悪魔とか中二乙ww……ゑ? 俺が悪魔、だと?   作:台座の上の菱餅

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もう更新はしないと言ったな? アレは嘘だ。


第6話

 

 

 

 でででん。

 仕事を終わらせ、暇持て余したイロハでござる。因みに、昨日の鍋パーティーによって地味に二日酔いです。

 

 いやさ、マジでウチの社長さんいい人過ぎるわホント。

 仕事を終わらせたら帰って良い制度ってね、労働者に優しすぎるよ。

 因みに今は子供がおやつを食べるであろう三時。

 

 兎も角、今は暇だ。

 

 なので愛用のPSPでモ〇ハン3rdを暇潰しにやっているのだが、アマツ〇ガツチが強すぎて話にならない。

 こっちは荒天シリーズ揃えて向かってるのにさ、なんちゅうこっちゃ。

 まぁ、水属性の武器だから、当たり前と言えば当たり前なんだろうけど。

 

 つか、結局なのはとユーノが家に来ることは無かったな。

 まぁ、当たり前と言えば当たり前何だけど、何で俺に魔法なんて習おうとしたのかね?

 

 あ、力尽きた。

 

 『ピンポーン』

 

 と、まるで俺を嘲笑うかのようなチャイムが部屋に響き渡る。

 新聞の勧誘は受け付けてねぇ。

 若干苛立ちつつも、気怠い身体に鞭を打って扉を開けた。

 

 

 「やっほー、ただいまミーシャ」

 

 

 我が家のチャイムを鳴らしたのは、少し大袈裟な荷物を背負った、金髪の髪を揺らし微笑む少女『アリシア・テスタロッサ』だった。

 少しばかり見ていなかった顔は、少しだけ浮かぶ疲労の色以外は、一週間前と変わらなかった。

 

 

 ***

 

 

 「うーん、やっぱり我が家が一番落ち着くよね」

 「はは、まぁな」

 

 紅茶を淹れ、少し狭い机の上へ慎重に置く。

 嬉しそうにそれを手に取ったアリシアは、荷物を指差しながら口を開いた。

 

 「あの中にお土産入ってるよ。ミーシャの欲しがってたゲームも」

 「お、マジか」

 

 だからあんなに荷物がデカかったのか。

 と、ゴソゴソとバックの中を漁り始めると、中には見たことのない食べ物やお菓子。

 何か形容しがたい謎の物体Xもあった。

 これなんぞ?

 

 「ふふふ、楽しかったよ海外。ミーシャも来れば良かったのに」

 「仕事休む訳にはいかないだろ」

 

 そう、彼女はここ一週間海外旅行に行っていたのだ。

 何処かは知らないけど、少し日に焼けている事から南部だと推測できる。

 

 それと、言い忘れていたがイロハと言う名前は、実のところ偽名だ。仮名ともいう。

 真の名は『ミシャンドラ』。

 悪魔名というヤツで、人間名とは別の名前である。

 アリシアは其処から取って、俺をニックネームのように「ミーシャ」と呼んでいる。

 長年様々な人に会ってきたが、この呼び方をするのは彼女だけだ。  

 

 「そうそう、あっちで気付きたんだけど、今年で私とミーシャが出逢って25年目だよ! やったね!」

 「26年目な」

 

 そう、彼女とは26年の付き合いだ。

 魔力事故から助けて、別の次元に飛ばされて、何か帰れないから旅することにして、成り行きで一緒に旅することになって……ま、閑話だ閑話。

 で、何やかんやあって"契約"を結び、俺は彼女の使い魔となり、同棲26年目を突破したのである。

 

 因みに、契約すると人間の方は十八歳で成長が止まる仕組みだ。所謂不老。

 なのでアリシアはピチピチの女子高生ぐらいの体型、まぁ事実上三十一歳だけど。

 ん? 欲情? すみませんね、枯れてるんですよ。

 

 「あれ? そうだっけ?」

 「うん」

 

 最初こそお母さんお母さんと鬱陶しい位に泣き喚いていた彼女も今や、それなりの腕を持つ魔導士だ。

 まぁ、俺が教えたからだけど。

 

 アリシアの飲み終わったカップを少し退け、お土産の中に入っていたクッキーを並べる。

 無駄に高級そうなクッキー達には、何故かハートの絵がプリントされていた。

 何これバレンタイン? 皮肉かよ。

 

 「そのクッキーのハートはね、私のミーシャに対する愛の形だよ!」

 「うん? ごめんその形によって伝わる意味の定義が俺には分からない」

 

 なに、ドクロ形だったら死ねって意味なの?

