~KC社屋内ソリッドビジョンシステム調整室~
~no side~
7人が移動したのはKC社の誇るソリッドビジョンシステム調整室……いわば疑似デュエルフィールドだ。
そして7人のうち2人が広めの場所へと移動して5人は壁の反対側へと移動。ここからでも充分デュエルを見れ、衝撃波から己の身を守れるからだ。
燐平「あいつ……勝てるよな。相手は伝説のデュエリストだぞ?」
燐平は満が勝利するか心配そうに見つめている…………
龍騎「兄貴なら平気さ、絶対に…………」
遊介「だからさ、俺達は見守っておこうぜ。」
燐平「そうだな…………」
3人は壁の向こうにいる仲間の勝利を信じるしかできないのだった…………
海馬「準備は出来たか!」
満「ええ!楽しいデュエルをしましょう。」
海馬・満「「デュエル!!」」
~満のターン~
えっと……デュエルディスクに“先攻”って出てるし俺からだよな。
ってかそういやこの世界ってLPは4000だったな。
「先攻は俺から。俺のターン……ドロー!」
う~ん……手札がイマイチだな…………キーカードが足りない…………
満「俺はモンスターをセット!そしてカードを2枚伏せてターンエンド!」
まずはこれで様子見だ…………
満LP4000
手札3枚
モンスター
???
魔法・罠
セットカード×2
~海馬のターン~
ふぅん……やけに消極的なデュエリストだ…………つまらん。
海馬「俺様のターン!ドロー!!」
フッ…………これなら俺の勝利は確実だな。
海馬「俺は魔法カード<融合>を発動!手札の<青眼の白龍>3体を融合!!現れよ!<青眼の究極龍>!!」
青眼の究極龍ATK4500
俺のフィールドに崇高なる龍が舞い降りた…………これで勝利はほぼ確実だな!!
満「うわぁ……いきなり手札融合…………」
あの男も驚きを隠せないようだな!
だが、容赦はせん。
海馬「俺は更に装備魔法<メテオ・ストライク>を青眼の究極龍に装備!これで貫通能力を得る!!バトルフェイズ!雑魚モンスターを蹴散らせ!!『アルティメット・ストリーム』!!」
DEF300
満「リバースカードオープン!!<ガードブロック>!この戦闘でのダメージを0にしてデッキから1枚ドロー!そして破壊されたカードガンナーの効果で更に1枚ドロー!!」
満手札3→5枚
海馬「っちぃ!カードをセットしてターンエンドだ!(厄介な……だが伏せカードは<聖なるバリア-ミラーフォース->……どんなモンスターを召喚してきたところで返り討ちだ!!)」
海馬LP4000
手札0枚
モンスター
青眼の究極龍ATK4500
魔法・罠
メテオ・ストライク(青眼の究極龍に装備)
伏せカード
~満のターン~
う~ん……いきなり4500の壁か…………でも、それだからこそ燃える!!
満「俺のターン……ドロー!!」
手札5→6
…………よっしゃ!大分揃ってきた。これなら1ターンkill行けるかな……でも、墓地に送られるカードによるかな。
満「俺は魔法カード<調律>を発動!デッキからシンクロンと名の付くチューナーをデッキから手札に加える。そしてシャッフルしてデッキトップからカードを1枚墓地に送る。俺はチューナーモンスターの<クイック・シンクロン>を手札に!そしてデッキトップからカードを1枚墓地に送る。」
墓地に送られたカード
ボルト・ヘッジホッグ
お、いいカード落ちた。
海馬「チューナーだと!?なんだそれは!!」
満「これから見せますんで黙ってて下さい。俺は手札のモンスターを墓地に送ってチューナーモンスター、<クイック・シンクロン>を特殊召喚!」
墓地に送ったモンスター
レベル・スティーラー
出てきたのはテンガロンハットを被ったちょっと小さなガンマンが現れた。
クイック・シンクロンDEF1400
満「そして!フィールドにチューナーモンスターがいるときにコイツは墓地から特殊召喚出来る!こい!ボルト・ヘッジホッグ!」
黒い穴から黄色いネズミが這い上がってきた…………可愛い……癒しだわ…………
ボルト・ヘッジホッグDEF800
さてと…………3枚の手札が残ってるけど……内1枚は見たことないカード…………でも、このデッキにはちょうどいいな!
