・トラック泊地サイド
中峰正也(なかみねまさや)
本編の主人公で、年は二十歳。
単純で物事を深く考えない性格。 ざっくり言うとバカ。
兄と妹の影響で艦隊これくしょんを始めようとしたところ、突然パソコンのモニターが光だし、気がついたらゲーム「艦隊これくしょん」の世界に飛ばされていた。
横須賀鎮守府近くの砂浜で偶然漣と出会い、深海棲艦に遭遇してしまう。
とっさに取った作戦が功を奏し、敵艦隊の迎撃に成功。 その実力を横須賀鎮守府提督の神原に見込まれ、一週間だけトラック泊地の提督代理を頼まれる。
一週間後、提督代理を終えるが本来着任するはずの提督が別の鎮守府に派遣されたことを知り、自身がトラック泊地の提督になると志願し、今に至る。
仲間と認めた相手は絶対見捨てない思考の持ち主で、助けるためなら自分の身の危険も厭わない。
そんな性格のため、周りの艦娘たちからは危なっかしいと思われながらも信頼されている。
基本的に秘書艦は固定しないが、一番付き合いが長いからか漣によく秘書艦を勤めてもらっている。
提督代理最終日、漣たちを助けるべく工廠の妖精から渡されたリングを身につけ、適合者となった。
以来、自身も艦娘とともに深海棲艦と戦う『戦う提督』として奮戦している。
装備妖精が特注で開発した槍の形をした仕込み銃を武器としており、それが彼の唯一の艤装でもある。
身体能力は大幅に強化されているが、耐久力は駆逐艦と同程度なので打たれ弱い。
しかし、なぜか彼だけは他の適合者よりも格段に強くなっており、神原からも『イレギュラー』呼ばわりされている。
実質トラック泊地では一番強いが、決して自力で海面を走って深海棲艦をワンパンで倒すような元陸軍の提督や、艤装を展開して超重力砲で敵を無双するような某提督ほど強くはない。
○第一艦隊メンバー
漣(さざなみ)
トラック泊地の初期艦として、正也の最初の艦娘になった駆逐艦。
横須賀鎮守府で秘書艦としてのカリキュラムを積んでおり、他の艦娘より秘書艦としては優秀である。
横須賀鎮守府で自分の所属するトラック泊地の提督と初めて会う日、偶然砂浜にいた正也に出会い、深海棲艦に遭遇。
敵の主力から不意打ちをくらいピンチに陥るが、正也がとっさにとった指示で見事敵艦隊を迎撃した。
その後、本来やってくるはずの提督が私用で来られなくなり、正也が代理ということで一緒にトラック泊地に向かい、今に至る。
正也に対しては、バカをやらかしたときは臆面もなくずけずけと言って、どついてくることもしょっちゅうである。
ただ、この言動は漣にとって正也がそれだけ心を許せる存在であり、同時に彼を慕っている証拠でもある。
ちなみに、漣が正也を「ご主人様」呼ばわりするのは、単に正也の反応が見てて楽しいとのこと。
響(ひびき)
建造で最初に来た艦娘で、漣についで正也とは付き合いが長い。
幼い外見のわりに大人びた性格で、出撃と遠征をそつなくこなす出来る子である。
漣とはよく一緒に出撃しており、お互いパートナーと呼び合えるほど信頼し会える関係。
提督である正也とも秘書艦として相談に乗ったり、一緒に食事をしたりと漣に負けず劣らず親交が深い。
鳥海(ちょうかい)
提督代理のときトラック泊地に来た初めての重巡洋艦。
丁寧な物腰と性格で、提督や艦隊の皆からも慕われている。
事務関係の仕事に強く、秘書艦のとき意外でも正也に頼まれちょくちょく執務の手伝いを行っている。
自分と同じく、早期にこの艦隊に来た羽黒とは特に親しい間柄で、お互い末っ子同士だからか馬が合うらしい。
羽黒(はぐろ)
提督代理のとき、南西諸島防衛線の下見中に新しく艦隊に加わった二人目の重巡洋艦。
気弱な性格で、初めての遠征に同行してもらうまでなかなか艦隊になじめなかった。
現在ではそんな様子はなく、漣や鳥海とも良好な関係を築いている。
新人育成のための演習や出撃などを行っており、後輩達に対して面倒見のいいお姉さん的な一面がある。
