IS(インフィニット・ストラトス) 2人目の男性IS操縦者 作:スーパープルコギ
圧倒的に文字数が無いのに時間がなくて投稿が遅すぎる状態。
─塗れ!塗れ!─
『地図にない基地(イレイズド)』にけたたましくアラートが鳴り響く。
昼飯時だった為か、隊員の大半は口の周りに食べカスも付いたままだ。悲しいことに、この地図にない基地では1度も襲撃や侵入者が入ったことが無い。訓練を受けた者でも、長いこと暢気にしていたのが平和ボケを引き起こしていた。
故に突然の緊急事態に軽いパニック状態になり、スムーズに対処できずにいた。
「うわわ!ほ、ほほんとに襲撃ですか!?」
「やべぇ!コイツ喉に蒟蒻プリン詰まらせやがった!」
「衛生兵ぇぇぇ!」
「……」
喉に詰まらせた。急に動いたから吐いた。腹が痛い……至る所からそんな声が聞こえる。
もう駄目だ。そんな風にナターシャが思っていると突然轟音が鼓膜を叩いた。
「ぐぁ!今のっ……で、の……喉に餅が……!」
「衛ぇぇぇ生へぇぇぇい!」
「喧しい!」
(今のは近くから……もう基地の内部に入られてるの?)
ナターシャが守るのは『銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)』が現在も調整を受けている整備室。本当は今すぐにでも銀の福音に乗って迎撃したいが……それは叶わぬ為、銀の福音の主兵装《銀の鐘(シルバー・ベル)》を脇に抱えて居た。
「こ、こっちに来るのでありましょうか!?」
「来るわ。相手の目的は十中八九あの子よ」
『こちら『ニケ』!敵が第2ゲート突破!』
「こここちら!『アレス』了解した!」
「ちょっと!敵の特徴は!?」
『ISだ。見たことのない……青紫色の蝶だ。操縦者の顔はバイザーで隠れて見えない』
青紫色の蝶。この特徴に当てはまるISは1つしかない。
ナターシャはすぐに知りうるそのISの色や形状。仕様を頭のなかに書き起こした。そして導き出される結果。
「『サイレント・ゼフィルス』……!」
サイレント・ゼフィルス。イギリス製第3世代機だ。型式はBT-02。それはBT-01の後継機を意味する。つまり『ブルー・ティアーズ』のそれだ。
それは遡ること数ヵ月前に『ブリリアント・エンジニアリング』から飛行テストに向かう途中を何者かに奪取されていた。その事を知るのはほんの一部のみ。どの国も貴重な、それもISというリソースが奪われたなど極秘にするものだ。
尤も、その日から2週間としない内にこうして情報は流れていくものだが。
『そうだ』
「!」
目の前のシャッター。ではなく右隣の壁が爆ぜた。
ここの壁は並の施設なんかより遥かに強く作ってある筈だが、それでもISにとってはあっても無いようなものだ。
「……ナターシャ・ファイルス。銀の福音を渡してもらおう」
「……」
崩れたそこから現れたのは蝶。否、そう見えるISを纏った少女だった。
歳は自分よりもかなり下だろう。ナターシャはそう感じた。
「貴女みたいな小さな娘が……どこでそのISを手にしたのかしら?そのISは貴女のような“テロリスト”が駆るものじゃないわ」
「……私は決して小さくはない。これでも78だ」
(……78歳!?どんな整形したらそんなティーンエイジャーになるのよ!)
