装甲少女隊、北へ CODE1940   作:ボストーク

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唐突に始まった【ガルパン×ゲート・シリーズ】の第二弾……
ホント、いきなりですみません。

そのスタートはプロローグであり、同時に”この世界”のみほにしては大人しく静かな滑り出しです(^^

ちなみに後書き設定資料も健在だったりして。


第01話 ”プロローグ1940 西住みほ中尉の場合”

 

 

 

西暦1940年、皇紀2600年、あるいは昭和15年……

様々な書物でこのような三通りのいずれか表記がされるこの年、様々なイベントがおきた。

 

例えば、遣イタリカ師団の第6戦車中隊の面々が配置転換で『特地』、『門』の向こう側から大日本帝国本国に帰国したのは、帝都に桜の花咲く1940年4月のことだった。

帰ってくる前にもソ連とフィンランドとの間で国境紛争が勃発、1939年11月30日から1940年3月13日までの戦闘が続いた。

その戦闘期間から【冬戦争】と呼ばれたその戦争の開戦も停戦も、みほ達はイタリカで聞いた。

 

さて、「大洗女子」の出身者達が五体満足に本国へ戻ってきた直後に、再び欧州で大きな動きがあった。

かねてからアーダベルト・ヒットラー総統の退陣を求めていた英仏に対し、ドイツ……正確には”ナチス第三帝国(Drittes Reich)”は武力によってそれに応えた。

そう、欧州西部への武力侵攻の開始……ドイツは中立国であったデンマークとノルウェーに突如侵攻し占領したのだ。

 

翌月の5月10日ベルギーやオランダ、ルクセンブルクのベネルクス三国に侵攻して占領。

 

だが、ドイツの猛攻と快進撃は止まらず、難攻不落と思われていた巨大地下要塞型防衛線”マジノ線”を迂回し、侵攻不可能と言われていたアルデンヌ地方の深い森をあっさり突破した。

フランス政府は6月10日にパリの放棄を決定し、無防備都市化。

そしてイギリスは自国の兵士を欧州大陸から脱出させるためにダンケルクから大脱走させねばならなくなった。いわゆる”ダイナモ作戦”である。

そして同年7月、ドイツの要請によりフランス降伏後、イタリアはかねてよりイギリスに宣戦布告することになる。

 

実はこの時、ドイツは小さな綻びを生んでいた。

そう、戦力としては未知数のヘタリ……失礼。イタリアにイギリスへの宣戦布告を要請してしまったことだ。

そう、彼らは未だ”日英同盟”が機能していることを失念していたとしか思えなかった。

 

 

 

***

 

 

 

前作【祝☆劇場版公開記念! ガルパンにゲート成分を混ぜて『門』の開通を100年以上早めてみた】の中で何度か言及しているが……

 

”この世界”の日本は、1905年(明治38年)9月5日、ポーツマス条約に反対する市民が集結する日比谷公園に突如開いた異界の入り口……『(ゲート)』により国家の命運を思い切り捻じ曲げられた。

 

『門』外勢力、後に『特地』と呼ばれる世界からやってきた謎の軍勢により、市民は無残に大量虐殺され、日比谷公園を中心に帝都の一部を占拠されてしまったのだ。

いわゆる【日比谷『門』異変】だ。

 

しかし、日露戦争で疲弊しまた主力と呼ばれる部隊が外地におり、更には今とは比べものにならぬくらいに貧弱な装備しか持たぬ当時の日本軍は組織的で効果的な対処は出来ず、次々と『門』から送り込まれる敵の増援を食い止めるのが精一杯だった。

 

結果として、日本は帝都奪還の戦力をかき集めるために大陸と半島からの全面撤退を決定したのだ。

 

あれだけ日清/日露戦争とあれだけ苦労して手に入れた大陸権益だったのに、日本流された血とかけた金をご破算にせねばならないほど切羽詰っていた。

天皇陛下がおわしますべき場所”帝都”が占領される……陛下に危険だという理由で吹上御所にご避難いただいたということが、どれほどの国辱であるのか……

とはいえせっかくの大陸の権益。ついこの間まで戦争やってたというか……条約締結手続きやってる最中のロシアに渡したら、それこそ何の為の日露戦争なのかわからなくなってしまう。

そのため、日本は泣く泣く自分が持っていた大陸権益を『委任統治』という形でアメリカに委譲することになる。

 

