転生したら始祖で第一位とかどういうことですか   作:Cadenza

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いやはや、前回投稿から一気に30以上お気に入りが減りました。まぁ二ヶ月以上も放ったらかしだったので何も言えんのですが。

そういえば、fgoがとうとう終わりましたね。まだ次があるんだろうけど。
さすがきのこ。この一言に尽きる。その調子で月姫リメイクとか2とか頑張って欲しいです。

それで、今回は完成版ステータスです。スキル整理や宝具の修正が主です。


ステータス

 真名 : アークライト=カイン・マクダウェル

 クラス : アリストテレス

 属性 : 秩序・中庸

 イメージカラー : 朱・黒

 身分・階級/所属 : 上位貴族・第一位始祖 アヴァロンの王

 年齢 : 凡そ2100歳

 興味がある事 : アヴァロンの状況/民の暮らし/キスショット

 好きなもの : キスショット/自堕落

 好みの異性 : キスショット

 

 

 〈クラス保有スキル〉

 ・アリストテレス(EX)

 

 〈固有スキル〉

 ・始源の吸血鬼(EX)

 ・吸血(EX)

 ・カリスマ(強制)(A)

 ・空想具現化(EX)

 ・神代回帰(EX)

 ・真理の瞳(EX)

 ・精霊魔法(A+++)

 

 

【解説】

 

 ・アリストテレス : EX

 星という最大単位の生命体。神霊をも凌ぐ、星そのものの総称。

 同格以外からのあらゆる干渉を無効化する。これを突破するには星を物理的に削るような攻撃をするしかない。しかし、たとえ人の形をとっていようと星であることに変わりはなく、単純な耐久力で殺しきるのは困難である。

 

 ・始源の吸血鬼(ロード・オブ・ヴァンパイア) : EX

 吸血鬼という系統の最上位種の証。人間から転生した吸血鬼とは違う、わずか六体のみの生まれながらの吸血鬼。

 圧倒的な身体能力に《鬼呪》すらも無効化する程の不死力。吸血鬼として最強の能力を持つ。

 

 ・カリスマ(強制) : A

 本来のカリスマとは異なるスキル。朱い月としての側面が、朱い月に相応しい言動と態度を強制させる。しかし本人の意思に干渉する事はない。なお、ある一定の条件を満たした者に対してのみ、このスキルは消失する。ただしその条件を満たした者は、スキルが消失する前より慕っている事が多い。

 

 ・空想具現化(マーブル・ファンタズム) : EX

 自己の意思を世界に直結させ、世界を思い描く通りに変貌させる。精霊の規模によって具現させるレベルが異なり、アリストテレスであるアークライトの場合、星の自転すら止め得るものになる。魔眼との併用で世界の根源に干渉可能となる。

 

 ・神代回帰 : EX

 神代回帰とは魔法以前の神秘の力を再現出来る指標。質は神秘の純度、量は出力、編成は属する領域ないし種類を表す。EXともなれば最早、ヒトの範疇には無い何か。

 質:A+++ 量:EX 編成:西暦以前までの、擬神化される自然現象。

 

 ・真理の瞳(プロビデンス) : EX

 朱い月であるアークライトしか持ち得ない最上位『虹』ランクの魔眼。過去、未来、現在、この世の全てを見通し、理解する全能の瞳。この魔眼そのものが『根源』、あるいはアカシック・レコードと言っていいものであり、更に”空想具現化(マーブル・ファンタズム)”と併用する事で因果律や時間にすら干渉する。

 なお、魔眼プロビデンスの存在を知るのは、上位始祖の中でもほんの一部である。

 

 ・精霊魔法 : A+++

 この世の精霊を使役する、アークライトのみが使える魔法。その威力や範囲などは使用者の魔力や技量に依存し、アークライトの場合は戦略級以上となる。Bランクで世間一般的に一人前とされ、Aランクは戦争の第一線で活躍可能。++ともなればもはや英雄や伝説と呼ばれる領域であり、天性の才能で魔法を使いこなしている。+++は魔法を己に取り込む禁術、闇の魔法(マギア・エレベア)を習得した証。

 

 ・吸血 : EX

 吸血行為。血を吸う事によって己のエネルギーとして吸収し、回復する。吸われた相手は全能力がダウン。食事としての吸血と眷属とする際の吸血は異なる。

 

