リクルートファイター葵くん   作:まひる

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第05話 B 『全然似合ってないね。葵のバカ』

「こんな役立たずのオレでも最悪キミの盾くらいにはなれるかもしれない。いや、なってみせるさ、任せなさい!」

「葵は役立たずなんかじゃない」

「あ、ありがとう、やっぱり耀ちゃんは優しいね。でもオレなんて自分のギフトが何かさえ分からないダメなやつだから」

「それ以上言うと怒るよ」

「え……?」

「私の大切な友達を悪く言わないでほしい。葵は役立たずなんかじゃない」

 

 まっすぐ向けられた瞳、その美しさと力強さに思わずオレは言葉を失ってしまった。

 葵は役立たずなんかじゃない、か。これまで数々の企業からいらない子認定されてきたオレみたいなヤツを必要としてくれるなんて、良い子過ぎるよ耀ちゃん。

 

 半ば強制的に参加させられることになった初のギフトゲーム "哀れなとらちゃんを撲滅しちゃおう♪" (正式名称、"ハンティング")

 そのクリア条件は至って簡単、烏合のガルちゃんことガルド=ガスパーの抹殺。

 といっても一つ制約があり、指定武器によってしかヤツを殺すことが出来ないらしい。

 その指定武器が一体何なのか分からないままとらちゃんの潜む建物へと突入した。

 駆けること数分。屋敷の最奥で一際目立つ豪奢な造りの扉を発見する。

 オレたちは中に潜むであろうガルドに対してどういう作戦でいくか今一度確かめていたのだが、その際、耀ちゃんが訳の分からないことを言い出した。

 

 "あのトラは私と葵で倒す。だから飛鳥とジンは外で待ってて"

 

 思わず頭を抱えて項垂れた。

 隣ではジン君がぽかーんと口を開けて固まっている。

 友達である飛鳥ちゃんはこれでもかと目をひん剥いて彼女に詰め寄った。

 

 "何をバカな事を言ってるの! 葵君のギフトは正体不明なのよ? 貴女もそれは分かっているでしょ!"

 

 正論だ。まったくもって飛鳥ちゃんの言っていることの方が正しい。

 正論過ぎて何も言い返せない耀ちゃんはだんまりを決め込むに違いない、そのはずだった。

 しかし、彼女は譲らなかった。何故かオレと二人で戦うことに拘る。

 その真意は分からない。とてつもなく深い事情が絡んでいるのかもしれないし、ただの思いつきかもしれない。

 ただ、それが間違っていることなのだから全力で止めるのが年上のお兄さんの役目ではないだろうか。

 あと、止めに入らないとオレの命が危険に晒されるのも大きい。夢とはいえ怖い思いをしたくないのが本音だ。

 

 ジン君によればガルドの潜む建物を中心とした森の木々が微妙にパワーアップしているのだとか。詳しい事情は教えてもらえなかったがどうやらガルド本人も姿を変えている可能性が高いらしい。

 彼はもともと普通の獣だったのだが人や悪魔から霊格と呼ばれる特殊な力を授かり人間としての形を得たワータイガーと呼ばれる存在になったらしい。

 その彼が人としての姿を捨て、このゲームに臨んでいる可能性があるとジン君は言う。

 

 え? ヤバくね? オレたち勝てるの?

 

 という恐ろしい状況において、たった二人でヤツに臨む。なおかつ、一人は庶民兼一般人の中でも不本意ながらより弱者側の人間であるオレ。無謀にも程がある。

 なんとか優しく諭すように言えば分かってくれるに違いない、少し興奮状態で周りが見えいないだけだよ絶対、そう思っていた。

 だが、やはり彼女は譲らなかった。

 

 "嫌だ。葵と二人がいい。二人じゃなきゃダメだよ"

 