山城(やましろ)
南西諸島海域・バシー島沖で出会ったトラック泊地最初の戦艦。
姉の扶桑を捜索中、深海棲艦たちに鹵獲されそうになった所を漣たちに救助され、その後第一艦隊に加わった。
正也のことは提督として信頼しながらも、姉を取られるのではないかと内心懸念している。
一時期は無断で執務室の風呂を使っていた姉の姿を見て、正也がよからぬことをしたと誤解し撃ち殺そうとしたこともあったが、紆余曲折あって本人の中ではその出来事はなかったことにされたらしい。
霧島(きりしま)
山城同様、バシー島沖で遭遇した金剛型最初の戦艦。
マイペースに動く正也に対ししょっちゅう頭を抱えている。
出撃に加え、鳥海と同じく事務にも強いので正也から頼りにされている。
艦隊の頭脳を名乗る反面、正也がバカをやらかしたときは容赦なく主砲をぶっ放すなど少々はっちゃけた一面もある。
・タウイタウイ泊地サイド
中峰幸仁(なかみねゆきひと)
中峰正也の実の兄。 年齢は22。
実家から弟失踪の電話を聞き、何か手がかりがないか正也の部屋を捜索していたら、テーブルにおいてあったパソコンのモニターが光出し、気がついたらタウイタウイ泊地の港に倒れていた。
一連の出来事を踏まえた末、弟も自分と同じようにしてこの世界に飛ばされたのかもしれない、と推測し艦隊の皆に捜索を協力してもらっている。
頭の回転が速く、人を見る目がある。
ゲームでのプレイ経験に加え、艦娘たちの得手不得手を把握し、その能力を十二分に発揮できる指揮をとることにより着任から数日で鎮守府海域を攻略、さらに空母や戦艦もいない状態で沖ノ島海域攻略という離れ業までやってのけた。
新米でありながら異例の早さで戦果を築いたこともあり、大本営や他所の鎮守府の提督からは一目置かれている。
ただ、本人はここまでできたのも自身の艦娘たちの実力であると話しており、戦果を上げるのは弟の捜索範囲を広げるためで、本人は地位や名誉にはまったく興味がない。
正也と同じく秘書艦は固定しておらず、今まで一番付き合いの長い叢雲によく秘書艦を勤めてもらっている。
艦隊の皆になるべく負担をかけないように、影ながら人一倍執務をこなしており、後でそのことを秘書艦からせっつかれている。
○第一艦隊メンバー
叢雲(むらくも)
タウイタウイ泊地の初期艦で、幸仁の最初の艦娘。
大本営のミスで提督不在のタウイタウイ泊地に配属されてしまったが、本人はそのことを知らず、港で倒れていた幸仁を提督と勘違いし、鎮守府に連れて行った。
後に手違いだったという知らせがあり、戻ってくるよう通達されたが、彼女はその間幸仁が上げた戦果を盾に彼を提督にすると大本営に直訴。 その結果、幸仁がタウイタウイ泊地の正式な提督になり、今に至る。
幸仁に対して普段はきつい口調ではなしてくるが、体調を心配したり愚痴りながらも献身的に捜索を行うなど、提督として彼を気遣う所も多々ある。
鎮守府海域のときは彼女が旗艦として活躍していたため、自分より強い艦娘が加入することにより主力から外されるのではないか、と内心不安を感じていた。
しかし、彼自身から「俺なんかが考える作戦をこなせるのはお前ぐらいしかいない」といわれ、その心配も杞憂に終わったのだった。
最近では、異性としても幸仁の事を意識している。
夕張(ゆうばり)
建造で最初にタウイタウイ泊地に来た艦娘。
出撃のほかに、艦隊メンバーの装備の点検や整備を一手に担っている。
秘書艦としても優秀で、戦闘時における状況観察や建造・開発で消費した資材などの細かい計算が得意なため、幸仁からも頼りにされている。
利根(とね)
夕張同様、建造でタウイタウイ泊地に来た重巡洋艦。
飄々とした性格で、おもに幸仁や叢雲をからかうことが趣味。
ただ、日常と出撃のメリハリはつけており、幸仁の指示を的確にこなし、時には自身の判断で艦隊を勝利に導く。
自分達を沈ませまい、と懸命に指揮をとる幸仁に対し次第に心惹かれていった。
