遊戯王~友と絆と愛とそして……~   作:瑞田高光

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制裁デュエル(準備編)

「ふぁあ……眠い…………」

 

 俺は朝起きるとまず最初にその日持ち歩くデッキを決める事から始めている。

 

「今日は……久しぶりにレティキュラントの持ってくかな…………」

 

 俺が普段通りデッキを決めて着替えていると、突然部屋のドアがドンドンと叩かれた。

 

「三林満! 三林龍騎! 至急部屋から出ろ!」

 

 俺はスグにピンと来た。早速アイツらがやって来たのだ……と。

 

「はいはい……今出ますよっと!」

 

 俺が部屋から出ると、女性が一人立っており、その後ろに屈強な男性が数人立っていた。

 

「三林満さんですね? 私たちは査問委員会の者です。至急、三林龍騎さんと共に校長室へとお越しください」

 

 へぇ……原作とは違って好感持てるかな…………原作だと問答無用で爆破させてたからな……

 

「了解です。ただ、まだ弟は寝てるので遅れるかも知れません。できる限り急がせますんで……」

 

「…………分かりました。急いでくださいね?」

 

 そう言うと、査問委員会のメンバーは去っていった…………っと、龍騎は寝起きはちょっと機嫌悪いから無理矢理起こしたくないんだよなぁ…………

 

 

 

 

 

「「「た、退学ぅぅぅ!?」」」

 

 ま、そうなるよな。ちなみに叫んだのは燐平と十代、翔だ。

 

「遊城十代、丸藤翔、九十九燐平、三林満、三林龍騎以上5名は廃寮に無断で侵入したノーネ! よって、遊城十代、丸藤翔、九十九燐平は退学処分、三林満、三林龍騎はレポート100枚と2週間の謹慎処分とするノーネ!」

 

「ちょっ……待てよ! 俺達以外にも明日香とか前田先輩いたんだぜ!?」

 

「それを証明出来るノーネ?」

 

「そうっすよ! それになんで龍騎君や満君がレポートと謹慎処分だけなんスか!」

 

「「驚くとこそこなの(か)?!」」

 

「いや……どーせ、イエローだからなんだろうけどよ…………俺は納得できねーって!!」

 

「しかし、先程校長も納得されたノーネ!」

 

 うわぁ……これじゃイタチごっこだな。よし…………

 

「あの、ちょっと良いですか? 色々腑に落ちない事があるので質問良いですか?」

 

 レッツ、リアル言いくるめ!

 

「な、なんなノーネ……?」

 

 スタート!

 

「まず、廃寮に入る事は確かに禁止されています。しかし、PDAにある廃寮に関しての記述がそれだけである点については?」

 

「そっ……それは倒壊の恐れがあるからで「ならばなぜその事を記述してないのですか?」ウグッ…………」

 

「確かに、その点については記述が無かったですね……」

 

 ファーストアタック、成功……何か、みんな口をポカーンと開けてるけど気にしない!!

 

「次に、退学処分理由の記述ですが……PDAにはアンティデュエル、夜間に無断でのデュエルフィールドの使用、過度な恐喝行為等が挙げられてますが、ここにも廃寮への侵入の記述がありません。よって、退学処分の理由としては不適切だと思われます」

 

「ウグググ…………」

 

「更にオシリスレッド寮に査問委員会が向かったとき、扉を爆破しようとしていたという情報もあります。これは過度な恐喝行為に当てはまりそうなのですが?」

 

 これは燐平に聞いた。燐平が何とか宥めて未遂に終わったようだが…………

 

「アググググ……」

 

「ふむ……では、こうしませんか?」

 

 クロノス先生をリアル言いくるめに成功した俺だったが……そしたら校長が何か提案してくれるようだ…………

 

「1週間後……貴方達5人を3つのグループに分け、タッグデュエル2回とシングルデュエル1回の計3回の制裁デュエルを行います。全勝すれば全員処分無し、2勝ならば全員にレポート10枚、1勝ならば全員にレポート50枚+1週間の謹慎処分。そして全敗なら全員にレポート100枚の2週間の謹慎処分……これでどうでしょうか?」

 

 ふむ、此方の勝利数で処分内容が決まるわけか。多く負けるとその分、量がかなり凄いが……負けなきゃいい。

 

「良いでしょう。その内容で乗ります」

 

「では、制裁デュエルの対戦相手は此方で用意します。組み合わせはそちらのお好きな様に組んでください」

 

「分かりました。それでは、失礼します」

 

 俺がお辞儀をして校長室を出ると皆がドタドタと校長室から出てきた。(お辞儀したのかな?)

