魔法少女リリカルなのはties 作:ハルハルharuharu
アースラの転送ポート。
――とんとん。
戦闘は終わって、そろそろ、戻ってくる頃だ。
――とんとん。
秀人さんと、アルフと……フェイト。
「なのはちゃん……もうちょっと、落ち着いたら……?」
――とん。
無意識のうちに行っていた貧乏ゆすりを止める。
エイミィを見上げる。
「……だって、何ヶ月も会ってないんだよ」
連絡だって出来なかった。
忘れてるなんて、絶対に無いと思うけど……どういう顔で会えばいいのか、分からない。
――ヴゥン……!
転送ポートが輝く。そして……
――バシュッ!!
光が収まり、前線メンバーがわらわらと戻ってきた。
けが人も多く、待機していた医療班がストレッチャーに彼らを乗せ、医務室へ走っていく。邪魔にならないよう、壁際に立って彼らを見送り……自力で歩けるメンバーの中に、ぴょぴょこ動く金髪を見つけた。
「あ」
「あ」
向こうも、私を見つけた。
「……」
「……」
私は、どう声をかけたものか思い悩んでいて……フェイトは多分、認識した光景に、思考が追いついていない。
口を半開きにして、ほけーーー……っとしている。その間抜け面といったら、もう……
「ぷっ……」
ああ…………なんというか、笑えてくる。
「あ、ああ~~~!! 今、ボクのこと笑っただろ!?」
目を吊り上げ、ずかずかと歩いてきた。
「ごめんごめん……」
目の前にやってきたフェイトは、まぁ何と言うか……ボロボロだった。
バリアジャケットは解除しているから、服は小綺麗なワンピース。でも、髪はボサボサで、身体は土ぼこりでザラザラ。擦り傷や青あざも多い。
「大丈夫?」
「うん、へいきー」
にへら、と締まりの無い笑顔を浮かべる。
「おお、いたいた」
「ダメだよ、フェイト……ちゃんと手当てしないと」
と、人混みの中から秀人さん、アルフ、それにクロノが出てきた。
「…………」
クロノは、ちょっとバツが悪そう。
「ごめんね? 怒鳴っちゃって……」
ちゃんと謝っておこうっと。
「いや…………ありがとう」
あら、珍しい。クロノが素直だ。
「うひひひひ……」
と、エイミィがとても頭の悪そうな笑いと共に、クロノへ意地の悪い視線を送る。
「クロノくん、泣いちゃったんだもんね~?」
「ぐっ……!」
気まずそうに、恥ずかしそうに俯く。
「ふふふ、もう、クロノくんったら……」「エイミィ」
調子に乗って、更に何かを言おうとするエイミィを、秀人さんが遮った。
「は、はいっ!!」
条件反射のように直立不動となり、背筋をピンと伸ばすエイミィ。
「……あんまり、俺のダチをいじめてくれるな」
「はっ! 失礼いたしました!」
……よっぽど、怖かったんだろうなぁ。
横ではクロノが、「『ダチ』とはどういう意味だ……?」と首を傾げていた。
教えてあげてもいいんだけど……面白そうだから、黙っていよう。
「……ま、いいや。艦長への報告もあるし、戻ろう」
「はーい!」
と、私の目の前にいたはずのフェイトが素早く秀人さんに駆け寄り……あろうことか、腕にしがみついた。
「な……何してるのよおぉぉぉ!?」
慌てて、フェイトを秀人さんから引き剥がす。
全く、油断も隙も無い……!!
でもフェイトは、不満タラタラな顔で、しぶとく秀人さんの腕にしがみつく。
「いいじゃん別に少しくらい!!」
「ダメったらダメ!」
「少しくらいボクに貸してくれたっていいじゃん!」
するっと私の手から逃れ、ひょいっとジャンプし……秀人さんの右肩に、横座りした!
