今回はいつもより字数が多めです。
リアスとライザーの戦いが終わってから2日ほど経った日
ライザーの屋敷では早くも結婚式の準備をしていた
だが、その結婚式はぶち壊されるのだった 灰色の来訪者によって
そして、翌日、運命の日がやってきた
SIDE 小猫
今、私達が居る会場では多くの物が食事や会話に花を咲かせていた
でも、今の私達の気分は晴れてはいない 私達もそれなりの服を着ている
けど 部長を護ってあげる事が出来なかった。
向こうではライザーの妹が何か話をしているけど。多分、ううん、
守君ならきっと来る。
そう信じていた時、ソーナ会長が現れた
ソーナ「どう?楽しんでる?...なんて、言えれば楽なのだけどね」
木場「いえ、僕たちは楽しい、と言うか、楽しみですよ」
ソーナ「え?」
朱乃「一体守はどうやってこの式を、壊してくれるのでしょうね」
小猫「守君なら絶対に来る」
そう、私達はそう信じてる
これに微笑むソーナ
ソーナ「そうね。私もバカでした。守の性格を考えればライザーと守は水と油、
衝突は避けられませんか」
木場「これは余興だと思えば良いんですよ。本当のショーのね」
ソーナ「そうね」
そんな話をしていると魔法陣を通ってライザーが現れ、くだらない事を言ってから
さらにリアス部長まで呼び出した その時、警備の者らしき人が扉を開けて現れた
警備員「き、緊急の報告です!」
ライザー「ちっ!何事だ!いまこっちは忙しんだ!後にしろ!」
警備員「それが、灰色の化け...ッ!?」
言い終わる前に警備員は床に倒れた
そして、その後ろから一人の人物が現れた それは
リアス「守!」
その姿にリアスは歓喜と戸惑いの感情を浮かべ、ライザーは舌打ちし
貴族たちは事態を把握できずにいた
人間態の守はゆっくりと会場の中に足を踏み入れた すると
後ろから警備員らしき人物が殴り掛かるがそれは防壁に阻まれ、まるで磁石で
反発するかのように壁に叩きつけられて気絶した
それを一瞥してからまた歩き出す守
それを見たライザーは
ライザー「何をしている!?侵入者だぞ!警備兵!アイツを殺せ!」
すると魔法陣を通って何十と言う兵士が羽を展開しながら守に接近する だが
守「……邪魔だ」
そう言いながら守が右手を軽く振るだけで兵士たちは気絶して地面に落下した
その間を縫って来るように歩いた守はやがて貴族達の近くまで移動するが彼らには
目もくれずに前だけを見て歩いた
その時、フェニックス家の血筋の者が炎を纏った拳で殴り掛かったが
それさえも防壁に阻まれ、吹き飛ばされた
そのまま前へと歩いていくと、やがて守はリアス達の前に到着し、そこで足を止めた
それを見た私は思った 『これでもう、部長は大丈夫だ』と
周りでは私と佑斗先輩や朱乃先輩、生徒会長が笑ってる。
周りの他の悪魔は驚いている どうせなら、もっと驚いて、
守君を怒らせたらどうなるか、思い知ると良い だってこの縁談は
破談確定だから。
SIDE 守
どうやら間に合ったみらいだね 僕はリアスお姉ちゃん達の近くまで行った
リアス「守、あなた、どうしてここに?」
守「もちろん、こんな結婚式なんて、『ぶっ壊しに』来たに決まってるじゃない」
これに動揺するライザーと客たち
ライザー「ふざけるな!高が人間の分際で悪魔の結婚を邪魔するだと!?
身の程を知れ!」
周りの、特にフェニックス家の関係者からの罵倒がすごいけど、気にしないでおこう
守「だから何?悪いけど僕は傲慢でね。やりたい事はやる主義なんだ。
何より、僕の大切な家族であるリアスお姉ちゃんを『お前みたいな下種』と
結婚させるなんて死んでもゴメンだね」
ライザー「何、だとぉ!?調子に乗るなよ!遺物風情がぁぁ!」
巨大な火球を作り出したライザーはそれを守に投げつけようとするが、
その前に守の力で火球は消滅した
「何!?」
上を見上げて驚いているライザーに急接近して拳を叩き込み、吹き飛ばす
壁に衝突して倒れたライザー その近くにはライザーの下僕たち15人が
集まって来た さてと、僕はリアスお姉ちゃんの方を見た
守「へぇ、白いウェディングドレスか、似合ってるね」
リアス「そ、そんな事を言っている場合じゃないの!?
あなたはわかってるの!?そんな事をすれば…!」
守「悪魔全体を敵に回しかねない、でしょ?」
リアス「わかってるなら、どうして?」
守「……安いよ、そんなの」
リアス「え?」
守「お姉ちゃんを救う事の対価が悪魔全てを敵に回す可能性。
そんなの、僕にしてみたら安いよ。だから僕は手を出す。
もし、お姉ちゃんが望むのなら、僕は悪魔だって滅ぼすよ」
この発言に会場は絶句し、小猫達は笑っていた
「……10年前、言ったよね。僕が誰かを護れるくらい強くなったら
リアスお姉ちゃん達を守るって…だから僕は戦うよ。
お姉ちゃんのために」
リアス「守…」
守「言ってたじゃない。ライザーとは結婚しないって、だったらその願い、
僕が叶えてあげるよ。正直、もし悪魔全員が、お姉ちゃんのしたくもない
結婚を強要するのであれば……僕は悪魔全員、敵に回したって
お姉ちゃんを護るよ。それが、僕自身の願いなのだから。
さぁ、行こうよ、お姉ちゃん」
僕が手を差し出すと、リアスもその手を取ろうとした だが
それは後ろから飛来した火球に防がれた
放った主は、ライザーだった
ライザー「ふざけるなよ!高が遺物のくせに、俺の邪魔ばかりしやがって!
