遊戯王~友と絆と愛とそして……~   作:瑞田高光

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えっと、まず先に言っておきますが、今回だけはすごく長いです。


今回は20000文字越えですからね。


…………まぁ、なんでこうなったのかってぇと……本来は4部構成だったんですが…………シンクロを出したい欲求がMAX振り切れてしまったために、1話分丸々を1ターン経過だけに使ってしまったのが原因です。はい……

それで、流石にそのまま更新するのもあれかと思って、この闇のデュエル回を全て1話にしてしまいました。


なので、普段ではあり得ない長さとなっています。二度とこんなに長くはしないと思います。多分……

○○出したい欲求が出なければ普段通りの5000文字未満の手頃な話になるので大丈夫かと…………どっちにしても投稿までの期間は空いてしまうんですけどね

それでは、もう何話目になるのか分かりませんが……ここで漸くこの小説でシンクロ本格始動です!

一時的に本当に「ずっと俺のタァァァァァン」になるのでその辺はご了承ください。



それでは、どうぞ!


シンクロ初お目見え! 闇のデュエル!!

 龍騎と霧斗は無事に(龍騎は筆記が大分危なかったが)イエロー寮に昇格出来たものの、部屋があまり無かった事もあり、霧斗が空き部屋に……そして龍騎は…………

 

 

 

「……って訳で、宜しくね。兄ちゃん!」

 

「まぁ、無難だよな……」

 

 満との相部屋となった……

 

 

 

 

 それから数日後の深夜、満は愛花にPDAで呼ばれて廃寮の近くにやって来た。

 

「愛花、どうしたんだ?」

 

「満くん……実はね、明日香ちやんがこの中に入っていっちゃって…………」

 

 その返答で満はすべてを察した。既にここまで来たのだと……

 

「分かった。愛花はここで待機しておけ」

 

「え、う……うん!」

 

 愛花を残して満は足早に廃寮の中へと向かった。

 

 

 

 

 

 

「……そんで、お前らは探険気分で廃寮の中に来たのか?」

 

「おう! 折角だから肝試しってな!」

 

「それに、お前も居たのか……道理で帰ってきてないと思えば…………」

 

「良いじゃん、楽しみだったんだから!!」

 

 ……のだが、満はホールの所で固まっている十代らを見付けた。

 満は、このときのメンバーの中に翔やコアラ君……そして燐平に龍騎の姿を確認した…………その時、突如として女子の叫び声が聴こえた。

 

『っ!!??』

 

「アレは……明日香!?」

 

「(もう始まってるのか!!)行くぞ!!」

 

 十代が叫び声の主が明日香であることに気付くと、満と十代が先導して声のする方へと走っていく…………と、その最中に十代が足元に何か落ちているのを見付けた。

 

「!? コレは明日香のカードじゃねぇか!!」

 

 そして、満は何かの跡に気付いた。

 

「この跡は何かが引き摺られたような……龍騎、燐平。俺達は先に行こう。十代達はそのカードを全部まとめておくんだ!!」

 

 ほぼ怒号に近い指示だしに十代らは若干驚きながらも頷いた。

 

「「うん(オーケー)!!」」

 

『り……了解(っす/なんだな)!』

 

 そして、満と龍騎、燐平は跡を追って更に奥へと進んで行った。

 

 

 

 

辿り着いた部屋には謎の大柄な男が仁王立ちで立っていた

 

「フフフ、待っていたぞぉ……三林満ぅ、それに…………? 遊城十代は何処だぁ…………?」

 

 どうやら、その男は満と十代を待っていた様子だったが、十代が居ないことに疑問を抱いていた。

 

「アイツは遅れてくる。そんなことより、俺に何の用がある??」

 

「……まぁいいだろぅ。我が名はタイタン。貴様に闇のデュエルを申し込むぅ!!」

 

「……良いだろう。受けて立つ!!」

 

「兄ちゃん……(原作知ってるから怖くないけど…………問題は見破った後……あの後、本物の闇のデュエルになる…………)」

 

「大丈夫だ。闇のデュエルなんてそうそうあるもんじゃねぇ……(原作的にそう言っといた方が良いよな? ……それに、さっきここに来る途中に社長に連絡して何とかシンクロをこれからも使える様にしてもらったけど…………まぁ、別に『蒼眼の銀龍』位なら問題ないかな?)」

 

「……良いだろぅ…………デュエルだぁぁ……」

 

「デュエル!」

「デュエルゥゥ……」

 

満LP4000

タイタンLP4000

 

「(できる限り早く終わらせて帰る!!)先攻は俺だ! 俺のターン……ドロー!!」

 

手札5→6

 

「!! (……モンスターがコイツだけ…………!? 普段は手札に2~3体は回って来るのに!!)俺はモンスターとカードを4枚セット永続魔法“悪夢の蜃気楼”を発動…………ターン、エンドだ!」

 

「!?」

 

「兄ちゃん……」

 

満LP4000

手札0

???

伏せカード4枚

悪夢の蜃気楼

 

 

「ぅ私のターン……ドゥルォォ…………」

 

「スタンバイフェイズに悪夢の蜃気楼の効果が適応される……デッキからカードを4枚ドロー! 更に、“非常食”をチェーンで発動。逆順処理を開始する。非常食により、俺の場の悪夢の蜃気楼を墓地に送り、その数×1000回復。更に蜃気楼により手札を増やす……」

 

タイタン手札5→6

 

満手札0→4

LP4000→5000

 

「……手札を補充したか。ただの事故か、それとも何を考えているのか…………」

 

「…………どちらか……見極めてみろよ……!(くそが……何がどうなってんだよ…………! 何とか少しは来たけど……これじゃ、全然足りない…………!)」

 

 満は額に汗を滲ませ内心焦りながらも声を若干荒げて威嚇する……が、兄の事をよく知る龍騎は…………

 

「(兄ちゃん……前に教えてくれたじゃん……焦ってたらデッキが答えてくれないって…………!)」

 

「……まぁ、良い。私は“インフェルノクインデーモン”を召喚するぅ!」

 

インフェルノクインデーモンATK900

 

「確かそいつは、毎ターン自分のデーモンモンスターの攻撃力を1000ポイント上げれるんだったな……?」

 

「その通りだぁ……私はインフェルノクインデーモン自身を選択ぅ…………」

 

インフェルノクインデーモンATK900→1900

 

「更にぃ……フィールド魔法“万魔殿~悪魔の巣窟~”を発動するぅ!」

 

「っ!!」

 

 辺りが何やら気味の悪い世界に変わってしまうと、満は更に苦い顔になり……

 

「チッ……コストを踏み倒す為か…………」

 

「そうだぁ……さしずめ、地獄の一丁目と言うべきかぁ…………? さて、バトルぅ!! インフェルノクインデーモンで伏せモンスターに攻撃ぃぃ!」

 

 そして伏せられていたモンスターカードが裏返る……

 

???→ボルト・ヘッジホッグDEF600

 

「……セットモンスターは“ボルト・ヘッジホッグ”…………破壊される」

 

「!!(兄ちゃん、もしかしてあのデッキは……!)」

 

「……見たことないモンスターだが、そのモンスターも伏せカードも破壊されることがトリガーの様でも無いから気にしなくとも良いか…………カードを2枚セットし、ターンを終える」

 

タイタンLP4000

手札2

場(万魔殿~悪魔の巣窟~)

インフェルノクインデーモンATK1900→900

伏せカード2枚

 

