射干玉の闇に灯るは幽けき淡い也
作者:真神 唯人
原作:真・女神転生Ⅲ-NOCTURNE-
タグ:R-15 オリ主 残酷な描写 アンチ・ヘイト 原作沿い 原作崩壊 駄文 ねつ造あり 短編集ぽいもの オリジナル展開 オリジナル設定 ネタばれあり 不定期更新 ノクターンからクロニクルに分岐 時々順路踏み外しあり
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人ならざる姿に変えられた少年は、守護を降ろした者たちをその手にかけ、己が望みどおりに創世以前の世界を取り戻した。
親も、友も、日常も、全て。
そうしてやり直している筈だと信じる日々に、ある日亀裂を入れる夢を見る。
いつか聞いた、誰かの声とともに。
親も、友も、日常も、全て。
そうしてやり直している筈だと信じる日々に、ある日亀裂を入れる夢を見る。
いつか聞いた、誰かの声とともに。
兆しは、夢より来たり | |
赤き霊(ヒ)と、渦巻 | |
定めを生みし、玉響(たまゆら)に | |
光、未だ遠きに在り | |
何処かに在りし、欠片 | |
転(まろ)ぶ輪の鼓、鳴る日は来たり | |
終焉を告ぐる、静寂 | |
人にしてヒトに非ずモノ、波旬と為らん | |
無明への慟哭、彗剣と為るや | |
瑞風、ただ、乞ひて | |
白夜の世に降り立ちし、弓月 | |
縁(エニシ)無き縁(ヨスガ)、望まん | |
転瞬にて生まれ、永劫を誓わん | |
無為なる因縁、火坑(かきょう)知らぬ者と結ばん | |
萍水(へいすい)に抗いし、徒波は未だ | |
そは、純粋なりし、愚にあらん | |
空華なりし思、黒業へと為りや | |
白烏(しろがらす)、両虎を繋ぎて | |
天淵に至りしは、火水にも似たり | |
鎮魂歌(たましずめのうた)、誰が為に紡がれしや | |
力に溺れしもの、謀略に惑いて愚に堕ちぬや〈静〉 | |
力に溺れしもの、謀略に惑いて愚に堕ちぬや(動) | |
楔穿たれし人の身よ、汝、抗えぬを知れ | |
泥梨への顎(あぎと)、開かれん | |
愚なる力の脈絡、彷徨えりて時を待たん | |
骸骨が誘いしは、波羅夷(はらい)への道行き | |
馮河なる望み、叶わじ泡影(ほうよう)を拒まん | |
久遠なりし連理の枝、冥暗を渡らん | |
混迷の道、艶冶なる惑いに逢わん | |
忍び寄りし暗翳(あんえい)、冥道を開きたり | |
破邪の声音、深淵へ至る照破と為りん | |
黒の定め縒る糸、縬(しじら)の織の如く | |
罪咎に穿たれし魂に、救いは在りや | |
成劫(じょうこう)を待ちし世界、担い手を呼ばん | |
馳せるは 駆けるは 彼の在りし約束の地 | |
捻じれし欲、高じて有漏(うろ)に満たさん | |
水泡(みなわ)舞いたる清き流れ、主を得ん | |
遍(あまね)く輝きを消し、堕ち来たるは誰ぞ | |
闇に淡き蛍火、路を照らす燐光にあらん | |
泥土の偽命、界繋(かいけ)に囚われ | |
末那(まな)持て苦輪に堕ちし、形代なるもの | |
善在りし生に及びて、苦果免れし叶わず | |
慧眼を曇らせるは、慈悲無き魔障 | |
海桐花(とべら)の真白き花、暗香の如く | |
神へ至る柱、薩埵(さった)の定め手繰りしは |