魔法少女リリカルなのは 愚王と転生者   作:ニーガタの英霊

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 足りないところは設定資料で補う。これが短編にのみ許された業・・・・・・!


設定資料集

 愚王

 コルネリウス・グロスハイム

 古代ベルカ緒王時代の王であり、ベルカでも小国であるリヒトラウム王国の王。

 通称『愚王』。諸王時代中期に国家を滅ぼしたいわゆる袁術ポジ。

 しかし本来は計算高く狡猾な謀略家であり、国に対しては善政を敷いていた王であり、本来は王国の次男であり皇位継承権を持たない落ちこぼれ。

 しかし彼の持つ希少技能はリンカーコアの無効化という凶悪なものであり、あらゆる魔術に対するアンチスキルであった。後に先王である兄の死後、兄妹たちを退け王位に立つ。

 自身が信頼した宰相アーデルハイト・ゼールバッハの助力もあったが、それ以上にただの愚者に出来る所業ではないだろう。

 彼の功績は彼の国を滅ぼした国の正統性と彼の兄弟たちによって捻じ曲げられ愚王のなじりを受けることになった。

 性格は極めて善良であり、皇位継承に負けた兄弟たちに対しても命は奪わなかった。その点敵に対しては容赦なく立ち回る当たり、随分と敵のヘイトを買う人間。

 諸王時代にあっても外敵に対し矛先をやんわりと別方向に向けさせるなど粘り強い外交交渉を行ってきたが、聖王オリヴィエや覇王イングヴァルドなど早々たる面々に対しては最終勝利者が聖王家であると予測し、自身の首を差し出すことによって領土を侵されることなく守り抜いた。

 俗説では最期まで命乞いをした等言われているが、これは宰相との密接な打ち合わせの結果彼は愚王に、王の首を差し出した宰相は卑怯者のなじりを受けながら後世を生き抜いた。

 後に彼の遺児はリヒトラウムの近衛騎士であり、戦争を最前線にて戦ったセルジューク・ケスラーの下で養育され現代にいたる。

 金髪碧眼であり、見目の整った男性であり、リンカーコアが使えない代わりにそれを補って余る体術・武術センスを持ち、どのような相手であろうと技を通す日本でいう骨法や柔術等を独自で作り上げた。魔法を基本的に扱えない弱者故に剛よく柔を制すといったところであるが、その気になればバリアジャケット展開時であろうと殺すことも可能であり、殺さずに止めようと思えば腕の一本や二本を折ったり関節を外したり、場合によっては二度と使い物にならないようにする。

 しかし、本業はもっぱら謀略と内政であり、のちに故国は彼の兄妹とそれを征討する覇王や聖王に蹂躙されることになる。このときに活躍したのが、唯一王と宰相の命によりテオドールの祖先である愚王の血筋を密かに預かったセルジュークであり、リヒトラウム一帯を治める地主として聖王に仕えることになった。

 なお、嫁さんは後に雷帝を排出するダールグリュン家から迎えており、ヴィクトーリアとは遠縁であったりする。

 清濁飲み合わせるレジアスを個人的に気に入っている。

 

 

 転生者

 テオドール・ケスラー

 ベルカのリヒトラウムに住む地主でそれなりの資産を持つ家系に生まれたケスラー家の嫡男。

 実際はリヒトラウム一帯を治める愚王グロスハイムの血筋であり、正統な当主である。

 しかし、その事実は諸王時代の騎士セルジューク・ケスラーが口を固く閉ざしたことにより失われた真実となったが、ある日倉庫の奥から見つけたネックレスを見つけたことにより彼の生涯は変化する。

 それは特殊な条件下でのみ発動する愚王コルネリウスの記憶が封じられたネックレスであった。

 そしてその特殊条件下とは

 ①グロスハイムの血筋であること

 ②コルネリウスと同じ希少技能保持者であること

 ③愚王コルネリウス・グロスハイムの記憶継承者であること

 の三つであり、本来は愚王コルネリウス再誕の為の道具であり、宰相アーデルハイトがつくりあげた保持者の肉体を乗っ取り愚王コルネリウスを現代へと蘇らせるロストロギアであった。

 しかし、実際のところテオドールは記憶継承者ではなく、転生者であったため③の認識が微妙にずれたことによってその支配から抜け出すことに成功。

 ご先祖様である愚王コルネリウスと共にいろいろな難解な事件に挑む物語となった。

 なお、このネックレスはコルネリウスの記憶が封じているだけではなく、生前コルネリウスが叶わなかったバリアジャケットの展開が可能であるという代物。(無効化と無効化を合わせて互いに能力を打ち消し合った結果、自身にのみ魔術の使用が可能という鬼畜性能)作者の愛が感じられる一品である。

 見た目は黒髪に碧眼であり整っているが、目つきが悪くどこのヤクザの家かと呼ばれることもある。

 騎士である父からは息子に騎士としての才能がないと分かっておりひたすら勉強させているが、コルネリウスのネックレスを持ったことにより生活が激変した人。なんか最終的に地上本部の一尉になっていた。

 




アーデルハイト「できたわよセルジューク! あのお方を取り戻すための力よ!」
セルジューク「はいはい、しまっちゃおうねー」

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