 そんな事は置いといてパリッと一口、あらコレ美味しい。

 自分用の若干冷めた紅茶を一口濁すと、アリシアのカップに淹れる。

 最近、紅茶と珈琲の淹れる技術が大分上がってきた気がするんだよね。

 

 コポコポ、と音を立てて嵩の増す紅茶を見詰めていると、アリシアからジッと視線を向けられていることに気付く。

 その視線には此方向けやゴラァ、的な意味が込められていたので、俺何かしたかゴラァ、と俺も見つめ返す。

 が、無反応。 

 しかし、何か? と口を開く前に、彼女の方から先に口を開いた。

 

 「でさ……ちょっと聞きたいんだけど」

 「え、なに?」

 

 スッ、と俺の両頬に両手を添え、顔を近づけ口付けを……ではなく、拘束すると、アリシアは真剣な面持ちで問い質すように告げた。

 

 「何人の女の子、家に呼んだの?」

 

 ………………え、えぇ。

 何で分かるのぉ、なんなの犬なの? 匂いで分かっちゃうの?

 どうしよう、何て答えたら生存ルートを獲得できるのだろう。

 俺の中で蠢く選択肢、

 

 その1

 『俺、彼女できた☆てへっ!』

 

 駄目だ。俺は難聴系主人公的な鈍感ではないから気付いているが、俺の思い上がりではなければ、アリシアは俺に少なからず好意を向けてくれている(と思う)。

 実際、一度夜這いを仕掛けられた(ただ抱き枕にされただけだが)。

 その為、こんな嘘は不誠実だと思う。

 アルフと態度が違うって? 知らないね。

 

 その2

 『俺の……生き別れの姉だ』

 

 どーゆー展開だ。

 まだ母親の立場すら出てきてねぇよ。

 却下。

 

 その3

 『え、勘違いじゃないの?』

 

 悪くないが、もっと問い詰められる可能性がある。

 ていうか、たっぷり沈黙を挟んでこれは普通に不味いよね。

 却下。

 

 「同僚だよ同僚」

 「ふーん? 前に仕事場には男しか居ないって言ってなかった?」

 

 咄嗟に思い付いたその4で迎撃すると、以前俺が吐いた発言により一蹴される。

 むーん、詰んだ。

 

 「言葉の綾だガネ」

 「意味が違うよ。ミーシャ……私に今嘘ついたね?」

 「いやだから言葉の綾だから」

 「嘘ついたね?」

 「や、だから」

 「嘘ついたね?」

 「え、ちょ」

 「嘘ついたね?」

 「……ハイ」

 

 何で俺、隠そうとしたんだろう。

 いや、マジでなんでだろう。

 

 ガッチリと拘束された顔のこめかみにある彼女の両手を振りほどく事は不可能。

 ニコニコと笑う彼女の顔立ちはとても整っている造形で、美少女と言うに相応しい。

 が、目が笑ってないので、普通に恐怖映像である。

 

 「素直でよろしい♪ じゃあ罰として、今日は一緒に寝て貰います」

 「あ、ハイ」

 

 此処で拒否をすれば、俺の命は無かっただろう。

 俺の返事を聞くと、目のハイライトを取り戻し、満足そうに頷いた。

 

 ていうか、部屋狭いから何時も一緒に寝てるようなもんだけどね?

 

 

 ***

 

 

 「一緒に寝るって、こーゆー意味なんですねアリシアさん」

 「当然!」

 

 夜。

 部屋の隅に畳んどいた布団を敷き、寝る準備は万端。

 が、何とも言えない予想外の事が起きた。

 

 てっきり俺は、同じ布団で寝る程度の事だと思っていたのだが……完全に抱き枕だった。

 

 スタイルの良いアリシアの体が密着し、女性特有の匂いが鼻孔をくすぐる。

 え、枯れてるから大丈夫? 嘘です御免なさい。

 人よりも長い年月を過ごしても、煩悩や欲求は無くならないのだ。

 多分、ハーレム系の主人公はEDかなんかだと俺は思う。

 

 「……」

 「あれ? ミーシャ興奮してる?」

 「御免それは無い」

 

 何だろう……ドキドキはするけど、何と言うか、ムラっと来ないもんだな。

 多分、俺の脳味噌がアリシアの事を妹として見ているんだろうね。

 それを聞いて、少しむくれるアリシアは眼福でした。

 

 「つかさ、寝にくい」

 「えー、離さないよ?」

 

 うん、そっか。

 寝にくいこの上ないけど、振りほどくのも何かアレだ。

 別に、嫌と言うわけでは無いし、可愛い妹が甘えてきた感覚なので妥協する。

 何て優しいお兄ちゃん何だろう俺。

 

 「そう言えば、私が居ない間此処等で何かあった?」

 

 そろそろ寝るか、と瞼を閉じようとした瞬間、アリシアが俺に語り掛ける。

 

 彼女に言われて思い返したが、ここ一週間バリバリ何かあった。

 まず魔法少女とそのオマケ少年に出会い、ドラゴンボール収集を手伝うことになったり、犬女と律儀な金髪女少女に出会い、鍋パーティーを繰り広げたり。

 

 少しだけ脚色を着けながらも、俺はアリシアに話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





 なんか原作とかなりズレてるけど、改変だと思って許してくれ
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