 

 〈宝具〉

 

月落とし(ブルート・デァ・シェヴァスタァ)

 ランク : EX

 種別 : 対軍〜対星

 レンジ : 測定不能

 最大捕捉 : 測定不能

 鏡像化した月を出現させ、落下させるという究極の質量攻撃。サイズの加減が可能。それでも最低で半径数百メートルは消し飛ぶ。本気でやると地球がヤバい。

 鏡像化された月は具現化した神秘のようなものであり、質量的にも破壊はアークライトと同格以下の存在には非常に困難。型月でいうならAUOの全力乖離剣かゼルレッチのエーテル砲でなんとか、といったところ。

 かつてキスショットとの喧嘩で使用し、物理的にも概念的にもぶった斬られた。

 

『千年城ブリュンスタッド』

 ランク : EX

 種別 : 固有結界

 果てしなく続く月の大地と白亜の巨城《千年城ブリュンスタッド》が聳え立つ異空間。ORTの水晶渓谷のように周囲を己の領域へ塗り替えることはできないが、その代わり展開すれば問答無用で相手を引きずり込み、加えて何の制限もなく本気でアークライトは戦うことができる。

 固有結界内は地球と根本から異なる月世界である。地球の存在がここに踏み入るのは即ち生身で宇宙や別惑星に行くのと同義であり、並の者では適応できずに一瞬で死に至る。現在のところアークライトとキスショットの二人のみが気軽に行き来できる。

 ちなみに昔、二人の大喧嘩によって崩壊一歩手前状態になり、修復には相当な年月がかかったらしい。

 

真世界(リアル・オブ・ザ・ワールド)

 ランク : -

 種別 : 対界魔剣

 レンジ : -

 最大捕捉 : -

 真世界とは、何もなかった世界。神話に語られる地獄のような原初の地球でもなく、原初の混沌でもない。定義も概念も、法則も定則も、神も人も、文字通り何も存在しなかった真っさらな世界を指す。謂わば初期状態のプログラムのようなもの。

 その名を冠するこの魔剣は、所有者を中心として一定範囲に真世界を展開することができる。そして展開された真世界は、所有者の思うままに書き換えられる。それは全知全能の神となるに等しい。この世に並ぶものなき最強の魔剣である。

 因みに魔剣と銘打ってはいるが、真世界(リアル・オブ・ザ・ワールド)に決まった形状というのはない。アークライトのイメージで剣の形をとっているだけで、本来なら形状は自由自在。それこそ腕輪や指輪などのアクセサリー、髪留めや衣服でも能力は全く変わらない。

 この魔剣を持った時こそがアークライトの完全体であり、天地を統べ、神霊すらも凌駕した最強の存在となる。

 

 使用したのは過去三度のみ。うち全力使用は大喧嘩の時だけ。国家消滅級の威力がポンポン飛び交い、大陸分断クラスの斬撃が乱発し、最終的には惑星崩壊レベルの究極同士がぶつかり合ったという。

 

 

 〈概要〉

 

 転生したら始祖で第一位とかどういうことですか(誰か略称考えとくれ)の主人公、超絶ガチート吸血鬼ことアークライト。チート通り越してバグレベルの吸血鬼三人の能力と共に転生した元人間。

 こんなの使いこなせるか! と、素人にいきなりロケット操縦しろと言っているような状態で紀元前に最初の吸血鬼として転生する。襲いかかる天使共を人間に荷電粒子砲ブッパするような過剰威力のゴリ押しで蹴散らし、バトルバトルバトル偶に修練そしてバトルと殺伐な日常で自然と能力を掌握しつつ、その過程で黒歴史を量産しながら生き抜いていたら何時の間にか第一位始祖で吸血鬼の王になっていた。

 

 一人称は基本的に「私」だが、キスショットと二人きりの時のみ「俺」になる。

 性格は典型的な日本人気質。つまり身内には優しく、他人にはあまり関心なし、そして怒らせるとヤバい。アークライトの中での最優先は己の眷族二人で、次いでアヴァロンや関わりのある者たち。精神的に元人間ではあるものの、転生初期の殺伐とした日常や、吸血鬼であるという理由だけで殺しにくる輩共などもあり、人間に対する同族意識は既に皆無。とは言っても他の貴族のように見下している訳ではなく、割と好意的である。

