ちょっとばかし、おかしい。昨日から割りとキチガイを見る目で見られることが多いし、前まで男なんで気持ち悪いって目で見てきた女子は理解できないものを見る視線に変わった。嬉しくない変化だ。はじめから親しげだったクラスメイトたちはわざとらしく敬語を使ってきやがる。
誰かに原因を聞く前に自分の胸に問いかけてみると心当たりが普通に顔を出してきた。こりゃトーナメントの初戦だな。
一応シャルロットと一夏に確認したら、一夏には深く頷かれた。
「秋には一般公開されるキャノンボール・ファストって大会があるらしいけどそこでは絶対にやるなって釘刺されたわ」
TVでも中継されるって言ってた。確かにTVで見た覚えがなんとなくだがある。そうか、中継されるんだよな。
「言っとくけど絶対にフリじゃないからな? 千冬姉がそこまで言うってことは、やったら殺られるくらいにマジだぞ」
「学園内で許可されてる武装を使っただけなのにあれだけ叱られるとは納得いかねぇー」
「俺には許可された範囲内であれだけやらかすことが信じられないぞ」
消耗品のグレネードを一気に十個使ったことは反省してると言ったら、山田先生が涙目でそこじゃないんですって言ってた。一個で十個分の威力なら解決ですよねって言ったら織斑センセにしばかれた。そうか威力が問題だったのか……威力を追求してたからそこを問題視されるとどうしようもない。取り敢えずトーナメント終わりまでは控えるか。
そんで、だ。さっきから俯いてなんも喋らねぇシャルロットちゃんがいるんだけどどうした。腹でも痛いのか、ぽんぽんペインなのか?
声を潜めて一夏に尋ねてみるとため息吐かれた。
「桐也、一回戦で何をしたか思い出してみろよ。あ、自爆以外な」
「自爆言うなっての、一応盾は展開してたっつーのに……他にって特に何もしてねぇぞ?」
「しただろ、瞬時加速でまた回ってただろ」
「あー、そういややったな。え、それでシャルルおこなのか?」
「激おこだ」
マジか、些細な問題と切り捨ててたけど激おことか予想外だわ。いや、確かに一回だけふたりの前でやって見せたときには結構怒られた覚えあるけど。
『そんなの使ってたらいつか身体が引きちぎれちゃうよ!?』
とか言われた。精々肋骨が折れるくらいだと虚勢を張ったらもっと怒られた。あ、結構というか前でも滅茶苦茶怒られてんじゃねぇか。
「一夏、あとは任せた。決勝で会おう」
「待てい、行かせるか……!」
おいおい、離せよ。これから急に箒さんと作戦会議の予定が入ったんだ。別にシャルロットが怖いとかじゃねぇ。怒られるのが怖くて逃げるとかいう小中学生みたいな理由ではないから。
シャルロットを横目で見る。表情が見えないんだが妙なプレッシャーというか噴火寸前の火山が幻視できる。
「離せよ一夏、俺は行かなくちゃならないんだ」
ごめん、やっぱりシャルロットがかなり怖いわ。
「行かせるかよ、どうしても行きたいなら俺とシャルルを倒してから行くんだな」
「ふざけんな、その片割れが怖いから通してほしいんだよ」
「誰が、怖いのかな?」
生者らしからぬ、ユラリとした顔の上げかたをするシャルロット怖い怖い怖い。こっちに近づいてきて両手を広げる、俺は両手を掲げ全面降伏の姿勢をとる。
「桐也のバカァァァー!」
「ブベッ!?」
広げられた両手が俺の頬を挟み込むかのように手加減なくビンタしてきた。降伏無視の攻撃はとても痛かった。
「前にあれだけ瞬時加速での曲線的な使用は危ないって説明したのに、桐也はなんで使っちゃうかな!?」
「いや、けどだな……」
「いやもけども何もないよッ! あれ使ったら死んじゃうかもしれないんだよ!? 実際に、瞬時加速で曲がろうとした人が……!」
