いろは(八幡お兄ちゃん )八幡(俺はいつからお前のお兄ちゃんになったんだ...?)(題名を変える予定です。内容は変えません) 作:@まきにき
今回は、陽乃さん登場ですが、陽乃さん難し過ぎです...陽乃さんに見えなかったらすいませんm(._.)m今回は、まだ雪乃は小学生なので、陽乃のことが、大好きという設定で書いてます!
少し長くなってしまいましたが、良ければ見てください!
修正をしました、4年が過ぎてしまうと、小学生6年になってしまうということなので、3年に過ぎたに変更しました。ご指摘ありがとうございます!
デパートの屋上噴水広場にて。
雪ノ下「比企谷君、来るのが遅いのだけれど」
八幡「いや、今回は俺のせいではないと思うんだが...」
雪ノ下「全く、時間ピッタリだからといって、女の子と出かけるのに後から来る時点で遅刻なのよ?遅刻谷君」
八幡「り、理不尽すぎる....」
何故、雪ノ下と八幡が二人で、デパートの屋上にいるかと言うと今から1時間ほど前に遡る必要がある。
俺は朝起きると目の前に見覚えのない美人なお姉さんが俺の顔を覗いていた。
なんか、デジャブな気がしたがそこはスルーしておこう。
八幡「え、えと何をしているのですか?」
陽乃「君の寝顔を覗いているのよ」ニコ
何故だ?訳がわからなかった...てかこの人誰だよ。
八幡「えと、あなたは誰ですか?小町の友達とか?」
陽乃「私はねぇ~うーん」
なんで、この人自分の名前言うだけなのに、こんなに考えてるの?名前ないの?
陽乃「私誰だと思う~?」
は?この人は何を言ってるんだ?
八幡「いや、質問を質問で返さないでくださいよ...」
陽乃「アハハ君は面白いね~普通こんな美人なお姉さんが朝起きた時にいたら襲うと思うんだけど?」
八幡「何を言っているのか全く分からないんですが...不法侵入なら警察呼びますよ?」
陽乃「ひどい!不法侵入なんてお姉さんしてないぞー」
八幡「じゃあどうやって入ってきたんですか?」
陽乃「比企谷君の彼女って言ったら君の妹ちゃんが入れてくれたよ?」
八幡「」ボー
陽乃「フゥ~」
八幡「あ、ひゃひ?」
いきなり、耳に息を吹き掛けてきやがった...しかも、変な声でちゃったし
陽乃「アハハ、耳赤くして可愛い~」
しまった...ここでようやく気づいた..この人は俺から主導権を取りたかっただけだ...
陽乃「さてーと、とりあえず、メールを見てくれるかな?」
八幡「ハァ」
俺はため息混じりに仕方なく携帯を開いた...メールが、27件もたまっていた...この人超怖ぇえ。
陽乃「えと、分かってくれたかな?」
え、何が?俺の前にいる人が、しつこいストーカー癖の変質者ってことかな?
陽乃「私は別に変態じゃないからね?」
はぁ...ん?あぁ宛名に名前書いてあるな、陽乃..さんか。
八幡「あのー陽乃さん?」
陽乃「おぉ、ようやく分かったのかね」
八幡「えと、それで俺に何のようですか?」
陽乃「比企谷君をお迎えに来ましたぁー♪」
八幡「は?」
陽乃「あっれー?まだ内容読んでないのかなぁ?」
八幡「あぁ、すいません俺のメアド知ってるの、小町か楽トンくらいだし、メール来ても家の中なら別に見る必要が....あの」
陽乃「んー?どうしたのかなー?比企谷君」
八幡「あの...なんで俺のメアド知ってるん、ですか?」
陽乃「フフフ知りたい?」
これを聞いたら何か分からないが戻れない気がしたので...
八幡「・・・いや、結構です」
陽乃「さぁて、謎が解決したところで」
いや、全く解決してないんですが?