遺物は遺物らしく、寝てれば良いものを!しゃしゃりやがって!」
そう言うとライザーと下僕たちは武器を取り出して戦闘態勢に入った
それを見た守は
守「ライザー・フェニックス、貴様があのゲームで最後に行った事、
忘れたとは言わせんぞ」
ライザー「あぁ、あれか、あれは最高に良かったぜ。リアスの悔しそうな顔を
思い出すだけで興奮す、ぐはぁ!」
レイヴェル「お兄様!」
次の瞬間ライザーは衝撃波で吹き飛んだ
守「もう良い、黙れ外道め。どうやらとことん下種のようだな。
ますますリアスの婿には相応しくない」
すると、ライザーの下僕の一人、ミラが棒を片手に突進してきた
それを障壁だけでガードする守
何度も攻撃を放つが全くガードを破ることが出来ずにいた
ミラ「クッ!?効かない!?」
守「……ッ!?はぁっ!」
その時、後ろから火球が飛来したため、守は咄嗟に障壁を広げて、ミラを守った
ミラ「え?何が?」
後ろを見ると、杖を構えたユーベルーナとライザーがいた
守「仲間を巻き込んでの攻撃までするか」
ライザー「ふん!所詮ミラは俺の下僕の中でも最弱、その程度は役に立つと思ったがな。
期待外れの役立たずだ」
ミラ「そ、そんな!?」
守「成程、では、2度と再起できないように徹底的に、叩くとしよう」
障壁を消滅させた守の顔と体に異形の姿が映った そして
青白い炎が守を包み込み、その姿はアークオルフェノクとなった
これに驚く貴族悪魔たち。
貴族A「ま、まさか、あれは灰色の王!?」
貴族B「バカな!?オルフェノクはとっくの昔に滅んでいるはずだぞ!?」
驚く彼らを後目に守がライザーたちに向けて光弾を放とうとした時
サーゼクス「おやおや、すごい事になっているね」
その言葉と共に現れたのはサーゼクスとグレイフィアだった
貴族A「サーゼクス・ルシファー様!」
貴族B「おぉ!ルシファー様!」
ライザー「ククク...!ハハハハハ!」
それを見た瞬間ライザーは笑い出した
守「何がおかしい」
ライザー「ハハハ!貴様はもう終わりだ!サーゼクス様!この化け物は
私とリアスの結婚式をぶち壊そうとする輩です!あなた様の力で
この者に思知らせてやってください!悪魔に盾突くことが
どういう事か!」
サーゼクス「おや?なぜ僕が彼を攻撃するんだい?」
ライザー「な、なぜと申されましても、この者は我々の挙式を邪魔した
のですよ!制裁を!」
サーゼクス「なぜ私が自分の『養子』に制裁をしなければいけないのかな?」
その言葉に絶句する会場の貴族たち
ライザー「さ、サーゼクス様?今何と?」
サーゼクス「おや?リアスから説明をしていないのかい?」
そう言ってリアスに問うサーゼクス
リアス「え、えぇ、話す必要がないと思っていたので」
サーゼクス「そうか、ではこの場を借りて教えよう。彼、アークオルフェノクこと、
神宮守君は私の養子だ」
あまりの事に言葉が出ない貴族たち
貴族A「そ、そのような話、聞いた事がありませんぞ。」
グレモリー系の貴族が言葉を返すが
サーゼクス「なぜ私がわざわざ君たちにそんな事を教えないといけないのかな?
私にそんな義務はないよ」
と言われて押し黙ってしまった
「さて、話を戻そう。ライザー君」
ライザー「な、何か?」
サーゼクス「正直私は君にがっかりだよ。あそこまで君が最低だったとは」
ライザー「あ、あれは、その……ま、まさかゲームの結果を変えるおつもり
ですか!?」
サーゼクス「そこまではしないが...君は守君と戦ってもらうよ。
そこで君が戦う姿をもう一度私に見せてほしい」
ライザー「な、なぜ俺がこんな遺物と!?」
サーゼクス「遺物?君は私の息子を遺物呼ばわりするのかい?」
ライザー「いえ、これは、その…」
サーゼクス「とにかく、彼と戦わないのなら、君とリアスの婚約は破棄だ。
あんな戦い方をした上に臆病者なら、リアスの婿には相応しくはない
からね。守君もそれで良いかな?」
守「はい、ありがとうございます。サーゼクスさん」
サーゼクス「それで、戦いはどうする?1対1か、それとも集団戦か?