 それが彼女の答えだった。

 分からない。想いを読み取ることができない。

 二人だけで戦うことに意味なんてないのにどうして拘るのか、オレにはまったく分からない。

 でも、それも悪くない。

 駄々をこねる可愛い女の子の願いを叶える。うん、悪くない。

 いや寧ろ、駄々をこねる "無表情可愛い女の子" だからこそ願いを聞き遂げたその先に最高の笑顔を見せてくれるかもしれない、キメラさんの背に乗れたことを嬉しそうに話してくれたあの時のような。

 目が覚めるその前にもう一度だけでいいからあの笑顔が見たい。

 やれる。オレにとっては充分に価値のあるものだ。それに友達として彼女に何かをしてあげたい。

 ただの自己満足に過ぎなけど、それでもいい。どうせオレの夢だ、楽しまなきゃ損するのもまたオレなんだから。

 やることは決まった。なら次はただの人間に何が出来るのかを考えるターン。

 必死になって思考すると案外早く答えが見つかった。

 

 盾くらいにはなれんじゃね?

 

 発想としては乏しいもの。単純すぎて "THE・凡人" の域からは出られていない。

 だが、命の危機に陥った美少女の盾になって死んでいく。結構悪くない。いや寧ろ、ちょっとカッコイイかもしれない。

 漫画やアニメでは最高に盛り上がる場面じゃないか。最後くらい主人公っぽいことをしてみたい。現実じゃ叶えられなかったカッコイイオレを実現させたい。

 

 あれ? でも死んじゃったら最高の笑顔見れないんじゃないの? 泣かせてしまうんじゃないの?

 待て、落ち着け、よく考えろ。

 オレと耀ちゃんは昨日知り合ったばかりの親友だ……え? 

 これ全然大丈夫じゃないでしょ、絶望的な展開になりそうな気がするんですけど。

 物語の序盤でヒロインのために犠牲となった名もなき村人Cですかオレは!?

 あぁどうしよう、やっぱり「みんなで戦ったほうが楽しいよ、嬉しさも四倍だよ」とか適当な事言ってデスイベント回避しようかな。

 そしたらリリちゃんをもふもふすることも可能な訳ですしお寿司。

 

 いやいや、よく考えろ。これは夢だ。いつ目覚めてもおかしくない。

 これだけ悩んでおいて今すぐ起きてしまうこともあり得るのだ。

 

 いやいやいや、逆にもうしばらく起きない可能性もあるんじゃないのか。

 ここでちょっと拗ねられても後から挽回してしまえばあの笑顔がまた……あぁ、もうなんか考えるの面倒臭い!

 

 "オレが彼女を守る"

 

 もういいでしょこれで、どうせ起きたら覚えてないんだから。

 最終的に投げやりな結論を出したオレは出来得る限りのイケメンスマイルで耀ちゃんに想いを告げることにした。

 

 "こんな役立たずのオレでも最悪キミの盾くらいにはなれるかもしれない。いや、なってみせるさ、任せなさい!"

 

 そして、物語は冒頭部分へと戻る。

 

「私の大切な友達を悪く言わないでほしい。葵は役立たずなんかじゃない」

 

 まっすぐ向けられた瞳、その美しさと力強さに思わずオレは言葉を失ってしまった。

 葵は役立たずなんかじゃない、か。これまで数々の企業からいらない子認定されてきたオレみたいなヤツを必要としてくれるなんて、良い子過ぎるよ耀ちゃん。

 

 胸の辺りに沸き上がる暖かいものを心地よく感じ、瞳を伏せる。

 やってやるさ、ちょっとくらいカッコイイオレを演じさせろよな。

 

「耀ちゃん、聞いて欲しいことがある」

「どうしたの? 一緒に戦ってくれる気になった?」

「あぁもちろんさ。二人でガルドをやっつけよう!」

「うん。良かった。私が葵は必要な人だって、強い人だって証明するから」

 

 いつも通りの平坦な声音に頬が緩む。

 やはり彼女は優しくてとてもいい子だ。ギフトの名前すら分からないオレを励まそうと自らの命すら危険に晒そうとしている。

 