陽乃「比企谷君」ニコ
陽乃さん、笑顔がすごい怖い..小町間違いでもいいからお兄ちゃんの部屋に来てくれ~
八幡「・・・は、はい」
陽乃「着替えよっか♪」
もう訳が分からない...頭で考えて何も言葉が出てこないのは初めてだ。
陽乃「ほらほら~早く脱いで~」
呆然と立ち尽くしている俺に陽乃さんは、I LOVE 千葉と書かれたTシャツを脱がしにかかっていた。
八幡「にゃ、にゃにをやっているんですか!?」
陽乃「なにをって着替えを手伝っているんだよー?」
いや、そんな当たり前でしょみたいな顔でキョトンとしないでくださいよ、可愛いから、俺の理性飛んじゃうから。
小町「お、お兄ちゃん、さっきは急で困惑しちゃったけど、彼女って一体...?」ガチャ
小町が最悪の状態で俺の部屋に入ってきた、今俺はTシャツを脱がされて上の服を着ていない...いや脱がされている。
小町「や、やっぱり二人は...」
八幡「お、おい...小町、お前何か勘違いを」
陽乃「あっれー小町ちゃんだっけー?ごめんね、こんな所見せちゃって~」ダキ
陽乃さんは、俺が誤解を解こうとしたら、爆弾を投下しながら抱きついてきた..ちょ、やめてください..や、柔らかい...これが、万乳引力か、は、離れられない。
小町「お、お邪魔しましたぁーーー」バタン
扉が勢いよく閉められて小町が部屋から飛び出していった。
その音で我に返り陽乃さんを引き離す。
八幡「じ、自分でやりますから!」
陽乃「ちぇーまっいっか...それじゃ外で待ってるからね~10分いないに来ないと...じゃね~」
・・・10分以上かかったら、何があるの...八幡死んじゃうの?今日は、8月8日これが俺の命日か..ん?8月8日?何か大事な日だったような... てか、小町の誤解も解かないと...そんなことを考えていると外からさも楽しいと言いたげな明るい声が聞こえてきた。
陽乃「比企谷君~あと5分だよぉー♪」
いままで、考えてた事を全て忘れて着替えを済まし、階段から半分落ちながら急いで外に出た。
陽乃「おっしー」
ま、間に合わなかった...のか。
陽乃「残念あと少しで10分過ぎたのにね~」
え?間に合ったの?どっちなのん?
陽乃「さ、それじゃいこっか」ニコ
八幡「・・・どこにですか?」
陽乃「そ☆れ☆わ、着いてからのお楽しみだよ♪」
八幡「はぁ」
もう、ため息しかでてこなかった...そして、陽乃さんは確実に俺の苦手なタイプだと思った。
八幡「えと...陽乃さん?」
陽乃「んー?早く乗りなよぉ~」
陽乃さんが、乗り込んだのは、黒塗りのいわゆるベンツだった...この人の家どれだけ金持ちなんだ..金持ちの人がなんで俺を?....まさか..俺を拐って身代金の要求を!?...いや俺にはそれだけの価値がないので却下だな...あとは、俺が国語の点数良いのを知って、何かに利用するんじゃ!いや、明らかに陽乃さんのが頭が良いのでこれも、却下だな...うん分からん謎だ。
八幡「はぁ」
こうして、今日何回目かのため息を吐きながら渋々ベンツに乗るのだった。
陽乃「さてと、私たちは今先週オープンしたばかりのデパートに向かっています♪」
八幡「へぇー...はぁ?」
オープンしたばかりのデパート..しかも、日曜日絶対混んでんじゃん!やだ、八幡帰る。
八幡「あの、すいません俺ちょっと用事をおも「あ、見てみてあれだよぉー」」
どうやら、陽乃さんは俺を帰す気はないようだ..
