今回は、二話のバルトフェルドさんの話です。
修正しました 2026/2/28
僕は、アンドリュー・バルトフェルド。
第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦の後、カガリ・ユラ・アスハの意向でオーブに亡命した。
今はキラやラクス、ラミアス艦長たちと同じ屋根の下で暮らしている。
皆それぞれ、自分の分野で仕事をしている。僕も例外ではない。
僕はアスハ代表の伝でオーブ軍に籍を置き、普段はデスクワークをこなしつつ、部隊の隊長も務めている。
代表の送迎や随伴が任務になる日も多い。
――そして今日は、たまたま“日本のダンナーベース”に用があった。
戦艦でアスハ代表を送り届け、帰路に就いた、その途中。
艦のセンサーが“所属不明機”――unknownを捕捉した。
位置は進行ルート近くの孤島上空。
念のため、僕は部下とムラサメで出撃した。
機体のセンサーが捉えられる距離まで寄り、しばらく観察する。
だが十分……いや、十数分経っても、unknownに動きはない。
通常なら、動かない相手は放っておく。
動く意思がないなら、こちらも刺激しないほうがいい。
――なのに、今回は妙に気になった。
熱源の出方が、こちらのモビルスーツとは違う。
推進系統も、排熱も、あまりに“癖”がない。
そして何より、あの機体は――この宙域にいるには、場違いすぎた。
「……嫌な予感、というやつかな」
僕はアスハ代表と艦長に、接触の提案を持ち込んだ。
「例のunknownですが、動く気配がありません。しかしこのままにしておくのは危険です」
「それで、どうするのかね?」
「自分は、接触してみようと思います」
僕は、観察した内容をかいつまんで伝える。
「フム……確かに、それが良いかもしれんが」
「相手は一機です。こちらを警戒して動かない可能性もあります」
艦長は何とも言いがたい表情だった。
気持ちは分かる。
だが、unknownがいつまでもそこに居るとは思えない――動くなら、夜か、我々の目が離れた瞬間だ。
「……どうですかな?」
「……私は反対だ」
アスハ代表が、はっきり言った。
「アスハ代表……」
カガリ・ユラ・アスハは、前大戦から感情だけで反対する人ではなくなった。
国家元首という立場につき、“最悪”を先に見る人になりつつある。
「バルトフェルド隊長。確かに、このままにはしておけない。だから接触すること自体には賛成だ。
でも、接触して何が起こるか分からない。危険だ。あなたが行かなくてもいいんじゃないのか? 部下だけに行かせるとか」
……心配も、理屈も正しい。
隊長が倒れれば、部隊は混乱する。代表の護衛にも穴が空く。
けれども。
「……いえ。私は隊長です。隊長が動かないんじゃ、部隊だって動いてくれません。
それに――“見極め”は、僕がやるべきです。行かせてください」
ほんの少しだけ、沈黙。
「……分かった。条件がある」
代表が言った。
「あなたは深入りしない。危険だと判断したら即座に離脱する。いいか?」
「……了解です。ありがとうございます」
僕は頭を下げた。それを確認した艦長はすぐに部下へ指示を飛ばした。
「各機、島を囲むように展開。ただし距離は取れ。
unknownに見つからないよう、レーダー露出を抑えろ。刺激するな」
複数で近づけば、相手を追い詰める形になる。
追い詰められた相手は、暴れる。――それで代表に危険が及ぶのは本末転倒だ。
「よし、各自待機。これよりunknownに接触を試みる」
「「「了解」」」
そして、僕は――unknownへ向かった。
「そういえば、バルトさん」
「ん?何かね?」
「バルトさんって、任務中だったんですよね?」
「ああ、そうだけど、何か?」
「いや、任務の方は大丈夫なんですか?」
「ん?ああ、君と話をしている時に先に行かせたよ。」
「えっ?大丈夫なんですか?」
「…まあ、あまりよろしくは無いが、君があまり警戒するほどの人物ではない事が話をしていて、解ったからね、先に行ってもらった」
「…なんだろう?素直に喜べない」
「ハハハッ…まあ、この後も代表は忙しいからね。危険が無いのなら早く次の仕事をしなければ、終わらんだろうからね。」
「はぁ」
「さて、ちょっと飛ばそうか?」
「あ、はい!」
飛行形態のムラサメにレヴリアスが捕まる。それを確認した僕は機体をオーブに進める。
──悪いようにはならない。──
いや、確証なんてない。
けれど今回は、確証よりも勘を優先した。
代表の信頼。
そして、この先に繋がる“何か”。
「──ただし、僕の“見極め”が外れていなければ、の話だがね」
自分の小説は矛盾だらけな気もしますが自分できずけたら直せますが、自分もそこまで頭も良くないので教えて貰えたら幸いです。前の話のそうですがちょくちょく変更します。大きな変更は書くと思いますが小さいのはご了承下さい。