「こ、こらぁぁぁ!!」
頭を両腕で抱え込んで、なんて羨まし…………じゃなくて!!
「秀人さん、怒っていいんだよ!?」
そう言ったのに、秀人さんは何故か私を宥める。フェイトを、背負ったまま!!
「まぁまぁ…………全然重くないし、いいって」
「でも……!」
「久しぶりに会ったんだし、このくらい許してやってもいいんじゃないか?」
むぐぐ…………まぁ、秀人さんがそう言うなら、ちょっとくらいなら……
話の流れから、自分の勝利を感じ取ったらしいフェイトは、
「べー!」
勝ち誇った表情で、ぺろ、と舌を出した。
「こ、こら……!」
秀人さんが慌てて止めさせたけど……手遅れだった。
――ぷちんっ……
堪忍袋の尾が、ブチ切れた。
「こ、の…………!」
カーーーーッ……と、自分でも分かるくらい、頭に血が上っていくのを感じる。
「返せーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
そんな、目的語が抜け落ちた叫びを上げ、フェイトに飛び掛かる!
「か・え・せーーーーー!! 秀人さんは、私のなんだからあぁぁ……!」
秀人さんの左肩に跨り、フェイトをぐいぐいと押す!
「わたすもんかー……! ひでとは、ボクのもんだー!」
フェイトも落とされてたまるか、と押し返してきた!
「ふぇ、フェイト……」
「…………ど、どうしようか?」
おろおろするエイミィとアルフ。
「……知らん。先に行ってる」
諦めた様子で、さっさと部屋を出て行くクロノ。
「うにゃー!」
「このぉー!」
負けて……たまるかああああああああああああ!!
◆ ◆ ◆ ◆
「……うう」
酷い目に遭った…………まだ両肩がギシギシいってる気がする……
「……というわけで、しばらく襲撃は無いものと思われます」
クロノの報告を横に聞きながら、両肩をほぐす。
「ごめんなさい……」
なのはが、俺の左手を握りながら謝った。
じとーーーーーーっと、俺の右手を握るフェイトをやぶ睨みする。
「…………ふぁあああ……」
フェイトは我関せずと、大あくびを隠しもしない。
「闇の書の主に関しては、秀人の方が詳しく説明できるでしょう」
「お願いできるかしら、秀人さん?」
……っと。俺か。
まず、説明から始めるか。
「封印魔法が届いたのは、闇の書のみ。本人は、残念ながら取り逃がしてしまいました」
詰めが甘く、逃げられてしまったのは痛恨のミスだった。全く……俺も、まだまだだな。
でもまぁ、当面の危機は無いだろう。
「闇の書は、言ってしまえば魔力の増幅装置です。俺と同程度……まぁ、仮に100として、それを100倍の10000に増幅するのが闇の書」
資質があれば、極めて危険な災厄を齎すシロモノだが……
「増幅装置さえ無ければ、それは100。ただ大きいだけで、それ単体では脅威にはなりえません」
大きな魔力があっても、それを御する能力がほぼゼロだった奴は、何も出来ずに大人しくしているだろう。少なくとも、襲撃してくるような馬鹿ではないはずだ。
「……なるほどね」
「猶予期間は、なのはを参考にすればいいでしょう」
なのはは流石に聡明で、俺の言おうとすることをあっさりと理解していた。
「蒐集も、ある意味封印の一種。蒐集の影響が私から抜ける頃には、奴も同じく、封印魔法を破る」
そういうこと。
「現場での報告は以上です」
あとは、リンディさんの判断だ。
「…………闇の書の細かい機能については、ユーノさんが現在、調査に当たっています。上がってきた報告の中には確かに、魔力の増幅という項目もありました。なので、秀人さんの報告は、十分論理が通ります」
なかなか、好感触だ。
「猶予期間については、あまり楽観はできませんね」
「……はい、そうです」
「同じ人物に一度だけ、という蒐集の制約があるにせよ、今のなのはさんは、魔法で自分の身を守ることが出来ません」
……だよなぁ。アイツ、復讐する気満々だったし、俺ではなく、弱体化したなのはを真っ先に襲うだろうし……
悩んでいたら、リンディさんがパンッ、と手を叩いた。
「護衛を付けましょう」
……護衛?