「…………俺の、ターン……(このドローで……大分戦況が変わるが、このデッキでやれるのか……?)」

 

 満がデッキを見つめてドローしようと手を動かしていると……

 

「満!!」

 

 ここで十代らが満らと合流した。満は驚いて後ろを振り向く。

 

「っ!! 十代……」

 

「お、満のデュエルか! 今、どうなってんだ??」

 

「今、ちょうどアイツのターンなんだがよ……序盤だけど、LPは少し上回っているけど、盤面で言うと少し不利なんだよな…………」

 

「そっか…………満! お前さ、何があったのかわかんねぇけど……お前の強さを見せ付けろよ!!」

 

「……!」

 

 燐平から現在のデュエルの状況を簡単に説明すると十代は頷き、満の方を向くと叫び、笑顔でいつものポーズをやった。

 満はその様子を見て驚くと「ねえ、兄ちゃん!」という龍騎の言葉を聞き、龍騎の方を振り向く。

 

「兄ちゃんさ、前に教えてくれたよね」

 

「前に……?」

 

「うん。『デッキは言わば自分の心だ。自分の心が揺らいでたらデッキも答えてくれない』って……」

 

「あ……!」

 

 そこで満は気付いた。自分は早く決着を付けようと焦っていたのだと…………その上で良いカードが引けなかったのをデッキのせいにしかけていた。

 

「…………ありがとう。漸く目が覚めたよ」

 

 満は涙を流しそうになったが、気合いで乗りきるとデュエルの相手であるタイタンの方へと向く。一度目を閉じてそして軽く息を吐き……目を開いた。そして十代達や、龍騎らに聞こえる声で叫んだ。

 

「こっからが、ショータイムだ…………驚いて、腰抜かすなよ!!」

 

「へへっ、お前のデュエルは驚かされっぱなしだったから……ちょっとやそっとじゃ驚かねぇぜ?? さぁ、見せてくれよ。お前のデュエルを!!」

 

 満の言葉に十代はニヤリとしながらデュエルを促す。

 

「あぁ! 俺のターン……ドロー!!」

 

手札4→5

 

 満はデッキトップを勢いよく引く……そして、そのカードを見るとクスリと笑って自分の伏せカードを発動させた。

 

「2枚入れてたのは正解だったかもな! まずは伏せていた3枚の同じカードを全て発動!! “ゴブリンのやりくり上手”っ!!」

 

「え、兄貴ぃ……あのカードって…………確か墓地にあればあるほどいいカードだったよね? 今、全部発動しても処理が終わってから墓地にいくから意味が無いんじゃないっけ??」

 

「あぁ……そうだよな…………一体何を??」

 

「兄ちゃんってば、非常食2積みだったの……!?」

 

 十代と翔が満の行動に疑問を抱いていると、龍騎が苦笑いで呟いた。

 

「非常食……なんだな?」

 

「あぁ。まぁ、見てみろよ……これが…………アイツのドローコンボだからよ……!」

 

 コアラ君が非常食のカードが何を意味するのかと首をかしげていると、燐平はニヤリとしながらそう答えた。

 

「更に手札から非常食を発動してチェーンを組む! ……使いたいカードはおありで??」

 

「…………いや、無い。続けてくれぇ(何を仕掛けてくる…………まぁ、伏せているカードの片方はミラーフォース……高火力のモンスターを出してもこれ等で返り討ちにするぅ……!)」

 

「んじゃ、俺のドローコンボ発動! まずは非常食の処理によって場の3枚のやりくりを墓地に送ってライフ3000回復……そしてやりくりの効果処理に移る…………けど、ここで問題。今からゴブリンのやりくり上手の効果を処理するけど、この時、俺の手札は4枚から何枚に増えるかな??」

 

 効果処理の途中で満は後ろにいる面々に振り向かずに問題を出した。

 

「え、えっと……墓地の同名カード1枚につき引ける数は増えるから…………えっと……って、あれ…………これ、まさかとは思うけど……墓地にあるのは3枚!?」

 

 翔は計算途中で何かに気付いたようだ。

 

「? どうしたんだ??」

 

「……??」

 

「うん。ひとつ前の処理で3枚とも墓地に送ったからね。それじゃ、答えを計算しようか」

 

 十代とコアラ君は分かってない様子で翔の方を見る。龍騎が翔の言葉を肯定し、答え合わせを行った。

 

「1枚目の処理時に4枚ドローして1枚をボトムに。2枚目の処理で4枚ドローして1枚ボトムに。3枚目の処理で4枚ドローして1枚ボトムに……つまり、計9枚引けるわけで…………答えは13枚、だね!」

 

「はあっ!? マジかよ!? そんなに引いたらデッキ無くなるんじゃ…………」

 

 龍騎の弾き出した答えに十代が拍子抜けの声をあげた後、信じられないといった様子で呟いた。

 その光景を背中を向けたまま聞いていた満は「やっぱり驚いた」と楽しげに言って、更に続けた。

 

「龍騎、その通り正解! だから、俺のこのデッキだけは55枚にしてあるんだぜ!」

 

 そして、満は3枚のゴブリンのやりくり上手を処理した……

 

満手札4→8→7→11→10→14→13

LP5000→8000

 

「何だとぉ!? 手札を……一気に増やしながらもLPを大量に確保しているだとぉ!?」

 

 タイタンもこの光景に目を見開いていた…………が、次第に落ち着きを取り戻し始めた……否、むしろ笑みを浮かべていた。

 

「……これは予想外ではあったが…………これならばこの伏せカードが役に立つぅ! リバースカード、発動ぅ。“悪魔からの貢ぎ物”!!」

 

「!?(あのカードは見たことないな……“悪魔への貢物”とは違うのか?)」

 

 見たことないカードに満は少し警戒した。

 

「このカードは相手の手札が6枚以上の時に発動出来るぅ! 私の場のデーモンと名の付くモンスターを生け贄としてぇ……デッキからデーモンモンスターを特殊召喚出来るのだぁ!! 出でよ、“戦慄のスカル・デーモン”!! 更に! このターンはスカル・デーモンは戦闘や効果で破壊されない!!」

 

戦慄のスカル・デーモンATK3000

 

「更に、特殊召喚に成功したとき……相手のLP分自分のLPを回復するぅ!!」

 

『ハアアアアアッ!?』

 

タイタンLP4000→12000

 

「はぁ!? 何だよそれ、インチキ効果も大概にしろよ!!」

 

 燐平はその光景に思わずあの名台詞を叫んだ。

 

「…………攻撃力3000の戦闘・効果破壊耐性、更に対象を取れば無効に出来る可能性のあるモンスターに加えて伏せカードも残るだなんて…………ちょっと端から見れば絶望以外の何物でもないな……」

 

 流石に満は苦笑いではすまないと分かってても、苦笑いをしてしまう…………が、その笑みは次第に行けるという笑みへと変わる。

 

「…………だが、何とかする方法はこの手札にあるな」

 

「なんだとぅ!? 私のこの場を見てそう言える筈がない!!」

 

 満の確信めいた言葉にタイタンは思わず叫んで否定した。

 

「まぁまぁ……まずはこれからかな? 永続魔法“調和再生”を発動して……手札のモンスターを墓地に送って……チューナーモンスター“クイック・シンクロン”を特殊召喚!!」

 

クイック・シンクロンATK700

 

『チューナーモンスターだと(だってぇ/なんだな)!?』

 

 十代や翔、コアラ君は全く聞き覚えのないカードの登場にとても驚いた。

 龍騎は「やっぱり」と頬を緩め、燐平は「やっとおでましか」と口角を上げた。

 