普段彼をからかい、改二の姿をアピールしたのもすべては幸仁の気を引くための彼女なりのアプローチなのである。
筑摩(ちくま)
バシー島沖で叢雲達に出会い、姉の利根と共に第一艦隊に加わった重巡洋艦。
奔放な姉を止めるブレーキ役として、気苦労が多い。
性格は温和で誰に対しても人となりがいいが、キレると怖いらしい。
出撃に加え秘書艦としての技量もあるので、叢雲についで秘書艦の経験が長い。
姉と同じく、一般人でありながらひたむきに提督業を頑張る幸仁の姿に心を奪われ、できることなら自分が彼のそばにいたい、と思うようになっていった。
赤城(あかぎ)
沖ノ島海域攻略の折、大本営から配属された航空母艦。
一航戦の誇りを名乗るだけあって、優秀な戦果を出している。
同時に、タウイタウイ泊地のエンゲル係数にも多大な貢献をしている。
飛龍(ひりゅう)
赤城同様、沖ノ島海域攻略後に建造でやってきた空母艦娘。
礼儀正しい赤城とは対照的に、積極的に提督に関わり親しまれている。
意外と情熱家で、幸仁から弟捜索を頼まれたときは自ら捜索を申し出てきた。
・横須賀鎮守府サイド
神原駿(かんばらすぐる)
横須賀鎮守府の提督で、年は50代ほど。
温和な顔つきと性格の持ち主で、後輩の提督たちに対しても面倒見がよかったため、彼を慕う提督は数多い。
元は艦隊を率いて出撃を行っていたが、当時相思相愛だった艦娘「武蔵」を失い、ショックで一時提督として再起不能に陥っていた。
しかし、同じく艦隊に所属していた大和の献身的なサポートにより、立ち直ることができた。
現在は、建造で来た者や海域で発見された新米の艦娘たちの育成・秘書艦としての業務などを教えている。
復帰の折、唯一無事だった武蔵の装備妖精と共に『ケッコンカッコカリ』の指輪をベースに作った、『戦う提督』を生み出すためのリングを開発。
ただ、悪用されないようリングは自分の信頼に足る提督にしか与えず、大本営にもこのリングの存在は伝えていない。(正也にリングを渡したのは、妖精の独断によるものであった)
正也に対しては、ときどき差し入れや任務の仲介を行うなど彼にとっては足長おじさんのような存在である。
大和(やまと)
神原の秘書艦を勤める艦娘で、横須賀鎮守府では一番彼との付き合いが長い。
神原が現役だったころから彼に想いを寄せていたが、妹の武蔵と結ばれたことを知ると、想いを打ち明けることなく自ら身を引いた。
武蔵が轟沈して以来、自分が妹に代わって彼に懸命に尽くそうと内心硬く心に決めたのである。
・舞鶴鎮守府サイド
槙野瀬美也子(まきのせみやこ)
舞鶴鎮守府提督で、年は20台半ば。 神原の後輩の一人で、その正体は給糧艦『間宮』本人である。
艦娘たちを大事にしており、出撃時に自分の艦隊がピンチに陥ったとき、神原からリングを与えられて適合者になった。
しかし、当時はリングの力の調整が不十分だったため、深海棲艦の攻撃とリングの力を引き出した反動により、艦娘たちを守ることはできたが、彼女自身大怪我を負ってしまった。
深海棲艦と戦うことが出来ないと悟った彼女は、工廠の妖精たちに頼んで自分専用の艤装を開発。 趣味でやっている料理の腕を生かして、給糧艦として艦娘達のサポートを行うことにしたのであった。
今でも神原とは親交があり、正也には綾波救出の後、自慢のアイスを振る舞いに行ったりと親交を深めている。
綾波(あやなみ)
美也子の秘書艦を勤める艦娘。
おっとりした性格だが、仕事は勤勉。 美也子の負担を少しでも減らそうと、執務の仕事は他の艦娘よりよく頑張っている。
艦隊決戦援護作戦のため沖ノ島海域に向かっていたが、深海棲艦に襲われ艦隊からはぐれてしまった。
それから数日の間沖ノ島海域をさまよい、敵主力艦隊に襲われそうになった所を正也率いるトラック泊地の第一艦隊に助けられ、保護された。
正也に対しては妹の漣を支えてもらったとして、自身の提督である美也子に負けず劣らず厚い信頼を寄せている。