「なのはさんと同レベルの戦闘能力を持ち、常になのはさんと行動することが出来る、専属の『護衛』を」
……いやいやいや。
「いるわけ無いじゃないですか、そんな都合のいい人」
俺の変わりに、なのはが答えた。
「私並に強くて、あまり管理局の縛りを受けず、自己判断で行動できる人なんて……」
なのは並に強い……それは、クロノも当てはまる。けど、クロノは管理局の中でも比較的高い地位にいる。なのはにかかりっきりで護衛なんて、不可能だろう。
「それが、いるのよ……秀人君」
あれ……?
リンディさんが、気さくモードになった。
「さぁて、誰かしら?」
リンディさんの視線は、俺……ではなく、俺の右隣を向いていた。
……おいおい、まさか。
「……フェイトとアルフ、ですか?」
「ええ、その通り」
「いいんですか? その……前回の事件の裁判だって、まだ……」
そう。フェイトはまだ、前回の事件の重要参考人のままなのだ。容疑者、と言ってもいい。それが、護衛という名目で自由に出歩いて、後々フェイトの不利にならないんだろうか……?
「その辺りは、もう済んでいるから安心して」
今回のことがあろうが無かろうが、護衛……というか、フェイトとなのはをくっつけるつもりでいたらしい。
……色々と、根回ししたんだろうなぁ。黒いぜ、提督。
「それとも、嫌?」
「まさか! 大歓迎ですよ!」
即答で返す。
言い方は悪いが……手回しが済んでいるのなら、何の問題も無い。
「ははっ……やったな! なのは!」
あれだけ会いたがっていた、大事な友達だ。
久々の再会どころか、これからはずっと一緒だなんて…………嬉しいとか、そういうレベルじゃないだろうな。
「よかったわ。ねぇ、なのはさん、フェイトさん…………なのはさん、フェイトさん?」
「なのは……? おい、どうした?」
見れば、二人は時間が停止したように顔を見合わせて固まっていた。
一体どうした…………と、思った矢先のことだった。
「………………ウええええええええええええええェェェェぇぇェッ!?」
なのはが、素っ頓狂な声をあげた。
……いや、驚きすぎだろ。
「いいいいィやっほおおおおおおおおおおおゥ!!! やったあああああああ!!」
フェイトが歓声をあげ、なのはに抱きつく。
「わあああああっ!?」
「フェイト、危ないってば!」
いきなり抱きつかれ、転びかけた二人をアルフが支えた。
「なのはー! よろしくねー!」
百パーセントの、明るい笑顔。それにほだされて、なのはも笑顔になった。
「あ、あはははは…………うん、よろしくね、フェイト」
少し照れている。
「ボク、ハンバーグとオムライスがいいな!」
「え、作れってこと……? そっちの『よろしく』だったの!?」
「どっちも!」
「…………もう、しょうがないなぁ」
そう言いながらも、満更ではなさそうだった。
そんな坩堝を遠目に眺めながら、我が家を思い出す。
「……あ、やべ」
今更ながら、別の壁が生まれた。
「部屋……どうしよう」
今現在の、俺達三人で住んでいるアパートは、元々は単身向けの物件だった。
なのは、ユーノと同居するにあたって、大家さんの了承は得たものの…………更に二人増えたら、定員オーバーだ。
「護衛中は任務として扱いますから、皆さんにはお給料も出ますよ」
金銭的には問題なし、と。
んじゃ、まぁ……
「でもしばらくは、あの狭いIkか…………」
これからは、大人数であの一室で暮らすことになりそうだ。
あの八畳一間に、五人……すし詰め・イモ洗いという言葉が、これほどまでに似合う状況もそう無いだろう。
風呂もトイレも流し台も常に満員。そろそろ本格的に夏だから、体温で更に暑苦しくて、動くたびに互いの身体がぶつかってしまう。部屋の中は、なのはの本、ユーノの資料、俺のバイク用品、フェイトの玩具、アルフの雑貨で、足の踏み場も無くなって……
「…………くくっ」
大変だといいうことが分かりきっているのに、つい笑ってしまう。
五人で暮らして、騒いで、じゃれ合って…………そんな生活、楽しいに決まっているじゃないか。
「……秀人さん」
裾が引かれた。
フェイトと手を繋いだなのはが、にこにこと無邪気に笑いながら、言った。
「楽しみだね」
……ああ、そうだな。楽しみだ。
さて……なのは、フェイト、アルフ…………残り一人は、どこ行った?