陽乃「それじゃあ、本題ね、比企谷君には今から雪乃ちゃんとデートをしてもらいまーす♪」
・・・もう、驚き過ぎて反応するのもめんどくさい...がこの話題は、スルー出来るほど穏やかじゃない、なんか俺の命運がかかっていそうだ。
八幡「あの」
陽乃「なにかな~?」
八幡「質問を3つほどいいですかね?」
陽乃「答えないかも知れないけどねぇ~」
八幡「まずひとつ目、デートってなんですか?」
陽乃「比企谷君、デートも知らないの?全く~しょうがないなぁ~デートっていうのはね、男と女が二人で遊びにいくことだよ♪」
デートの定義を聞いた訳じゃないんですが...しかもなんか言い方がエロい..。
八幡「はぁ、それじゃあ二つ目、雪乃ちゃんて誰?」
陽乃「あっれ~友達の名前も忘れちゃったのかなぁー?」
友達?俺に友達なんていな....あ、雪ノ下...雪乃か。
八幡「なるほど」
陽乃「ほほう、思い出したのかね?」
八幡「はい、まぁ、じゃあラストで、雪ノ下と陽乃さんの関係は?」
陽乃「姉妹だよ~似てないかなぁ~?」ニコ
いや似てるんですが、性格が違いすぎて別人だと思ってた...そういえば、保健室の時、お姉ちゃんに頼んで保健室の先生排除したって言ってたな...成る程この姉なら簡単に排除しそうだ。
陽乃「はーい、着いたよ~」
八幡「えと、待ち合わせ場所もう少し先だと思うんですが...」
ここは、大きなデパートの扉の前で待ち合わせ場所は、屋上の噴水広場とメールに書いてあった...屋上には、車でもそのまま行けるように屋上の隣にも駐車場が設置されており、そこまで車でいけば早いはずだ、しかも楽だ、こんな人混みの中歩いて屋上まで行きたくない、俺は出来るだけ動きたくないのだ。
陽乃「あとは、自分で歩いていってらっしゃーい♪」
八幡「この、人混みの中をですか?」
陽乃「アハハ、それが嫌なら」グイ
ちょ、近い、近い、良い匂い...て違う!
陽乃「私を、お姫様抱っこしながら屋上まで行きたい?」
とんでもないことを、言い出しやがった...そんなことになれば俺の人生は確実に終わる...やはり俺は陽乃さん...いや雪ノ下姉妹には勝つことは出来ないのだと思った。
八幡「はぁ、分かりました、屋上まで「お姫様抱っこしてくれるのー?」なわけねぇだろ!」
しまった、俺としたことが..年上にタメ口で怒鳴ってしまった...
陽乃「比企谷君、ひどい!まぁあんまり期待はしてなかったんだけどね~」
八幡「あーはいはい」
俺は、ベンツから降りて一度お辞儀をしてからデパートの扉に向かって歩き始めた。
陽乃「あ、比企谷君~」
そんな、俺に陽乃さんは、ベンツから大声で俺を呼び始めた...ほんとに、やめてください、なんか周りの人俺めっちゃ見てるし、恥ずかしいんで勘弁してください。
陽乃「ちゃんと、待ち合わせ場所にいくんだぞー寄り道なんてしたらお姉さん許さないからねぇー」
俺は、軽く頷き速足でデパートの中に入っていった。
俺は、時間を確認するために携帯をポケットから取りだし時間を見る。確か...約束の時間は10時だったな、今は...9時52分...何のフラグだよこれ。
俺は、エレベーターまで走った珍しく人目も気にせずになのに...