「な、何なんだそのモンスターは!!」

 

 タイタンも顔を少し強ばらせながら説明を求めた。

 

「チューナーモンスター……その真価はこれから発揮されるさ! だが、その前に下準備から。チューナーモンスター“ジャンク・シンクロン”を召喚!」

 

 満はその様子に気にも止めずに更に手札のモンスターを通常召喚した。

 

ジャンク・シンクロンATK1300

 

「ここでジャンク・シンクロンのモンスター効果! 墓地のレベル2以下のモンスターを守備表示で特殊召喚する事が出来る。カモン、“チューニング・サポーター”!!」

 

 ジャンク・シンクロンが地面を叩き、黒っぽい穴を開けると、そこからチューニング・サポーターが這い上がって来た。満にはその時、一瞬だがジャンク・シンクロンがこっちを見た様な気がした……が、気のせいかと思い、言葉を続けた。

 

チューニング・サポーターDEF300

 

「もっとも、コイツの効果で出したモンスターは効果が無効になるがな……更に魔法カード“機械複製術”! これで攻撃力500以下の機械族を選択して、複製する! 更に来い! チューニング・サポーター達よ!!」

 

チューニング・サポーターDEF300×2

 

「す、すげぇ……場があっという間に埋まりやがった…………やっぱり満はすげぇ!」

 

 十代は驚いていたが、次第にいつもの様子を取り戻していたが、翔とコアラ君はまだ唖然としている……

 

「……だ、だが! そのモンスターらはすべての攻撃力が低い!!私のモンスターに勝てる筈が無い!!」

 

 タイタンも目を見開いていたが、すべての攻撃力が低いと分かると威勢を取り戻した。

 が、満は笑みを絶やさなかった。

 

「……これを見てもそう言えるかな? 俺はレベル2として扱うチューニング・サポーターに、レベル3のジャンク・シンクロンをチューニング!!」

 

『チューニング!?』

 

 十代らとタイタンは聞き覚えのない単語に驚きを隠せなかった。

 そして、ジャンク・シンクロンが3つの緑色の輪になり、チューニング・サポーターがその輪を潜り、2つの星となった。

 

「英知ある万能なる秘書よ……その智に置いて可能性を見出だせ、シンクロ召喚!! 最強司書官、“TGハイパーライブラリアン”!!」

 

TGハイパーライブラリアンATK2400

 

『し、シンクロ召喚!?』

 

「シンクロ召喚とは、チューナーモンスターとチューナーモンスター以外のモンスターのレベルを合計した数のレベルを持つモンスターを融合デッキ……いや、融合モンスターしか入れてない訳じゃ無いから便宜上エクストラデッキにしようか。エクストラデッキから特殊召喚する……新しい特殊召喚方法なんだ!」

 

 龍騎と燐平を除く皆が驚きを隠せずにいると、満がシンクロ召喚の説明をした。すると、タイタンはハッとした様子でくってかかった。

 

「ま、まて!! そのチューニング・サポーターのレベルは1……しかし、ジャンク・シンクロンのレベルは3……そしてそのモンスターのレベルは5…………ならばレベルが合わないぞ!!」

 

 しかし、満は笑みを絶やさぬまま続けた。

 

「残念、チューニング・サポーターは、シンクロ召喚の素材となるとき、任意でレベル2のモンスターとしても扱えるんだ! 更に、チューニング・サポーターの追加効果により、1枚ドロー!」

 

手札8→9

 

「……と、ここで調和再生の効果が適応されるぜ! コイツぁ、俺がシンクロ召喚に成功したときに、追加で1ターンに1度だけ通常召喚権を増やせる!!」

 

調和再生 オリカ 永続魔法

自分がシンクロ召喚に成功した場合、1ターンに1度だけ通常召喚権を増やす事が出来る。

 

『な、なんだってぇぇぇ!?』

 

 その効果の凡庸性能の高さに思わず皆が目を見開いた。これにはさすがに燐平や龍騎らも驚いた。

 

「さて、対象に取れない上に戦闘・効果破壊耐性があるのはきっついけど……やれるだけやるか。俺は更に、レベル1とレベル2として扱うチューニング・サポーターに、レベル5クイック・シンクロンを自身の効果によりロード・シンクロンの代替としてチューニング!!」

 

 更に、クイック・シンクロンが5つの輪となり、2体のチューニング・サポーターがその輪を潜り、3つの星となった。

 

「その金色の体で、戦場を駆け巡れ! シンクロ召喚! 駆けろ、“ロード・ウォリアー”!!」

 

ロード・ウォリアーATK3000

 

「こ、今度は攻撃力3000のモンスターがポンッと出てきたぁ!?」

 

「しかも、チューニング・サポーターでまた更に引くんだろ?」

 

「……いや、まだ引ける筈だぜ?」

 

「え、いや……だってもう引ける可能性はないんだな?」

 

「あるよ。兄ちゃんの場にいるライブラリアンが……」

 

 翔が満の場にモンスターが次々と出てくる様子に驚き、十代らはドローの量を計算していた……

 

「ここでレッツドロー加速!! まずは強制効果……チューニング・サポーター2体をそれぞれチェーン1、2の組んで、更にライブラリアンのも強制効果だから1枚ドローできる……よって、3枚ドロー!」

 

手札9→12

 

「で、デッキがもう半分近くになった…………」

 

「これは流石に……スゴい、恐ろしい」

 

 流石にシンクロを知っている龍騎と燐平でも、これには戸惑いを隠せていない様子……

 

「んじゃ、更に手札のモンスターを墓地に送って、クイック・シンクロンを特殊召喚。更に増えた召喚権で“ゴブリンドバーグ”を召喚!」

 

ゴブリンドバーグATK1400

 

「ここでゴブリンドバーグのモンスター効果! 手札のレベル4以下のモンスターを特殊召喚出来る。ダークシー・レスキューを特殊召喚! この効果を使ったらゴブリンドバーグは守備表示になるがな」

 

ダークシー・レスキューDEF0

 

ゴブリンドバーグATK1400→DEF0

 

「さて、レベル1のダークシー・レスキューにレベル5のクイック・シンクロンをチューニング!!」

 

 再びクイック・シンクロンが5つの輪となり、その中にダークシー・レスキューがオールを一生懸命漕いで中に入ると1つの星になった。

 

「集いし鋼鉄の意思が、皆を護る盾となる!シンクロ召喚! 護れ、ジャンク・ガードナー!!」

 

ジャンク・ガードナーDEF2600

 

「ダークシーもシンクロ素材になればドロー出来るから2枚ドロー」

 

手札8→10

 

「んじゃ、更にロード・ウォリアーのモンスター効果で、デッキからレベル2以下のモンスターを特殊召喚する……レベル1、“音響戦士ベーシス”を特殊召喚!」

 

音響戦士ベーシスATK600

 

「ここで魔法カード“下降潮流”を発動。これによりゴブリンドバーグのレベルを1に変更! そしてレベル1にしたゴブリンドバーグにレベル1のベーシスをチューニング!」

 

「今度はレベル2のシンクロモンスター!?」

 

「一体何が……出てくるんだ!?」

 

「地平を疾風(はし)り抜けるその速さで、希望の未来へ誘え! シンクロ召喚! 出でよ、シンクロチューナー……“フォーミュラ・シンクロン”!!」

 

フォーミュラ・シンクロンDEF1500

 

『し、シンクロチューナー!?』

 