どちらが良い?」
守「僕はどちらでも構いません」
サーゼクス「そうか、ライザー君はどうする?」
それを聞いたライザーは歪んだ笑みを浮かべた
ライザー「では集団戦で。」
リアス「卑怯よ!守一人を相手に全員でなんて!?」
ライザー「人聞きの悪い事を言うな。どちらでもいいと言って来たのはアイツだ。
だから俺は集団戦を選んだだけだ。何も不平は無い。」
リアス「クッ!」
その時、リアスが奥歯を噛み締めた時だった
黒歌「ちょっと待った~~!」
すると先ほど守が入って来た入口から3台のバイクが突入してきた
それは貴族の間を縫って守達の前まで現れた
それは
守「黒歌さん、夕麻ちゃん、瑠海ちゃん、華菜さん、アーシアまで...
どうしてここに?」
黒歌「ある人から守が結婚式会場に乗り込む事を聞いてたから、
同じタイミングで近くに転移して、こいつらで雑魚を
蹴散らしてここまで来たニャ。」
そう言いながらオートバジンを叩きつつ、降りる黒歌
そして他のバイク、2台のサイドバッシャーを運転していた夕麻と華菜
サイドカーに乗っていた瑠海とアーシアも降りて来た
貴族「貴様ははぐれ悪魔の黒歌!?それに堕天使にシスターまで!?
貴様ら!ここがどこだかわかっているのか!?」
黒歌「だから何ニャ。お前らに用はないし、用があるのはあの鳥野郎だけニャ。」
ライザー「ちっ!ふざけるな!堕天使や人間が俺達と戦うだと!?
こっちは貴族なんだぞ!それが貴様らなんぞと――」
瑠海「まったく、うるさい鶏っすね~」
ライザー「何だと!?」
夕麻「生憎、今の私達に種族など関係ないわ」
華菜「我らは王に仕える者...」
黒歌「主が敵地に向かうのなら、王を守り従うのが私達の役目...王よ、
何なりとご命令を」
守「...では、我と共に戦え。そして敵を打ち倒せ」
5人「「「「「YES、MYLORD」」」」」
そう言いながら5人が取り出したのはトルーパーのチップとデルタフォン
夕・瑠・華・ア「「「「変身!」」」」
『Standing By』
黒歌「…変身」
『Standing By』
メモリーを起動する夕麻達とデルタフォンを音声入力する黒歌
そして5人はメモリーをベルトに、ムーバーにフォンをセットした
『『『『『Complete』』』』』
5人を包む光が一つの大きな光となって会場を照らした
その光が晴れた場所に立っていたデルタと4人とライオトルーパー
これに驚く貴族達
ライザー「だ、だが所詮は6人!こっちは倍の15人!貴様らに勝ち目など...!」
黒歌「なら、助っ人で…バジン、バッシャーズ」
後ろに向かってそう言うと
『『『Battle Mode』』』
サイドバッシャー2台とオートバジンが変形した
これを見てもはや言葉が出ない貴族達
守「これで15対9か。…十分だ。」
そう言いながら腰に手を当て、不可視化していたベルトを可視化させた
「ライザー、貴様に忠告しておこう」
アークの姿のままの守がファイズフォンを取り出しながら言葉を発した
「貴様はこの私を本気で怒らせた」
5
「お前はやりすぎた」
5
「だからこそ、我がこの場で貴様を叩き潰す」
5
「……覚悟はできたか?ライザー・フェニックス」
ENTER
『Standing By』
「…変身」
閉じたフォンをベルトの装填し、倒す
『Complete』
守の体を赤いラインが走り、強烈な光が会場を飲み込み、やがてその光が
収まると守はファイズへと変身していた
もはや会場の貴族たちは驚くことを忘れ、唯々事の成り行きを見ていた
「さぁ、戦いを始めよう」
サーゼクス「...それでは試合の前に、この戦いにおいて、守君、君は勝利の対価を
なんとする?」
守「この婚約の破棄、並びに、もしリアス嬢が結婚をするのであれば、彼女の意思を
今後とも最大限に重視する事、その2つです」
それを聞いて貴族たちが文句を言って来たがそれを一蹴するサーゼクス
サーゼクス「了解した、それではライザー君、君は何を希望する?」
ライザー「では、あのガキの命とその配下のあいつらを私に」
そう言って黒歌達を指さすライザー
サーゼクス「成程、守君も構わないか」
守「……はい」
もっとも、これは火に油を注いだだけでしかないが…。
サーゼクス「では、決戦の舞台は私が用意しよう。双方、魔法陣の上に」
サーゼクスが魔法陣を作り出し、ライザーたちと僕たちはそれぞれの魔法陣の上に
移動し、決戦の舞台へと向かった
空は赤く、周りには巨大なチェスの駒が配置されていた
ライザーたちは全部で16人 だが、レイヴェルは戦力外と考えていいだろうし、
実質15対9 だが広域破壊兵器を搭載したバッシャーズは後方支援に特化しているし
オートバジンも並みの攻撃ならビクともしない
ただ、アーシアは変身しているとはいえ、実戦は初めてだろうし、銃や剣を握った事も
ないはず
守「バッシャー1、お前はアーシアを護れ」
『バッシャー1』と呼ばれた片方のサイドバッシャーが守の方を見て、2回ウィンカーを
明滅させた これは了解の意味だ
「アーシア、君は実戦経験がない、だから前には出なくて良い。だが、もし
誰かが負傷した時は治癒を頼む」
後ろに並んでいる配下に振り向くことなく、指示を飛ばす守
アーシア「YES、MYLORD」
胸に手を当てたまま頭を下げるアーシアのトルーパー
守「バッシャー2は後方からの射撃支援、クイーンとビショップを狙え。
魔法を使わせるな」
先ほどと同じようにウィンカーを明滅させるバッシャー2
「夕麻、瑠海、華菜、黒歌、バジンの4人は兵士、騎士、戦車を潰せ。
タイミングはこちらから伝える」
夕・瑠・華・黒「「「「YES、MYLORD」」」」
さて、どうやら向こうも準備が完了したようだ
相手のポーンすべてがこちらに向かって来る。…だが、捨て駒、か?
