東方名録目   作:亀風

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初めまして、亀風というものです。
今回初めて小説というものを書きかました。
更新はゆったりとやっていけたらなーと、思っています。



誕生

――――人は、過ちを繰り返す

 

違う…

 

――――人は、過ちを犯す

 

違う……

 

――――人は、過ちを起こす

 

こんなはずじゃ、なかった…

 

――――人は、過ちを正そうとする

 

こんなはずじゃ――――

 

――――それでも

 

あぁ、あぁぁ…

 

――――人は、過ちを繰り返す

 

うあぁアアアアァァァアアアアアアアアアアアアアアあぁぁあ!!

 

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オギャアア!!

ある時代、ある時にその子供は産まれた。

 

オギャアア!!

「おぉ!これは元気な子だ」

その赤子を嬉しく抱く男。

 

オギャアア!!

「フフ…、ホントに元気な子……」

そんな二人を暖かな目で見る女。

 

オギャアア!!

「アナタ、この子の名前はもう決めてある?」

「あぁ、もちろんに決まってるだろ?」

「どんな名前にしたの?」

「それはだな……」

その赤子に名前がつく。

それがこの赤子――――

 

「この子の名前は…『ナオヤ』だ!」

 

――――ナオヤの全ての始まりだった。

 

 

壱録目『誕生』

 

 

「だから、なんでこんな事も分からないの!?」

「分からんものは、分からんからだ!このバカ!!」

「バカですって!?アナタに言われたくないわよ、このおバカ!!」

「バカですが、な・に・か?」

そんな幼稚な口喧嘩をしているのは、『竜堂ナオヤ』。

そして――――

 

「――――ッ!完っ全に頭にキた!!」

――――この女、『八意永琳』。

 

「勝手にキレてろ、天才(笑)」

「今、天才の後ろに何の文字つけた?」

「(笑)」

「っ~~~~!!」

おもむろに永琳は弓を取り出し――――

 

「永琳、落ち着きなよ」

――――た所で、第三者に止められる。

 

「だって『ヨミ』、コイツが…」

「『だって』もじゃないよ、永琳。手を出したら『負け』だよ?」

「『負け』なんだぜ~?」

「そして君も、挑発しない」

この男、『八意ヨミ』。

 

この三人は、幼なじみである。

ヨミと永琳は双子の兄妹だ。

 

さてこの地には有名な『名』がある。

 

一つは、『蓬莱山』

この『名』は、この地の民を束ねること。

二つは、『綿月』

この『名』は、この地の民を守ること。

三つは、『八意』

この『名』は、この地の民に知識を与える。

 

この『三名』はこの地で最も位が高く、『御三家』と呼ばれる。

 

ではなぜこのナオヤは、位が高い『八意』と幼なじみなのか?

それは、もともと永琳とヨミは『八意』ではないからだ。

詳しく言うと、

 

『名』は、天照大神に選ばれた者に与えられる。

それがたまたま永琳とヨミが選ばれ、与えられた。

ただそれだけの話しである。

 

「第一ね、アナタも『名』を与えられているんだから、少しは知識を――――」

「嫌だ」

 

永琳が言葉を発し終える前に彼は告げる。

そう、この男にも『名』がある。

 

竜堂――――

この『名』は、この地の民を救うこと。

 

これが『竜堂』という『名』だ。

しかしこの『名』は、御三家と違って有名ではない。

もともと『竜堂』とは、滅多に与えられない『名』だからである。

民を『救う』と言っても、『守る』綿月がいる。

そのため、竜堂は有名ではないのだ。

 

「『救う』と言っても、ここには『綿月』がいるじゃないか。それだけで十分だろ」

「だとしても天照様に『名』をもらったんだ。ありがたいことじゃないか」

「俺に『名』はいらない。『名』をもらった所で待ってるのは『義務』だ。そんなかたっるいこと、できるかよ」

「だからって――――」

「俺が欲しいのは『自由』だ。『義務』じゃない」

「…」

「それに『名』をもらったって、俺には何も救うことはできない」

「そんなことは――――」

「ある。所詮俺は――――」

 

――――落ちこぼれだからな

 

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