東方希望録   作:紡ぎ手@異人

51 / 77
今日から高校の後期課外が始まるので、マジに1日一話が難しくなります。…宿題も終わってないので…

平安から続く忠誠、宿命。
その現在を、俺は今、目にすることになる。
東方希望録、始まります。


偽りの月の真相

金色に輝く体。がっしりとしたアーマー。最強の医療ライダー。仮面ライダーエグゼイド、ムテキゲーマー。

使用ゲームはハイパームテキ。その内容は、敵の攻撃を一切受け付けない主人公最強の無双ゲーム。これが出た以上、永琳に勝ち目はない。いや、唯一あるのは、スペルカードの時間切れ。

「…ま、そうなる前に先に進ませてもらうが。」

「…随分と眩しい姿ね。まるで夜なのに朝みたい。」

と、永琳は例える。ま、当たらずも遠からず、といったところか。

「…押し通る。」

お話もそこそこに。俺たちはぶつかり合う…前に。

「…あ、そうだ。」

「?何かしら?」

「あんた…あの月の理由、知ってるか?どうしてあんたのとこの姫さんが月を偽ったのか。」

俺は永琳に問う。すると永琳は、いとも簡単に答えた。

「姫様を匿うためよ。」

「……は?」

「姫の名は、蓬莱山 輝夜。そうね…かぐや姫、といったらわかるかしら?」

かぐや姫。現代にまで伝わる御伽噺の一つ。元々は竹取物語という古典が元になっており、竹取の翁が竹取の最中、光る竹を見つけ、その中のかぐや姫を見つけ、育てる。すくすくと成長した姫は、時の帝に目をつけられ、求婚される。他にも、五人の皇子にも求婚され、皇子達には、手に入れるのがとても難しい、五つの難題を出す。が、誰一人として達成できず、姫は月に帰ってしまう、という話である。が、もし、この先にいるのが本物のかぐや姫だとしたら、一つの疑問、いや、矛盾が生じる。

「後世に伝えられているものと結末が違う…かしらね?」

「!!…ま、そうなるわな。」

「先に答えを言うなら、カモフラージュよ。どこに月の使者がいるかわからないから。もう帰った、ということにしないと危ないのよ。月に姫を帰すわけにはいかなかった。」

「………」

黙って思考する。思い出すのは、紫から教えてもらった結界のこと。

博麗大結界。幻想郷と外の世界、つまるところ、俺の元いた世界とを隔てる結界である。幻想郷の住人でない限り、結界は超えられず、外の世界の住人は幻想郷には来れない。逆に、幻想郷の住人は外の世界には行けない。…であれば。

「ひとつ、あんたらは思い違いをしている。」

「え?」

「恐らく、あんたらが危惧している追っ手は幻想郷にすら来られない。」

「……どういうことかしら。」

目を細め、永琳は問う。

…スペル限界か。話しすぎたな。スペルを解きつつ、話す。

「どういうこともなにも、言葉通りだよ。幻想郷と外の世界には、博麗大結界という結界で隔てられてる。滅多なことじゃ越えられない。」

「……月を、舐めないで。」

「随分と自信があるな。やっぱ故郷だからか?」

「……黙りなさい。」

いいや。言わせてもらう。

「安心しろよ。たとえあんたらの危惧する状況になったとしても、俺がなんとかする。」

「……ただの人間が、出来るとでも?」

「…は。その人間に好き勝手やられといてよく言えるな。それに、俺は血筋上、普通の人間じゃないらしいぜ?」

「…は?」

「現人神…らしいぜ?俺って。なにせ原点は創世者…世界創造の神様だからな。……だから!月だろーが木星だろーが!どんな状況からでも、俺がひっくり返す!最高のハッピーエンドってやつを掴み取ってみせる!だから、あんたらも、この異変を止めてくれよ。」

と、俺は汗をダラダラと流しながら言う。

「……どうして。どうして貴方はそんなことが出来るの?私達とは、初対面なのに…」

「関係ねーよ。助けを求めてんなら、誰にだって手を伸ばす。それが、最後の希望だ。」

俺は、瞳を揺らさず、しっかりと永琳を見据えて言った。

「……異常よ。貴方。狂ってる。」

「知らんな。さあ、どいてくれ。あんたと戦う理由はもう無いはずだ。」

俺の言葉に、永琳は。

「…………そうね。………行きなさい。」

「ああ。通るぜ。」

俺は先へ進んだ。

 

 

 

 

 

 

いくつもの襖の先、不思議な空間に出た。

空がある大きな空間。空には月。恐らくアレが、本来の月。そして、空間の中央に浮遊する長い黒髪をたなびかせた少女。

「…あんたが、蓬莱山輝夜、か?」

「……貴方は?」

今から、話は結ばれていく。そう。めでたしめでたしへと、向かっていくのだった。




はい。五面突破&六面ボス戦突入です。
やっとここまできました。エクストラはやるかは決めてません。実際妖々夢もPhもExも触れてませんし。
妹紅戦は需要があれば書きたいと思います。何もなければスルーでいきます。

ついに合間見えた輝夜と俺。
もう続ける必要のない戦い。
これで打ち止めにしてやる!
次回、東方希望録
月まで照らせ、希望の光。
さあ、ショータイムだ!

感想、評価、お待ちしてます!ではでは!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。