CriminalGirlsExtra 7人の半罪人 作:左月ノ雨
さて、鍵を持ったまでは良いが、その“ヨミガエリ”って奴を拒否しているってことは
つまるところ蘇るつもりはないってことだろ?
でも、このままだと地獄に落ちるってことはよくないはずだ。
いや地獄がどんな場所か知らないけどさ、挑発に乗って鍵を拾っちゃったけどどうしようもなくないか? これ
鳥かごの中でうずくまる三人を見る。
よし! とりあえず話だけでもしてみるか。
一番近い籠へと近づいた。
中を見ると一人の俺より歳の低い女の子が膝を抱えてこちらを睨んでいた。
「……よぅ。元気か?」
「……、元気みえるの?」
「いや、そんな風には見えないわ」
「なら、聞かないでよ! 前の人みたく! うちを置いてけばいいじゃん! どうせ! げっほ! ごほっ!!」
いきなり、感情を露わにして叫び出したと思ったら苦しそうに咳き込み始めた。
俺はなにも考えずすぐさま鍵をあけ中へと入った。
「おい、大丈夫か!?」
「だ! だいじょう、ぶ! なわけないでしょ! がっほ! げほ!」
「落ち着いて、ゆっくりでいい息を吐くんだ。」
倒れそうな身体を支えて、背中をさする。
すると、ゆっくりとであるが呼吸が整い始めて咳も顔色もよくなっていった。
大丈夫そうか?
顔を覗き込むと女の子は両手で俺を引き離した。
「おい、まで大丈夫そうじゃないだろ。無理するな」
「うる さい! 別にお前なん、かにうちをしん、ぱいする理由なんて」
「うるせぇ黙って深呼吸しろ。ひとが困って、俺が助けられそうなら助けるのに理由なんてなくていいんだよ」
ッキ! と睨みながらも両手の力が抜けていきおとなしくなった。
ったく、ちっちゃい子が強がるなっての。
「落ち着いたか?」
何も言わずただ睨み返すだけか、まぁ睨み返す余裕があるってことは落ち着いたってことだよな。
「そうか、なら良かったよ。あんまり無理しないでベットで寝てろよ」
籠の外へと出ようとする俺の裾が引っ張られる。なにかに引っ掛かったのかと振り返ると、あの女の子が裾を引っ張っていた。
「なんで、なんで? 邪魔じゃないの? うちは“ヨミガエリ”にいらないからどうでもいいじゃないの?」
不安そうな顔で、また拒絶されるそんな風に濁る瞳、今まで睨んでいた女の子がそう問いかける。
「はぁ? なんでお前らのための“ヨミガエリ”なのに主役のお前が邪魔なんだよ?」
「さっきの人は、“ヨミガエリ”の試練に貧弱の奴は邪魔だって、言って!」
「さっきの奴と俺は別だろ? なんで一緒にするんだよ?」
「だって!」
「だっても、無いもないだろ? お前がどうしたいんだよ? 蘇りたいのか? 蘇りたくないのか?」
そう聞くと女の子は黙ってしまう。裾は離されまた膝を抱えて檻の中心で座ってしまった。
はぁ~、これ以上は話は出来ないか。
「自己紹介がまだだったな、俺は名前は…シドウっていうらしい。よろしくな」
返事はないか、まぁ次の奴の話を聞いてみるか。
「最後に、俺は前任者のみたいにお前を邪魔なんて思わない。子供なんだから好きなだけ年長者に頼ればいいさ」
「っは! 馬鹿みてぇだなお前。」
今月最低でも主要メンバー全員出したな、(願望