わたしは良いですよ?」

何がとは聞けない聞いてはいけない気がしたから。

 

八幡「お前わざと動いてないか?」

 

いろは「少しずつ先輩固くなって来てませんか?」

 

八幡「ばっ……なってねーよ」

 

いろは「先輩、後ろから抱き締めてくれませんか?」

 

八幡「どうしたんだよ……」

 

いろは「その、今日助けてくれたこと本当にありがとうございました。実は少し怖かったんです」 

いろはは、話をしながら立ち上がって俺の方を向いて座り直してくる。

今俺は、いろはと向かい合っていろはは俺の腰に股がっている。スカートなので艶やかな足が露になりあと少しで見えそうな所で目を反らすと俺の頬を両手でガッシリと捕まえてきた。

 

いろは「・・・せん、ぱい……」

いろはの目はトロンとしており俺のあれもあれしてしまっていた。

 

そして。

 

今日2度目のキスをした。今度は軽く触れ合うだけのキスを。

 

いろは「先輩の事、待つって言ったのにごめんなさい……どうしても今日だけは……んっ!」

俺はいろはが言う前にキスをした。唇と唇を合わせる。その時に柔らかいいろはの唇に触れて体が熱くなってしまう。

 

いろは「ぷはぁ……嬉しいです先輩♪」

そんないろはの笑顔を見てしまった俺はまたキスをするために唇を近付ける。

 

いろは「んんっ……んん、せ、んん……せんぷぁい……ここ」

いろはは俺のある部分を見ながら言ってくる。

 

いろは「・・・わたしでこうなってくれたんですね」

いろはは右手を俺のそれへと伸ばした。

 

八幡「うっ……く」

少し触れただけなのに今まで味わったことの無いような感覚に陥っていく。

 

いろは「せんぷぁい~」

いろは、もう半分呂律が回っていないような声をあげて俺のそれをズボン越しに愛でている。

 

コンコン。

 

ビクッと御互いの肩が震えて意識が戻ってくる。

 

???「あれー?鍵かかってんなー……てここ304じゃなくて308じゃん……やっべ」

そう言ってどこかに行ってしまった。

 

いろは、八幡「「ふぅ……」」

俺といろはは揃って溜め息を吐いて顔を赤くしながら苦笑いを浮かべてその状態で眠りについた。

 

 

 

Prrrr。

俺は携帯の着信で起きると未読のメールが45件。不在着信が30件も入っていた。

最初の1件目は由比ヶ浜からだった。

 

 

 

 

【ヒッキーまだ来てないけど今日休みー?】

 

 

そして問題は2件目からだった。平塚先生の名前で埋まっていた。

 

 

1件目 時刻8時

【比企谷君。登校時間が過ぎています。もしかしてまだ寝てますか?(笑)】

 

 

2件目時刻8時10分

【先程もメールを送りましたが未だに返事がありません。着信もいれましたが音沙汰なしです。どうかしましたか?交通事故にでも遭ってしまいましたか?とても心配です】

ここまでなら良い先生だな。

 

 

 

3件目時刻8時30分

【まさか1時限目の私の授業だけボイコットする気ですか?それはないと信じてます。出来るだけ早く連絡をください】

 

 

 

4件目

【何度も何度も連絡をいれているのですが連絡がつきません。本当は気づいてるんじゃないんですか?ねえ?気付いてて無視してるんでしょう?

 

 

 

 

早くに電話に出ろ】

効果は抜群だー。先生が結婚できない理由は絶対ここにある。

 

俺は平塚先生に連絡をする。思った以上に聞き入れてくれて、今回は許してくれると言うことだった。

 

いろは「ん……んんっ……先輩?」

いろはが最悪のタイミングで起きて爆弾を投下してきた。

 

平塚先生「比企谷?」

 

八幡「何でもないです」

 

平塚先生「今女の声が聞こえたが?」

 

八幡「駅にいるので、そのせいですよ」

 

平塚先生「・・・ほう?どこの駅「あ!電車が来たので1度切ります!」」

それだけ言って電話を切った。

 

いろは「先輩、今の電話の相手誰ですか?」

いつもより少し冷たい声で聞いてくる。

 

八幡「あー平塚先生だよ」

 

いろは「先生でしたか♪おはようございます、せ~んぱい♪」

いつものあざとい笑顔で言ってくる。

 

八幡「なあ、いろははさ」

 

いろは「どうしました?」

 

八幡「その、俺といることで受ける被害って考えたことあるか?」

 