「バッシャー1、2、エグザップバスター、スタンバイ」
後ろで控えていたバッシャーズが3歩ほど前に出て左手を突き出すが
「いや、待て、下ろせ」
そう命令されたため、左手を下げる2機
黒歌「守?どうするの?」
守「僕自身が戦う。バジン」
すると反応したバジンが右肩のグリップを投げてよこした
それにミッションメモリーを装填する
『Ready』
それを確認して、前に歩き出す守
守「援護は必要ない。その場で待機していてくれ。但し、ビショップ達と
クイーンには警戒を続けてくれ」
5人「「「「「YES、MYLORD」」」」」
みんなの声を聴きながら歩き出す 20歩ほど歩いて止まると
ライザーの兵士の8人がファイズを囲んだ
その後ろではレイヴェルとライザーの騎士や戦車が戦闘態勢を保っている
僕が腰を落とし、ファイズエッジを構えた時だった
レイヴェル「まさか、あなた一人で戦うつもり?」
守「それが何か?」
レイヴェル「勝てるのかしら?私達に?」
守「勝つさ、絶対に」
レイヴェル「随分と大きな口を叩きますわね。そちらは1人、こちらは
12。その差は圧倒的ですわよ」
随分と余裕だな オカ研の部室で瞬殺された事を忘れているのだろうか
守「悪いが、その程度で簡単に諦めるほど、軽いものを背負ってるわけじゃないんだ。
負けるわけには行かないからな。仲間のためにも、家族のためにも、
だからこそ……」
そう言いながら両手でファイズエッジを握りこむ
「例えこの身が灰となろうとも。我が家族のため。…押してまいる!」
そう言って最初に守が仕掛けた相手はミラだった
頭上から振り下ろすエッジを棒で防ごうとするが、守はエッジの出力を
瞬間的にハイまで引き上げ、棒を両断 返す刀で切り裂いた これで一人
その隙をついて、後ろから迫って来たカーラマインの剣を横に転がって回避する
そこをさらにチェーンソーを持ったイルとネルが攻撃してくるがそれをエッジで
受け止める
そのまま左足を軸に右足で足払いをして宙に浮かせた2人を下から切り上げる形で
一気に倒した
何とか立ち上がるとそこにイザベラと雪蘭が左右両方から仕掛けてきた
エッジのメモリーを外してエッジ自体を明後日の方に投げた
メモリーを腰から取り出した装備『ファイズショット』に装填した
『Ready』
その隙をついて接近していた雪蘭の方が拳を繰り出してきた
それを屈んで避けた所にイザベラの横からのキックが決まった
吹き飛ばされたが、転がってから地面に手をついて姿勢を戻す守
と、そこにカーラマインとシーリスの剣が襲い掛かって来た
カーラマインの剣を腕で弾いて、シーリスの剣を後ろに飛んで回避する守
守「ハァ……ハァ……ふぅぅ。…良し」
少し上がった呼吸を整えて構え直す守
レイヴェル「中々やるようですけど、あなたは所詮一人、お仲間に助けを求めては
どうですか?あなた達も、そんな所で見ているだけだと、
いずれお兄様の物になっちゃいますわよ」
そう声を掛けるが、誰も守を助けるために動こうとしなかった
「ちょっと!無視しないでよ!」
黒歌「お前は何を勘違いしているかしらないけど、私達は守が負けるなんて
1%も思って無いニャ」
レイヴェル「何ですって?こんな不利な状況で負けないと断言できるのかしら?」
黒歌「できる、それが家族であり、守に付き従う私達の信頼の証。
王は誰にも屈しないし、諦めない」
レイヴェル「何が、あなた達をそうまでさせるのよ!」
黒歌「お前達には判らないだろうね!どんな相手でも救おうと戦って来た
守がどれだけ大きいか!けどね!ライザーは守の逆鱗に触れた!