無論、無料で手渡すわけにも行かないので日露戦争で負った英国からの借金の肩代わりとその後の大陸への市場参入権とその際の税的優遇、またアメリカとの通商関連の譲歩という代償を求めた。

 

はっきり言おう。そんなものは大国アメリカにとっては”はした金”であり、その程度の出費で大陸権益が手に入るなら、安い物どころかまさに「棚から牡丹餅」だった。

そもそもアメリカがわざわざ日露戦争の仲介役なんて面倒な役回りを買って出たのは、大陸の権益が欲しかったからだ。

 

それが僅かな出費で苦もなく日本から勝手に転がり込んできたのだから万々歳もいいところだろう。当時の日本首脳部の忸怩たる思いとは裏腹に、急速に対日感情が良好化するのは当然だろう。

無論、こんな情況で有らばこそ1910年の日韓併合なんて話は誰も考えすら及ばず、李氏朝鮮なんて隣国があったことは、日本人の誰もが忘れていった。

 

 

 

他にも第一世界大戦やら関東大震災やら、何回もの海軍軍縮条約やら、1924年の『日米砲弾/弾薬相互換協定』やら大きな流れはあるのだが……

ともかく、こんな歴史的背景(バックボーン)があり、1940年現在の日本は日英同盟を未だ堅持しつつ、更には”日米同盟”なるものまで組む流れになっていた。

 

更に言えば、日英同盟/日米同盟共に軍事同盟の性質を持つが、実は同盟内容がかなり違う。

 

日英同盟→どちらかの国が「二つ以上の国から宣戦布告されない以上、片方は中立以上の責務を負わない」とする”片務的同盟”

 

日米同盟→「どちらかの国の領土が攻撃を受けた場合、自動的に味方陣営となり共同して対処にあたるり、どちらかの国が宣戦布告を一国からでも受けた場合、自動的に参戦」となる攻撃的な”双務的同盟”

 

締結された時代も違うし、アメリカは中立法があったりで色々理由はあるのだが……英米の認識の違いが透けて見えるような気がするのが面白い。

 

 

 

***

 

 

 

話を1940年に戻すが……

パリの陥落は残念だが、イギリスの待ち望んだイタリアの参戦により、日本はついに対独/対伊戦に参戦が決定してしまったのだ。

先ほどの同盟を補足するならば、日英同盟は「どちらかが1ヶ国に宣戦布告された場合は中立以上の義務は負わない」が、「二ヶ国以上に宣戦布告された場合は無条件で参戦」となる同盟なのだ。

 

そしてこの展開を「出来ればやめて欲しかったんだが……」という諦めに似た心境でありながら読んでいた日本は、イタリアの英仏への宣戦布告の即日付けて既に出港準備を終えて待機させていた【遣英艦隊】を出向させる。

それは巡洋戦艦2隻(金剛、榛名)+空母2隻(天城、土佐)を中核とする戦闘艦総数36隻の中々の規模の艦隊で、赤城と加賀が近代化改修で入渠していた日本が機動的に運用できる艦隊戦力の大半と言ってよかった。

基本、『特地』の戦いにはお呼びでない海軍の気合の入れ方がわかるというものだ。

 

蛇足ながらこの時点での日本の海軍力は、戦艦×2/航空戦艦×2/巡洋戦艦×4/正規空母×6でしかない。不幸姉妹戦艦はとっくに退役&解体されていて、大和型は未だ試案すらできていない。今のところ海軍が建造しているのは大物は翔鶴型空母2隻で、後は古い船の代替である巡洋艦や駆逐艦ばかりだ。

つい最近、金剛型の代替となる”新型巡洋戦艦”の建造予算が承認されたばかりだが、これも前線に登場するのはかなり先だと思われている。

 

ともかく前作の冒頭で西住みほが言っていた、

 

『だったらそのうち(日本は)巻き込まれるかもね。ポーランド救援の動きはないとは言っても、英仏は第三帝国に宣戦布告してるわけだし』

 

が形を変えて当たってしまったわけだ。

もっとも列強の一角に数えられるフランスが、こうもあっさり負けるとは誰も予想しなかったかもしれないが……

 

そして6月22日、フランスはついに事実上の降伏をする。

フランスの現政権は解体され首班であったジャンポール・レノーやアルベール・ルフランはカサブランカに逃亡中に事故死、親独中立を掲げるフィリポネソス・ペタンを首相とするヴィシー政権が立った。

