東方希望録、始まります。
ようこそ、霊力至上主義の楽園へ
「……で?」
「…はい。」
紅き館、紅魔館。そこの一室である俺の部屋にて、俺は。
「………」(カチコチ)
正座していた。
「異変を終わらせたのはすごいよ?誇れることだよ?でも。どうしてなんの連絡もなしに外泊したのかな?」
「いや、その…それは。俺もそんなつもりはなかったっていうか…」
「ええ?(威圧)」
「いえなんでもありません。」
有無を言わせないような剣幕のフランに、俺は冷や汗をかくばかりであった。
「……はあ。まあ、無事に帰ってきたからいいけど。もうやめてね?」
「!ああ!もちろん。」
「ならよし。…白狼!」
「え?フラ…わぷっ!?」
お叱りが終わり、正座したままの俺に向かって、フランが飛びつく。支えられず、俺とフランはベッドに倒れこむ。
と、その時。ガチャリ。
「白狼様。妹様。昼食の…」
その時、俺とフランは一緒にベッドに倒れているように見えるわけで。そうなれば、どう誤解されようと仕方ないのだが。
「お楽しみ中でしたか。失礼しました。」
「「!!待って待って待って!」」
最近、咲夜さんはタイミング計ってきてる気がする今日この頃。なにかと、タイミングが良すぎるのだ。
「ふ、フラン?と、とりあえず行こうか。」
「…うん。」
かき乱され、すっかり疲れた俺たちはすぐに着替え、食堂へ向かった。
…で。
「申し開きはあるか白狼?」
「えーと、一応言わせてもらおう。誤解だ。」
そこでもやっぱり正座だった。レミリアのオーラが怖い。
「…はあ。まあもうほぼ相思相愛のようだが…」
「あ?何か言ったか?」
「いや。なんでもない。」
レミリアのささやきは、俺には聞こえなかった。うん。
「なんにせよ、ほんと誤解だから。そういうことはしてないからね?」
「わかったわかった。まったく。」
と、いうわけで解放された。…のだが。
「はい、あーん!」
「おいこら…ったく。あーむ。むぐむぐ……うめぇ。」
なんというか、至れり尽くせりだった。レミリアは少し顔を赤くし、パチュリーは砂糖を出しかけた。こあは何かを熱心に書いているし、咲夜はパチュリーの世話をしつつティッシュで鼻を抑えている。唯一、美鈴は苦笑いで終わってた。
「……カオスだ。」
いやまあ、楽しいが。
その後、みんななんとか昼食を食べ終わり、部屋に戻る。
「さて、なーにすっかな。」
「お疲れ様。白狼」
「"ニードルリボルバー,,。」
開いたスキマに向かって
「…何のつもり?」
「てめえこそ。なんで俺の過去を知って、ペラペラと言いふらしてんだよ。」
俺は無意識的に創世眼を発動させ、言い放つ。
「……悪かったわよ。でも、知りたいと言ったのは彼女達なのよ。」
「ほう?俺が知りたいと言ったことは時々隠すくせに、人のプライバシーになったら喋るのか?」
「だから悪かったっていってるでしょう?でも、そのおかげで"答え,,を見つけられたでしょう?」
紫は妖しく笑う。
「まあな。そこは感謝してやる。だが。あいつらに背負わせなくていいもん背負わせたのは許さねえ。」
「なら、どうするの?」
紫の問いに、俺は一度リボルバーを消し、今度は、
「【銃符 ニードルリボルバー】。表でろ。少し、ドタマぶち抜かせろ。」
それは、新たな宣戦布告だった。
はい。ってなわけで紫戦突入です。答えを得て、少し人間に近づいた白狼は他人を思って怒ってます。
果たして、戦いの結末は…?
紫。てめえのその態度、前々から気に入らなかったんだ!今ここで全てをぶつけてやるよ!俺の夢見たヒーローの全てを、てめえに叩き込む!
次回、東方希望録
自由と平和を守る戦士達
お前の運命は、俺が変える!
感想、評価、お待ちしてます!ではでは!