(この女は……どう見ても私が小さいと言われるほど貧乳な訳がないだろ。確かに“ねえさん”に比べれば小さいが)
「兎に角、渡してもらおうか」
刹那、サイレント・ゼフィルスが動いた。
目的の銀の福音が整備室にあることを知っているのだろう。極力戦闘は控えているのか、天井ギリギリを這うようにしてナターシャとその他の隊員を通り越えて一瞬で扉の前に降り立った。
「っ!」
「撃てぇ!」
「おらおらぁ!」
「ちょうちょはお呼びでねぇんだよ!お花畑にでも行ってらぁ!」
「んな!何で急に!?」
先程まで頼り無いことこの上なかったその他の隊員達の目の色が、輝きが変わった。
何が彼らのスイッチを入れたのか、ナターシャも怯える程の気迫でサイレント・ゼフィルスに攻撃を開始した。
「死ね死ねぇ!」
「そっから先には行かせねぇぞぉぉぉぉぁぁぁああ!!」
「な、何なんだ貴様ら!そんなに銀の福音が大事か!うぐっ!?」
ISという究極のパワード・スーツに立ち向かう“兵士”が1人、また1人と増えていく。ある者はサイレント・ゼフィルスが突き破ってきた壁から。ある者は自ら壁を破壊して。ある者は戦車を持ち出して整備室以外の何もかもを破壊した。
だが、やはりISと普通の兵器では色々と差が大きかった。サイレント・ゼフィルスは凄まじい猛攻の中、長大な銃を構えた。
『エム。殺しちゃいけないのは分かってるかしら?』
「当然だ。少し戦車を無力化するだk」
「「「「「おおおおおお!!」」」」」
「んな!?」
大勢の兵士達が銃を投げ捨て、ナイフを片手に雄叫びを上げながら大挙襲来してきた。
流石のエムも初めて見るその光景に驚き、思わず後ずさった。
(ば、馬鹿な!この私が気圧されるなど……!)
「な……何なのよ……」
1人完全に置いていかれたナターシャを誰も気にすることなくサイレント・ゼフィルスへ飛びかかる兵士達。
『不味い……エム!避けなさい!』
「今やる!」
ISに現代兵器で戦うためにはまずISを封殺しなければならない。当然出来たとしても必ず勝てるわけでもないし、なによりその封殺兵器が実験の域を出ていない。
だからこそISに通常兵器で立ち向かうなんて蛮行をやらないのだ。
(だとしても生身の人間相手では……!)
だが例外もある。それが今の状態だ。
IS同士で格闘戦を行えばバリアは発動しないで操縦者に直接ダメージを与えていく事が可能だ。それは相手が生身であっても同じ。ナイフを持ってる以上バリアには守られるが、そうでない丸腰の兵士が来たら厄介だ。
だからエムは戦車を撃つのを止め、足下を穿った。
「くお!?」
「甘ちゃんがぁ!そんなもんで止められる訳ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇだろぉぉぉぉがぁぁぁぁ!!」
「命をかけた男の意地ぃ!その程度で怯むかぁぁぁぁ!」
「「「「「おおおおおお!!」」」」」
巻き上がる粉塵や瓦礫を誰1人として気にもとめず、エムへと向かうのを止めない兵士達。
「何故抗う!何が貴様らをそこまで駆り立てる!?」
「男にはなぁ!」
「死ぬより辛い秘密があるんだよぉ!」
「だからぜってぇその先には─」
「「「「「行かせねぇぞぉぉぉぉぁぁぁああ!!」」」」」
大挙襲来してきた兵士の内何人かがサイレント・ゼフィルスの装甲やスラスターにしがみついた。
最大の武器は己の肉体と言わんばかりの屈強な兵士が傷ひとつ付けられる筈のないのをお構いなしに殴る蹴る。
『エム!』
(不味い!ここまで貼り付かれると流石のISでも不利だ……!やむを得ないか……)
「くっ……離れろ!」
兵士を引き剥がし、今度は誰も寄り付けないようにシールド・ビットを使って牽制する。それでも臆することのない兵士達には腕部の小型レーザー・ガトリングで死なない程度に撃っていく。
「離れて!」
「ちっ!」
ナターシャの声に合わせて兵士達が即座にはけ、銀の鐘のエネルギー弾がサイレント・ゼフィルスを襲う。