 "葵は私の大切な友達だから"

 

 耀ちゃんは昔、体が弱くベッドの上で退屈な日々を送っていたらしい。そのせいで箱庭に来るまで人間の友達が一人もいなかったそうだ。

 唯一の楽しみといえば、お父さんの聞かせてくれる様々な物語。中にはヤ―さんのところにいたキメラさんの話も含まれていたらしい。

 それでも彼女は父親のいない時は三毛猫とともに一人退屈な日々を送っていたそうだ。

 そんな彼女の生活が劇的に変化したのはお父さんにプレゼントしてもらった木彫りのペンダントを身に付けるようになってからだそうだ。

 体も丈夫になり、動物とも話が出来るようになったのは全部父さんのおかげなんだ、とあまり見せない嬉しそうな表情で口元を緩めていた。

 

「聞いてよ葵。あのね、初めて三毛猫と話をした時、彼が私のことをなんて呼んだと思う?」

「そりゃ、ご主人様とか、耀ちゃんとかじゃないの?」

「違うよ。葵は察しが悪るすぎる」

「それどっかで聞いたような気がするよ、あはは。で、なんて呼ばれたのかな?」

「えっとね、ちょっと恥ずかしんだけど『お嬢』って呼ばれたんだ。笑っちゃうよね」

「え? どういうこと!? 耀ちゃんのお父さんってまさか」

「ち、違うよ。父さんはただの彫刻家。ちなみに母さんは生物学者」

「おぉ、溢れ出るサラブレッド臭」

「……私、匂うかな?」

「確認して差し上げましょうか、お嬢」

「全然似合ってないね。葵のバカ」

 

 人間の友達第二号? 一号は多分飛鳥ちゃんだと思う。まあどっちでもいいだけど。友達として慕ってくれる彼女の期待にオレも応えたい。

 彼女がオレと共に闘ってくれるというのならオレは彼女を守りたい。

 

「約束するよ。ついさっき格好付けたばかりだけど、本音で言えばオレはただ見てることしか出来ないと思う。正直怖いし足も竦むよ。でも、もしもの時はこの命に代えてもキミを守るから。――()()()()

 

 想いを言葉として紡ぎ終え、一つ溜息を吐く。慣れないことはやらない方がいいらしい、恥ずかしくて心臓が爆発してしまいそうだ。

 赤くなった頬を隠すように俯くと衝撃の一言が降りかかった。

 

「死亡フラグは立てちゃダメだよ」

「違うから! 全力でそれ違いますからーッ!! もしかして『私を守って安らかにお眠りください』という最期通告なの!?」

「かもしれないね。葵は本当にバカだ」

 

 ここにきて見た目中学生に罵られる社会人予備軍……ぐすんっ。

 平常運行よりもちょっとあれなやり取りを行っていると飛鳥ちゃんがオレの名を呼んだ。いつの間にかジン君に抱えられながら外へ向かっている。二人で頑張りなさいということか。

 

「あ、葵君! もしもの時は命に代えても春日部さんを守りなさい! いいわねーッ!!」

「また葵に死亡フラグが立った」

「……耀ちゃん、やっぱりオレを殺す気なの?」

「どうだろうね」

 

 フフ、と口元を緩める少女に腕を引かれガルドの待つ扉の前へ歩を進める。

 互いに見合い、拳を軽くぶつけあってからオレたちは中へと突入した。

 

 そこまでは良かった。本当にそこまでは「こうなったら勢いでオレがやっつけちゃおうかな。いけるっしょ、マジ余裕」とか愚かにも考えておりました。

 だがやはり、現実という名の妄想厨二力さんは鬼でした。

 

「――――…………GEEEEEYAAAAAaaaa!!」

 

 いやちょっとあり得ないんですけど、扉を開けた向こうに見るも無残な虎の化物がいるとか聞いてないんですけどーッ!? 