 

 戦闘能力は語るまでもなく世界最強。眷族であり唯一同格のキスショット以外では、まともに戦闘すら成り立たない程にぶっちぎり。

 同じ始祖である吸血鬼を突き離し、超常の存在たる天使を塵芥のように刈り取り、果てには神霊すらも超越する絶対強者。

 本来の星そのもの(アルテミット・ワン)状態ならば、同格以下からのあらゆる干渉・攻撃を完全に無効化、更には意識どころか視線を向けただけで並の者を肉塊に変え、魔法一つで国を消し去りかねないという訳の分からないレベルなのだが、流石にそれでは生活もままならないので普段は極限まで抑え込んでいる。

 それでも大抵の相手を圧倒する程度は造作ない。

 

 王としての能力は高く、アヴァロンの民からは人間吸血鬼問わず陛下と慕われている。それはエリアスの教えを受け、その教えを十全に活かせるスペックを持っていたという側面もあるが、最たるはアークライトが行っていることは当たり前という点。

 民から直接話を聞く、例え一兵卒であろうと意味があるのなら言葉に耳を貸す、己だけでなく配下からの意見も取り入れるなど、上に立つ者ならば当たり前の事を当たり前にやっている。アークライトからすれば、ただそれだけの認識。

 それは本来ならばとても難しい。だがアークライトにはやってのけるだけの力と、やって当たり前と考えられるある意味普通の感性があった。

 故に理想の都とまで呼ばれたアヴァロンの王として、今もアヴァロンを護っている。

 

 外面はカリスマ溢れる吸血鬼の王なのだが、ご存知の通り内面は中々軽く割と普通である。それが周りとの差異を生み出し、結果的に勘違いなどを引き起こす。彼の内面を知っているのはキスショットのみで、万能(ゼネラル)メイドことエリアスももう少しと言ったところ。

 キスショットとは数百年経った今でも相思相愛。エリアスからは新婚の熟年夫婦と例えられている。

 

 

 

 真名 : キスショット=E(イヴ)・マクダウェル

 クラス : ファニーヴァンプ

 属性 : 秩序・悪

 イメージカラー : 夜に輝く金

 身分・階級/所属 : 上位貴族・第二位始祖 始祖の眷属

 年齢 : 凡そ1100歳

 興味があること : アークライトに関すること/エリアス

 好きなもの : アークライト/エリアス/うたた寝

 

 〈クラス保有スキル〉

 ・吸血(EX)

 

 〈固有スキル〉

 ・始祖の眷属(EX)

 ・黄金律(心体)(A)

 ・金色の姫君(A)

 ・剣神(EX)

 ・戦人(EX)

 ・魔力放出(A)

 ・縮地(A)

 

 

【解説】

 

 ・吸血 : EX

 吸血行為。血を吸う事によって己のエネルギーとして吸収し、回復する。吸われた相手は全能力がダウン。

 本来なら人間のみを対象としているが、キスショットは特別であり、人間以外からも可能である。本人次第で存在そのものを吸い尽くす事も。尚、生涯只一人と決めた相手からの吸血によって、全能力を一時的に大幅アップさせる。

 

 ・始祖の眷属 : EX

 主人である吸血鬼が始祖だと表すスキル。EXは主人が始祖の中でも最上位であり、その影響を強く受けている。派生に始祖の血統がある。

 

 ・黄金律(心体) : A

 女神の如き完璧な肉体と、聖女の如き清純な心を併せ持つ。

 彼女の場合、生まれながらに有していたスキル。しかし現在はアークライトと長く過ごし、吸血鬼化したこともあって若干ハッチャケている。それでも本質は変わらず、アヴァロンでは母もしくは姉のように思われており、人間吸血鬼問わずに慕われている。

 

 ・金色の姫君 : A

 彼女の生き様と精神性に加え、かつてかけられた祝福が融合し、スキルと化したもの。あらゆる精神干渉を無効化し、どのような状況でも決して揺るがない強靭な精神を併せ持つ。

 このスキルは彼女の内側を透過させる効果も持ち、人々は外面ではなく内面をダイレクトに見るとことなる。普段は意図的に抑えており、魅了程度に収まっている。

 