八幡「な、なんだと?」
エレベーターは、点検中で使用不可能と書かれていた..上に行くには隣の非常階段を、かけあがりやがれと、書いてあった...かけあがりやがれってなんだよ!クソッ
もう一度、携帯をポケットから出し時間を確認した、9時55分、ここまで走ったお陰かそこまで経ってはいなかった。俺は非常階段に手をかけてかけあがった。
八幡「はぁはぁはぁ」
さっき、30階という文字が見えたがまだ上のようだった...八幡は、疲れきっていて、肩で息をしていた。普段からあまり動いていないので体力がないので、この階数はかなりきつかったが、八幡は、諦めていなかった、陽乃さんという、恐怖の対象のおかげで、とっくに無くなっているはずの体力を振り絞り階段を1段1段登っていく..そして、50階という文字が見えて、屋上の入り口らしき扉が見えた。
八幡「や、やっと屋上についたぞ...」
ここで、八幡は思い出した、時間は?携帯をポケットから出して見てみると10時29分を指していた...終わった、心の底からそう思ったが、約束された場所には行かないといけないと思ったので、速足で向かうと見知った顔が噴水の前にいた。
雪ノ下雪乃だ、いつものストレートではなく、リボンで結んでツインテールになっている..かなり、可愛いのだが..俺は口の中に溜まった、唾液を飲み込み、手汗をかいた手を強く握りしめて雪ノ下に話しかけた。
八幡「よ、よぉ雪ノ下奇遇だな」
俺は素直に謝ろうとしたが、言い訳を言っていた。
ここから冒頭に戻ります。
八幡「・・・ちょっと、待て雪ノ下時間ピッタリ?」
雪ノ下「えぇ、だって今は10時じゃない、ついに、あなたは時計も読めなくなってしまったの?馬鹿谷君」
八幡「いやだって、俺の携帯では...携帯」
俺は嫌な予感がしていた...俺の脳内では、陽乃さんが笑って俺を見ている状態がフラッシュバックされている...まさか、な。
八幡「なぁ、雪ノ下」
雪ノ下「なにかしら?」
八幡「今からもしかしてここに雪ノ下の姉も来るんじゃないのか?」
雪ノ下「え、えぇそうだけれど何故あなたがお姉ちゃんのことを知っているのかしら?私はあなたにお姉ちゃんのことを話した覚えはないのだけれど...」
話した覚えはないだろうが、口には出していたんだがな...まぁそこはあまり重要ではない。
八幡「雪ノ下が、何を考えているのかは知らんがそれは違う、俺が何故雪ノ下の姉を知ってるのかは後で話すだからとりあえず」
俺は雪ノ下の手を掴むとデパートの中に向かって走り出した。途中雪ノ下が、何か言っていた気がするがそんなことに構ってやれるほど、俺は今余裕がない。
2階、降りてきた所でこの辺までくれば大丈夫だろうと思って、走るのをやめてとまった。
八幡「ふぅーこれで安心」
雪ノ下「はぁはぁはぁ」
・・・すっかり、雪ノ下のことを忘れていた...雪ノ下は、よほど疲れたのか文句も言えずに肩で息をしながら床に座り込んでしまった。
俺は、雪ノ下をこのままにしておくことはできず、近くのにゃんにゃんカフェという場所があったので、とりあえずそこまで雪ノ下を連れていった。店員さんは、俺に肩を預けている雪ノ下を見て困惑していたが、俺が「二人で...あの早めに座らせて貰えると嬉いんですが...」と言うと、慌てながら席まで案内してくれた。
雪ノ下「はぁ、はぁ...ひ、比企谷君、どういうつもりかしら?」ゴゴゴ
明らかに雪ノ下は、怒っていた、まぁそれは当然なので、素直に怒られる覚悟を決めていたのだが、一匹の救世主が現れた。
三毛猫「ニャー」
いきなり、猫が雪ノ下の膝に座り込んで丸くなり「ニャー」とないている。
雪ノ下「ひ、比企谷君」
あれ?なんか嬉しそう?てかもう怒ってなさそう?