「シンクロチューナーってのは、言わばチューナーとして扱えるシンクロモンスターだね」

 

「あーあ、こりゃ本気も本気120%だわ」

 

 新たなるモンスターの出現に驚く十代達に龍騎は説明をし、燐平は苦笑いをする……

 

「フォーミュラ・シンクロンはシンクロ召喚成功時にドロー出来るから2枚ドローっと……これで場に4体並んじゃったか…………ならレベル6、ジャンク・ガードナーにレベル2、フォーミュラ・シンクロンをチューニング!!」

 

手札9→11

 

 フォーミュラ・シンクロンが2つの輪となると、その中にジャンク・ガードナーが入り6つの星となった。

 

「夜空に輝く星屑龍よ、その輝きをもって、世界を羽ばたけ!」

 

「このシンクロ口上……!」

 

 満の召喚口上に龍騎はとあるモンスターを思い出した。

 

「シンクロ召喚! 飛翔せよ俺のフェイバリット、スターダスト・ドラゴン!!」

 

スターダスト・ドラゴンATK2500

 

『きれいだ…………』

 

 その輝きに思わずその場にいた全員がそう呟いた……

 

「…………あ、そうだ。ライブラの効果でドローっと」

 

 見とれていた満だったが、ふと効果処理が終わってなかった事を思い出すとカードを1枚引いた。

 

手札11→12

 

「お、ようやく引けた…………んじゃ、とりあえず……魔法カード“ナイト・ショット”! これにより相手のセットカードを撃ち抜く!」

 

「なんだとぅ!? 私のミラーフォースがぁ!?」

 

「……(ミラフォ……外れかよ)まぁ、でもこれで展開の邪魔は完全に居ないかな? 手札のカードを2枚伏せてそのカードを破壊。“ジャンク・シンクロン・カスタム”を特殊召喚するぜ!」

 

ジャンク・シンクロン・カスタム(ナタタクさんオリカ)ATK1300

 

破壊した伏せカード

ミラフォ

スキル・サクセサー

 

「そんで……墓地のボルト・ヘッジホッグのモンスター効果。俺の場にチューナーが居れば特殊召喚出来る。もっとも、この効果を使ったあとに場を離れたら除外されるけどね……カモン、ボルト・ヘッジホッグ!」

 

ボルト・ヘッジホッグDEF800

 

「さて、行くぜ! レベル2ボルト・ヘッジホッグにレベル5のジャンク・シンクロン・カスタムをチューニング……集いしくず鉄が破壊の巨人を生み出し、その巨人の一太刀ですべてを斬り裂く! シンクロ召喚! 斬り伏せろ、ジャンク・バーサーカー!! んで、1枚ドローっと」

 

ジャンク・バーサーカーATK2700

 

手札8→9

 

「だ、だがぁ……私のスカルデーモンにはどれも攻撃力が足りてないぞぉ!!」

 

「んじゃ、下げちゃおう。永続魔法“強者の苦痛”3枚発動ね。勿論これは相手の場全体にだから対象取らないよ?」

 

「全部手札に握ってたぁ!?」

 

 手札の握り量にいろんな意味で驚く燐平……

 

スカルデーモンATK3000→600

 

「な、なぁ……!?」

 

「これでサンドバッグ状態に出来たし……バトル。全員でスカル・デーモンフルボッコに!」

 

「うぼぁぁぁぁぁ!?」

 

タイタンLP12000→3800

 

「うわぁお……ライフ12000あったのに8000も一発で吹っ飛んだ…………あのデッキ、絶対に40枚に組み直させないと……」

 

「すげぇぜ、満! お前はやっぱり最高なデュエリストだぜ!!」

 

 見ていた龍騎はドン引きしながら呟き、殆どのメンバーもひきつった顔のまま無言で頷く…………が、十代だけはこの状況でテンションがMAXになっている……

 

「うぐぅ…………だが、これをみろお……!」

 

 流石に8000ダメージは衝撃が凄まじかったらしく、タイタンもそれなりにボロボロになっていたが、首から提げていた金色に輝く三角錘のアレを手に取ると、光が発せられた。すると……満の目にはタイタンの胸元に大きく穴が空いているように見えた…………

 

「うそだろ……タイタンの左半身の殆どがきえてやがる…………!?」

 

「え、脚の部分じゃないの!?」

 

「顔や首を除いた上半身じゃないんだな……??」

 

『…………え!?』

 

 十代、翔、コアラ君が顔を見合わせる……

 

「……やっぱりそうか。お前、ニセモンの闇のデュエリストだろ」

 

「な、何を言うぅ……私は本物の闇のデュエリストだ…………!」

 

 満の確信めいた言葉に若干たじろぐタイタンだったが、満は更に続ける。

「いーや、間違いだね。これの理由は今からする質問に答えてくれよ?そうすれば分かるからさ……」

 

「良かろう……!」

 

「古代の千年アイテム……その数は?」

 

「そ、それは……な…………」

 

「!!」

 

 タイタンの言葉に十代が驚いた表情になる

 

「……ふふふ、なぁなだぁ!」

 

 それを見たタイタンは威勢良く答えた。

 

「せ、正解なんだな……」

 

「ふふふ! そう、七つある千年パズルの一つの持ち主がこの私なのだぁ!!」

 

「はい、ダウト。千年パズルは一つしか無いぜ? 千年アイテムは各種一つずつ7種類だからな?」

 

 タイタンが胸を張り威勢良く答えたが、満は冷静に指を指して訂正した。そして、タイタンの顔が少しずつ驚きの表情になっていく。

 

「な、なぁ……!」

 

「つまり、そのタイタンって奴は偽者なんだね!」

 

「く……くそぉぉぉぉ!!」

 

 驚きの表情で満を見詰めるタイタンに龍騎が更に追い撃ちの一撃となる言葉を浴びせた結果、タイタンは偽物の千年パズルを投げ捨てた……すると、満とタイタンの真後ろから突如として黒い壁のような物が現れた……

 

「「「「「!?」」」」」

 

「なっ!?」

 

「な、なんだぁコレは!?」

 

「!? 兄ちゃん! …………うわっ!?」

 

 デュエルを見ていた十代らは何事かと目を丸くし、満とタイタンは驚きのあまりその場で硬直してしまい、ただ辺りを見渡すだけで逃げ出せずにいた。そして、謎の黒い壁が二人を包み込もうとしていると、龍騎はハッと我に帰り、慌ててその壁に触れようとしたら……突如として壁に電流が流れたのを見て、思わず手を引っ込めてしまった。

 

「龍騎っ!?」

 

「お兄ちゃ」

 

その状況に気付いた満はハッと後ろに振り返ると、龍騎の方へと手を伸ばし、龍騎も必死に声を上げたが黒い壁は完全に二人を遮断し、龍騎の声も途中で途切れてしまった…………

 

「い、一体これは…………!?(原作ではこんな感じじゃ無かった筈…………!)」

 

「う、うぉぉ!? く、来るな! こっちへくるなぁぁぁぁ!!」

 

「っ?!」

 

 原作知識とは違う光景に戸惑いを隠せずにいると、突如としてタイタンの叫び声が聞こえ、ソチラを振り向くと、タイタンの足元に何やら黒いスライムの様なものが現れ、タイタンの体をどんどん包み込んでいくのが見えた。

 

「クソッ…………!? うわっ、こっちにも!!」

 

 その様子に思わず歯ぎしりをしていると、足首にヒンヤリとした感覚を覚え、ハッとして足元を見ると、なんと此方にも黒いスライムの様なものが自分の体を包み込もうと上がって来るのが見えた。