亡くなったこともある、そう言いたかったんだろうが言葉になっていなかった。それでも伝わってきた。でも俺は死んでない、違うそういう問題じゃないことはわかってる。
そういや織斑センセにも身体が捻り切れるとか言われたっけ、実は今回も叱られた。
けど勝ちたかったんだよ、初めてってくらい全力で勝つつもりで挑んだ。結局ひとりじゃ勝てなかったけど、俺の持ち札じゃあのときはああするしかなかったわけで。言うべきはそういうことじゃないのもわかる、どうしろってんだ。
一夏が微妙に距離を取り始めている、なんでだよ助けろ。一夏が目を合わしてくれない。
反論が口のなかでまごつく。あのときは仕方なかった、勝ちたかった、実力差を埋めるにはアレしかなかった。それらしい言葉が思いついては言葉にならずに霧散する。
口の回転が悪いどころではない、喋ろうとすれば喉元でナニかにつっかえる。おいおいおい、どうしたアイデンティティ崩壊じゃねぇか。これはシャルロットが頬を押さえてるせいで喋りにくいせいか、そうに決まってる。
「負けたくないってのは、わかるよ……」
口のなかにあった言い訳がひとつ潰れた。なんとか話そうとするが言葉にならないまま言い訳は潰されていく。
「トレーニングとか嫌いな桐也が頑張ってたのも知ってる、だからどうしても勝ちたかった気持ちもわかるよ」
「……」
「でも、でも! 死んじゃったら、もう、次はないんだよ……?」
酷く居たたまれない気分だ。シャルロットの目を見るのが気まずい、穴があるなら入りたい。素直に反省して謝らずに言い訳を考えていた自分が恥ずかしくて仕方ない。
死んでしまうかもしれないってことをわかったつもりだったんだよ。いくら何度成功していようが失敗すれば死ぬリスクがある。でも出来るからやる、それで問題ないと思ってた。
それが楽観視でしかなかったと今のシャルロットを見たらわかる。もしも、を考えて本気で心配してくれているのがわかる。わかるから恥ずかしい、というかこうして叱られ始めたときになんとなくわかってたのに言い訳ばっか考えてた自分が恥ずかしい。目尻に涙まで溜めてどんだけ友達思いだよコイツ。一夏さりげなくさっきより距離取ってんじゃねぇよ、助けてくれ頼む。クソ、ようやく目が合ったのに真面目な顔して首振ってノーサイン送られた。わかってるっての、俺が悪かったって。
「すまん、悪かった」
「許さない」
「えぇ……いや、心配かけた。前にも言われてたのに使ったのは反省してる。今度からは注意する」
「許さない」
本気で怒っているのがわかる。だから余計に謝っても許してもらえなくて、どうすればいいかわからなくなってきた。真面目なコミュニケーション能力が低い俺にはひたすら謝るしかないのだが──
「え、えっとだな……す、すまん」
「許さない」
つり上がったシャルロットの目尻は下がらず厳しい声音は緩むことがない。割りと辛いが許してもらえないらしい。今回の教訓は友人の好意を、心からの注意を安易に無視すると大切な友人を無くすってことか……うわ、なんかマジで辛い。ほぼ友好関係のなかったセシリアさんに嫌いと言われたときと比較にならないレベルで心が辛い。昨日に戻るリセットボタン欲しい。
「シャルル、シャルル」
「……なに、一夏?」
「桐也って結構察するってことが苦手だから、たぶんシャルルにはもう許してもらえないって結論出しそうになってるぞ」
「え……えっ?」
「ほら」
なんかふたりが話してるが視界がブレてるしよく聞こえねぇ。おぇっ……ちょっと気持ち悪い。あぁ、トーナメント初戦から緩みがちな涙腺がちょっとヤバい、耐えろ耐えてくれ。この頃なかったホームシックが出てきた、結構マジで家に帰りたい、実家とか既に存在しないけどあのどうしようもない両親に会いたい。もう会えない友人にも久しぶりに会いたい。いいや、取り敢えず布団にくるまって寝よう、寝て全部忘れちまおう。