ま、取りあえずはあれを見せる!!
満「行くぜ!俺はレベル2のボルトヘッジホッグにレベル5のクイック・シンクロンをチューニング!!」
クイックシンクロンが空中に出てきたルーレットを撃ち抜く……撃ち抜かれたのはジャンク・シンクロンのマス……
そしてクイック・シンクロンが5つの緑色の輪になり、ボルト・ヘッジホッグを囲むとボルト・ヘッジホッグが2つの星になって一本の光の柱になる…………生で見れるとかマジで感動ものだろ!!
満「7つの輝く星々が、すべてを射ぬく矢となりて、今ここに生誕する!シンクロ召喚!射抜け!ジャンク・アーチャー!!」
ジャンク・アーチャーATK2300
召喚文句……恥ずかしい…………でも、ある意味楽しいかも。
海馬「シンクロ召喚だと!?……だが所詮は雑魚だな!」
確かに攻撃力は心許ない…………でも、コイツは中々強力な効果を持ってんだぜ?
満「ジャンク・アーチャーのモンスター効果!相手フィールド上のモンスターをエンドフェイズ時まで除外する!『ディメンション・シュート』!!」
ジャンク・アーチャーが青眼の究極龍を射抜くと青眼の究極龍が次元の裂け目へと消えていった…………
海馬「なっ!?お前俺の青眼の究極龍をどこへやった!?」
満「……一時的に除外したんですって…………ま、これで後は伏せカードだけだ。」
召喚時じゃなかったし…………ミラフォとか幽閉かな。無力化だと嫌だけど…………
満「さてと…………続けて切り込み隊長を通常召喚。切り込み隊長の効果でチューナーモンスター、<X-セイバー エアベルン>を特殊召喚。」
切り込み隊長ATK1300
X-セイバー エアベルンATK1600
さてと……最後にこれを使うか。
満「更に!魔法カード<レベルストラック>を発動!!自分フィールドにシンクロモンスターがいるとき、自分のライフを500ポイント支払って自分フィールドのモンスターを2体選択、1~4の好きなレベルに出来る!俺は切り込み隊長とエアベルンをレベル4にする!!」
魔法カードレベルストラック(オリカ)
通常魔法
自分フィールド上にシンクロモンスターがいるときに発動できる。
ライフを500ポイント支払って自分フィールド上にいるモンスター2体を選択して、レベルを1~4の好きな数字に変更できる。
満LP4000→3500
切り込み隊長☆3→4
X-セイバー エアベルン☆3→4
海馬「ふん!そんな雑魚を並べてまたシンクロ召喚をするつもりなのか?」
満「まぁね~……やってもいいんだけど、折角だから他にも見せたいんでね!俺はレベル4になった切り込み隊長とエアベルンでオーバーレイ!」
すると今度は2体がオレンジ色の光の球になって現れた黒い穴に入る…………そして赤い爆発(?)が起きる……そして地中から出てきたのは水晶の様なものが体全体に纏っているドラゴンが現れた。
満「いでよ!カチコチドラゴン!」
カチコチドラゴンATK2100
燐平「出た!微妙な攻撃力のカチコチ!!」
満「それを言うなっ!!」
確かに攻撃力が心許ないけど!攻撃力後400はほしいけど!!見た目好きなんだから仕方ないだろ!!
…………でも後ではずそう。やっぱホープが一番ええわ。
満「これでよし…………バトルフェイズ!行けぇ!ジャンクアロー!カチコチストーム!!」
海馬「フハハハ!罠カード発動!<聖なる-バリアミラーフォース->!これでお前のモンスターは全滅だ!!」
満「そうはさせるか!リバースカードオープン!トラップスタン!このターンの罠カードの効果を無効にする!!」
ピンク色のバリアが出てきたけどスグに消滅して矢と竜巻が海馬に突き進む!
