ドッキーグ!パッカーン!
ムウウウテエエエキイイイイ!
輝けー流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキ、エグゼーイド!
その閃きは唐突に舞い降りた。
「あ。あのスペル"創って,,ねぇっ!」
「?どうされました?白狼様?」
俺の突然の叫びに、咲夜が戸惑う。叫び過ぎたことに気づき、顔を赤くし、咳払いをして、言う。
「スペル創造。【命符 エグゼイド】。」
新しく一枚のスペカを"創る,,。
「?それは…ベルトと…なんですか?」
「ライダーガシャットさ。ベルトを装着して、こいつのボタンを押す。」
(マイティアクションX!)
ガシャットのボタンを押すと、俺の後ろにゲーム画面が現れる。
「!?」
咲夜は目を見開き驚いている。
ガシャットを持つ右腕を左側に突き出す。それを右の顔の横に振り回す。その際、左手も次いで同じ位置に同じ動きで持ってくる。そして、
「変身!」
手元でガシャットの向きを上下逆に回転させ、左手に持ち替え、頭上に掲げ、ベルト、ゲーマドライバーのガシャットホルダーにセット。
(ガッシャット! レッツゲーム! メッチャゲーム! ムッチャゲーム! ワッチャネーム!?アイムア、仮面ライダー!)
ゲームのキャラ選択画面のようなエフェクト。その中の一人をセレクトし、光に包まれる。収まると、俺は仮面ライダーエグゼイドLv1になっていた。
まあ、三頭身のデフォルメされた姿なのだが。
「…あら可愛らしい。新しい力はそれですか?」
「…まあな。ゲームには当たり前のシステムってのがあってな。それがこれさ。」
そう言って、俺はゲーマドライバーとレバーを開く。
(ガッチャーン! レベルアップ!マイティジャンプ!マイティキック!マイティマイティアクション!X!)
Level1のときの顔が背中に。Level1の体からピンクに近い赤色をしたエグゼイドが現れる。頭身は普通の人間サイズになっていた。
「お、おお。すごいですね。そっちが本来の姿、ですか。」
「へへ。まーな。これが基本形態、エグゼイド、アクションゲーマーレベル2だ。で、最強形態は。」
俺は別のガシャットのボタンを押す。黒と銀色のガシャット。
(マキシマムマイティX!)
ゲーマドライバーにセット。
(マキシマムガッシャット!)
「MAX大変身!」
掛け声とともにレバーを開く。
(ガッチャーン!レェェェベェェルMAX!最大級のパーワフルボディ!ダリラガーン!ダゴスバーン!)
挿したガシャットのボタンを押す。
(マキシマームパワー、X!)
俺の後ろから、大きな装甲が現れ、俺を取り込む。そして頭だけを装甲の上部から出す。
「更に!」
今度は金色のガシャットを使う。
(ハイパームテキ!)
それを再びドライバーにセット。
(ドッキーング!)
「ハイパー、大変身!」
ガシャットのボタンを押す。
(パッカーン!ムゥゥゥテェェェキィィィィッ!輝け!流星の如く!黄金の最強ゲーマー!ハイパームテキ!エグゼーイド!)
マキシマムマイティの装甲から解き放たれ、光と共に地に立つ。その姿は金、金、金。
エグゼイド、ムテキゲーマー。
「白狼様の時代は魔境のようですね…」
と、咲夜から遠い目で見られた。
「ええ?かっこいいじゃん!仮面ライダー!」
咲夜に仮面ライダーの布教は難しい、というのがよくわかる一日となった。
翌日には、他の人にも同じことを言われるのだが、それはまた、別のお話。