 

 

 

 

 

「む、無理だよっ! 僕がいるんじゃあ1敗は確定じゃないかぁ…………」

 

「あのさ、そんなに悲観するなら十代と組んだらどうなのさ」

 

「まぁ、俺は気にしないぜ? タッグデュエルは初めてだし、楽しみだぜっ!!」

 

 十代はとてもやる気な様だ。元気があって大変よろしい。

 

「そ、そんなぁ……僕がアニキの足引っ張るじゃんか…………」

 

 一方、翔はネガティブな発言が多く見られるなぁ…………あ、十代に引っ張られて行った……龍騎と燐平は…………気付いてない様子。

 

「ん~……と、なると俺ら3人だれがタッグを組むか…………だよな……どうする? 龍騎…………」

 

「う~ん……僕はどっちでも良いよ? タッグ用デッキはあるにはあるし…………兄ちゃんは?」

 

「……俺は正直、シングルの方がやり易いかな。それにシングル前提で組むこと多いからタッグデュエル用のデッキ作るの面倒だし……まぁシンクロ使えるならアレあるし考えるけど……ダメだった場合を考えりゃ俺がシングルで行けば良いと思う」

 

「んじゃ、俺と龍騎が組んで……満がシングルって感じか。一応、サポート中心のデッキは持ってるには持ってるし……エクシーズどする?」

 

「良いんじゃないかな、エクシーズは僕は使用可能なら使いたいかな…………って、あれ? 十代と翔は?」

 

「十代がタッグの為に互いのデッキを知りたいからデュエルだっ! ……って翔を無理矢理連れてった」

 

「「把握」」

 

 二人とも漸く把握した所で……そういや、このイベント起きたってこたぁ次はあのデュエルだったな。

 

「んで……どうする? 今から行けば十代と翔の数少ないデュエル見れるけど」

 

「僕は良いや。燐平と一緒に今からデッキ調整したいし……燐平もそれで良いかな?」

 

「良いとも~。俺も龍騎のデッキがどんなのか知りたいし、調整を早目にして一度でも多く回したいから」

 

「んじゃ、俺は遊介取っ捕まえてデッキ作らせる。んで、タッグデュエルしてみるか?」

 

「「うん(おう)!」」

 

 そういうわけで俺は早速遊介にPDAで電話。

 

『もしもし……』

 

「遊介? 俺だ」

 

『満……? どした、制裁デュエルのテストタッグデュエルの相談?』

 

「エスパーかよ」

 

『んじゃ、タッグに使えそうなカード見積もっておくから部屋で待ってるぞ。シンクロは使えるのか?』

 

 これは幼馴染みだからこそ出来る術である。ちなみに考えが分かられたときに「エスパーかよ」って言えば肯定の印として俺達は取る様に決めてるからな。

 

「これから訊くとこ」

 

『あいよ。んじゃ、部屋で待ってる』

 

 とまぁこんな感じで電話を切った後、すぐさまヘッドホン型インカムを取り出して社長に連絡を取る。これは特別無線になってるから繋がりやすい。

 

『ふぅん、どうした?』

 

「実は、数日後に制裁デュエルがあるんですけど……もう、普通使っても良いですよね?」

 

『あぁ、構わん……好きに使え。だが、当日は俺も行かせてもらうぞ』

 

「了解d【プツッ】…………切れたよ」

 

 そして一方的に切れる無線だった……

 

「まぁ、シンクロやエクシーズ使っても良いってよ」

 

「了解~!」

 

「なら、それ前提で作ってくるぜ! 龍騎、俺の部屋行くぞ!」

 

「うん!」

 

 そっか……龍騎と霧斗がイエローに昇格したから燐平は一人部屋なのか。

 

「……んじゃ、俺も部屋にいくか。タッグデュエルなら…………やっぱりあのデッキが良いかな? パーツならアイツも持ってるだろうし……」

 

 俺はそんな事を呟きながらタッグデュエルのデッキを遊介と作るため、一度自分の部屋に戻りデッキやそのパーツを手に遊介の部屋へと向かった。

 

 

 

 

 

 そうして数時間経過し……

 

「……とりあえず、こんなところか?」

 

「だな。アイツらもそろそろ準備終わってるかな?」

 

 遊介がそう呟くと、タイミング良くPDAに連絡が入る。

 

「もしもし?」

 

『兄ちゃん、終わった?』

 

「おう。たった今な」

 

『それじゃ、廃寮の前で待ち合わせね!』

 

「ん、りょーかい【ピッ】……んじゃ、行くか」

 

「おう」

 

 PDAでの連絡が終わったから俺と遊介は龍騎と燐平の待つ廃寮前へと急いだ。

 

 

 

 

「おう! 遊介ぇ~!」

 

「なんか、少しぶりだね」

 

「まぁ、4人で会うのは殆ど無かったからねぇ……」

 

「だな…………そんじゃ、いっちょタッグデュエルすっか!」

 

 俺がデュエルディスクを構えると他の3人も頷いて構えた。

 

「「「おう(うん)!」」」

 

「「「「デュエル!!」」」」

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