 ・剣神 : EX

 剣技を極めに極めて、神すらも超えた窮極。純粋な技術でありながら宝具すら超越し、星をも屠り得る剣の一。究極の才、天性の心体、極限の修練を以って漸く至れる極致。言葉では説明できない、常人には理解不可能の領域であり、それは魔法や奇跡と呼べる代物である。

 

 ・戦人 : EX

 彼女の戦闘技量がスキルと化したもの。

 これまで剣技を極める過程で習得してきた技術――気配遮断、圏境、直感、心眼などあらゆる全てを含んだ統一スキル。

 

 ・魔力放出 : A

 本来ならば武器もしくは己の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出するスキルなのだが、あいにく彼女は砲撃という形でしか使用できない。

 本来ならばスキルとして現れることはないが、彼女の場合、割り切った上でそれを極めた。結果、単純な魔力砲撃で国ないし大陸すら両断しかねないものとなった。

 放出時は金色に輝く光の奔流としてあらゆる物質を消滅させる。

 

 ・縮地 : A

 瞬時に相手との間合いを詰める技術。多くの武芸者、武道が追い求める歩法の極み。最上級のAランクともなればもはや次元跳躍の領域であり、技術を超えた仙術の範疇である。

 キスショットの縮地の純粋な速度は光速に迫り、地球上における距離の概念はあってないようなもの。更に、魔力を空間に加えて限定的な足場とすることで、平面ではなく立体的な縮地を行うことができる。

 

 

 〈宝具〉

斬撃皇(グラディウス)

 ランク : E〜A+++

 種別 : 対人〜対星

 アークライトとの契約によって発現したアーティファクト。彼女がアークライトの眷族となって数年後、大喧嘩を経て契約を結んだ折に現れた。

 形状は柄だけの刀であり、魔力によって刀身を形成するというシンプルな能力。だがそれだけという筈がない。重量、形成の速度、刀身の全長、果てには刀身の形状まで所有者の思いのまま自由自在に変化させることができる。応用の仕方次第では、そのシンプルな能力に反して反則クラスの性能を発揮する。

 分かり易く例えるなら、「斬艦剣!」やら「13キロや」やら「飛ぶ斬撃を見たことがあるか」やらができる。

 加えて使うのが剣技の極致に達したキスショットなので、考えるだけで恐ろしい事この上ない。

 

『心渡』

 ランク : -

 種別 : 対神秘

 全長二メートルはあろうかという大太刀。アークライトが自分が持っているよりいいと、キスショットに譲った。普段は己の影に納刀している。

 その切れ味たるや想像を絶するものでこの世の万象を斬ることができるが、あまりの切れ味にたとえ斬ってもすぐに物資同士がくっついてしまう。故に相手と斬り結ぶのには向かない。しかし心渡の真骨頂は物理的な切れ味ではなく、神秘を切り裂く特性にある。

 この心渡は霊的存在に対して必殺といっていい謂わば『神秘殺し』の特性を持っており、あらゆる神秘の天敵といえる。ソレがたとえ神霊であろうと擦り傷すら致命的となり、傷から徐々に侵蝕し、力は漏れ、果てに消滅する。

 この世の超常、あらゆる神秘を悉く斬り伏せ、振るう者によっては星すら断つ妖刀である。

 

純血覚醒(アウラザル・ブラッドロード)

 ランク : EX

 種別 : 対人

 恐らくアークライトにしか使うことがないであろうキスショットの切り札。かつての大喧嘩時に発現。使うとアークライトすら冷や汗をかく程の効果を発揮する。それ以外は詳細不明。

 

『終ノ太刀・無月』

 ランク: EX

 種別 : 対神魔剣

 レンジ : -

 最大捕捉 : -

 心渡と上記の純血覚醒をもちいて放つキスショットの決め札。五種ある剣技のうち、その極致と強力さに宝具扱いとなった最終番。かつてアークライトとの大喧嘩時に一度だけ使用。それ以外は詳細不明。

 

 




後書き追加。
キスショットの最後の宝具二つは大喧嘩で出す予定です。転生先が違っていたらは一通り書いたので、次はアークライトとキスショットの出会い、そして二人の大喧嘩と続きます。

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