東方希望録   作:紡ぎ手@異人

72 / 77
俺の、あの日々は嘘だった。
あの道も、あの信号も、あの学校も。
俺の世界は、とっくに滅んでいたのに。
これは、俺が真実(ほんと)に手を伸ばす物語。
東方希望録、シーズン2。始まります。


Fake usual days

全て、嘘だった。

「白狼?」

「……ああ。」

俺はぼんやりと、フランを見る。おそらく、俺の眼はさらに濁っているだろう。

「っ…何を、見たの?」

「……俺自身の、記憶。そして、俺の世界に記された、世界の記憶。」

合致しない記憶。

「嘘だった。俺のあの日の記憶は誰かに改竄されていたんだよ。」

「……そう、なんだ。……どうするの?」

俺の言葉に、フランは再び問う。俺は。

「あ?まあ、そうだな。犯人と話さなきゃな。何故やったのか、とか。」

今度の俺は、沈んだ顔から打って変わって、悪い笑みを浮かべていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……さて。スペカよし、スマホよし、……うん。準備はできた。……ま、みんなに言ってねえけど、いっか。こっからは俺の聖戦(ケンカ)だし。」

「いいえ白狼。()()()()聖戦(ケンカ)よ。」

そう言って、俺の隣に並び立つフラン。そしてストライク・◯・ブラッドネタの応酬。

「いや、ネタにネタで返してくれるのは嬉しいけどさ、なんで来るん?」

「だって、白狼の記憶でしょ?私のものは白狼と私(私たち)のもの。白狼のものも私たちのものだもん。」

……人類じゃないけど最新のジャイヤニストの誕生だった。

「えぇ…(困惑)でもさ、危険だし…」

「そんな危険なところに白狼一人だけで、心配するなっていう方が無理だよ?」

「くっ…」

ああ言えばこう言う。全く、こんな対応の仕方を一体誰に習ったんだか…

「……はぁ。」

でもまあ、結局。

「わかったよ。一緒に来てくれるか?フラン。」

「勿論。いつでもそばに。」

俺が折れるしかないんだよなぁ…いつも、俺もわがまま言って、フランを困らせてるわけだし。さあ、行こう。

「【創符 創世眼(ザ・クリエイティブ・アイズ)】。【創・門(クリエイト・ゲート)。」

俺たちの前に、大きな門を"創る,,。これは、俺の生まれた世界へと繋がっているはずだ。

「……用意はいいか?」

「うん。いつでもいいよ。」

「よし、じゃあ、開けるぞ。」

そう言って、俺とフランは門を開け、中へ飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長く、永く降りた先に、光が溢れ、俺たちを新たな世界へ導いていく。

「!そういえばフラン!」

「何!?」

「お前、太陽の中でどうやって活動するつもりだ!?」

「大丈夫!んっ!」

そう言ってフランは手を握り、パリン、と何かを"壊した,,。

「!?何を"壊した,,?」

「ん?()()()()()()()()()()()()()っていうルール、かな?」

……我が恋人ながら、チートである。まあ、同じような力を、俺は持っているのだが。と、そこで、長いコースターも終わりのようだ。

「フラン!そろそろ着くぞ!」

「うん!」

白い光が視界を覆い、次の瞬間。俺たちはーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どこだここ。」

あたりが吹き飛んだ世界に立っていた。…いや、遠くに街が見える。どうやら俺たちが衝撃波でやってしまったらしい。

「なあ、フラン。」

「なあに?白狼。」

「とりあえず、……殺すなよ?」

「……あはっ。大丈夫だよ。遊び方は知ってる。」

周りには、銃器を向けて来る空飛ぶ人々。(主に女性)…どうやら俺たちは。

「まあだろうと思ったけど、違う世界かよ!?」

目指した世界とは違う世界に来てしまったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、第二幕の始まりだ。これより始まるのは、希望が真実(ほんと)へ手を伸ばす物語。その舞台は…決して、一つだけの世界に留まらない。

東方希望録 シーズン2。

記憶を追う者(メモリーズ・チェイサー)

開幕。




……はい。というわけでシーズン2プロローグ終了です。
フランと白狼は二人で異世界へ。こうしてたどり着く世界を救いつつ、白狼は自分の記憶、そしてその裏に潜む闇と対峙します。

あ、それと、まあ本編見たらわかると思いますけど、こっからは何作かコラボ編なので、しばらくこっちの更新が止まります。代わりに何作かコラボ編を書きます。
記念すべき第一の世界は…
デート・ア・ライブの世界
です!
あ、別に某旅人ライダーみたいに破壊したりしないんで、ご安心を。ただ、本編以上にハッピーエンドにします。
では、次回予告!

生まれ故郷に戻ったと思ったら、
ここは別の世界ぃ?
だったらしゃあねえ。ここでショータイムだ!
次回!東方希望録シーズン2!
ここがデアラの世界か…
全てを"破壊,,し、全てを"創れ,,!


感想、評価、お待ちしてます!ではでは!







実は昨日、11月17日に17歳になりました。
誕プレのお金でゼロ使の20、21、メモリアルブックを買い、ゼロ使をコンプしました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。