ラブライブ!~未来を拓く物語~   作:夜羽秦斗

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 テスト大丈夫そうな気がしたんで少し書きました。
 ただ、短いし急展開です。

 それではどうぞ


第五話 卒業と別れ

 昨日絵里と約束していた俺は穂乃果たちに断り、中庭に来ていた。

 穂乃果がすねるのは予想通りだったが、ことりと海未もなんとなく不機嫌そうだった。

 あ、絵里もう来てる。

 

 「あ、拓人、来てくれたんだ」

 「当たり前だろ。約束してたんだから」

 

 にしても早くないか?俺これでも結構早めに来たんだけど。

 

 「なんか絵里来るの早くない?」

 「そ、そんなことないよ!別に楽しみにしてたとかじゃないんだからね!」

 

 絵里が顔を赤くしながら返答してきた。

 これが噂のツンデレか。

 

 「さて、んじゃ何しようか?」

 「うーんと、いろんなことお話したいな」

 「おっけー!」

 

 それから俺たちは色々なことを話した。

 絵里がハーフではなくクォーターであること。少し前までロシアで暮らしていたこと。バレェをしていたこと。

 てかクォーターって何?マックスナルドのハンバーガーにそんなのあった気がする。まさか・・・

 

 「絵里ってビーフ100%だったの!?」

 「人間だけど!?」

 

 ですよねー。

 

 「まったく、いきなり何を言い出すかと思えば人をお肉扱いして」

 「うん、自分でも何言ってるかわかんなかったよ。ごめん絵里」

 「もういいよ。それより今度は拓人のこと聞かせて」

 「あんま面白い話はないぞ」

 

 俺が話す内容なんてことなんてあの三人とのエピソードくらいしかない。

 だから三人のことを話した。

 絵里が不機嫌になりました。

 意味が分からない。

 

 「なあ絵里、何怒ってんだよ」

 「怒ってないもん」

 

 結局なだめるのに数分かかり、俺は絵里にはあいつらのことは話さないようにしようと誓った。

 

***

 

 それから約一年経ち、今日絵里は卒業する。

 あの後も俺と絵里はたまに会って話していた。

 聞いていた限りでは、絵里は少しずつ変わっていき、クラスメートとも上手くやれていたようだ。

 

 「絵里、最近じゃクラスメートと普通に話せるようになったんだろ?無理してこなくていいんだぜ?」

 

 そう言ったこともあった。

 それでも絵里は俺と話す時間が好きなんだと言ってくれた。

 

 「ねぇ、拓人はどこの中学に行くの?」

 

 卒業式も終わり、普通ならば同学年の友達と語らったりする時間のはずなんだけど、絵里は俺のところにいた。

 俺のそばに来るとき、クラスメートの女子に何か耳元で囁かれて赤くなったりしていたが、いったい何を言われてたんだろう?

 

 「俺はこのまま音ノ木だな。他に行きたい中学とかないし」

 

 まあ、穂乃果たちと離れたくないってのもあるんだが。

 あ、現在穂乃果たちは卒業式の片づけ作業をしている。

 俺はさぼったわけじゃなくて準備の方の担当だったから今は暇してたんだ。

 

 「そっか、じゃあ中学も一緒になれるんだね」

 

 絵里は嬉しそうにそう言った。

 

 「うん、中学で会ったらよろしくな」

 「会ったらじゃなくて会うの。会いに来なかったら教室まで探しに行くからね」

 

 俺に二年の教室まで来いと!?

 

 「・・・がんばります」

 「よろしい」

 

 満足したような絵里の顔を見て俺も嬉しくなったとき、

 

 「絵里ちゃーん、そろそろ移動の時間だよー」

 「はーい、今行くね。ごめんね拓人、もう行かなきゃダメみたい」

 「気にするなって、楽しんでこいよ」

 「うん!ほんとにありがと拓人。今度は中学でね」

 「おう、こちらこそありがとな。またな絵里」

 

 絵里はこれから俗に言う謝恩会というものがあるらしくこれでお別れだ。

 俺は手を振り続ける絵里に手を振り返し、絵里が見えなくなくなったあたりで、

 

 「あ、住所とか電話番号聞くの忘れた!」

 

 思わず叫んでしまった。

 

 「まあいっか、一年の辛抱だ。中学に行ったらまた会えるその時は―――」

 

 その時は穂乃果たちも紹介しよう。きっと仲良くなれるはずだ。

 

 「たっくーん、どこぉ?」

 「あ、いたよ!ことりちゃん、海未ちゃん」

 「もぅ、探しましたよ」

 

 振り返ると、ことほのうみがいた。なんかお相撲さんみたいになったな

 

 「あ、わりわり。片づけはもう終わったのか?」

 「うん、それで全体で帰りの会するんだって」

 「早く帰りたいから早く行こうよたっちゃん!」

 「同感です、疲れちゃいました」

 

 そのまま四人で体育館へ歩いていく。

 

 俺にとって大事な女の子たち。

 三人だけじゃない、絵里も花陽も凛も大事だった。

 こいつらとはずっと一緒にいるんだろうな、とそう思わずにはいられなかった。

 

 

 

 でもそうはいかなかった。

 約束は果たされない。

 穂乃果、海未、ことり、絵里と同じ制服に袖を通すことはない。

 俺が音ノ木坂中学に進学することはない。

 それどころかこの学校の六年生になることすらもない。

 

 

 

 俺は、父の仕事の都合によって急に転校することになった。

 




 いかがでしたでしょうか?

 これはずっと考えてきた展開だったのですが、いろいろぶっ飛ばした結果、こうなってしまいました。すいません。
 さて、転校といえばあの子ですね。なるべく急ぎ過ぎないように頑張ります。
 次回は両親に急に転校を告げられた拓人、それを知り悲しむ穂乃果、海未、ことり、凛、花陽のお話になる予定です。
  
 ご意見、感想、評価お待ちしております。
 ご覧いただきありがとうございました。
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