海馬「何だとっ!……ぐああああああっ!?」
海馬LP4000→1700→-400
満win
あ、マジで1killしちゃった…………しかも海馬に…………
~side out~
海馬「この俺様が…………一撃で倒された……だと!?」
満「これがお見せしたかった新しい召喚方法…………シンクロ召喚、そしてエクシーズ召喚です。俺達の願いとしてはこれらをこの世界で使用可能な状態にすることです。」
すると海馬はスクッと立ち上がると…………
海馬「磯野っ!今すぐにシンクロ召喚とエクシーズ召喚のデータを研究しろ!」
磯野「はっ!」
満「へ??」
海馬「折角だ、こちらでも作らせてもらう。ただしお前から報酬を貰うぞ?」
満「あぁ、それならこれ等でどうです?」
取り合えず状況を理解した満はカバンからひとつのデッキを取り出してそのまま手渡した。
海馬「…………これは?」
満「青眼の白龍を主体としたデッキですよ。その中から好きなカードをあげますよ。」
すると眼の色を変えたようにデッキをくまなくチェックする海馬…………
海馬「<伝説の白石>……墓地に送ることで青眼の白龍をデッキからサーチ出来るのか!…………ふん、この俺様が有り難く貰っておく。感謝するんだな!」
満「どうぞ…………(どーせ、どれも自分のものにしたいだけだろ…………)」
少々呆れながらも了承する満だった…………
~KC社前~
満「ありがとうございます。俺達のデュエルディスクまで貰って…………」
海馬「フン、気にするな。これからは新カードテスターとして働いて貰うぞ?」
満「まぁ、気にしませんよ。取り合えずどこまで封印した方が良いですかね?」
海馬「来年の元旦には指定されたカードは出来上がる。ただし、どうしても使う場合は連絡をすれば使えるようにしてやる。」
満「了解です。では失礼しまーす!」
4人はKC社を後にする…………
満「ふぅ…………疲れた……」
暫く歩いた所で満は深く息を吐いた…………
そしてそれを見た3人は苦笑いをしている…………
龍騎「にしても……まさか1killを達成するなんてね…………驚きだよ。」
満「ま、もう今日は大分遅いし……帰るか。」
遊介「でもさ…………家の場所分かるの?」
満「うん、もうすぐ…………あ、あれじゃね?」
満が指差したのは…………とても大きな一軒家だった…………
龍騎「…………本当にここ?」
満「そうだろ……だって、表札もあるし。」
確かに表札には三林の文字と、九十九の文字が書かれてあった…………
燐平「まぁ、それは良いとして…………コイツは?」
と、燐平が遊介を指差すと満は驚愕の事実をいい放つ。
満「ああ……遊介はお隣の十代の家に住むらしいよ?」
龍騎・燐平・遊介「「「はぁっ!?」」」
高光「はい、今日から始まるキーカード説明のコーナー!」
満「…………ここどこ?」
高光「やだなぁ、満君。ここはかくかくしかじかという理由で生まれた特別な部屋なんだよ。」
満「なんだよかくかくしかじかって…………んと、今日のキーカードはジャンク・アーチャーか。相手フィールドにモンスターが1体だけならダイレクトアタックが出来る強者だ。
…………何でオリカじゃないんだ?」
高光「何故って言われてもそれがフィニッシュを決める手だてに繋がらないし。」
満「いや、レベルを変えてエクシーズしたから勝てたんだろ。」
高光「俺が単純にランク3のやつを探すのがめんどくさいから自分の持ってるカードを使うためだけに…………って感じ。」
満「なんだよそれ…………」
高光「それに次はデュエルはないと思う。」
満「良いのか?序盤でデュエルが2回も無いって…………」
高光「良いの!後で色々増えるんだから!!次回もお楽しみに!!」