八幡「は、はい」
雪ノ下「今回は、こんな素敵な場所に連れてきてくれたことに敬意を賞して許してあげるわ」
あ、猫好きなんですね..なんか、雪ノ下も猫撫でながら、ニャーって言ってるし..まぁ怒られないならいいか。
八幡「そっか」
雪ノ下「でも、お姉ちゃんのことは話してもらわよ?」
そこは、忘れてなかったんですね...なんだかんだ忘れてくれたと思ったのに...話すしか、ないか。
八幡「分かりましたよ」
八幡「朝、陽乃さんがうちに来たんだよ」
雪ノ下「お姉ちゃんが?にわかには信じられないのだけれど」
八幡「あぁ、実際体験した俺も信じられん、陽乃さんと話していくうちにあの人の性格はなんとなく分かったからな」
雪ノ下「その様子だと、嘘をついている、という訳でもなさそうね」
雪ノ下「そう、お姉ちゃんがあなたの家に」ボソ
八幡「嘘ついても俺には得ないしなー」
雪ノ下「ふふ、そうね」
八幡「お、そうだ俺も1つ聞いてもいいか?」
車の中で陽乃さんに聞こうとしたことを雪ノ下に聞くことにした。
雪ノ下「えぇいいわよ、答えないかも知れないけれど」
こいつ...姉と同じこと言いやがった。
八幡「何故俺を呼んだんだ?」
雪ノ下「あなたは本当に馬鹿なのね...可哀想に、今日は何月何日かしら?」
八幡「雪ノ下は俺をわざわざ罵らないと話を進められないのか?えーと確か8月8日だろ?それがなんだよ」
雪ノ下「そう、8月8日この日ってあなたにとっては特別な日じゃないのかしら?」
八幡「んー降参だ、サッパリ分からん」
俺は、本当に分からなかったので両手を頭の上にやって降参のポーズをとる。
雪ノ下「はい、比企谷君これ」
そう言って雪ノ下は持っていた紙袋を渡してくる。
八幡「なにこれ?」
雪ノ下「比企谷君、お誕生日おめでとう」
その一言で全てが繋がった気がした、俺は、8才の誕生日を思い出していた、雪ノ下と同じように俺の誕生日を祝ってくれた、俺の幼馴染み...いままで、忘れていた、いや、忘れようと努力して、忘れていたんだ...俺は、嬉さと、悲しさに襲われて言葉が出なかった。
頬に熱いものが垂れた気がした、俺はこの感じを知っている、4年前に同じように流した...あの時は、分からなかったが今なら分かる、俺は泣いていた。
雪ノ下「ちょ、ちょっと別に泣かなくてもいいじゃないの..えと、ハンカチ..を」
珍しく雪ノ下が、俺に対してアタフタしていた、俺は雪ノ下から、ハンカチを受けとると、涙を拭いた。
八幡「す、すまないな、雪ノ下、泣いちまって...」
雪ノ下「えぇ、いやそれは別に良いのだけれど...」
八幡「雪ノ下、今日はありがとな」
雪ノ下「珍しいわね、あなたが私に素直にお礼を言うなんて、明日は雪かしらね」ニコ
すごく、優しい笑顔で雪ノ下は言った。いつも通り罵しられているはずなのにこの罵りが今は心地よく感じてしまっていた...俺は決してドMではない...と思う。
八幡「いや、8月に雪が降るわけないだろう」
雪ノ下「そんなこと分かっているわ、ただの例え話よ」
八幡「そっか」
それから、俺と雪ノ下は暫くにゃんにゃんカフェで話をしてから解散になった。
帰りは、バスで帰ることにした、そして、もうすぐ家に着くという所で彼女にあった。
陽乃「ひゃっはろー♪」
なにその挨拶...流行ってんの?
