東方希望録   作:紡ぎ手@異人

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本当は、こんなことをしている場合ではない。そんな事はわかっている。だが、やらなければならない時がある。それが、今だッ!
東方希望録、始まります。


弾と人形、刀と剣と。

「そらっ!【剣撃符 絶力破】!」

「ちっ…乱暴で面倒だわ。ソレ。」.

当然だ。そういうものなのだから。

そう心の中で返しつつ、外面では黙って戦う。

「おっと。【盾符 ドラゴンシールド】。」

本日何度目かのドラゴンシールド。いやあ、本当にお世話になってる。…ちょっと脆いけど。

「ああもう!本当に面倒ね!【結界 光と闇の網目】!」

紫の弾幕は、物量で押してくるものが多い。当然、今のパワーソード程度の力では太刀打ちできない。だから。

「【力炎剣 パワーフレイムソード】!続けていくぜ!【剣撃符 絶力剛破】!」

パワーソードを強化し、さらにいつもの絶力破を超える威力を持つ剛の技を放つ。放たれた剣撃は、いくつもの弾を消し、紫に向かって飛んでいく。が、紫は相変わらずスキマでかわす。

「ちぃ!ほんと厄介だなそのスキマ!」

「お互い様でしょ、創世者。」

俺たちは、変わらない。

その頃。

「【恋符 ノンディレクショナルレーザー】!」

「【獄炎剣 業風閃影陣】っ!」

「【霊符 夢想封印】!」

こっちもこっちで変わらなかった。皆、誰かが犯人だと思ってる。いやまあ、事実なのだが。でもまだ疑念、だ。だから。今の俺が取れる最良の手は。

 

 

 

 

「……ああ。認めよう。()()()()()()()。」

「「「「「「っ!?」」」」」」

俺の突然の自白に、皆が驚く。数人は信じられず。そして、数人は意外で。

「な、何言ってんだよ!?白狼は一番、異変を嫌ってたろ!?」

まず、魔理沙が食ってかかる。が、

「いや。俺は異変が嫌いなんじゃない。俺は、理不尽な涙が嫌いなだけだ。」

「どう違うってんだ!?」

「白狼…貴方まさか…」

「霊夢。悪い、少し、()()()()()()。」

「っ!?(声が…)」

音符 ビートストライク。俺の声に、または何かが発する音に様々な効果を付与するスペル。今回は、俺の声に"服従,,の性質を付与した。これにより、音の対象には俺の指示が絶対となる。

「白狼…貴方、」

「紫。()()()()()()()()()。」

「っ!?(どうして貴方はまた…)」

取り敢えず余計なことを言いそうだったため、口を止めさせる。

「まあともかく、俺を倒せば、この夜も終わる。お前らからしたらハッピーエンドだな。」

「お前らからしたら?妙に気になる言い方ね。」

「まあな。ここにいる妖怪たちはみんな、気づいてるはずだが?月がおかしいってことに。」

「「「!?」」」

驚いたのは、初耳な人間勢。でも

もう一々説明してる余裕はない。だから。

「取り敢えず、寝てろ。起こさないから。【創・限剣(クリエイト・バビロン)】。」

何もない空間に剣を多数"創り,,、射出する。が、ここは弾幕勝負のプロ。難なくかわす。だったら。

「【創・鎖・不可視(クリエイト・チェーン・ブラインド)】。」

俺は見えない鎖を"創り,,、一人残らず拘束。そして、無数の剣で貫いた。無論、スペルカードシステムで死にはしない。見た目はアレだけど。

「…これが終わったら、どんな説教でも聞くから。だから、今は…」

俺は、そう言って、竹林の中を進んだ。




はい。ようやく4面突破です。今回白狼がやったのは全責任を自分に持ってきました。これで、永夜異変の黒幕は白狼となりました。

景色の変わらない竹林を進む俺は、一つの大きな木造建築物を発見する。名は永遠亭。ここが元凶のいるところか!
次回、東方希望録
潜入、永遠亭!
さあ、ショータイムだ!

感想、評価、お待ちしてます!ではでは!
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