ラブライブ!~未来を拓く物語~   作:夜羽秦斗

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 本日二度目の投稿となります。
 短いうえに駄文です。
 
 それではどうぞ!
 
 


第四話 中庭エンカウント

 穂乃果たちと仲直りした次の日の昼休み、俺は一人で中庭に来ていた。

 穂乃果とことりは保健委員会の集まりがあり、海未は日本舞踊の発表会があるらしく、そもそも学校に来ていない。

 だから俺は昼休みを一人で過ごしていた。

 もちろん教室に残りみんなと話すという選択肢や、校庭でサッカーをしたりするという選択肢もあったが、今日は気分が乗らなかった。

 

 「あ、あのー」

 

 誰かに話しかけられた。聞いたことのない声だ。

 

 「五年生の藤間拓人さんですよね?」

 「え、うん。そうだけど、君たちは?」

 

 出た、向こうはこっちを知ってるのにこっちは向こうを知らないっていう最悪なパターン。

 

 「凛は星空凛だよ!四年生!」

 「わ、私は小泉花陽です。凛ちゃんと同じ四年生です。」

 

 ああ、四年生のりんぱなコンビか。あまりにも性格が正反対なのに仲良しというあの。

 なるほど、元気な方が星空でおとなしい方が小泉か。

 確かに星空の方は運動会とかで目立ってて見た事があるかも。

 

 「そかそか、それで星空と小泉はどうしたんだ?俺に何か用なのか?」

 「え、えっと」

 

 小泉が何か言おうとしたけど、その後口を閉じてしまった。

 

 「かよちんは藤間さんにお礼を言いにきたんだよね」

 

 星空が助け舟を出し、それに対して小泉がこくりと頷く。

 それにしてもお礼か、お礼言われるようなことしたっけ?

 というかそもそも、

 

 「ごめん、失礼なんだけど、俺たちって初対面だよね?」

 

 俺の記憶が正しければ話したのはこれが最初のはずだ。

 もちろん確実にとは言えないので確認してみたわけだ。

 

 「は、はい。そうです」

 「凛は前にサッカーやってたときに敵だったけどお話はしなかったかな」

 「だよね。じゃあ、お礼って何に対して?」

 

 俺の予想通りだったわけだが疑問が残る。

 俺は感謝されるようなことをした覚えがないんだが。

 

 「それはですね、」

 

 そう言って小泉は、ポケットからツバキ柄のハンカチを取り出した。

 

 「あれ、そのハンカチどこかで・・・」

 

 あ、思い出した!たしか三日前に廊下に落ちていたのを見つけて先生に届けたんだった。

 

 「そっか、君が落としたのか。見つかって良かった」

 「はい、本当にありがとうございました」

 「そのハンカチはかよちんのお気に入りなんだにゃー」

 

 そうだったのかそれは本当に良かっ・・・って、今この子にゃーって言ったよね!?

 

 「り、凛ちゃん」

 「あ、つい出ちゃったにゃ」

 「また出てるよ!?」

 「えへへー」

 

 なんだろう、このやり取りはどこか俺たちのソレと似ている。

 見ていてとても心地いい。

 

 「あ、藤間さん笑ってるにゃ!」

 「ごめんごめん、ついね。あ、藤間って呼びにくいでしょ?拓人でいいよ」

 

 自分で言っといて何だけどそんな言いにくくもなかったな。

 

 「じゃあ、拓人君って呼ぶにゃー。凛のことも凛でいいよ!」

 「そ、それじゃあ、私も拓人くんって呼ばせてもらいます。私のことも花陽って呼んでください」

 「分かった、これからよろしくな。凛、花陽」

 

 その後、少し会話をし、りんぱなは教室に戻って行った。

 

 「うーん、まだ時間はあるけどどうしようかな」

 

 一人でいてもしょうがないし教室に戻るかと考えた時だった。

 木の陰で泣いている女の子を見つけた。

 俺はすぐ駆け寄り、その子を見た。

 

