「フラン。約束する。俺が君の最後の希望だ!【希望 ウィザード】。まずは、眠ってもらう。」
ウィザードの力を"創り,,ついでに"壊れない,,という性質も"創って,,おく。こうすれば、気づかれない限り、"壊されることは無いはずだ。
「無駄だよ。すぐに"壊して,,…!?"目,,が無い!?そんなバカな!?」
「どうやら君にこの"希望,,を"壊す,,ことはできないようだな。」
思惑が上手くいった。そう思い、腰についた手形、ハンドオーサーにドライバーオンウィザードリングをかざす。
(ドライバーオン、プリーズ。)
魔法陣が小さく光り、ハンドオーサーを通り抜ける。その後には、ウィザードのベルト、ウィザードライバーが顕現していた。ドライバーのギミックを動かす。
(シャバドゥビタッチヘーンシーン!シャバドゥビタッチヘーンシーン!)
赤いウィザードリング、フレイムウィザードリングを左手の中指にはめ、
「変身!」
そう叫び、俺はリングをドライバーにかざす。
(フレイム!プリーズ!ヒー、ヒー、ヒーヒーヒー!)
燃え盛る魔法陣が俺の体を通り抜け、姿を変えさせる。
通った後には、
「さあ、ショータイムだ!」
仮面ライダーウィザード、フレイムスタイルが立っていた。
「っ……所詮人間!それも1対3!勝てるわけがない!」
フランは叫ぶ。そうあってほしいかのように。だが、往々にして現実とは辛く、厳しいもの。
「それはどうかな?」
そういって、俺は左手に、装飾の増えたフレイムウィザードリング、フレイムドラゴンウィザードリングをはめる。そして使う。
(フレイム!ドラゴン!ボー、ボー、ボーボーボー!)
先程の魔法陣が体を通り抜ける。ただし、さっきと違うのは、真っ赤なドラゴンが体の周りを回り、俺と一体化したことだ。炎が消え去った後に、俺はウィザード、フレイムドラゴンになっていた。黒かったコートは赤く染まり、胸部には竜の意匠がしてあった。
「さて…」
間髪入れずに右手にコネクトウィザードリングをはめ、使う。
(コネクト、プリーズ。)
現れた魔法陣に右手を突っ込み、あるものを取り出す。それは、
(ドラゴタイム!)
大きなタイマー、ドラゴタイマーだった。それのタイマー部分をねじり、一周させる。
(セットアップ!)
「っ!いけない!」
フランのうち一体が弾幕を放ってくる。しかし遅い。
タイマーの親指を模した部分を叩く。
(ウォータードラゴン!)
その音声とともに、青い魔法陣が現れ、そこからウィザード、ウォータードラゴンが姿を現した。そして、右手につけた青いリングを使う。
(チョーイイネ!ブリザード!サイコー!)
ウォータードラゴンの前に青い魔法陣が再び現れ、冷気を吐き出す。その冷気で、弾幕は凍り、下へ落ちていった。
「な…分身…っ!?」
「まだまだいるぜ?そら!」
2回目を叩く。
(ハリケーンドラゴン!)
今度は碧色の魔法陣から、緑色のウィザード、ハリケーンドラゴンが現れる。
「おまけだ。こいつも呼んでやる。」
3回目。
(ランドドラゴン!)
地中から黄色いウィザード、ランドドラゴンが現れる。そして、タイマーの針が一周して止まる。
(ファイナルタイム!)
「これで4対3だ。」
「く…ううううっ!【禁弾 恋の…」
「させるか!」
ハリケーンドラゴンが黄緑色のリングを使う。
(チョーイイネ!サンダー!サイコー!)
魔法陣より雷の竜が現れ、三人のフランに直撃した。
「「「きゃあああっ!?」」」
「…もう少しで救ってやる。今は寝てろ。」
ドライバーのギミックを動かし、タイマーをかざす。
(オールドラゴン!プリーズ。)
その音声とともに、ウィザード四人の体は浮き上がり、一つになる。赤き竜は頭に。青き竜は尻尾に、碧き竜は翼に。黄色の竜は爪になり、俺の体に装備される。
「フィナーレだ。」
「く…まさか、私が…負ける…とは……くくく。くはは!いいぞ!今回は私の負けだ!しかし、姉上様?蘇るぞ?舞い戻るぞ?私は何度でも!くは、くはは、くはははっ!」
「っ……フラン…」
レミリアは顔をうつむかせた。フランの中の狂気は、笑った。それは、また蘇られることを知っているからという余裕。だが、俺の前で理不尽な傷は残させやしない。俺はドライバーのギミックを動かし、一つのリングを使う。
(チョーイイネ!キックストライク!サイコー!)
「だああっ!」
翼で飛翔し、空中で一回転、そして飛び蹴り。かなりの勢いをもって放たれた飛び蹴りは、フランの体をまともにとらえた。爆発ののち、俺は姿をフレイムスタイルに戻し、倒れているフランの右手に一つのリングをはめる。
「!フラン!白狼貴様、これ以上は…」
「うるせぇよ残姉が。俺は今からフランの中の狂気を封印しなきゃなんねぇんだよ。妹が狂ってたからって邪険にしたお前にできることはない。どいてろ。」
「うっ…」
レミリアは、威圧された。ただの人間に。場所を、譲った。
俺はさも当然のようにドライバーのギミックを動かし、フランのリングをかざす。
(エンゲージ、プリーズ。)
「ちょ、白狼!?待ちなさ…」
霊夢が何か言っていたかもしれなかったが、フランの中のアンダーワールドへ向かった俺には、聞き取れなかった。
ふう。まさか2,000文字まで書くとは…考えつけばいけるもんっすね。ただ、戦闘描写が雑だったり、何人か空気になったりと、粗を探せばきりがないですね。拙作ですが、暖かくみてくだされば嬉しいです。
感想、評価、お待ちしてます!ではでは!
次回予告
「君が、ほんとのフランだね。」
「一人でいれば、何も起こらない?んなわけあるか。」
「言ったろ?俺が君の、最後の希望だと!」
次回:本心