 

 

 

***

 

 

 

(フランスの陥落に関しては、陸軍でもショックを受けてた人、けっこういたなー)

 

戦車徽章と真新しい”陸軍中尉”の階級章を付けた少女、”西住みほ”はメンテナンスのためバラバラにした自動拳銃の部品一つ一つを確かめながら、ぼんやりとそんなことを考えていた。

 

無理はないと言えば無理はない。

第一次世界大戦の勝者であるフランスは兵器大国と見られていた。

現代日本人から見ると少し違和感があるかもしれないかもしれないが……特に日本陸軍人はその傾向が強く「戦車を開発したのがイギリスで、戦車を発展させたのがフランス」という見方が強い。

例えば今や当たり前になってる戦車の全周旋回砲塔だが、世界最初にそれを実用化して搭載したのは”ルノーFT17軽戦車”だし、”ルノー(シャール)B1重戦車”は「多砲搭載の重戦車の一つの到達点」と評された。”ソミュアS35中戦車”は鋳造工法を砲塔に取り入れたり自動消火装置を装備していたりと近代的構造が自慢だった。

言うまでもなくこの三つは仏製で、世代は違うがどれも日本に結構な数が輸入され、実戦部隊への配備のみならず各種実験や評価試験にも投入され、大きな影響を日本戦車に与えていた。

だからイギリス同様にフランスの血統……設計思想の影響を色濃く受けている日本陸軍戦車関係者は大騒ぎになるわけだ。

 

他にも大砲の多くがフランス製のそれを原型にしているなんてのはよく聞く話だ。

 

「まあでも、フランスは戦車作りは上手くても集中運用や機動運用って戦術面の発想はなかったから……」

 

みほの見立てだと、フランスの陸戦での敗北は戦車の性能差ではなく、戦車を用いた戦術の差だ。

実際、性能ならむしろフランス側に軍配が上がるとする研究者は多いのだ。

しかし、フランスはドイツの機甲師団に対し「難攻不落のマジノ線なら押さえられる、木々生い茂るアルデンヌの森は抜けられない」と思い込んでいた。

しかし、ドイツは「マジノ線が強固なら迂回すればいい。戦車には装甲や大砲だけじゃない。足の速さがある。森の中たって戦車が抜けられる隙間くらいあんだろ?」と考えた。

 

「結局、フランスは戦車や大砲はいいものが作れても、それはあくまで『工業品としての上出来さ』であって、その兵器の戦場で用いた場合の真価や性質を見抜いていなかった……それを見抜き、積極的に用いたのが旧敗戦国で性能でも数でも劣る戦車しか持つことができなかったドイツ……歴史の皮肉を感じるよ。それともここは、『持たないからこそ頭で、発想の転換とよく練り上げられた機甲戦術で大勝』したドイツを褒め称えるべきなのかな?」

 

実際、みほだけでなく「戦車を実際に運用する側」の軍人は皆、今回のドイツの戦術に非常に注目し、あらん限りの資料を集めて熱心に研究した。

 

イタリカの一連の戦いの功績が認められ、直属の上司である杏……角谷中尉をはじめ、兄やその上の階級の多くの装甲将校の推薦もあり、中尉に昇進(他にも昇進したものは中隊でも多くいるが)したみほの手元にも、そのフランスを巡る戦いを示した資料は既にいくつも回ってきており、彼女は紙がぼろぼろになるまで何度も何度も熟読していた。

 

実際、その書類は今も前任者から他の備品共々譲り受けた机の上においてある。

その傍らには、デスノー……もとい。”みほ☆のーと”と可愛らしい丸文字で書かれ、ついでに”ボコボコにされた熊のぬいぐるみ”のイラストまでおごられた大学ノートが、まるで対であるかのように鎮座している。

もっとも可愛い表紙に対して中身はみほが「フランス侵攻戦の報告書とその機甲戦」の報告書を読みながら思いついたことや、自分なりの解釈あるいは考察を書き込んだメモでありかなりえげつない。

その散文形式で書かれたそれらをきっちり論文でまとめれば、それこそ”機甲戦術の指南書”になりそうなそれは、もしかしたらこれから彼女と対峙する敵にとって文字通りの『死を呼ぶ帳面(デスノート)』になりかねないが……

