東方希望録   作:紡ぎ手@異人

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紅霧異変の章。
ついに開幕です。


襲い来る闇

白狼が異変解決に向かってすぐ。一人・・・いや、二人の少女もまた、動き始めていた。

「なあ霊夢、これって・・・」

「ええ。異変ね。」

白黒の魔女っぽい服に身を包んだ少女と、紅白の巫女服の少女。二人はこの異変を終わらせるために、空を飛んだ。行先は・・・

「あんたが案内しなさいよ魔理沙。最近見つけたその”紅い館,,に。」

「わかってるって。さあ、いくぜ!」

”普通の魔法使い,,霧雨魔理沙と、”楽園の素敵な巫女さん,,博麗霊夢。二人は、この異変で、”希望,,と出会うことになる。

ところかわって白狼視点。

白狼は、迷っていた。

「…どこだここ…」

翼を”創り,,、なんとなく気になったところを調べていたが、一向に元凶の元にたどり着けていない気がする。さらに心なしか、辺りが暗い気がする。

「まだいっても昼なんだが…もう夜か?」

そう言うと、辺りが真っ暗になった。そこで俺は気づいた。

「ッ…能力者か…」

正直、気づくのが遅かった。俺は既に敵の能力に嵌っている。

「どうしたものか…」

「ねえ、あなたは、食べてもいい人類?」

唐突に、声がした。幼い少女の声。おそらく、この声の主が能力者だろう。

「どうだろうな…まあ、反抗はさせてもらうが。」

「人間のくせに妖怪に勝てるとおもってるの?」

明らかに人間を馬鹿にした言葉。俺にとってそれは禁句だぜ?

「ああ、勝てるさ。今から見せてやるよ。俺の”力,,ってやつを。」

俺は能力を起動させる。ただし、この世界のルールに則り、スペルカードを使って。

「【力剣符 パワーソード】。【盾符 ドラゴンシールド】。」

瞬間。俺の右手には一本の剣が現れた。そして、右腕に竜の顔を模した盾が。

「さあ、ショータイムだ!」

「少しは楽しめそうね。でも、あなたは今私の闇の中。決して出られない。どうするの?」

俺は剣を逆手持ちに切り替え、言う。

「こうするのさ。【剣撃符 絶力破】。」

俺は大きく剣を振りかぶり、とにかく振り回した。すると、振った剣の軌跡から、白い衝撃波が飛び出した。

「ッ!?」

「おおおおおッ!」

俺の周りが闇に包まれる前、ここは森だった。であれば。この辺一帯の木を吹き飛ばせば、奴は隠れようがない。そうなれば後はこっちのものだ。

「ッさせない!【夜符 ナイトバード】!」

奴もスペルカードを使い、弾を飛ばしてくる。俺の飛ばす衝撃波と、奴の弾幕がぶつかり、相殺され――――――なかった。

「え…なんで…」

「相殺できないのか…か?そりゃそうだろ。この剣は、”力,,を表す剣だぜ?それが、そんな簡単に相殺されてたまるかっての。」

そのうち、衝撃波が木を粉砕する音が聞こえなくなる。

「さあて、そろそろフィナーレだな。」

と、俺が能力を使おうとした、その時。

「【恋符 マスタースパーク】!」

「え?きゃあああああ!?」

どこからか放たれた七色の極太レーザーで、俺の初弾幕ごっこは幕を下ろした。




…はい、というわけで、ルーミア撃破です。
白狼は最後までルーミアを知らずに戦っていましたが。
最後に入った横槍。いったい何理沙なんだ…?
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