後悔すると良い。お前達は怒らせてはいけない者を怒らせたんだからね!」
その時、守から視線を外していたレイヴェルの耳にある声が聞こえた
『Exceed Charge』
守「はあぁぁぁ!」
慌ててそちらを見るレイヴェル するとカーラマインは腹部に打撃を喰らって
吹き飛ばされた
これで倒したのは4人 残り8人か
そこにシーリスが大剣を振り下ろしてきた それを肩に喰らう守
「グッ!?」
シーリス「このまま叩き切ってやる!」
剣に力を込めて押し込もうとするが敢えて剣を左手で押させる守
「何!?」
守「まだだ!」
ファイズフォンを開き、ENTERボタンを押す守
『Exceed Charge』
体のフォトンブラッドを通して右手にエネルギーを溜め、守は必殺技の
グランインパクトを叩き込んだ
大きく吹き飛んだシーリスはリタイヤとなった
残り6人
「ハァ、ハァ、ハァ……」
息を上げながらも立ち上がり、戦う姿勢を崩さない守
むしろ戦いの中で熱くなっていく心に、守の闘志はさらに大きくなった
その姿勢に怯みながらも
今度はニィとリィ、シュリヤー、マリオン、ビュレントの残った
兵士全員で攻撃を仕掛けた時、彼女達の後ろから範囲攻撃の魔法が飛んできた
だが、5人はそれに気づかずに守に向かっていた
あと少しで着弾すると言う時に、守の後ろから飛来した無数の銃弾が
魔法をすべて破壊した
上空で爆発が起こり、驚いて足を止めた5人が上を見上げた
後ろではムーバーやアクセレイガンを構えた黒歌達と右手を挙げたバッシャー1
がいた
守「やはりか、ライザー・フェニックス」
彼女達の後ろには次の攻撃をするために火球を作り出しているライザーと
杖を構えたユーベルーナが居た
ライザー「ちっ!防がれたか!……もう少し役に立てないのか、役立たずが」
ユーベルーナ「落ち着いて下さいライザー様、我々が勝てば、リアス様の下僕も、
あのロボットやベルト、すべてがあなた様の物に。
それに、戦いに焦りは禁物です」
ライザー「あぁそうだったな。これが終われば俺は…ククク」
もちろん、その声は強化された聴覚を持つ守にはダダ漏れだった
守「下僕さえ、駒としか見れないのか、あいつは」
そこに、攻撃を仕掛けてくるニィとリィ
それを紙一重で回避する守
ニィ「ライザー様の悪口を言うニャ!」
リィ「許さないのニャ!」
そこへさらにマリオンが横からチャクラムを投げつけてきた
それを手で弾く守
守『これ以上長引かせるのも無粋か。…一気にかたをつける』
大きく後ろに飛んだ守は右手のファイズショットをしまい、
取り出したファイズポインターにメモリーを移した
『Ready』
それを右足の脛の側面にセットする
さらに左手首のファイズアクセルのアクセルメモリーを取り出し、
ベルトのファイズフォンに装填した
『Complete』
すると胸部アーマーが展開して両肩に移動
さらに複眼の色が黄色から赤へと変化し、体を駆け巡っていたフォトンストリームの色も
一部を除いてシルバーに変化した
姿の変化に驚くレイヴェルや黒歌達
ちなみに、この時サーゼクスががまんならなくなって、今度は自分でファイズやデルタを
参考にして自分のギアを作り出そうと言い始めたので、グレイフィアが
取り出したハリセンを喰らう羽目になった
レイヴェル「高が姿を変えただけよ!それにあれなら防御も落ちているはず!
一気に仕留めなさい!」
レイヴェルの激励で我に返ったニィ達とイザベラが接近してくるが守は焦ることなく
ベルトのフォンを開き、ENTERボタンを押した
『Exceed Charge』
シルバーストリームに沿ってファイズポインターにエネルギーが装填される中、
さらにファイズアクセルのボタンを押した
『Start Up』
そのまま構えるとエンジンが唸るような音と共に、先行して攻撃してきた
ニィとリィの攻撃を目にもとまらぬ速さで回避し、2人を殴って吹き飛ばす
『8...7...6...』
さらにシャリヤー、マリオン、ビュレント、イザベラを弾き飛ばして6人を
一か所に集め、足腰に力を込める
『5...4...』
飛び上がり、6つの赤い円錐状のエネルギーが6人をロックした
守「だあぁぁぁぁ!」
そこに次々と突き刺さるアクセルの技『アクセルクリムゾンスマッシュ』
『3...2...1...Time Out』
6人が倒れると同時に現れるファイズアクセル
『Reformation』
するとファイズの胸部アーマーが閉じて元の姿に戻った
『これで後は、あの2人か』
僕は驚いたままのレイヴェルの横を通り過ぎてライザーの近くに行こうとした
その時、
レイヴェル「ちょっ、ちょっと!あなた、まさか私を無視する気!?」
それを聞いて足を止めた守が振り返った
守「勘違いするな、戦意の無い相手をわざわざ倒すほど、俺は下種じゃない」
それだけ言い残し、再び歩き出す守
そこへ、上空からユーベルーナが攻撃を仕掛けようとするが
それをオートバジンのバスターホイールの銃撃が防いだ
バジンはユーベルーナをけん制すると、先ほど守が放り投げた
エッジを守に渡してきた
守「ありがとう、お前はあのクイーンの相手を頼む」
僕の命令を聞き、バイザーを光らせたオートバジンが飛んで行った
さて、これで最後だ
僕はファイズエッジにメモリーを装填しながらゆっくりと歩いている
「残りは、お前とあのクイーンだけだ」
ライザー「ちっ、どいつもこいつも...もう少しは役に立てないのか...!」
「...さぁ、決着をつけようか」
ライザー「ふん!いくら貴様が強くとも!飛べない人間に俺が倒せるかな!?」
上から僕を見下すライザー だが
次の瞬間、守はライザーの後ろにテレポートし、その炎の翼をファイズエッジで
切り裂いた
「何!?ウグッ!?」
そのまま頭部を鷲掴みにして重力に任せて落下し、ライザーを地面に叩きつけた
その背中を蹴って距離を取った
暫く墜落現場を見つめていると土煙の中から無数の火球が飛来したが、
その全てをエッジと手で弾く
さらに炎を纏った拳を繰り出してくるが、それを回避し続ける
ライザーのパンチをかわし、その隙に下から左手の掌底による打撃を顎に叩き込んだ
ライザー「がっ!?」
怯んだところをさらに胴にハイキックを叩き込んで吹き飛ばす
何とか態勢を立て直しながら火球を放ってくるが、苦し紛れの攻撃、
弾くこともなく簡単に避けられた
守「どうした?不死鳥はこんなもんじゃないだろ。」
ライザー「舐めやがって!」
そう言って打撃を繰り出してくるライザー それをファイズエッジで防ぐ
「わかってるのか!俺はフェニックス家の、純潔悪魔の貴族なんだぞ!