 

 

 

***

 

 

 

”シャコン”

 

みほはバラバラの状態から慣れた手つきで再び組み上げられた自動拳銃……米コルト社製のM1911A1自動拳銃、通称【コルト・ガヴァメント】のスライドを引っ張り、フレームとのかみ合わせの確認をしていた。

 

そう、もしかしたらお気づきの皆様もいらっしゃるかもしれないが……このガヴァメント、実は前作の最後の戦い【敵司令部要員包囲戦】において敵司令官、”帝国”貴族【ヘルム・フレ・マイオ子爵】から奪った戦利品なのである。

 

しかし、この拳銃には少々胡散臭いものがあった。

みほは先ずガヴァメントの本来の持ち主……は敵将が持ってた以上は死んでるだろうから、せめて形見として遺族に返そうとした。

なんせ国内ではまだまだ高額で取引されてる輸入品なわけだし。

しかし……

 

『あれ? 製造番号が……ない?』

 

そう形をよく似せた密造銃とかではなく、刻印から何から全て純正品であるにも関わらず、銃の個体を示す製造番号だけが綺麗に削られていた。

わざわざ”帝国”側の人間がそんな面倒する理由もないし、何より消し跡から見てヤスリの手作業でなくマイクロ・グラインダーかなんかで削られたものだ。

なら”帝国”側に渡る以前、本来の持ち主が所有してた頃からそうだったと考えるべきであろう。

そうする理由は、

 

『出元や持ち主を特定されたくない……だろうな』

 

他に理由が思いつかなかった。

そういうわけで、今は戦利品としてみほの手元にあった。

ただ、ガンマニアのケがあるみほ所有となった以上は、

 

「うんうん。パーツの合いもいいみたい♪」

 

オリジナルのままというわけでは当然なく、かなりの改造が施されている。

素早い照準が出来て見やすい3ドット・タイプのフィクスド・フロント&リア・サイトや手の小さなみほが扱い易いように延長されて滑り止めに形状も変えられたスライド・リリース・レバーにセイフティ・レバー、それにマガジンキャッチ・ボタンの導入。より扱い易い形状の物に交換されたハンマーや3ホール・タイプの指がかかり易く引き易いアルミ製のワイド・トリガー、そして彼女の手にぴたりとフィットするように削りこまれたオリジナルの木製グリップまではお約束だ。

更に今回は新作部品、弾倉(マガジン)の挿入をしやすくするガイド”ワイド・マガジンウェル”も装着してみた。

無論、全ては銃本隊と同じ”艶消し加工の黒色《マットフィニッシュ・ブラック》”で色を統一させていた。

これらの部品全てがオーダー品で、「まるで最初からそういう拳銃だったか」のような統一感のある見栄えから、西住家御用達の鉄砲職人(ガンスミス)がいかにいい仕事をしたかを物語っていた。

みほには「ドワーフに似た印象のオッサンが、いい笑顔でサムズアップ」してる姿が目に見えるような気がした。

 

 

 

「さてと……」

 

みほは改造ガヴァメント、仮称”ガヴァメント・みほスペシャル”をこれまたフルオーダーで作らせたショルダーホルスターに入れ、椅子から立ち上がると拳銃を二つの予備弾倉と一緒にホルスターごとあまり肉付きの良くない細い身体に巻きつける。

実は注文していた部品が届いたのはもう二週間も前だったのだが、忙しく中々組み込んで調整する時間が取れなかった。

少ない自由時間をやりくりして、どうにか”みほスペシャル”を組み上げたのだ。

これから早速、楽しみにしていた試し撃ちを洒落込もうと思っていたのだが……

 

”Knock Knock”

 

唐突に扉がノックされた。

みほは顔を顰めそうになるのを努力して抑える。

 

「はい。空いてますよ」

 

(お楽しみの前に邪魔が入るのは、もしかして神の摂理かなんかなのかな?)

 

お約束過ぎる展開に小さく溜息を突いて、入室を促した。

 

「失礼します」

 

入室し敬礼したのは伍長の階級章をつけた見慣れない……いや顔を見た気はなんとなくするが、名前は覚えてない少女だった。

 

「西住中尉殿、”校長先生”がお呼びです。【一式中戦車】の改善点でお話があると」

 

「わかったわ。今行く」

 

みほはホルスターの上から上着を纏い、伍長に先導されて部屋を出る。

 

「”細見(ほそみ)”少将は、校長室?」

 

「いえ。一式のハンガーでお待ちしてます」

 

「そう」

 

 

 

兵舎……いや、それともこの場合は”校舎”か?