戻ろうとしていたクロノを捕まえた。
「ユーノはいつ頃戻って来る?」
何日も前から、姿を見ていない。
『ちょっと、調べ物をして来る』と言い残して、それっきりだ。
「先ほど、件のフェレットもどきから連絡があった。まだ少し調べたいことがあるから、先に帰っていて欲しい……とのこと、」
あいつ、目の前のことに集中しすぎて突っ走るからなぁ……やれやれ、仕方ない。
「駄目! 連れて帰る!」
……無理やりにでも連れ帰って、休ませよう。そう言おうとした瞬間、殆ど同じことを考えていたらしいなのはが、がーっと吼えた。
「みんなで帰って、みんなで晩御飯! ご飯抜きなんて許しません!」
ふぅ……と、クロノがため息をつく。
「……だろうと思って、通行許可を人数分確保しておいた」
段々、いい意味で力が抜けてきたな。頑固な堅物も、いろいろと俺達に影響されているらしい。
「で、ユーノはどこにいるんだ?」
「無限書庫……まぁ、書庫とは名ばかりの、膨大な未整理データの山だ」
その中から、闇の書および、古代ベルカの知識を発掘しているらしい。
発掘……? そんな、大げさな……
俺達は、実際に案内されるまで半笑いだった。
そして、転送ポートからその場所まで案内され……言葉を失った。
――山。
比喩表現でもなんでもなく、正真正銘、それは『山』だった。
それも、ギッチリと本を納めた書架が、四方八方どころか、果てが見えないほど上下に連なっている。
「………………す、っげぇ」
試しに、近場にあった本棚に接近してみる。無重力のようだが、進みたい方向へ意識を向ければ、すんなりと移動できた。
「無限書庫には、あらゆる世界の出来事が、『本』という形になって絶え間なく更新されている。どこの誰が、何のために、いつ創ったのか、まったくの不明。そのあまりに膨大なデータ量は、活用するには難しくて、長年放置されていた」
クロノの説明を聞き、納得。
……確かに、ろくな検索装置も無い以上、自分の手でデータの山を掘り返すしかない。
そんな時間があったら、他のデータベースを使った方が早い。
…………既存のデータならば。
ここにある膨大な知識の中にはきっと、闇の書に関するものがある。
ユーノはそう信じて、この場所に足を運んだのだろう。
「うわー! 何コレ何コレ! たのしー!!」
飛行魔法ともまた違う感覚に、歓声を上げるフェイト。
「う……落ち着かないなぁ……」
逆に、アルフは居心地が悪そうだった。
「あんまり遠くに行くなよー?」
……まぁ、俺達以外に人はいないみたいだし、遊ばせておいても問題無いな。
「あいつは……ああ、結構遠くまで行ったんだな」
クロノがユーノの位置を探査し、僅かに驚く。
……この数日、こもりっきりで調査をしていたんだろう。あいつはどうにも学者肌というか、熱中すると時間の観念を忘れてしまう悪い癖がある。
「全員で行くことは無いだろう。僕が呼んでくるから、君たちはこの辺りにいてくれ。本は、自由に閲覧してくれて構わない」
と言って、クロノだけがすーーっと移動していった。
……途中、
「どれどれ……?」
おお……本そのものも、大判の図鑑くらいのサイズがある。
一冊を抜き出し、頁をめくる。
「……駄目だ、読めん」
「こっちも……」
ミッド文字もあまり読めないというのに、この本は更に複雑な文字がびっしりと埋めつくしていた。