それを貴様みたいなのが散々邪魔しやがって!殺してやる!」
ライザーの一撃をファイズエッジで受け止めたまま拮抗する状態に入った時
守「……言いたい事はそれだけか?」
ライザー「何!?」
守「選民主義か、下らんな。自分を選ばれた人間だと思い込み、
他人を見下し、あまつさえ、駒のように命を使い潰し、飽きたり使えなくなれば、
ボロ雑巾のように捨てる。今の貴様は生まれながらの力と権力に溺れただけの
存在。ライザー・フェニックス!貴様は何のためにリアスにこだわる!」
ライザー「はん!あいつを求めるのは簡単さ!アイツが俺に見合う美貌を持っているの と、アイツの体が目当てさ!それ以外に何が有る!
女は黙って男に尻を向けていれば良いんだよ!」
その言葉を聞いた瞬間、守はエッジと拮抗していた拳を払いのけ、ライザーの
鳩尾に全力の拳を叩き込んだ
「ぐほぉぉぉ!?」
吹き飛ばされ、近くの壁に衝突するライザー だが、すぐに傷が回復した
ライザーが出てきて、再び火球で攻撃してきた
それを弾きながら接近する守
ライザー「ハハハハ!忘れたか!俺は不死身のフェニックスだ!貴様如き、
旧世代の王に負ける俺ではない!」
やはり自分の力に溺れているな
守「だったら、何度も叩き潰すだけだ」
守はもう一度、アクセルメモリーをファイズフォンに装填した
『Complete』
そのままボタンを押す
『Start Up』
腰を落としてから一気に加速し、ライザーに接近 あらゆる角度から
打撃を繰り出す
『8....7....6』
守はさらにファイズフォンのENTERボタンを押し、ファイズエッジにエネルギーを
送った
『Exceed Charge』
そのままフォトンブラッドを刃でライザーを切り裂いていく
『5....4....』
その後、メモリーをファイズショットに入れ替え、さらにENTERを押す
『Exceed Charge』
『3....2....』
そのまま急接近して膝を突きそうになっているライザーを下から思い切り上空に
打ち上げた
『1....Time Out Reformation』
思い切り打ち上げた瞬間、アクセルフォームが終了した
ライザー「ク、ククク...ハハハ!まだだ!まだ俺は終わってないんだよ!」
するとライザーの傷が少しづつ直り始めた
だが、守の攻撃もまだ終わっていなかった
すぐさまファイズショットのメモリーをファイズポインターに切り替え、
足にセットし、ライザーの真上まで飛んだ
ライザー「何!?」
守「まだだ…!まだ、終わってなんかいない!」
僕はもう一度、ベルトのENTERを押す
『Exceed Charge』
「はあぁぁぁぁ!」
足のポインターをライザーに向ける
発射されたポインターがライザーを捕らえる そのままそこに飛び蹴りを叩き込むが
両手で何とかそれを防ぐライザー
ライザー「グッ!?き、貴様!わかっているのか!?俺達の結婚は!
悪魔の運命を左右する重要な物なんだぞ!それを貴様ら個人の意見で
覆していいと思っているのか!」
守「それが、どうした!?」
ライザー「なん、だと…!貴様!今の発言は悪魔全体を敵に回す事だぞ!」
守「言ったはずだ!その程度でリアスを救えるなら、安いもんだと!
……結婚?悪魔の未来?……そんな事のためにリアスは苦しめられたのか!
お前なんかにリアスの苦しみがわかるか!?俺は守って見せる!