だがエムにとってそれは都合が良かった。何人かの兵士が勢い任せで空けた天井の穴に食らった勢いで滑り込み、離脱をはかる。
「おぉ……サイレント・ゼフィルスが逃げたぞ!」
「勝……たのか……?」
「勝ったぞぉぉぉぉぉ!!人間でもISに勝ったんだぁぁぁぁ!」
戦いを終えた兵士達が互いを支えるようにして立ち上がり、雄叫びをあげる。
生身の人間であってもISと戦える。“普通な人間”が初めて為し遂げた快挙であった。
◇
「こんな筈では……」
『まぁ……あれだ。あれは確かにビビるな』
『ドンマイよエム。彼等も分かってやった訳じゃなさそうだし、運が悪かったのよ』
「……」
地図にない基地から大分離れた砂浜でエムが体育座りになって枝で砂を掻いていた。
「オータム。あの場面になったとしたらどう対処した?」
『んー……取り敢えず殴ったな。ま、私が行けたらてめぇと違ってすぐに奪取出来たがよ』
「そうか……」
『……き、気を落とすなって。サイレント・ゼフィルスだってまだまだ実験機なんだからよ』
珍しくオータムがエムを慰める。
エムもこの組織に入って刺激の強すぎる事を見て、聴いて学んできた。『追い込まれた人間ほど厄介なものはない』と。何度も聞き、最後まで手を抜くことなく任務を遂行してきた。しかし、今日のあの様は何であろうか。
思い出すだけで自分の情けなさに泣けてくる。
『そうよ。貴女だって“彼女達”の相手で疲れていたもの。少し休みなさい。任務はまたリカバリー出来るわ』
「そうか……今から帰る」
エムは立ち上がり、尻に付いた砂を払うと左耳に付いていた青紫色のイヤーカフスを高く掲げた。
◇
エムが退却して数秒。漸く整備室前にやって来たイーリス。
「待たせた!」
「あ、イーリ。もう戦闘は終わったわよ」
「……はぇ?銀の福音持っていかれたのか?」
「いえ……あれを見て」
ナターシャの指先を見ると、整備室前で群がった男達が訓練用ペイント弾でそこら中塗りつぶしていた。
中にはイカの帽子を被ってペイントの海へダイブしながら撃つものも居る。
「……イカれたのか?」
「興奮が収まらないらしいわ。彼等だけでサイレント・ゼフィルスに勝ったから」
「マジ!?」
「大マジ」
「スクラムーンじゃぁ!ガチマッチ行くぞぉぉ!」
「チャージャーは俺に任せろ!」
「塗れ塗れ!」
「塗れる!」
怪我人は既に治療を受けている。今騒いでいるのは無事な連中。
「……1人ガレージにIS取りに行った私が馬鹿みたい」
「ドンマイ」
◇
「参りますわよ」
「いつでもどうぞ」
学園内の第2アリーナ。そこではISスーツに《レーヴァテイン》を手にしたシンモラと完全展開したブルー・ティアーズが対峙していた。
「出力も命中した時の事も気にしなくて良いわ。兎に角私に当てなさい」
「言われなくてもやりますわ。ティアーズ!」
ビットの《ブルー・ティアーズ》が高速でシンモラに迫る。
撃たれるレーザーは加減なしのもの。当たれば運が良くない限り即死だ。だがシンモラはそれらを鼻歌混じりで軽くかわし、時にはレーヴァテインで防いでみせる。
「駄目ね。もっと素早く!」
「……っ」
撃てども撃てども当たらない。ただの1発もだ。
シンモラはレーヴァテインだけを展開している状態でハイパーセンサーも使用していない。ただ、優太が皆に話した『スーパーじゃんけんフィーバー』を発動中だ。
「はぁ……凄いわねあのフィーバーっての」
「私のナノマシン(ヴォーダン・オージェ)と似たような能力だな」
「擬似ハイパーセンサーだっけ?」
「うむ。それの制御が出来ないからこの眼帯なのだ」
「「「「成る程ぉ」」」」
外野の一夏やラウラ達はストレッチをしながら2人の様子を見ていた。
この後に一夏達もシンモラと戦う予定だ。
「しっかし、本当に速いわね……人とは思えないわ」
「義肢のパワーもあるらしいけど、それにしてもだよなぁ」
感心しているとシンモラの動きが更に速くなった。