そこを出ると日本を象徴する大山、富士山の威容がみほの目に飛び込んでくる。

10月の日差しの照らされたその霊峰の姿は、威厳よりただただ美しさを感じられた……

 

みほはまだ正式には”試製”の頭文字が外れていない一式中戦車と大日本帝国陸軍軍立【富士機甲学校】校長、細見忠雄(ほそみ・ただお)少将が待つハンガーへと足を向けた。

 

 

 

1940年(昭和15年)10月中旬。”東京オリンピック”から早2ヶ月……

英国本土防空戦(バトル・オブ・ブリテン)】が未だ決着を見ないが、天城と土佐の航空部隊の奮戦もあり、全体的には英国有利の情況が続いている。

いかにドイツ空軍(ルフトバッフェ)が精強でも、航空機もパイロットも有限だ。

そう遠くない将来、ドイツの【英国本土侵攻(あしか)作戦】は頓挫するに違いない。

とはいえ、欧州の戦争は今のみほには遠い世界の出来事だ。

正直、自分が欧州で戦車を操る姿が上手く想像(イメージ)できない。

 

だが、彼女は未だ気が付かない。

まだ1940年という年はあと2ヶ月以上も残ってるということを……

そして、この年の戦争(イベント)は、まだまだ用意されているということを。

 

 

 

 

 

 

 

 





皆様、ご愛読ありがとうございました。
あらすじにも書きましたが、とりあえず「今の自分に書けるもの」から書いてみようと思い書き始めた「北へ」ですが、いかがだったでしょうか?

本当に次回作のリクエストを戴いた皆様には申し訳ないです。
正直、時間の関係でできるだけ早く新シリーズを立ち上げたかったので、書ける物のなかで一番書き易いのがこのシリーズだったんです。

さて、立ち上がりは静かに戦争の足音は徐々に……次回は、あんこうの面々が揃うかな? 揃うといいナー(えっ?

それでは皆様、また次回にてお会いしましょう!



***



設定資料



コルトM1911A1自動拳銃

全長:216mm
重量:1130g
使用弾薬:11.43mm×23(45ACP)
装弾数:7連発ボックス・マガジン
発射方式:セミオートマチック

備考
アメリカ軍が1911年に制式化した”コルトM1911軍用自動拳銃”の改良型で、1927年より製造され無印と同様にA1モデルもアメリカの制式軍用拳銃となっている。
俗称は【コルト・ガヴァメント】。
基本的に日本軍が近年に制式化し下士官以下への配給を進めている”武35式自動拳銃《ブローニング・ハイパワー》”より一回り大きく、装弾数は武35式の半分ながらより大口径/高威力の45ACP弾を用いる。
軍用拳銃としての完成度は、天才銃器技師ジョン・ブローニングの設計を源流としているために極めて高く、以後一世紀近くにわたり米軍の制式拳銃として君臨することになる。

この時代、日本でも自動拳銃としては破格の大口径拳銃(ハンドキャノン)として知られていて人気がある。

一応、民間市場向けの製品(コマーシャル・モデル)もあるにはあるが、軍への納品が最優先されてるので生産国アメリカでも品薄状態が続いていて、日本へ輸入されるのは無印/A1含めて更に少数で、お陰でプレミア価格がつきまくっている。
それに目をつけた新興民間銃器メーカーの帝都マルイ銃砲やイースタン・アームズ、東京RGC(リアル・ガン・カンパニー)社がライセンス権を得て現在、公認レプリカ・モデルを製造しようとしてるが……顧客名簿のトップが在日米軍というのがなんだかなーという感じである。

作中では「前作より引き継ぐみほの戦利品」、「製造番号が削り取られた出所が元から怪しい拳銃」として登場、みほの手により例によって”武35式・みほカスタム”の如く、”ガヴァメント・みほスペシャル”として改造されまくってしまう。
この「北へ」シリーズの彼女の最も身近な相棒であり、前作からつながる伏線であり、同時にこのシリーズから登場する『とあるキャラ』の出身国の象徴だったりする。








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