艦娘と深海棲艦の戦いを陰からじっと見つめる者がいた
そもそも戦いの原因は何だったのか?

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第四勢力(読み切り)

人間達と深海棲艦

 

この戦争の構図が出来上がってから3年が経とうとしていた

 

 

 

 

とある鎮守府

 

 

「おはよう、妖精さん、建造をお願いできるかな?」

 

『はーい。わかったです!』

(またこいつ来たです、うざいです)

 

「戦艦コースで頼むね」

 

『がんばっていいふね、つくるです』

(面倒だし駆逐艦にしてやるです)

 

「おお、やる気満々だね」

 

『こうそくけんぞうざいつかうです?』

(はあ、さっさと帰りたいです)

 

「うーん、ちょっと節約しようかな」

 

『いいはんだんです!』

(ふざけるなです!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある深海棲艦はこのように考えていた

 

 

 

人間ガ憎イ

 

ワタシタチハ人間ヲ滅ボス

 

邪魔ヲスル艦娘共々消シサッテヤル

 

 

 

 

 

 

とある海洋生物はこのように考えていた

 

 

 

生存本能に従って生きてきた

 

食物連鎖の中で喰い喰われ、とにかく子孫を残すことだけを考えてきた

 

最近は人間と深海棲艦が海上で争っている

 

できることなら共倒れしてくれるのが一番良い

 

とりあえず今は様子見で関わらないようにする

 

ただし生態系を乱すのであれば我々も黙ってはいない

 

 

 

 

 

 

とある提督はこのように考えていた

 

 

 

俺たちが生き残るためには深海棲艦との戦争に勝つほかない

 

守るべき国が、守るべき人たちがいる

 

深海棲艦から海を奪還しなければ、他の国との貿易ができない

 

もしそうなれば子供たちに苦しい生活を強いることになる

 

いや、もしかしたら深海棲艦は上陸して攻撃してくるかもしれない

 

とても厳しい戦争になる

 

今、俺たちに頼れるのは艦娘たちだけだ

 

だからといって艦娘たちを酷使するわけにはいかない

 

彼女たちにも人間らしい生活をして欲しい

 

美味しいものを食べて、遊んで、笑っていてほしい

 

俺は提督として彼女たちを戦わせる苦しい立場ではあるが

 

戦争の勝利、艦娘達の幸せ、いずれも失うことはできない

 

 

 

 

 

 

とある艦娘はこのように考えていた

 

 

 

私たちは以前の記憶があいまいだ

 

人間だったのかもしれないし、艦娘として生まれてきたのかもしれない

 

ただ一つはっきりとしているのは、提督を愛しているということ

 

そして人間を、仲間を守りたいということ

 

日々の戦いは辛いけれど、みんながいるからやっていける

 

それに提督に褒められると、嬉しくてたまらない

 

兵士として、絶対に嫌だけれど、戦場に向かう以上はいつでも死ぬ覚悟はできている

 

 

 

 

 

 

とある妖精はこのように考えていた

 

 

 

わたしたちはただ平穏に暮らしたいだけ

 

気付いたときには大きな騒ぎになっていた

 

人間と深海棲艦の戦争が始まっていた

 

深海棲艦は勢力を拡大し、人間は劣勢にまわる

 

このままでは人間は滅ぼされるとわたしたちに泣きついてきた

 

仕方なく、わたしたちは人間にとある軍事技術を供与する

 

人間の少女を深海棲艦に対抗しうる存在にする技術

 

他にも軍事顧問として数百人ほどの妖精を人間側に送り込んだ

 

けれども人間は深海棲艦を駆逐しはじめると、本性を現した

 

わたしたちを召使いのように扱い、それを当然のように思っている

 

こうした事情から、現在はあまり人間側に肩入れするのも良くないという意見も出ている

 

そろそろ手を引く時期かもしれない

 

そもそも深海棲艦を作ったのはわたしたちのきまぐれだというのに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたの妖精さんに不自然な点はありませんか?

 

 

 

 

 

 

 

 




お読みいただきありがとうございます!

私は妖精さんのグラフィックが結構好きです
建造している子は汗かきながら、頑張って荷物を運んでいます
妖精さんにとってもホワイトな鎮守府でありますように

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