バンバンと義脚が地面を蹴る音とレーザーが地面に当たる音。眼で追えなくもないがいつの間にか皆ハイパーセンサーを展開して見ていた。
「武装のみ展開に右眼が見えないハンデ。それなのに完全展開に劣らないどころか圧倒している。……こんな超人が世の中に居ると思うとやっぱり……」
「怖いわよね」
シャルロットが言いかけたのをシンモラが代弁した。
いつの間にか近くに来ていたシンモラは「当然よね」と続ける。
「優太の能力は高い……高過ぎるのよ。遺伝子教化試験体の最後期だからか、あらゆる生物を凌駕しすぎたわ」
「あらゆる生物を……?」
「えぇ。だけど、それは“優太がそういう体にしてきたから”でもあるの」
「?」
「もし優太が博士と会わなかったら……こんな体にはならなかったのよ」
「束さんが言ってた……モルモット……ですか?」
「えぇ。でも仕方がなかったのよ。あの時、優太の出血は酷くて“それ”がなかったら確実に死んでた」
シンモラがレーヴァテインを地面に突き立て、柄に手と顎を乗せて語る。
「博士がうったのは細胞分裂を強制的に起こす薬。それで優太は何とか傷を塞いで生き延びたけど……副作用があるの」
「優太からそんな話聞いてないぞ……」
「当然よ。だって副作用は寿命の大幅な減少だもの。しかも細胞分裂起こしたらブレーキの壊れた車と同じ状態になったわ。止まらない細胞分裂を止めるために沢山の薬もまた入れた。ブレーキが壊れてすぐに止めたいなら壁とかに車体を擦って減速するのと同じ。体がドンドン傷付いて……それを治すためにまた薬を入れて……もう優太は20まで生きられないわ」
「そんな!」
「姉さん……!」
「博士は優太を助けるためにやったの。ただ、優太の体が特殊だったせいで……」
「……あと、5年も……生きられないんですか?」
「えぇ」
驚愕の事実に皆黙ってしまう。特にセシリアとラウラは気を失ってしまいそうだった。
「……で・も・ぉ」
と、シンモラがニヤニヤしながらレーヴァテインを引っこ抜いた。それを軽やかにステップしながら振り回し、再び地面に突き立てると今度は柄の先端にジャンプして立った。そして誇らしげに胸を張りながら大仰に語り始める。
「私と機械融合したことでその問題は解決したわ!機械融合中は何でか知らないけどそれを修復する事が分かって今は考察中」
「だ、大丈夫なのか!?」「大丈夫なんですの!?」
「それに、今回博士が薬をうって女体化したのもそれを解決するための副作用よ。これで寿命はなんと推定120歳に!」
「……それもそれで人間か疑わしくなるレベルね」
「まぁまぁ。取り敢えず優太の寿命問題は解決したわ。だけとまだ問題はあるわ」
「それは……?」
ラウラが前のめりになる。早く言えと言わんばかりの視線に応えるようにシンモラ。
「ラウラさん。セシリアさん。2人の優太に対する接し方が不味いわ」
「え─」
「良い?優太だって男よ。それなのに毎朝全裸で起こすラウラさんとそれに対抗して全裸よりエロいセクシーランジェリーで突入したり……」
「「っ///」」
「このままだと優太の中の性欲の獣が目を覚ましてしまうわ」
「せっ─」
顔を赤らめて恥ずかしがるセシリアとラウラに追い討ちをかけるようにその写真を見せられる。
セシリアは細かいレースが付いた透け感の強い白いランジェリー(フィギアであるやつ。ランジェリースタイル セシリア・オルコットで検索してみてちょ)で寝ている優太に恥ずかしそうに寄り添う写真。
ラウラは平然と全裸で優太の布団に潜った瞬間の写真だ。
「いっ!?いいいつ撮りま……ぇしょの!?」
「似合ってるわよセシリアさん♪スタイルが良くて羨ましいわ」
「……巨乳死ね……」
(あ、鈴の目が死にかけてる……)
「あら?鈴さんもしかして胸の大きさで気にな─」
「死ね!」
キレた鈴が既に展開してあった《双天牙月》を片方投げる。それをシンモラが義腕でキャッチしてその場でターン。振り返り様に投げ返した。
鈴も素早くそれに反応して空高く弾くと一気にシンモラへと肉薄する。