隣の本を抜き、同じように捲る。最初に抜いた本とは、更に違う言語だった。
何冊も捲ってみたが、言語もバラバラ。たまに言語が同じように見えても、文体がバラバラで、結局違う言語だったり……『内容が分からない』ということだけが、共通だ。
「あ!」
と、俺と同じように、本を物色していたなのはが、驚いたように声を上げる。
「これ、日本語だよ!」
「え!?」
驚いて、その本を覗き込む。
「……JSS・旅客機墜落事件概要?」
それは、一昨年のクリスマスに、世間を騒がせた事件の名前だった。
……なんで、こんな物がここに。
「これ、何年か前のクリスマスに起こった事件だよね?」
変な気分……切迫感、とでも言えるだろうか。
何かに突き動かされるように、二人して食い入るようにその本の頁を捲っていく。
図鑑並みの厚みは伊達ではなく、途中、難解な表現や、意味不明な文字の羅列があったりと、読みづらかった。
だがそれでも、事件の概要、被害者の総数、……そして、原因が、極めて克明に、まるで、その時その場所で見てきたかのように記されていた。
「……あの事故、結局は原因が不明だったんだよね?」
「ああ。エンジントラブルだとか、地磁気の影響だとか、陰謀論とか、あれこれ好き勝手言われてたけど……でも、実際は違ったみたいだ」
読み進めていくと、原因の箇所に辿り着いた。
それによると、原因は……
「大規模な魔力噴出による、駆動系の破損……?」
おいおい……マジかよ。
「魔力噴出って……」
なのはが、強張った表情で呟いた。
魔力噴出。
それは、術式に乗せた魔法ではなく、ダイレクトに魔力そのものがあふれ出てしまう……言ってしまえば、暴走状態のことを指す。
何らかの影響で、誰かの魔力が制御不能の状態に陥り、結果……旅客機を墜落させた。
その魔力の持ち主は、きっと……
「生存者、一名」
ニュースでは、7歳の子供だった、としか報道されていない。男児なのか女児なのかも不明だが、ほぼ間違いなく、この子だろう。生きていれば、なのはと同い年。
次のページで、名前が分かるはず……そう思い、ページを捲る。
「あれ……?」
次のページは、白紙だった。なんでこんな唐突に……
「ちょっと待って」
なのはが、白紙のページと、前のページとの隙間を開く。そこには、ほんの僅かに、ぎざぎざした……明らかに、意図的にページが破り取られた痕跡があった。
何で、この頁だけが……首をかしげる俺達の元に、クロノの念話が入った。
『秀人、今から戻る』
「ああ、わかった」
動揺は、声に出なかったと信じたい。
……それじゃあ、本を戻そう。
「…………」
いや、待った。
この事件は、魔法絡みの事件だ。しかも、何やらキナ臭い。頁が破られているということはつまり、少なくとも、誰かにとっては、見られては困る資料なのだろう。
今回の闇の書事件と無関係かもしれないけど……念のためだ。
本を、目印を付けて書架の裏に隠す。今度来た時に回収しよう。
「なのは」
呼ばれたなのはは、こくんと頷いた。
「うん、秘密だよね?」
「ああ、頼む」
短いやり取りをして…………俺達は、クロノ達が戻ってくるのを待った。
さっきの本。
何故あれが妙に気になったのか、その理由は、最後までわからなかった。