 

「うわっ!? や、止めろって!!」

 

 慌てて足をばたつかせ離れさせようとしたが、スライムはその粘着力の謎の高さにより、離れず、どんどん足元から膝小僧の所まで侵略してきた……

 

「クッソ……まずいぞ…………!」

 

 満が額に汗を滲ませていると…………突如として声が聞こえた。

 

『マスター、そこを動かないで!』

 

「っ!? う、動くなだって!?」

 

 その声は、とても透き通っている声で、満も思わず反復しながらも動かずにいた…………すると、足元に光線の様なものが飛んできて、黒いスライムを撃ち抜いた! それに驚いたスライムはそそくさと満から離れていった…………

 

「うおっ!? い、今のは…………スターダスト?」

 

 その光景にまたしても驚き、その光線の出所を確かめようと見上げると、そこには此方を向いているスターダスト・ドラゴンの姿があった。

 

『うん。僕、マスターにお仕えするスターダスト・ドラゴンの精霊だよ!』

 

「うお!? スターダストが喋った……ってより、精霊!!?? っつーか一人称僕なの!?」

 

『驚くとこそこかな? ……あの、マスター…………それよりも今回のデュエルのお相手、かなり厄介だよ……』

 

「……え? お、おう…………!?」

 

 色んな情報が交錯して頭がこんがらがっている満にスターダストが溜め息を吐きつつ相手であるタイタンの方を向くように指摘すると、満も一旦は落ち着きを取り戻し、タイタンの方を見る……するとタイタンはすでに黒いスライムに全身を取り込まれてしまい、黒いスライムがタイタンの体の中に入っている様子か見えた。

 

「うっげ……これはSAN値直葬イベントじゃねぇかよ…………下手したら発狂しそうだわこれ……」

 

『…………マスター、発狂しないでよ? ……ダイス振る?』

 

「わーってるけどよ……これさ、何なの……? あとダイスは振らねぇからな?」

 

『多分、ここに潜む闇のデュエルを司る【何か】じゃないかな?』

 

「…………」

 

「……あ、取り込まれ終わった…………のか?」

 

「……うぅあ…………」

 

『…………ぽいね。どうやら、相手はターンを終えたのか聞いてるらしいよ』

 

「すげぇ、精霊ってそこまでわかんのか…………俺はカードを2枚セットしてターン終了だ!」

 

 満が首をかしげていると、タイタン(?)が少しうめいた。それを見ていたスターダスト・ドラゴンは相手の言葉が分かるのかまでは定かではないが、何となくで分かった言葉を満に伝えた。

 満はそれに対し頷くと、カードを2枚伏せてエンド宣言をした。

 

「さて、と……俺に出来る事はそれなりにやった筈だ…………さぁ、アンタのターンだぜ」

 

「…………」

 

 満が相手にターンを進めると、タイタンの体を乗っ取った【何か】は無言でカードをドローした。

 

【何か】

手札2→3

 

「…………」

 

 そして、【何か】は一枚の魔法カードを発動した。満はそのカードの絵柄、そして効果を見て、何かを把握した。

 

「うおっ、大嵐かよっ! リバースカード、オープン! “和睦の使者”と“ダメージ・ダイエット”!! このターン、戦闘ダメージを無効にして、戦闘破壊も防ぐ! 更にこのターンに俺が受けるダメージすべてを半減!(危なかった……でも、モンスターを守る術はもう無いな…………手札誘発も墓地効果も無いし……)」

 

 満は咄嗟の判断で伏せカードを無駄に破壊されずに済んだが、これで何も【何か】の行動を阻止する事は出来なくなった…………

 

「……」

 

 【何か】は更に強欲な壺を発動して手札を増やす作戦に出た……

 

手札3→2→1→3

 

「…………」

 

 そして、【何か】は引いたカードを見ると不敵な笑みを浮かべた……

 

「……?(一体……何を引いたんだ…………?)」

 

 その様子に満は警戒を強めた。

 

「……キサマに、闇のデュエルの痛みを教えてやる…………」

 

「っ!!」

 

 【何か】がそう言うと、満は背中に悪寒が走るのを感じた……まるで、体が早くにげろと言ってるかのようだった…………だが、満は自分の理性でそれを押し止まった。

 

「(例え……どんな事があっても…………デュエリストなら、逃げ出さない!!)さぁ……来るなら来い!」

 

「ほう……中々根性があるな…………ならば、その身に受けよ! 魔法カード“悪魔の洗礼”!」

 

 一枚の魔法カードが発動されたその時、突如として、満の場のTGハイパー・ライブラリアンが苦しみ始めた

 

「ライブラリアン!? ……あのカードの効果か……!」

 

「そう……悪魔の洗礼は相手の場の一番攻撃力の低いモンスターを選択し、墓地へ送る。そして……私のライフと墓地へ送ったモンスターの攻撃力を合計した数値を…………キサマのライフから減らす!!」

 

悪魔の洗礼 通常魔法

自分の場に“デーモン”と名のつくモンスターが居るときのみ発動できる。

相手の場にいる攻撃力の一番低いモンスターを選択し、墓地に送る。

その後、自分のライフが4000以下の時、自分のライフと墓地に送ったモンスターの攻撃力の合計した数値を相手のライフから減らす

 

「なっ!? ライフを……減らす!?(しかも効果破壊じゃないからスターダストの効果が使えない……!?)そ、それじゃあ…………」

 

「あぁ……ダメージ・ダイエットの効果適応外だ…………さぁ、8000あるキサマのライフから3800と2400を合わせた……6200、減らさせてもらおう!!」

 

 満が驚愕し半歩下がると、【何か】は不気味に笑い、声をあげた。すると、ライブラリアンは黒い穴の中へ消えていき、その穴から漆黒の光線の様なものが出てきて、そのまま満へと向かっていった……

 

「くっ……うわああああああっ!!??」

 

『マスター!?』

 

満LP8000→1800

 

 満はその衝撃にあっという間に負けて吹き飛ばされ、背後の壁に激突する。悲鳴を聞いたスターダストが満の方を振り返ると、満はお腹を押さえながら唸っていた。

 

「うぐ……うぅ…………(これが……闇のデュエルのダメージ…………キッツいな……)」

 

『マスター……』

 

「っ……大…………丈夫だ、スターダスト。俺は……この程度で……始めたデュエルを、止めたりしない…………!」

 

 満はスターダストの声が聞こえると、両手足に力を入れ気合いで何とか立ち上がった……

 

「ホゥ、これ程のダメージを受けても気絶しないか……まぁ、良い。私は更に場の“迅雷の魔王 スカル・デーモン”を生け贄に捧げ…………“究極悪魔王 デーモン・デビルキング”を特殊召喚する!!」

 

 【何か】の場のスカル・デーモンが消えると、そこに現れたのは漆黒の体に悪魔の顔、更に全身に緑の恐怖している人間の顔の様なものがある黒い杖を持った見るにも恐怖しそうなものだった。

 

究極悪魔王 デーモン・デビルキングATK5000

 

「このモンスターはスカル・デーモンを生け贄に捧げた時にのみ初めて場に出る事の許されるモンスター……そしてその効果により、キサマの場にいるモンスターの中で一番攻撃力の高いモンスターの攻撃力を0にし、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージをキサマに与える事が出来る」

 

「んな…………!?」

 

「キサマの罠、ダメージ・ダイエットにより、その効果は半減されるが…………問題は無いだろう。やれ! デーモン・デビルキング!!」

 