 しかもなんかいきなりこっちに弾丸タックル決めてきやがったし。

 

「ぎゃあああああああッ!! 出たぁぁぁぁぁ!!」

 

 ゲーム開始二秒でゲームオーバー…………斬新? 状態に陥りそうになるオレはものの見事に忘れていた、こちらにも頼れる味方がいることを。

 風が舞う。肩から下の無いスリーブレスの白いコートを身に纏った少女が眼前に迫るトラだったものを受け止めていた。

 

「大切な友達に怪我をさせたら本気で怒ると言ったはず、葵に指一本でも触れたら――許さないッ!」

 

 瞳を瞬かせる間に地鳴りのような轟音が部屋中に響き渡る。

 少女の背を抜け奥の壁へ視線をやると倒れ伏すガルドの姿があった。

 

 だ、弾丸タックル決めてきたはずのガルドくんがいつの間にかお昼寝してるーッ!?

 

 思わず何度も目を擦りながら瞳を細めるオレに耀ちゃんは左手の親指押っ立てる。

 グッ、じゃないよ。なに余裕ぶっこいてサムズアップ返してきてるの。

 ていうか何それ!? いつ間にそんな物騒な剣を盗んできたのーッ!?

 ん? あのトラが背負ってたからもらっておいた。多分これが指定武器?

 いつーッ!? さっきってあのとらさんピンボール現象の時の話してるの!?

 驚きのあまり顎が外れそうになるオレに耀ちゃんは銀色の十字剣をひと撫でしながら「むふん」と大きく鼻を鳴らした。

 

 "大丈夫。グリフォンの背に乗った時と同じで今の私は凄い。だから葵はゆっくりしてて"

 

 いやいや、全然意味分かりませんから。

 急に悟り開いた人みたく何言っちゃってんの? 油断してたらガルド君が戻って――

 

「GEEEEEYAAAAAaaaa!!」

 

 来やがったぁぁぁぁぁぁッ!!

 ホントに帰ってきやがりました。どうもありがとうございます!

 

 丁重に胸の内で頭を下げるオレを他所に耀ちゃんは雄たけびを上げるガルドに剣を突きつけた。

 

「あなたは今まで皆に酷いことをしてきた。だから私が」

「GEEEEEYAAAAAaaaa!!」

「だから私が」

「GEEEEEYAAAAAaaaa!!」

「だから私が」

「GEEEEEYAA「うるさい」……」

 

 必死に徹夜して考えた(かもしれない)決め台詞を邪魔され、怒りを露わにする耀ちゃん。

 いつも通り無表情、平坦な声音は変わらないのだが手に持つ十字剣で容赦なくガルドの身を切り刻んでいく姿からかなり機嫌が悪いと思われる。

 その後、哀れなトラちゃんが床に横たわりビクンビクン、と体を跳ねさせるまでそのおぞましい光景は続いた。

 気を取り直してもう一度。

 

「あなたは今まで皆に酷いことをしてきた。だから私が終わらせる」

 

 もう終わってるよ!

 か、カオス。なんだこの惨状は、ガルド君がまるでゴミのようじゃないか。

 部屋中に飛び散った赤い血を背に少女が拳を掲げる。

 開始後たった五分でガルドを倒してしまった。

 ふふん、と得意気な表情で耀ちゃんが剣を横にひと薙ぎ。キラリと光る銀色に映るオレは目を丸くしていた。

 

 あまりの展開の速さに絶句する。

 耀ちゃんの持つギフトは異種族と言葉を交わすことができ、友達になったものたちから少しずつ力を分け与えてもらえるそうだ。

 恐らくあの疾風の如き速さはキメラさんのものだろう。チートですやん。

 呆れて物も言えないオレに耀ちゃんしょんぼりとした顔で言葉を紡いだ。

 

「ごめん、葵。二人で戦うって約束したのに」

 