「桐也ァー!? 僕との縁を諦めるの早いよ! もうちょっと考えようよ!?」
シャルロットが急に頬から肩を掴み直し前後にめっちゃ揺すってきた。吐くって、今はマジでヤバイって。
「いや、ほら……なんか今回は全部俺が悪かったし」
「桐也がかつてなく卑屈だ!? 違う、そうじゃなくて……まず視線を合わせよう! 人の目を見て話そうって習ったでしょ!」
「父親は気まずいなら取り敢えず落ち着くまで目を逸らしとけって言ってたから」
「出路家のよくない教訓がここで露になっちゃったよ……はぁ」
何故シャルロットは俺を止めるのか。足りない頭で考えるとそういやシャルルがシャルロットだという秘密を俺が知ってるという結論にたどり着いた。なんだそのことか。
肩を掴み返し、仕方なく目を真っ直ぐ見て話す。ため息吐いてたシャルロットの表情がパァッと明るくなる、そうだ安心しろ。
「桐也……!」
「安心しろ、例え友達じゃなくなっても俺は秘密を明かしたりしねぇ」
「そこじゃなぁぁぁい!」
さっきまで真剣に怒ってたというのに何故か現在激おこと呼ぶに適した状態の百面相シャルロット。何が不満なのか全くわからん。俺の心と涙腺が耐えてるうちに早く言ってくれ。
「シャルル……桐也は勘違いすると恐ろしく察しが悪いからもう直接言った方がいいと思うぞ?」
「ちげぇし、察しが悪いから勘違いすんだよ……」
「もっ、もー! 死ぬかもしれないことを平然としたことを怒ってたんだから! 謝るのはそこ!」
「……ん? もうちょい噛み砕いてくれ」
察しの悪さは申し訳ないと思う。言葉にならないなにかを吐き出すように机をバシバシ叩きながらシャルロットが説明してくれる。
「確かに前に言ったのに平然と使ったことも怒ってるけど、それよりも命がかかってるってことを深く考えず楽観視し続けてたことに怒ってるの!」
一旦他の思考をすっぱり切り捨てて思い返す。うん、確かにそこは謝ってなかったな。そして話の争点はそこだったな。
……なんというか、あれだ。俺また早とちりしたのか。
「なんていうか、察しが悪くてすまねぇ……あと確かにわかったつもりで危険性を軽視してた、すまん」
「本当だよ……もう使っちゃダメだよ?」
「あー、んー」
「なんで桐也はここで即答しないのかなー?」
「はへ、ほほひっはふな。ほほはほ?」
「おこだよ!」
「なんでシャルルは今のを聞き取れるんだ……?」
割りと本気の力を込めて頬を引っ張られる。額に努筋が浮かんでる。ピクピクしてるので触ってみたいが、触るとマジギレしそうなんで自重。
とは言うものの、嘘を吐かないのであれば絶対に使わないとは言えない。思い出すのは無人機、ああいうことが再び起こったらたぶん使う。使わなくていいくらいに強くなりたいが、追い詰められたら使うかもしれん。
無人機のことは箝口令を言い渡されている、んだがシャルロットにちゃんと伝えるにはどうするか。話すために頬をつまんでいる手を掴んで離させる。
「シャルルが転入してくる前なんだけどな、一回襲撃されたことがあってだな。そのときに初めて使ったわけで、それこそ使わなきゃ死ぬんじゃねぇかなって場面だった」
「ちょ、桐也。それって他言無用って千冬姉が」
「大丈夫大丈夫、肝心のところはボカす!」
「そういう問題か……?」
今回の無人機については他言無用って言われた、つまり無人機だったことは秘密にすれば襲撃のことは言っても構わないって解釈ができる。いや、日本語って難しくて便利だな。