 デーモン・デビルキングの持つ杖から紫色の光線が満の場にいるロード・ウォリアーに当たると、ロード・ウォリアーの体から魂の様なものが抜けると、ロード・ウォリアーは石の様になってしまい、抜けた魂の様なものをデーモン・デビルキングが近付き、喰らうと全身の人の顔の様なところから深紅の光線が出てきて満を襲った。既に満身そう意だった満はそれをもろに受けて、再び床に倒れてしまった…………

 

「う……ぐぁぁぁぁぁ…………!」

 

ドサァァ……

 

『マスターァァァ!!』

 

ロード・ウォリアーATK3000→0

 

満LP1800→300

 

「この効果を使ったターン、攻撃は出来ないが、元よりするつもりは無かった…………が、どうやら起き上がれそうに無いな」

 

「うぐ…………」

 

『マスター! マスターしっかりしてください!!』

 

パラパラ……

 

「……む?」

 

 満がその痛みに苦悶の表情を浮かべており、スターダストが慌てて満の安否を確認していると、突如として満の後ろの壁にヒビが入った……どうやら、先程のデーモン・デビルキングの効果で発生した光線で満にヒットしなかったものが後ろの壁に辺り、ヒビが入った様だった。そして、その時……

 

「兄ちゃん!! 兄ちゃん、しっかりして!!」

 

「満!? 満、大丈夫か!?」

 

 そのひび割れた部分から、龍騎と燐平がやって来た……

 

「嘘……さっきまであんなにあったLPが…………相手のメインフェイズ1の段階で僅か300に…………!? それに、ひどい怪我……!」

 

「クソォ……やい、お前! 俺が相手を…………」

 

「ま…………って、く……れ…………」

 

「「「!!」」」

 

 龍騎が満の体の安否と共にLPがごっそり減っていることに驚いた。そして、燐平は歯ぎしりをして【何か】に対しデュエルしろ!と言おうとしたとき、満が燐平の足を掴んだ。それに燐平や龍騎、更に相手をしていた【何か】も驚きを隠せなかった…………

 

「ここまでダメージを与えたにも関わらず……意識をまだ保っている上に動けるのか…………!?」

 

「兄ちゃん!? そんな体じゃ……無茶だよ!」

 

「そうだって! お前は休んでろよ!」

 

 【何か】は目を見開き、龍騎と燐平は満を休ませようとするが、満はゆっくりと確実に立ち上がって、首をゆっくり振った

 

「いや…………これは……俺が、受けた、闇の……デュエルだ。誰、にも…………邪魔を……され、た……くない、んだ…………っ!」

 

「で、でも…………」

 

 龍騎は更に食い下がったが、満は頑として首を振った。

 

「頼む……小言は後で幾らでも聞いてやるからよ…………弟の、愛する……兄、の我が……儘に付……き合って、くれね…………ぇか、な……?」

 

「満……お前…………!」

 

 燐平は満の強いこのデュエルへの想いに少し戸惑いを覚えた。

 

「さぁ、待たせ……たな…………! まだ、お前の……ターン…………だろう?」

 

「……ならば、私はカードを伏せてターンを終えるが、デーモン・デビルキングはカード効果の対象になれば、サイコロを振り、その時に出た目が1,3,5,6の場合ならばその効果を無効にして破壊する効果を持つぞ?(それに私の伏せたカードは“魔法の筒”……いくら攻撃力5000を越えようとも、このカードの前では、無力なのだ…………)」

 

究極悪魔王 デーモン・デビルキング

ATK5000DEF5000

このモンスターは自分の場にいる迅雷の魔王 スカル・デーモンを墓地に送ることでのみ特殊召喚できる。特殊召喚に成功した時、相手の場の一番攻撃力の高いモンスター1体を選択し、そのモンスターの攻撃力を0にし、変化した数値分相手にダメージを与える。

このモンスターがカード効果の対象になったとき、サイコロを1回振る。その時に出た数字が1,3,5,6の場合、効果の発動を無効にし、破壊する。

 

【何か】LP3800

手札0

究極悪魔王デーモン・デビルキングATK5000

伏せカード1枚

 

「はぁ……はぁ……俺の、ターン…………(恐らく、これが……俺のラストターン…………これで、運命が決まると言っても過言じゃない…………)俺のデッキよ……力を…………貸してくれ……ドロー…………!」

 

 満は発言するのにも苦痛を伴っている状況でも尚、デッキを信じ、デッキトップを1枚引いた…………そして、それを確認した時、そのカード……そして、手札に違和感を覚えた。

 

「……?(あれ、そう言えば今まで気付かなかったけど、このすでに握っている4枚の手札の内の3枚……それに今引いたこの魔法カード……どれも、このデッキに入れた記憶が無いんだが…………)」

 

 満が疑問を抱き眉をしかめていると……突如として満の回りに風の渦が巻き起こった

 

「な!?」

 

「え!?」

 

「うおっ!?」

 

「!! な、なんだ!?」

 

 その場にいた全員が驚いていると、渦巻いた風が満を包み込むと強風となった。そして、満の頭の中に突如として謎の声が響きだした。

 

『私に体を委ねろ……そうすれば、我が主であるお主に勝利をもたらす事が出来る』

 

「っ誰だ!?」

 

「兄ちゃん、どうしたの!?」

 

「満の奴、どうしたんだ……!?」

 

 満はハッとして辺りを見渡すが、龍騎と燐平は突然キョロキョロし始めた満に違和感を感じた。

 さらに、渦巻く強風の音によって声が互いに聞こえていない状況となっている…………

 

『この気配……もしかして…………マスター、エクストラデッキです! あのお方のカードが眠っているのかも知れませんよ!!』

 

「あ、あのお方!?」

 

 スターダストは何かに気づき、満の脳内に直接言葉を送った。満もそれに気付くと、エクストラデッキに手を伸ばし、エクストラデッキのカードを確認した。すると…………

 

「……あ、あった……このカード…………俺がこの世界に来る事になった……!!」

 

 満はいつも愛用していたシンクロデッキに入れていたあの時の真っ白いカードが発光している事に気付いた。すると、そのカードに絵柄や名前、そのモンスター効果が浮かび上がり一枚のカードとなった……

 

『我に身を委ねよ……』

 

「……それは出来ない!」

 

『!? ……何故だ。何故断る?』

 

 それを確認した満の頭の中に再び声が入り込んできたが、満は謎の声の言葉を断り、謎の声は驚いた様子で理由を訊ねた。

 

「俺はお前が何者なのか何となくだけど……検討はついてる。でも、これは俺のデュエルだし……何より、俺は、お前と共に勝利を分かち合いたい。お前に体を譲ったら勝てるのかも知れないが、俺だってこのデュエルの勝利を感じたいんだ」

 

『…………ふむ、面白い。流石は我が主とでも言うべきか……良かろう。ならば、我と共に勝利を得ようではないか!』

 

「おう!」

 

 満と何者かが会話を終えると、満の回りに渦巻く強風は次第に微風となっていった。

 

「兄ちゃん、大丈夫……!? 兄ちゃん、怪我が…………」

 

「え…………殆ど治ってる……!?」

 

「…………すげぇ……」

 

 真っ先に気付いた龍騎の言葉に満が気付き体を見渡すと、酷い傷痕はどれも完全にとまではいかないが目立たなくなっており、軽い怪我や擦り傷程度のものに関しては完治していた……燐平もそれに気付き、凄いと感嘆を漏らした。