「もっと動きを最小限にしなさい!ただでさえ貴女の武器は大きいんだから隙が生まれやすいのよ」
「うがぁぁぁぁ!!」
「はぁ……。私と違って胸がばるんばるんしないから動きやすいのに。困ったものね」
「鈴の奴……よくビビらないで攻撃できるな」
「鈴はシンモラの強さを信じているんだろう。だからこそ当たれば死ぬ攻撃を繰り出せるんだ」
「はぁ……すげぇな」
相変わらず戦闘時は挑発的になるシンモラの煽りにまんまと乗っかってしまった鈴。
暫く怒りに任せた攻撃とそれをかわすシンモラとのやり取りが続いて、漸く鈴が疲れた所を野球のフルスイングよろしくかっ飛ばされた事で鈴は沈黙した。
優太「フランスのアンティーク。かつてドイツのルーキーにそう呼ばれた彼は果たして何を思うのか?紹介しよう!全IS中最も長い名前を誇る第2世代!ラファール・リヴァイヴ・カスタムⅡゥゥゥ!」
アンティーク「ふっ。僕は生憎そのアンティークって呼び方が嫌いでね」
優太「さいですか。じゃあ鍵かっこの前は仏風ね」
仏風「ぶっぷう?」
優太「いや。ふつかぜ」
仏風「分かった」
優太「で、今回はコア人格初の男─お?何だ?野郎はお呼びでない?コア人格は女の子だろうが?」
仏風「愚かな。これだから男はISに乗れないんだ」
優太「いや。どのみち主人公補正無いと無理だろ」
仏風「サクッと切り上げて次に行こうか。先ずは前回出だ謎の組織の『トリコロール・ダンプリング』ってどういう意味だ?」
優太「早速訊いちゃう?って厳密に言うと俺が質問って言う事にして本編で説明できないのを回答と言う形で書いてるだけなんだが……兎に角、あれはパッと思い付いた三色団子だ。謎の組織……良いや。どうせ皆分かってるでしょ?亡国機業(ファントム・タスク)の実働部隊『モノクローム・アバター』のモノクロームが1色って意味だからトリコロール(3色)を入れただけ。後はアバターからしりとりして団子が思い付いたから」
仏風「酷いものだな」
優太「真面目に考えたら色々意味を持たせなきゃいけないような気がしてさ。それにもう亡国機業はおバカキャラで押し通すから良いかなって」
仏風「ふむ。次だが、前に僕の灰色の鱗殻のパイルに使われていた合金は架空か?」
優太「あぁ、あれか。当然、ありもしない金属だよ」
仏風「成る程。次だ」
優太「ちょい待ちちょい待ち。まだお前の設定を説明してないだろ」
仏風「確かにな」
優太「えっと、仏風の設定はまず男です。コア人格の性別が女性にしか扱えないという理由付けにならないようにかな。見た目は茶髪ツーブロでオレンジのスーツ。細かく言うと下のシャツとベルトとネクタイ以外は皆オレンジで、シャツは普通の白。ネクタイとベルトは紺色の構成。イケメンだぞ」
仏風「ふっ。当然だろう」
優太「さいですか。取り敢えず設定とか何とか話していこうか」
仏風「さっきの続きで良いか?前に白式さんの雪羅のシールドを破ったようだが、雪羅はエネルギー兵器を無効に出来るんじゃなかったのか?」
優太「そうなんだけど……あの場面でアポロアタックが防がれたらショボい事になると思ったから『ISはもとより、現代(作中)の科学からも遥かにかけ離れた規格外兵器』にした」
仏風「成る程。あれを防ぐ手は?」
優太「無い。防がせないし防げない。織斑先生が駆る暮桜だろうが白騎士だろうがズドン出来る。絶対防御?展開間に合わないし、展開出来たとしても一瞬でエネルギー削られて終わり。だから本当に使う場面は少なくするつもり」
仏風「じゃあ立ち向かえるとしたら誰だ?」
優太「今のところ自律ゴスペルかヴァルキリーレベル。それかティルフィングを使用した長距離狙撃だな。ティルフィングなら何とかムスペル貫通が可能なんだわ」
仏風「僕の名前の由来は?」
優太「急だな……知らないし。フランスの戦闘機のラファールがISとなって復活した的な意味でラファール・リヴァイヴなんじゃない?」