「そんでたぶん次にそういうことがあったら、そのときはまた使うかもしれねぇ。ただ普段は絶対に使わないことは誓う」
「そうだったんだ……わかった。でもなにに誓ってくれる?」
「今日の晩飯」
「軽すぎるから、もうちょっと考えて」
「じゃあ俺自身に誓って。俺は誰に誇れなくても自分だけは納得できるように生きる人間だぜ? 自分だけにゃ嘘は吐かねぇように生きてる」
たまに現実から目を逸らすがそこはご愛嬌。人間誰だってそんなときはあるだら、見逃せ。
やっと怒りな表情を引っ込めたシャルロットが肩を竦める。よかった。
「……もー、しかたないなぁ。それで納得してあげるよ」
「感謝感激雨あられ」
「あれ、なんかやっぱり軽くない?」
いつもの軽口にジト目を向けられるが顔を逸らして口笛ヒュルリ、今回ばっかは本気で反省はしてるっての。だから出来れば今はそっとしといてくれ。絶対言わないが本気で安心して気が弛んでるんだ。調子が戻るまでこのまま誤魔化すっきゃない。
「ハハッ、口では軽いけど桐也は内心絶対安心してるから見逃してやれよシャルル」
「おい……おいコラ一夏表出ろ」
「じゃあ俺は部屋に戻るわ!」
「待てコラァ!」
色んな意味で死ぬほど恥ずかしかった。高笑いしながら全力疾走する一夏には余裕で逃げられた……入学してから一番体力の無さを呪った。
▽▽▽▽
初戦以降、瞬時加速での回転がなくとも決勝戦までの専用機持ち以外との戦闘は楽勝だった、わけもなかった。
箒さんが斬り伏せ、俺が手こずり、箒さんが斬り裂き、俺が手間取り、箒さんが斬り倒し。あれだ、他の生徒の戦闘スタイルの資料とかねぇじゃん。操縦時間では上回っているお陰でなんとかなってるが、策の練り方とか前準備に運動神経とかが負けててだな。特に運動神経抜群の相川さんや箒さんと同じく剣道部の四十院さんを始めとしたクラスメイト、そして準決勝ではダークホースののほほんさんには煮え湯を飲まされた。というか一対一なら下手したら負けてた。
正直、初戦のように一対一の状態となって戦うことは少なかった。ふたりで片方を開幕速攻で狙い落としにかかるごり押し、割りと通じてしまって申し訳ないと思う。ただ、それをさせてくれない相手には手をこまねいた。
「お前はムラが酷いな。準備期間が短かったから仕方ないといえば仕方ないのだが」
「自覚はある。専用機がなくても光るもの持ってる子が多いんだ。専用機ってアドバンテージはそこの差を埋めて無くなっちまう」
あとは互いの鍛練の成果や策を練ってどちらが上にいくかってとこなんだが、それが常々ギリギリのライン。もうグレネード使ってやろうかと思ったが山田先生に断られた、というか在庫がもうないと言われた。今まで早々使われなかったので補充してなかったのに、何処かの誰かが一気に使いきったらしい。迷惑な奴だな、誰だよ。
「ま、それでも決勝まで来れた。我ながら
「目当てのフリーパスが手に入るベスト4は確実だな」
「遠回しに煽らなくても決勝で手抜きしたりしねぇぜ? なにしろ箒さんのデートがかかってんだ」
「その口を閉じろ……!」
普段恐ろしくマイペースなくせして、こういうときは普通に乙女な反応が返ってきて面白い。ついついつつきたくなるんだが、加減を間違えると口じゃなくて人生の幕が閉じそうなんで話題転換。
「んで、明日はどうする」
「当然ごり押しは通じんだろうな。一対一、にする場合は一夏の相手を頼む」
「……一夏と戦いたいんじゃねぇの?」
「もちろんそうだが、デュノアを押さえきれるか?」
「すまん、無理だ」