 

「…………ありがとう。さて……このターンで決めさせて貰うよ!」

 

「何!?」

 

 満はこの状況に驚きをかくせなかったが、次第に笑顔になっていき、デュエルディスクを構えてラストターンを宣言した。

 もちろん、【何か】は驚きを隠せずにいた。自分の最高の場を僅か1ターンで崩す上に自分の残りライフを0にすると宣言したのだから…………

 

「まずは……手札からカードを1枚捨てて、速攻魔法“トラップ・ブースター”を発動する。この効果で俺は手札から罠カードを発動できる…………が、ここで今捨てた……“シンクリスト”のモンスター効果がチェーン発動される!」

 

トラップ・ブースター 未OCGオリカ調整版 速攻魔法

 

手札からカードを1枚捨てて発動できる。

手札から罠カードを1枚発動及び効果の使用が出来る。

 

 満の場に黒い穴が現れたかと思うと、そこから白衣を纏った不思議な液体の入ったフラスコを持ったリスが出てきて、そのリスが不敵に笑うと、フラスコの中に入った液体を自分の体に掛ける……すると、その体が煙に包まれ、煙が消えるとそこには墓地に行っていた筈のTGハイパーライブラリアンがその場に居た。

 

「なっ!?」

 

「シンクリストのモンスター効果……このカードが墓地へ送られたとき、このカードを除外することで墓地の魔法使い族のシンクロモンスターを特殊召喚出来る!」

 

シンクリスト オリカ

☆2 闇属性 魔法使い族 ATK500 DEF600

このカードが墓地へ送られたとき、墓地のこのカードを除外して墓地の魔法使い族シンクロモンスターを効果を無効にして特殊召喚する。

 

TGハイパーライブラリアン

 

「そして……俺が手札から発動する罠は…………永続罠“DNA改造手術”だ!」

 

「何!?」

 

「でぃっ……DNA改造手術!?」

 

「そ、そんな事故要因入れてたの!?」

 

「いや、正確にはいつの間にか入ってた……って感じだな。俺はこの効果で、場のすべてのモンスターを機械族に!!」

 

『おぉ~、なんかカッコいいねぇ~』

 

 満の発動した罠に全員が驚く中、満の場にいるモンスター達は何やら機械のパーツの様なものに身を纏っていき、デーモン・デビルキングもその身を纏っていった…………

 

「これで、漸く発動できる……! 魔法カード、“アイアンコール”!」

 

「あっ! あのカード……!(もしかして…………兄ちゃんの狙いは!)」

 

 龍騎は満の発動したカードに見覚えがあった。そして、何故満が機械族にしたのかの理由も心の中で確信した。

 

「俺の場に機械族モンスターが居るとき、その効果により墓地の機械族モンスターを特殊召喚出来る! 再び駆けろ、シンクロチューナー……フォーミュラ・シンクロン!!」

 

フォーミュラ・シンクロン DEF1500

 

 満の発動したカードにより、再び場には5体のモンスターが出揃った……

 

「ぐっ……だが、どんなにモンスターを揃えたところで、私のデビルキングには勝てぬ!」

 

「確かに、このままじゃあ無理だな。だから、その為のカードを引き当てる。魔法カード“マジック・プランター”発動。俺の場の永続罠を墓地に送ってカードを2枚ドローっ!! DNA改造手術が場から離れたから、全てのモンスターは元の種族に戻る」

 

『あ~あ……カッコいいのに…………』

 

「(おいおい……)」

 

 満は既に用を成さないDNA改造手術を墓地に送り、デッキトップに手をかけた。

 そして、装甲が消えると、スターダストはつまらなさそうに呟き、聞こえていた満は内心で苦笑いしつつ2枚引いた。

 

満手札0→2

 

 満が引いたカードを見る…………と、待ってましたと言わんばかりの笑顔になった。

 

「よし、これで決めれる!」

 

「なっ!?」

 

「いけぇっ! 満ぅ!!」

「兄ちゃん、いっけぇぇ!!」

 

「これが、俺の真の切り札を出すための秘策……魔法カード“エキスパート・チューンニング”! この効果により……俺の場にいるモンスターは全て、一番レベルの低いチューナーモンスターのレベルとなる!!」

 

エキスパート・チューンニング オリカ 通常魔法

自分の場にいるモンスター全てを、レベルのもっとも低いチューナーモンスターと同じレベルにする。

 

TGハイパーライブラリアン☆5→2

ロード・ウォリアー☆8→2

ジャンク・バーサーカー☆7→2

スターダスト・ドラゴン☆8→2

 

「っ……これでの合計レベルは…………10!?」

 

「来るよ……兄ちゃんのこのデッキのエースが…………!」

 

「さてと、これで準備は整った……行くぞ!

 

我を導きし蒼き風を纏いし龍よ、その蒼き風で我らに勝利をもたらせ!

 

シンクロ……召喚! 吹き荒ぶ蒼き風の龍…………“蒼嵐龍 ウィンディアス・ドラゴン”!」

 

「ギャオォォォォン!!」

 

蒼嵐龍 ウィンディアス・ドラゴン☆10 風属性 ドラゴン族 ATK??? DEF3000

 

「攻撃力が定まってない…………?」

 

 龍騎の呟きに満は頷いた。

 

「あぁ……ウィンディアス・ドラゴンのシンクロ召喚に成功したとき、コイツのシンクロ素材となったチューナー以外のシンクロモンスターの攻撃力を全て合算した数値となる!」

 

「何だと!? と、言うことは……!」

 

 満の言葉と共にウィンディアス・ドラゴンの背後にシンクロ素材となったモンスター達が半透明の姿となって現れ、ウィンディアス・ドラゴンに力を分け与えた。

 

蒼嵐龍ウィンディアス・ドラゴンATK???→10600

 

「こ、攻撃力10600…………すげぇ、すげぇよ!!」

 

「はは……ありがとう、燐平。さて…………このままバトルしたいけど、あの伏せカードが気になるな……今まで発動してないところを見ると攻撃宣言時に発動する罠かな?」

 

 燐平が目を輝かせて叫ぶと、満は軽く微笑みながら言うと、【何か】の伏せてあるカードに目をやり、【何か】の表情を確認した。【何か】は無表情で何も語らずに満を見据えていた。

 

「…………」

 

「……ま、そう簡単にどんなのか分かるわけ無いか。なら…………装備魔法“嵐龍の銀風”をウィンディアスに装備! コイツは風属性ドラゴン族にのみ装備できる装備魔法だ。これで破壊耐性や除外されない効果を得る。これで破壊系統罠や次元幽閉位なら止められないな……バトル! ウィンディアスで攻撃! ハリケイン・ブラスト!」

 

嵐龍の銀風 装備魔法 オリカ

このカードは風属性・ドラゴン族のモンスターにのみ装備可能。

このカードは装備したモンスターの効果による破壊を無効にし、除外されない。

 

 銀色の風を纏ったウィンディアス・ドラゴンが己の口に蒼い風を集めて、大きな風の球体を造りだし……それを【何か】に向けて撃ち出した!