八幡「ウス」ペコ
俺は簡単に返事をして頭を下げた。
陽乃「お、やけに素直だねぇー」
八幡「えと、ここじゃなんなんで、近くに公園があるのでそこで話しませんか?」
陽乃「お?告白かな?お姉さん意外と簡単に落ちちゃうかもよぉー?」
八幡「いえ、それはないです」
陽乃「んもぉー可愛くないなぁ~」
八幡「はぁ、それでは移動しましょうか」
俺と陽乃さんは、公園のベンチに座った。
八幡「あの、今日はありがとうございました」
陽乃「うん?なんのことかなぁー?」
八幡「雪ノ下から聞きました、今日のこと計画したの陽乃さんなんでしょ?」
陽乃「んーまぁね、君のこと調べてるうちに色々分かっちゃって、私たちに似てるな~って思ったからね、つい手を出したくなっただけだよ」
八幡「まぁそれでも、俺は感謝してるんで、一応」
陽乃「そっか」
八幡「あ、あと聞きたいことが2つほどあるんですが」
陽乃「んー?比企谷君になら何でも答えちゃうよ~私のスリーサイズでも、好きなタイプでも、ね♪」
八幡「いえ、そういうのはいいんで」
陽乃「傷つくなぁー」
八幡「あ、いやその、すいません」
陽乃「うそうそ、からかいたくなっただけだよ、それで、聞きたい事ってのは?」
八幡「それじゃあ、ひとつ目、あの俺の携帯「あぁ、それなら弄ったよ?」えと、いつですか?」
陽乃「服を脱がせた時にちょちょいってね♪」
八幡「まじですか...で、今回のデートなんですけど」
陽乃「うん?」
八幡「陽乃さん、最初から俺と雪ノ下をふたりで、フググ」
陽乃さんは、ウインクをしながら、俺の唇に指を置いてそれ以上話せないようにした。
陽乃「お姉さん、勘の鋭い子は嫌いよ?」ニコ
思わず、陽乃さんの笑顔に釘づけになっていた。いままで、怖いとしか感じてこなかったのに、今は、見惚れていた。
陽乃「ふふ、それじゃあねー比企谷君~♪」
陽乃さんは、俺の唇に当てていた指を今度は自分の唇に当てながら、もう片方の手でこちらに手を振りながら帰っていった。
俺は暫く呆然として、動けずにいた。
そして、ようやく意識がしっかりとして、家につくと、小町に腕を引っ張られて、ソファーの上に正座させられて、質問攻めに合って、誤解を解いた頃は既に夜の11時になっていた。
俺は、ため息を吐きながら寝るために自分の部屋に入ろうとすると、小町に呼び止められた。
小町「お兄ちゃん、お誕生日おめでとう♪」
はいこれと言われてプレゼントを、受けとるとそそくさと、小町は、自分の部屋に戻っていった。
その夜、俺は雪ノ下からもらったプレゼントと、小町からもらったプレゼントを開けた。
雪ノ下からは、手紙と手作りのクッキーが入っていた。手紙には、一言だけ私の大切な友達の比企谷君へと書かれていた。
俺は、また涙を流しながら、クッキーを1つ1つ食べた、少し、焦げてジャリジャリしていたが、いままでで食べたどのクッキーよりも美味しく感じた。
小町のプレゼントも開けてみると、手紙が1枚入っていた、その手紙にも一言だけ友達は大切にねと書いてあった。
俺は、クッキーを食べ終わり、二枚の手紙を優しく胸の前で両手で包み込みながら静かに眠りに入った。
なんと言うか一番陽乃さんの性格が、掴めません...
後書きに書くことがないので....
作「助けて~はちえもーん」
八「いや、俺に言うなよ...」
作「私に文才を~」
雪「あなた、今、文才が欲しいと言ったのかしら?」
作「そうなんですよ、私才能ないので..」
雪「努力もしてないのに、才能のせいにするのはやめなさい、あなた、今才能が無いって言ったわね?」
作「は、はい」
雪「まず、才能のせいにするのをやめなさい、才能が、あふる人の努力を理解することが出来ないからあなたたちは才能のせいにするのよ、人間は皆平等なのよ、まずは、努力をしなさい」
作「は、はい、分かりました、1から努力して沢山の人に読んで貰えるように頑張ります!ありがとう雪ノ下さん!」