例え、神と魔王が敵になろうとも!俺は愛する家族と仲間を守るために
戦う!それだけだぁぁぁぁ!」
そのまま足に込める力を高めていく
その頃、リアスは人知れず涙を流していた 自分の愛する者の勇敢な様と
自分を守る為に全力で戦う姿に、涙を流していた
そしてその姿を見たのは、サーゼクスとグレイフィア、ソーナだけだった
「うおぉぉぉぉぉぉ!これで終わりだぁぁぁぁ!」
ついに拮抗が破れ、ライザーが押し負けた ものすごい速度で地表に向かう守
そしてそのままライザーを地面へと激突させた
激しい地割れが発生し、地面の一部が崩壊した
巨大な土煙の中に出来たクレーター そこには肩で息をしているファイズと
クレーターの仰向けに倒れ、動かないライザーがいた
そしてこの瞬間、勝者が決まった
グレイフィア『ライザー様、戦闘不能、よってこの勝負、アークオルフェノク、
神宮守様の勝利となります』
こうして、リアスとライザーの結婚は破談となった
それを聞いて、力が抜けた守は地面にへたりこんだ と同時に変身も解けてしまった
そこに
黒歌「お~い!守~!」
同じく変身を解除した黒歌達がやってきた
守「お~い、ここだよ~」
先ほどまでの激闘を制した闘志に満ちた声は消えてしまっていた
黒歌「守~!やったニャ~!勝ったニャ~!」
そんな守に飛びついて首の後ろに腕を回す黒歌
瑠海「あぁ!どさくさに紛れて何やってんすか!?離れるっす!」
華菜「それをする主役は黒歌じゃないだろ?」
アーシア「そうですよ、それをするのは部長さんですよ」
その時、迎えの魔法陣が現れた
夕麻「ほらほら、王を待ってる妃がいるのよ。黒歌は、また今度ね」
と言って守から黒歌を引きはがす夕麻
黒歌「あ~ん!守~!」
守「あ、あははは」
そして僕たちは魔法陣を潜って元の会場に戻った
と思ったら、会場とは別の個室のような所に転移した
辺りを見回していると
リアス「守……」
後ろからリアスの声がしたので振り返る守
守「あ、リアスおねえちゃ、うわっ」
その時、振り返った守に飛びついて抱きしめるリアス
そんな2人を見つめるのは黒歌達以外にもいた
サーゼクスとグレイフィア、ソーナ 朱乃達リアスの眷属だった
そんな中、話を続ける2人
リアス「もう、あんな馬鹿な事して、どういうつもりよ」
守「バカはひどいな~、これでも悪魔を敵に回す気で乗り込んできたのに。
……でも、間に合って良かった」
リアス「でも、あの後は何か考えて他の?」
守「え?う~ん、無計画だった、かな?」
それを聞いてずっこける黒歌達
そしてリアスも
リアス「クスッ。ほんとに、お姉ちゃんが居ないと、ダメなんだから」
そう言って少し離れたリアスの顔は涙を流しながらも、満面の笑みを浮かべていた
「守、ありがとう。助けに来てくれて」
守「僕はいつでも、君を守るよ」
それを聞いたリアスは
リアス「お願い守、少しだけ、目を閉じて」
守「?うん?」
そう言って目を閉じた守 それを見た一部の人(主に黒歌達)が声を発するより早く
2人は唇を重ねた
最初は、守は驚いたが、そのまま数秒の間だけ、唇を重ねてから、どちらとなく
離れた
リアス「守……」
守「何?」
リアス「大好き!」
守「……うん、僕もだよ。お姉ちゃん」
こうして、思いを打ち明ける事が出来たリアスだった
その後、2人のキスを見て石化した黒歌と気絶したアーシアを復活させた後、
みんなで落ち着くためにお茶をする事になった
ちなみに淹れたのはグレイフィアさんだった
そんな時、サーゼクスさんが唐突に話を切り出した
サーゼクス「それにしても、昨日の守君にはびっくりしたよ」
リアス「え?守、昨日お兄様に会っていたの?」
守「う、うん、ちょっとね」
黒歌「ひょっとして、家に帰ってこなかったのもそれのせい?」
守「ま、まぁ、そんな所かな~?」
小猫「……なんか変」
アーシア「……守さん、何か隠してませんか?」
守「うぇ!?何突然!?」
瑠海「確かに何か怪しいっすね~?」
守「ソ、ソンナコトナイヨ~」
夕麻「ハァ、根が純粋だから、嘘が下手ね、守は」
あぁ、簡単に見破れた
サーゼクス「あぁ、あれはすごかったよ。まさか彼があんな事を言うなんてね」
リアス「どんな事を言ったの?」
守「わぁぁ!サーゼクスさんストップ!」
リアス「守は黙ってて!」
守「はい……」
リアス「それで?」
サーゼクス「彼はこう言ったんだ『リアスお姉ちゃんを式から誘拐します。
それで、もし僕の戸籍を調べられ、この家に批難が向けられた場合は
僕にすべての責任を押し付けてもらって構いません
僕を反逆者と言う事にしてください』とね」
それを聞いて守の方に視線を移す皆の衆
リアス「それは……本当なの?」
守「うん。…下手をすればグレモリー家のみなさんに迷惑が
かかるからね。だから事前にサーゼクスさんやヴェネラナさん達に
言いに行ってたんだ。『今まで、お世話になりました。』って」
リアス「守。あなたそんな事までして……」
守「でも、結果的にサーゼクスさんのおかげで正式に結婚を破談に
できたから良かったよ」
サーゼクス「あぁ、後こんな事も言っていたな
『黒歌さん達は今回の件とは無関係ですから、彼女達を責めないで