いろは「何ですかそれ?」

 

八幡「ほら、お前だって顔は可愛い方だろ?」

 

いろは「顔は、は余計ですけどそうですね、可愛いですよ?」

 

八幡「言い切るお前もすごいが、そんなお前が俺みたいなのと一緒にいて周りはどう思う?」

 

いろは「なんですか惚けですか?それ本人に言っても恥ずかしいだけですよ?」

 

八幡「惚けじゃねーよ 。ただ俺といることで……」

 

いろは「はあ……先輩の言おうとしていることはなんとなく分かりました。でも先輩は先輩です。周りが何て言おうともわたしには関係ありません」

 

八幡「いろは……」

 

いろは「まあ、優柔不断でマイナス思考な所と自分を犠牲にするところがなければもっと良いですけどね♪」

 

八幡「自分を犠牲になんてしてないだろ?」

 

いろは「自覚なしですか……まあ良いです。それよりも先輩これからどうしますか?」

 

八幡「これから?帰るんじゃないのか?」

いろはは俺に正面から抱き付いてきて耳元で言ってくる。

 

いろは「昨日の続きやりたいですか?」

 

八幡「・・・帰るぞ」

 

いろは「えー先輩~帰るんですかー」

 

 

俺達は漫画喫茶から出て家に向かって歩きだした。周りの目はあきらかにいろはに注がれている。そして俺を見て皆同様に肩を落とす。

俺が隣にいることで、いろはのイメージを悪くしているのではないか……いつも思っていた。でもいろはは言ってくれた。俺は俺だと。

 

 

 

 

家に着いたわけだが、中々家に入れないでいた。

 

いろは「あれ、小町ちゃんですよね」 

 

八幡「だな……」

 

いろは「小町ちゃんに連絡しなかったのは不味かったですね……」

 

八幡「ああ。平塚先生のが酷すぎて最後の方に来てた小町のメールに気付いたのも今さっきだったしな」

 

いろは「それでその……返信は?」

 

八幡「ない」

 

いろは「あ、あのーわたしちょっと用事を思い出したので家に一旦帰りー」

俺は回れ右をしたいろはの腕を掴む。

 

八幡「今はここがお前の家だろ?」

 

いろは「先輩、口説いてるんですか?今の状況で言われても困るだけなので、でも拒否もしないのでむしろウェルカムなので両親に挨拶をお願いします」

 

八幡「・・・いくぞ?」 

 

いろは「……はい」

俺達は覚悟を決めて扉を開けるとーーー。

 

 

 

ーーー小町が泣きながら俺達に抱き付いてきた。

 

八幡「ちょ、え?」

 

いろは「小町、ちゃん?」

 

小町「良かった……良かったよ。二人が無事で」

 

いろは「小町ちゃん、ごめんね心配かけて」

 

小町「・・・お兄ちゃん?」

俺といろはに抱き付いた後小町が少し語尾を強めて俺の名前を呼んできた。

 

八幡「どうした?」

 

小町「なんでお兄ちゃんからいろはちゃんの匂いがしていろはちゃんからお兄ちゃんの匂いがするの?」

 

八幡・いろは「」

俺達は小町の問いに黙っていることしか出来なかった。

 

小町「もしかして……やっちゃった?」

 

八幡「やっちゃった?て何をだよ。てかやってねーよ」

 

小町「ならどうして匂いがするの?」

 

八幡「それは……」

何か良いわけを言おうとするが昨日のことがフラッシュバックして声が出なくなる。いろはに助けを求めようといろはを見ると真っ赤になって下を向いていた。

 

小町「・・・小町的には二人が仲良くしてくれるのは良いんだよ?ただね、エッチはまだ早いんじゃないかな?」

 

八幡「おい小町、誰だそんな言葉教えたやつ」

 

いろは「先輩落ち着いてくだささい」

噛んでるお前に言われたくはない。

 

小町「小町がいてやりにくいなら言ってくだいね?いつでも家空けますから♪」

 

いろは「小町ちゃん、本当にそういうことは……」

 

小町「分かってますよ~たぶんですが寄り添って寝たくらいなんでしょうし、小町的にはお姉さん候補筆頭のいろはちゃんが1歩先に行ってもいいなーって言ってるだけですよ~♪」

実際はそれ以上先に進んだんだが言える筈もない。

 

 

八幡「疲れたからもう寝るわ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌朝起きたら大変なことになっているのだがまだ俺は知らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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