一つ!白狼は、永夜異変を終わらせる為、辺りを探索していた!
二つ!気づいたら鳥目になっていた!
そして三つ!白狼は鳥目の元凶を発見し、なんとか撃破した!
「…は?」
俺は、呆気にとられていた。そこにあるはずの、人里が、跡形もなく消えていた。
脳がフリーズする。しかし、状況は待ってはくれない。
妖精の一人が俺に向かって弾を放つ。
『!!白狼!』
「!?っ」
創世者の声で思考の海から引きずり出され、咄嗟に出していたドラゴンシールドで防ぐ。
『油断大敵じゃぞ!?何を呆けていた!?』
「悪い…もう、大丈夫だ。」
落ち着いて考えると、すぐにわかる。なんてことはない。
「また能力者か。全く。紫の言った通り、人外魔境だな。幻想郷は。」
霊夢がいたら、お前が言うな、と言っていただろうな、とここまで考えて、背後に気配を感じる。
「…!夜月、白狼か…」
「……上白沢、慧音さん…」
お互いに、気まずい、といった顔をする。
俺は、認めたくない事実に、たどり着いてしまう。
「貴方が、人里を…?」
「…ああ。私の能力。"歴史を食べる程度の能力,,で。」
「人里の歴史ってやつを食べたってことか。」
「ああ。しかし安心してくれ。人里に住む人たちに害は無い。」
「ああ。…え?」
突然の無事発言に、俺は固まる。
「え?大丈夫、なの?だって、消えてるよ?跡形もなく。」
「あ、ああ。大丈夫だ、問題ない。」
そのセリフはちょっと怖い。が、慧音はこのネタは知らないはずだったな、と思い、聞き流す。
「満月の夜までは、ただ消えているだけで、存在はしている。満月になったら、もう一つの能力で元に戻す。これを異変のたびに繰り返していたんだ。」
「異変のたびに…あ!じゃあ、紅霧異変の時も、春雪異変の時も!?」
「ああ。両方とも、やってる。」
「…道理で。」
と、ここで慧音は話題を切り出す。
「なあ、白狼。君は、あの時里の人間を攻撃した。その理由は、あの氷精がいじめられていたから、助けた。そうだな?」
「……ああ。そんなこともあったな。もう忘れてたよ。あまりにここのとこ、刺激的だったから。」
嘘だ。しっかりと脳裏に焼き付いている。いかに助けるためとはいえ、人里で人間に手を出したのだ。どうなってもおかしくなかった。
「白狼。君は正しかった。」
「!?何を…あの時の氷精は自業自得だった!それが気に入らなかったから俺は手を出したのに!」
「いいや。確かに、あの氷精も悪かった。だが、あの者も里では少し評判が悪い者だった。あの時は人かどうかわからないという噂の立っていた君が騒ぎを起こしたから、あんなことになったが、違ったんだ。君が正しかったんだ。」
慧音のその言葉に、俺は、
「ちょ、やめろよ。あの時の、俺は…」
震える声は、止まらなかった。
「もともと君は、私の代わりであの場にいた。本当なら君が背負うことのなかったものだ。それを背負わせたのは私だ。どうか、許してほしい。」
そういって慧音は頭を下げる。
「!?やめろ!だから、関係ねーだろ!?アレは俺がカッとなってやったことだ!それに、教師だって向いてなかったんだ!俺には、そんなもの…」
そう言う俺に、慧音は頭を上げ、
「あの後、紫がきてな、私に教えたんだ。君は、君の夢は、教師らしいね。」
「っ!!(あの野郎…)」
内心で抱いているものを明かされ、外面は驚き、内心でキレる。なんともまあ器用なことだ。
「……向いてないことなんてないよ。少なくとも、私と、あの子達はそう思っている。」
「っ!!!」
慧音の言葉に、俺は唇を噛む。
「この異変を君が終わらせてからで構わない。あの子たちの前で、もう一度だけでもいい。教鞭をとってはくれないか。私も、君の授業を見てみたい。」
その、提案に。俺は笑って返した。
「……おう。こんな俺でいいのなら。」
そう言って、俺は次に気になる場所、迷いの竹林へと向かったのだった。
はい。三面ノーバトル突破です。原作でも、慧音は話し合いで弾幕勝負を無しにしようという描写があります。まあ、霊夢たちは普通に倒しにかかったわけですが…
白狼は別にバトルジャンキーではないので、戦わずに済むなら、それに越したことはない、と思っています。だからこそ、今までのでも、戦わずに終わってるところがあるわけですが…
次に怪しいと思った場所、迷いの竹林へと入った俺は、そこで少女達と対面する。は?こいつらが夜を止めてる?…月が可笑しいのが今回の異変じゃねえの?
次回、東方希望録。
バトルロイヤル、デュエッ!
かっとビングだ!俺!
感想、評価、お待ちしてます!ではでは!
あ、チェンクロ3、十日前に始めて、第1部終わって、なのはコラボのガチャキャラコンプしました。