仏風「ところでシンモラに乗れる理由は分かってるだろ?他のISには何で乗れるんだ?」
優太「あー、それね。シンモラがコア・ネットワークで俺専用の起動データを送ってるんだ。だから1話のケツで打鉄が俺をパイロット照合出来た訳。厳密に言うとナチュラルで操作は出来ないんだよね。あくまでシンモラが長い時間をかけた事で操縦出来るようなシステムが構築されただけだから」
仏風「生体同期型との違いは?」
優太「常時そうであるかないかの違いだけ。ただ、俺とシンモラが機械融合すればするほど生体同期型になっていくかな」
仏風「主人公機のボツ設定はあったのか?」
優太「あるよ。最初は神話を使おうとは思わなかったから、普通に『鉄血』ってISにしようと思ってた。打鉄の派生後継第3世代機で機体の再生早さとかをもっと高めた奴。超防御特化型だからやや鈍重だけど、防御力では世界1。武器はラファール・リヴァイヴのよりも攻撃力は劣るけど、リーチと取り回しの良さが勝るパイルバンカー《貫突》と、打鉄にもある撃鉄の発展型《撃鉄・弐》と、超振動刃大剣《叢雲》と、機動盾《鼓草》。近距離か遠距離かでしか戦えない癖の強い機体。打鉄弐式の姉妹機だよ」
仏風「それは今後登場しないのか?」
優太「機会があれば出したいかな。ただ防御面に関してが本当に強い機体だから学園の人には使わせない。ヴァルキリーの1人か日本代表操縦者に乗らせる。因みに、ゴスペルのフルパワー銀の鐘を余裕で耐えれる」
??「呼んだ?」
優太「お?どうしたゴスペル」
福音「呼ばれたから来た」
仏風「呼んではいないけどな。名前を出しただけだ」
福音「むぅー。当たり強いなぁ。良いもん!私悲しくないし!」
優太「そう言うなよゴスペル。俺はいつでもお前の味方だぞ」
福音「うぅっ、優太はこんなに優しいのに疾風復活(笑)は酷いよ」
仏風「疾風復活(笑)とはなんだ!正しくは疾風復活改Ⅱだ!」
優太・福音「「(うわぁ。何か更にダサくなった)」」
仏風「大体、お前も何だ?銀の福音って、音に色など付くものか」
福音「考えたの私じゃないしー!そんな事言うなら紅椿だって緑ピーマンって言ってるようなものでしょ!そっちも馬鹿にしてるわけ!?」
仏風「そう言う訳ではないわ!」
優太「俺は打鉄がブルー・ティアーズの次に好きだなぁ」
仏風「今関係無いだろ!?尺を稼ごうとするな!」
優太「あ、因みにゴスペルの容姿イメージね」
福音「はいはーい。私が銀髪だといつから思っていた?残念ながら黄緑色だぁ!銀の要素はドラクエ冒険者も吃驚!ぜーんぶまっ銀銀のロングブーツよ!ドラグライト鉱石一杯使ってるからバザーで出したら60万Gは行くわね!」
優太「くっそテンション高めの娘にしてあります」
福音「うむ。服装は動きやすいデニムの短パンと上は着てませーん(笑)」
仏風「性格にはブラジャーをしているがな」
優太「恥じらいも常識も無い娘にしてあります」
福音「まだまだー!見てこのアホ毛!見事なカールでそ?」
優太「外見年齢はナターシャさんと変わらないようなお姉さんですが、オツムは残念ながら……」
仏風「酷いものだな。こんな阿呆にコテンパンにされたとは……」
福音「ナッちゃんは私を大切にしてくれるんだー。あ、ついでに趣味は飛ぶこと!好きなことは飛ぶこと!特技は飛ぶこと!」
優太「何か飛行に関して資格はお持ちですか?」
福音「死角?特にありません。無敵です」
優太「だははははは!その顔やめて!」
仏風「……いい加減にしろお前たち!」
福音「ちぇー。あ、(笑)ってシャアが乗ってるときどう思ってるの?」
優太「シャルロット・デュノアから随分略したなぁ」
(笑)「そこではない!僕の呼び方を略し過ぎだ!」
福音「私はねぇ?ナッちゃんのお尻良い形してるなーって思うよ!スタイル抜群だもん!ボンッキュッボンだよ!」
(笑)「話を─もう良い」
優太「拗ねた」
福音「あちゃぁ……まいいや。じゃあ次回は私がこの優太の部屋のゲストね」
優太「そうだな。髪の毛に飴ちゃん仕込んでおくか」