 

「ふぅん……リバースカードオープン!“魔法の筒”!」

 

「あっ……! あのカード……!」

 

 【何か】の発動したカードに龍騎が思わず声を漏らした。【何か】は口角を上げてニヤリと笑い、不敵な笑みを浮かべた。

 

「この効果でウィンディアス・ドラゴンを指定。この攻撃を無効にし、ウィンディアス・ドラゴンの攻撃力分のダメージを与えさせて貰おう!! これで……仕舞いだっ!! フハハハハハハハハ「果たして、それはどうかなっ!」 何っ!?」

 

「ウィンディアスのモンスター効果っ……発動っ! ウィンディアスが魔法・罠カードの効果の対象となったとき……墓地のカードを2枚除外する事でその発動を無効にして破壊する! 俺は墓地の2枚のカードを除外して……魔法の筒を無効にして破壊する!」

 

除外したカード

・ミラフォ

・ゴブリンのやりくり上手

 

「な、なぁ…………!」

 

 【何か】の場に出ていた筒がウィンディアスの攻撃を吸収しようとするが、ウィンディアス・ドラゴンが両翼を羽ばたかせ青い風を魔法の筒に放つと、魔法の筒は青い風によって吹き飛ばされ、攻撃がデーモン・デビルキングへと当たり、その攻撃の余波が【何か】へと向かっていく。

 

「これでっ……トドメだっ!!」

 

「ぐ……ぐあああああああああっ!?」

 

 LPが0になったとき、【何か】はタイタンの口から出てきて、暗闇へと消えていった…………

 

【何か】LP3800→0

 

win三林満

 

「ふぅ……何とかってところか?」

 

「うぐぅ……こ、ここは一体…………?」

 

 満が溜め息を吐いてデッキを片していると、タイタンは頭を振って起き上がった。

 

「大丈夫か?」

 

「あ、あぁ……しかし、何故私の心配をするぅ…………」

 

「そうだよ、兄ちゃん……何で…………」

 

「何故って……言われてもなぁ…………」

 

 タイタンと龍騎の問いに満はう~んと唸ってからニコッと微笑んでから言葉を続けた

 

「俺は、タイタンはインチキを行おうとしなくても充分強いと思う。普通のデュエリストに戻って欲しいんだよ」

 

「満……そうだよな! インチキしなくたって、プレイングは凄かったし…………俺も戦いたかったぜ?」

 

 満の言葉に燐平はフッと笑うと頷いて笑って見せた。

 

「……ありがとう…………もう、闇のデュエルからは足を洗う事にするぅ…………」

 

 タイタンは軽く微笑むと、そう宣言した。龍騎も少し溜め息を吐いたが、ふと辺りを見渡しながら訊ねた。

 

「まぁ、別に良いけど…………この空間からどうやって脱出するのさ」

 

「確かになぁ……満、どうするよ…………」

 

「う~ん……」

 

 満は少し唸って考えていると、満のみにエクストラデッキから声が聞こえてきた。

 

『僕が道を開くよ! 僕を場に出して!』

 

「……ま、やってみる価値はあるか!」

 

 満はスターダストの言葉に頷くとデッキをシャッフルしてデュエルディスクにセットすると、デュエルディスクを起動した。

 

「? ……兄ちゃん??」

 

 満の行動に龍騎は首をかしげた。

 

「5枚引いて、ドロー……手札を捨ててワン・フォー・ワン発動。デッキから音楽戦士ベーシスを特殊召喚! 更に墓地のボルト・ヘッジホッグを特殊召喚。ベーシスは自身の効果でレベルを4つ上げる……コレでレベルは5になる。通常召喚、レベル・スティーラー! レベル1のスティーラーとレベル2のボルト・ヘッジホッグに……レベル5になったベーシスをチューニングっ! 集えし8つの星々が輝ける星屑龍となり見るものを魅了せよ! シンクロ召喚! 飛翔せよ、スターダスト・ドラゴン!! スターダスト、頼むぞ!!」

 

 満がスターダストを呼び出すと、スターダストに声を掛けた。スターダストはそれに頷いた。

 

『僕に任せて! シューティング・ソニック!!』

 

 スターダストの一撃は壁に当たり、そこにヒビが入った……そして、そこからヒビが全体に行き渡り…………壁が全て崩れ落ちた。

 

「満!」

 

「大丈夫っすか?!」

「大丈夫なんだな!?」

 

「って、あ! インチキ野郎!」

 

 十代が、タイタンに気付くと一気に詰め寄ろうとしたが、満がそれを制した。

 

「待て。こいつはただ操られていただけみたいなんだ」

 

『え??』

 

 満の言葉にその場にいた全員が思わず声を上げた。

 

「そ、そうなのだ……操られていたとはいえ、お前たちの仲間に酷いことをしてしまってすまなかった……」

 

 タイタンが満のアイコンタクトに気付いて頷きながら言葉をつづけた。

 

「う、うーん……なら、いっか」

 

 十代は少し疑問が残っていたようだったが、最終的には納得したようだった。

 その後、7人(と眠っていた明日香)はそれぞれ自分の寮へと戻っていった。(明日香は途中で起きて、廃寮前で待っていた愛花と共に、タイタンは満と連絡先を交換して帰っていった。)




今回の最強カード! 今回は作者の自分も参加しますよ?

満「これはもうこのカードしかないだろうな」

うん、はいドン!

蒼嵐龍 ウィンディアス・ドラゴン☆10
風属性 ドラゴン族
ATK???DEF3000
シンクロチューナー1体+チューナー以外のモンスター1体以上

このモンスターの攻撃力はシンクロ召喚に使用したチューナーモンスター以外のシンクロモンスターの攻撃力を全て合計した数値になる。
1ターンに1度、このモンスターが魔法・罠の効果対象となった時に発動できる。墓地のカードを2枚除外する事でその魔法・罠の発動を無効にし、破壊する。
このモンスターが戦闘で破壊された時、墓地のこのモンスターを除外する事で、墓地のチューナーモンスター以外のシンクロモンスターを効果を無効にして可能な限り特殊召喚出来る。


満「俺のデッキの新エース兼俺達がこの世界に来る事となった無地のカードの1枚だな」

だねぇ。実はね、このカード……元々シュースタを素材に指定しようかなぁ…………って思ってたんだよね

満「どんだけ辛い召喚条件だよ……ってかさ、これの召喚条件がさどう考えてもリミットオーバーアクセルシンクロ(デルタアクセルシンクロ)な件について」

これに関してはやっちゃった感満載なのは否めないけど、特殊なカードって設定だったし仕方ないネ☆

満「殴りたい、この笑顔」

あ、ちなみに姿としては青眼の光龍みたいに青白く輝いているスターダストって感じです。

満「はぁ…………んじゃ、効果の解説に移るか。まずは『1ターンに1度限定で墓地のカード2枚を除外して対象に取ってきた魔法・罠を破壊する』効果だね」

これはそれほどじゃないと思う。

満「まぁ、除外するカードの種類は問われない代わりに2枚除外するからな……まぁ仕方ないと言えば仕方ないのかな? ミラフォは仕事なかったけどね」

何を、コストとしてしっかり仕事したじゃないか

満「それを仕事と言えるのかはさておき、注目は今回は発動しなかった2つめの蘇生効果だね。」

自身を除外して効果を無効として可能な限り特殊召喚する……結構緩めだと思うぞ。一応戦闘破壊限定だし……

満「まぁ、出し辛さとか効果の範囲の関係上仕方ないと言えば仕方ない…………のか?」

うん。さて、次回から少しの間は皆さんお待ちかねの制裁回だね!

満「誰が制裁デュエルの対象になるのか……って事で?」

そうそう。イエローの扱いわかんねぇしさ。そこら辺は自分の匙加減ですけど……まぁ、お楽しみにって事で!

満「それじゃあ、みんな!次回も……」

満・作者「「ルールを守って、楽しくデュエル!」」
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