 

 その女の子は金髪で、俺を見つめる目は青かった。

 そして、俺を見ると彼女は震えていた。

 何か話しかけようと思うけど、上手く言葉が出てこない。

 そしてやっと出た言葉が、

 

 「その髪も目の色もとても綺麗で素敵だね。」

 

 だった。こういうのをナンパって言うんだろ?うわーやっちまったよ。

 すると女の子は信じられないという風に目をまんまるにさせていた。

 

 「あ、ご、ごめん!別に変な意味とかじゃないから!ただほんとに綺麗だなーって思ってつい、って、俺は何を!」

 「ふふふっ」

 

 俺がなんとか弁解しようとしていると彼女が笑っていた。

 よかった、なにはともあれ泣きやんでくれた。

 

 「ありがとう。そんなこと言ってくれた人は君くらい」

 「うっそ、だってそんなに綺麗なのに」

 

 そこまで口に出してから気づいた。

 気づいてしまった。その髪の色だから、その目の色だから。彼女は・・・

 

 「君は綺麗だと言ってくれたけど、私のクラスメートたちはそうじゃないみたい。みんな私に近づこうとしないもの」

 

 俺は言葉が出なかった。確かに理解できないものに近づくことはしないだろう。

 でも、この子は女の子だ。女の子がこんな悲しい顔をしていていいはずがない。

 おそらくクラスメートたちに悪気はない。どう接していいか分からないんだと思う。

 

 「勘違いしないでね、別にいじめられているとかそういうのじゃなくって。ただ、あまり深く付き合えないって感じ。あ、そう言えば自己紹介まだだったね」

 

 そういえばそうだった。

 

 「私は綾瀬絵里、六年生。絵里でいいよ」

 「俺は藤間拓人、五年生。俺も拓人でいいよ。よろしく絵里」

 「よろしくね拓人」

 

 どうやら一つ上だったようだが、あまり気にしなくてよさそうだったので普通に話した。

 いや、むしろこれで正解だったのかもしれないな。

 

 「じゃあ、これから俺たち友達だな」

 「とも、だち?」

 「ああ友達だ」

 「いいの?私なんかで?」

 「うん、絵里がいいんだ」

 

 俺の言葉に絵里が赤くなる。肌が白いからすごく目立つな。

 

 「そ、そうなんだ。じゃあ、改めてよろしくね」

 「そうだよ、よろしく」

 

 絵里が自信を持てるようになるまで俺が絵里を支えようと思う。

 でも、きっと絵里なら大丈夫なはずだ。

 こんなに笑顔が素敵な女の子を嫌うやつなんてそうそういない。

 

 「じゃあ、そろそろ昼休みも終わるし、教室戻ろうぜ?」

 「うん・・・そうだね。ねぇ拓人」

 「ん?どうした?」

 「その、明日も会える?」

 

 明日かー、うーむ。穂乃果がすねそうだけどまあ大丈夫かな。

 それにそんな瞳をうるうるされると弱いです。

 

 「うん、大丈夫だよ」

 「よかったー」

 

 俺の返答で笑顔に戻る絵里がかわいすぎて辛い。

 なんだろう、穂乃果たちを女の子と意識してからというもの、かわいいという感情がすぐに出てくるようになってしまった。

 病気か何かだろうか。少し心配だ。

 おっと、急がねば授業が始まってしまう。

 

 「じゃあ、行こうぜ」

 「うん」

 

 俺たちは校舎に向かって走り出した。

 




 りんぱな&エリチの登場回でした。
 ハンカチの柄がツバキな理由はかなり安直ですw分かる人はすぐに分かると思います。
 ひどい扱いにしてごめんエリチ・・・
 
 私は現在、高校最後のテスト期間なので、次回の投稿は落ち着いたらになると思います。気分転換に書く可能性もありますがw
 
 相変わらず駄文ですが、これからもよろしくお願いします。
 ご覧いただきありがとうございました。

 
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