東方希望録   作:紡ぎ手@異人

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始まりは、小さな決意だった。こんなモノ。この夜が明ける前に終わらせてやる。そんな、小さな決意。夜を止めて。すり替わった月を元に戻す。
東方希望録、始まります。


バトルロイヤル、デュエッ!

竹林の中は、カオスだった。いや、マジで。

「【夢符 封魔陣】っ!」

「【魔符 スターダストレヴァリエ】!」

「【人符 現世斬】!」

とりあえず、言おう。

「『どうしてこうなった?』」

そう言った俺の隣の木が、弾に当たって崩れた。

まあ、事の始まりは単純。

霊夢、魔理沙、妖夢はパートナーの妖怪のことは疑わず、それぞれ別の妖怪、つまり紫、アリス、幽々子を犯人と疑い、バトルロイヤルに発展した、というわけだ。まあ、結論としては、皆犯人なのだが。さらに言えば、創世者の指示で、俺も加担している。久しぶりの創世眼(ザ・クリエイティブ・アイズ)で、夜の時間を"創り,,続けた。

命名するなら、創・時(クリエイト・タイム)。文字通り、時間を"創って,,いる。みんな揃って知らないのだから無理はない。実際紅霧異変のときはフランのアンダーワールド内でしか使っていないし、春雪異変の際には桜の開花の時にしか使っていない。皆知らないのに、思い当たるわけがなかった。で、皆見当違いのまま、戦いが始まったのだった。

「…にしても、カオスだよな。ホント。たまに流れ弾飛んでくるし。【盾符 ドラゴンシールド】。」

飛んでくる流れ弾を盾で防ぐ。

「【華霊 ゴーストバタフライ】。」

「【罔両 ストレートとカーブの夢郷】。」

紫と幽々子の弾幕が展開される。あたりではもう、弾がないところを見つけるのが難しい。

「あーあーあー。もうめちゃくちゃだよ。ってか、ずっと創世眼(コレ)展開しといてよく霊力切れにならないよな。俺の体。」

と、独り言。創世者は、

『当然だ。言っただろう?我の全てを託すと。つまり、その全てのなかに、我の霊力、ひいては、今までの後継者達全ての霊力がお前に受け継がれている。』

「なにそれクソチート!」

その驚きの声は、霊夢達にも聞こえ。

「白狼!?」

「なんでここに!?」

「あ。や、やあ。どーもどーも。異変、解決しにきましたー!」

「あら、よくもまあ、そんな事が言えるわね。その眼…創世眼…だったわね。それで夜の時間を"創って,,いるのに。」

うえから、霊夢、魔理沙、俺、紫。で、紫のセリフに、俺の内心は跳ね上がる。

「…は?なんの証拠があって…」

「そ、そうよ!白狼は自分から異変なんて起こさないわよ!」

アリスが言う。妖夢も、口には出さないが、そう思っているようだ。

「…そう。じゃあ、なんで白狼の眼はずっとソレなのかしらね。」

「…ハッ。だったらテメーはどうなんだ?朝と夜の境界を弄って、夜を止めてんじゃねぇだろうな?」

言っているうちに、察する。ああ。これは。

「……良いでしょう。リベンジよ。」

「…来いよ。また捻り潰してやる。【力剣符 パワーソード】。」

「ちょ、紫!?」

三つ巴どころか、四つ巴のバトルロイヤル。はてさて、どうなることやら。今宵の夜はまだまだ永そうだった。




はい。4面は原作よりも混戦します。主に白狼と紫がやり合うのですが。

この異変の犯人。そいつを倒すため、俺たちは戦う。お互いを犯人だと思って。正直、意味なんてない。立ちふさがるなら倒す。それが、この狂乱を終わらせる、唯一の方法だから。
次回、東方希望録
弾と人形、刀と剣と。
さあ、ショータイムだ!

感想、評価、お待ちしてます!ではでは!
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