作者の妄想大戦k      作:kanaumi

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 久し振りの投稿です。最近は風邪や用事が沢山あってようやくゆっくりできます。
 今回は、少し会話する人数を増やしたので少しわかりにくいかもしれません。後半はただのおふざけです。


第5話 擬態獣掃討作戦 ②

オーブを出撃した俺たちは、北の方角へ進んでいた。

 オーブから北にある無人島――そこが“大空魔竜”との合流地点になっているからだ。

 

「バルトフェルドさん」

「ん? なんだい?」

「合流地点まで、あとどれくらいですか?」

「あと三十分くらい飛べば着くよ」

「三十分ですか。わかりました」

 

 今回のような擬態獣の掃討作戦は、世界各地で行われているらしい。

 バルトフェルドさんも詳しい情報は貰っていないようだが、各地の軍や基地が協力して撃退しているそうだ。

 

「そういえば、バルトフェルドさんは擬態獣と戦ったことはあるんですか?」

「ああ、あるよ」

「いつです?」

「巨神戦争の時だよ。あの時はアフリカ大陸に居たんだが……厄介だった。数が凄い上、こっちも装備が心許なかったからね。ラゴゥとかね」

 

 ラゴゥ。

 前に見せてもらったモビルアーマーのリストに載っていた機体だ。確か、三年くらい前に作られた――はず。

 ……じゃあ、巨神戦争はもっと前か?

 

 巨神戦争では擬態獣だけじゃなく、Dr.ヘルとも戦った。日本はかなりの被害が出たと聞いている。

 ならアフリカは、どうだったんだろう。

 

「その時は、まだジンなんかもロールアウトしたばかりで、とても戦える状態じゃなかったんだよ」

「えっ……それじゃあ、どうしたんですか?」

「ユニオンベースからの応援でなんとかなった。だが、被害は出たよ」

「本当に、いろんな場所に出るんですね」

「ああ。まだ宇宙では発見されていないようだけれどね」

「……時間の問題な気がします」

「ああ。だから最近は宇宙に行くのも、かなり検査が厳しくなっているそうだよ」

 

 いつ、どこで、何に擬態しているか分からない。

 そういう話を聞くほどに、背中が冷えていく。

 

「さて、ミスト君。そろそろ着くぞ」

「はい……わっ!」

 

 前方へ視線を向けた瞬間、俺は声を漏らした。

 目の前に、“竜”がいた。

 

 

 

 

――大空魔竜・ブリッジ――

 

「いやー、驚きましたよ! 大空魔竜のことは少し聞いてましたけど、本当に竜の姿なんですね!」

 

 着艦後、俺たちはブリッジに通された。

 そこでキャプテン・ガリス、ローサ副艦長、猿渡ゴウさん、藤村静流さんに、オーブからの報告と謝罪、自己紹介を済ませた。

 

 今は軽い雑談――のはずだった。

 

「ええ、そうでしょうね」

 ローサ副艦長が微笑む。

 

「こちらでは、この大きさの“艦”はあまり見ないでしょうから」

「そういえば、あなたって……ここで言う異星人なのよね?」

「ええっと、はい」

 

 視線が集まって、俺は少し背筋が固くなる。

 

「宇宙が広がった今の地球では驚きは薄いけれど……姿形は地球人と変わらないのね」

「そうですね。俺は地球の他に惑星ベザードにも行きましたけど、地球の人たちとあまり違いがありませんでした」

 

 偶然なのか、アトリームもベザードも、地球人と見た目はほとんど変わらない。

 体質の差はあっても、根本の形は同じ――そんな感じがする。

 

「まあ、人の形をしていない者が来ても困るがね」猿渡さんが肩をすくめる。

「異星人じゃなくても、擬態獣もいる。今さら驚かんさ」

「そうね。キャプテンも地球人ではないけど、そんなに気にしないものね」

「……まあ、キャプテンの場合は“異星人”より“仮面”に目が行くけどな」

 

 仮面?

 

 俺は思わず、キャプテンの顔を見た。

 

「……そういえば、なんで被っているんですか?」

「……今は良いじゃないか」

「いえ、自己紹介の延長みたいなものですし。外すのが普通では?」

「ムッ……」

 

 空気が、ぴしっと固くなる。

 やってしまった。

 

「あの、理由があるなら……別に良いです」

「……その、理由があってだな……」

「……はい。わかりました」

 

 ブリッジに、落胆のため息が漏れた。。

 

 

 気を取り直して、今後の予定の確認に入る。

 

「今は午前十一時だが、擬態獣の様子はどうなんです?」

 ローサ副艦長が訊く。

 

「ルル、どうだ?」キャプテンが促す。

「作戦開始は午後一時です。……依然として、擬態獣はダンナーベースへ進行中です」

 

「よし。進路このまま。各員、警戒を怠るな!」

「「了解!!」」

 

 

 

 

 ――大空魔竜・食堂――

 

 軽い挨拶のあと、俺とバルトフェルドさん、猿渡さんは食堂へ向かった。

 

「ここが大空魔竜の食堂だ」

「わあ……結構広いですね」

「これくらいの艦なら、食堂もこの程度はあるだろうさ」

 

 オーブで見たレストランより少し大きいくらい。

 でも、まだ時間が早いせいか人が少なく、余計に広く見える。

 

「まあ、立っていてもなんだ。座ろう」

「そうですね」

 

 料理を受け取って、近くの席に座った――その時だ。

 

「バルトフェルドさん、それ……なんですか?」

「ん? ただのカレーだが?」

「いえ、その上に乗ってるやつです」

「ああ、これね。カツだよ。知らない? カツカレー」

「カツカレーは知ってます。でも……俺の知ってるカツは、そんなに赤くないです」

 

 バルトフェルドさんのカツは、唐辛子をパン粉に振ったんじゃないかと思うほど真っ赤だった。

 見ているだけで鼻が痛くなりそうだ。

 

「いやー、頼んだら本当に出てきたんだよ。激辛カツのカレーが」

「さすがだ、さすがはオーブの激辛カレーを食べ抜いた人だ!」

 

 ……ん?

 

「ハハハ。あの時は君も頑張っていたじゃないか」

 ……え?

 

「いやいや! 俺は水を何杯も飲んだのに、バルトフェルドさんは余裕で完食してたじゃないか!」

「……あのー……」

「あれは痩せ我慢だよ」

「それでもだ!」

 

 何だ。

 カレーの話で凄く盛り上がってる。こっちの声なんて届いてない。

 

 ……しかし、バルトフェルドさんって、こっちでは結構知られているのか?

 亡命してるのに、テレビに出たって話もしてるし。

 そういえばオーブで外食すると、だいたいカレーかケバブだったな……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 少し前のある日

「バルトフェルドさん、今日はどこへ行くんですか?」

「今日は、僕がよく行くお店だよ。」

「なんて、店ですか?」

「カレー店、金海屋って所さ。」

「何が美味しいですか?」

「店員オススメカレーセット、というメニューがおいしかったね。」

「店員オススメカレーセット、ですか…」

「ああ、金海屋の特製カレーに温泉卵とシジミ汁を付けたセット何だがね、あそこのカレーは、-ーーーーー」

「…あれ?バルトフェルドさん!帰ってきてください!」

「ーーーーで、とても美味しいんだ。…どうしたんだい?」

「……いえ、何でもありません。」

「じゃあ、行こうか。」

「……はい。」

 

 

 




 次回はいつになるかは、わかりませんができるだけ早くしたいです。矛盾や間違いが多いかも知れませんが頑張って減らしていくので報告なんかしてもらえると幸いです。
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