鈴はなんだかんだ近接メインで戦かってくれたお陰で食いつけたが、シャルロットみたいな中距離から撃ってくる奴は苦手だ。加えて高速切替までしてくるような頭の回転が恐ろしく速いやつに俺が敵うわけねぇ。零落白夜持った一夏より相性は悪い。
「だが一夏も強い、特にあやつは本番に強い。気を抜けば一瞬だ」
「まー、模擬戦ですら負け続きだ。むしろ油断できる要素が見つからねぇよ」
勝ち目は零落白夜を使用されたときの対処。一撃必殺の代償は燃費の悪さ。全力で躱し続ければ向こうのシールドエネルギーが切れる。それでも十二分に脅威だし、躱しきれるかと言われればそこも分が悪い。そもそも零落白夜なしに追い詰められれば意味がない。
「箒さんから客観的に見て俺の勝率ってどんなもんよ?」
「二対八でお前が不利だ。一夏の型をそれなりに覚えているかもしれんが、一夏は戦いのなかでも成長する。奇抜性には富んでいても、その成長への臨機応変さが足りんだろうな……ふむ、一対九かもしれんな」
「五回に一回勝てる可能性が半減しちまった」
真面目にそれくらいの勝率なんだろうな。ついで俺がなにか不意打ちをかますことを考慮した上での勝率だろう。もちろん実際がどうかはまだわからねぇ。高くなることがあるかもしれん、低くなることもあるかもしれん。箒さん的勝率一割な俺としては後者の可能性は見て見ぬふりを決めたいところだ。
「あぁ、そうだ。桐也、ひとつ伝え忘れるところだった」
「ん、なんだ?」
「お前はメイスと盾は同時に扱おうとしない方がいいかもしれん」
曰く、両方を展開しているときに動きに僅かにぎこちなさが出ているらしい。両手に武装を持つことで選択肢が格段に広がることで無自覚に頭の処理が追いつかなくなっているんじゃないかと言われた。
心当たりがないでもない。盾で受けるか、メイスで流すかとか一攻撃を捌くだけでも悩むことはあった。よくよく思い返せば浮遊盾とメイス、浮遊盾と盾を併用することはあってもメイスと盾を併用できたこととかほとんどなかった。初戦とか特に顕著な気がするぞ。
「両方を持つなとは言わん。ただどちらかの武装にだけ意識を向けて無理に両方を使いこなそうとするな」
「それって片方無駄にならねぇ?」
「なに、持っているだけでも武装を切り替えたくなったときに展開の手間がなくなる。それに次は今までの盾とは違うのであろう?」
「まぁなー、今度こそ織斑センセに説教貰わねぇ範囲で奇をてらうぜ」
今度はアリーナの地形も変わらねぇし、スピーカーも無事なままアリーナ防壁のレベルも上げることなく、ついでに山田先生の仕事を増やさずに済ましてみせる。普通どれも起こさないはずなんだが初戦では総舐めしてしまったんだから仕方がない。あとあれだ、瞬時加速で回転しない、これは絶対だ。
「そんじゃ、勝つか」
「勿論だ」
決勝を目前にしても課題が山積み。ここぞというときの爆発力を持つ一夏、戦況を正確に把握して武装を自在に切り替える器用さを持つシャルロット。
そんなふたりが相手なんだ、課題が
ここまで読んでくださった方に感謝を。
ヤらかしの代償は友人の激おこ。下手したら死ぬかもしれないことを安易にしちゃいけませんってだけの話。
・でっちー:ひねくれてるくせに素直になった途端、割りと心が折れかけた基本的に何かと弱い少年。女の子(男装)を泣かせた。
・ワンサマ:珍しく真面目になってたが、最後には思わず友人をからかってしまった少年。足が疾い。
・シャル:本気のダブルビンタをかました友達思いな少女。実は手のひらが痛かった。この頃活き活きしている、主に百面相的な意味で。
・のほほんさん:きっと能ある鷹は爪隠すタイプのやり手。お菓子食べ過ぎて姉によく叱られる。
・出路家:必要最低限以外のことは、多分ろくなこと教えちゃいない。