 ごめんね、と眉根を下げる耀ちゃん。

 オレはすぐさま否定の言葉を告げた。

 

「大丈夫、オレにはちゃんと耀ちゃんの気持ちが伝わってきたから、気にしないで」

「で、でも、それじゃあ」

「また今度、いつか二人で一緒に戦ってゲームに勝利しよう。これじゃダメかな?」

「だ、ダメじゃない。うん。葵がそう言うなら私もそれがいい、大切な友達だから」

 

 これでいい。もともと足手纏いでしかないオレのことなんて気にしなくていいんだよ。それにキミの友達でいられるだけでオレは充分だから。

 ニヤケてしまいそうになるのを頭を左右に振ることによって払い除ける。

 労いの言葉をかけよう、そう思い、安堵したように眉根を下げる彼女のもとへと一歩足を踏み出そうとした時だった

 

「GEEEEEYAAAAAaaaa!!」

 

 瀕死の状態で横たわていたはずのガルドが雄たけびを上げた。

 勝利の余韻に浸るのはもうしばらくお預けのようだ。

 邪魔にならないように近くに転がっていたソファーに身を隠す。

 すぐさま二人の様子を伺うため、顔を出そうとした瞬間、ドサリと傍らに何かが落ちた。

 

「――……なん……で?」

 

 オレ方が問いたかった。先程まで完全に圧倒していたはずなのにどうしてキミがここに倒れているの、耀ちゃん、と。

 彼女自身、何が起きたのか理解できず、両手に視線が釘付けとなっている。

 握られていたはずの十字剣はガルドの足許に転がっていた。

 

「GEEEEEYAAAAAaaaa!!」

 

 また一つ盛大な雄たけびを上げたガルドがオレたちの方へと瞳を向ける。

 獰猛な獣のそれに射ぬかれ足が動かない。

 殺される。夢であるはずの世界にオレは恐怖を感じた。

 額から滴る汗が目に入り一瞬だけ目を瞑ってしまう。

 

「GEEEEEYAAAAAaaaa!!」

 

 霞む視界の先には迫り来る獣。

 オレじゃない。ヤツが見ているのは何もできないただの餌なんかじゃない。

 傍らに横たわる少女が、オレの大事な友達が殺される。

 丸太のように太い剛腕は大きく後ろへと振りかぶられ、指の先から生えた極太の爪を一本の巨大な槍のように鋭く尖らせている。

 このままいけば数秒後には耀ちゃんの薄い胸板に見るも無残な空洞ができるだろう。

 

 "もしもの時はこの命に代えてもキミを守るから"

 

 脳裏を過る言葉にオレは少女の前へと飛び出していた。

 

「なめんなよオラアアアアアッ!!」

 

 そうしてオレの――柊葵の夢はそこで終わった。

 なんとも呆気ない幕切れに反吐が出る。

 まあしょうがないか、だってただの庶民ですもの、一般人ですもの。

 どこまでいってもオレはモブキャラ止まりの裏方さん。生まれた時から運命は決まっていたのだ。歯車には歯車の役目がある。でも落ち込む必要はない。それも大切な役目の一つなんだから。

 

 さあ十七戦目の最終面接頑張っていきましょう! 社畜最高ーッ! うえぇるかむ社畜ライフ! 起きたらまずは顔を洗って朝食だ!

 

 霞み行く視界の中で最後に見たのは泣き崩れる少女の姿だった。

 

 

◆ ◇ ◆ ◇

 

 

「いぇーい、おいちゃん、いらっしゃ~い♪」

 

 目覚めたその先で耳にした第一声、それは何とも名状しがたいおちゃらけたものだった。

 

「…………………………はぁ?」

 

 思わず漏れ出た疑問の声が脳内で反響しまくって……はぁ?

 どこぞで見覚えのある銀髪ロリっ子が両手にマラカス持ちながら小躍りしてやがりました。

 

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