あげてほしい。』とも言っていたな」
黒歌「守…」
守「ごめんなさい、でも、みんなを危険に巻き込むわけには行かなかったんだ。
だから――」
そんな時だった
瑠海「ふざけんじゃないっすよ!」
守「瑠海ちゃん」
瑠海「『みんなを巻き込むわけには行かない』?…うち等はそんなに
頼りないんすか!?うち等じゃ、守の役に立てないんすか!?」
守「違う!……でも、みんなを危険に巻き込みたくないんだ!…だから」
瑠海「それでも、うち等だって、生半可な覚悟でこのベルトを受け取ったわけ
じゃないっす!守が戦うなら、うち等も一緒に戦うっす!それに、
うち等は守が居たからこうしていられるんす!守が居なくなったら。
……うち等は、もうどうしていいかわかんなくなっちゃうっす。
だから。置いて行かないでほしいっすよ」
そう言いながら涙ながらに守の服の袖をつかむ瑠海
華菜「そうだぞ、もう我々の命はお前のものだ。だからお前はそんな事を
気にしなくて良い。例え戦火の中だろうと、お前と一緒に
居られるのなら、我々は本望だ」
守「瑠海ちゃん。華菜さん」
夕麻「そうよ。私達はあなたにどこまでも付いて行くわ、守。何処までも、
この命が尽きる、最後の瞬間まで」
アーシア「わ、私もどこまでも守さんにお供します!」
守「みんな。ありがとう」
その後、会話に花を咲かせる守達だった
そして、これを見ていたサーゼクスとグレイフィアは笑みを浮かべていた
そんな時だった
『ドゴォォォン!』
リアス「な、何!?」
守「爆発!?近いよ!」
その時、嫌な予感がした守は部屋を飛び出した
黒歌「あ!ちょっと守!どうしたのニャ!?」
守「胸騒ぎがするんだ!ちょっと行って来る!」
グレイフィア「……サーゼクス様」
サーゼクス「あぁ、確かに嫌な予感がする。私達も行こう。」
リアス「わかったわ。みんな、行きましょう」
その後、守の後を全員で追って行った
先に走っていた守は崩壊した壁を見つけ、ここだと思った
周りには壁が倒れた衝撃で煙が上がっている
これはひどいな。一体何が?
その時だった
???「きゃあぁぁぁ!」
壁の奥から誰かが吹き飛ばされてきた それを咄嗟にキャッチする守
それは
守「君は!?」
その相手はレイヴェルだった 彼女の服は所々が焼け、怪我をしていた
「これは...?」
その時、さらに奥からライザーが出てきた
ライザー「お前は!?」
守「貴様。何をしている?」
ライザー「お前には関係ない!俺はな!役に立たないごみを掃除してるだけだ!
邪魔するな!」
ライザーの後ろ、煙が晴れた所では他の下僕たちが倒れていたいた
掃除?……掃除だと?
守「ふざけるな!彼女達はお前の下僕だろ!ましてやこの子は妹だろ!
貴様。自分が何をしているのかわかっているのか!」
ライザー「あ?何だお前、そいつらに惚れたのか?だったら、こんな
屑ども、貴様にくれてやる!こんな能無しども、俺には要らん!」
ユーベルーナ「そうですよ、ライザー様、何度でも集め直せば良いのです。
所詮下僕、変わりはいくらでも……」
それだけ言い残すとライザーとユーベルーナは何処かに転移して行った
守「ちっ!……ってそうだ!まずは彼女達を!」
その後、彼女達を寝かせた守は合流してきたアーシアと一緒に
彼女達を治療した
しばらくすると彼女達もそれぞれ目を覚ましだした
その後全員が目を覚ますとサーゼクスが話を切り出した
サーゼクス「さて、起きたばかりで悪いが、君たちは確か、ライザー君から
炎の力を貰っていたね。それは使えるかな?」
そう言われて、カーラマインや雪蘭たちが試してみるが、炎を出せなくなっていた
その事実に絶望し、涙を流し始めるライザー眷属たち
守は何かを言おうとしたが、それが無意味であり彼女達の心の傷を抉るだけ
だと思い、口をつぐんだ
暫く考えた後、サーゼクスに近づく守
サーゼクス「何か用かな?」
守「ここでは。廊下で」
彼女達を一瞥してから2人で廊下に出るサーゼクスと守
「これから、彼女達はどうなるのですか?」
サーゼクス「ライザー君が彼女達の主だからね。それを彼自身が捨てた、
と言う事は、今はフェニックス家の預かりと言う事だ。
ただ、フェニックス卿が彼女達をどうするかは、
わからないが」
守「……そうですか」
サーゼクス「救いたいか?彼女達を?」
守「出来る事なら」
サーゼクス「やはり君は甘いな。それに我儘だ」
守「自分でもわかってます。これは甘い考えだって。みんなを救いたい
と言うのがどういう事か。でも、だからこそ僕はその考えを貫きたいんです」
サーゼクス「……君は変わらないな。いや、むしろ強くなったな」
守「え?」
サーゼクス「いや、何でもない。わかった、後は私が何とかしよう。
君たちはリアス達を連れて駒王町に戻りたまえ。後は
任せてくれ」
守「お願いします」
その後、守はリアス達が待っている部屋に戻った
一人残ったサーゼクスのもとにグレイフィアがやってきた
グレイフィア「それで、サーゼクス様、今後はどうするおつもりですか?」
サーゼクス「そうだね。これで守君へのびっくりプレゼントが増えそうだよ」
グレイフィア「サーゼクス様、あまり守様で遊ばないでくださいね」
サーゼクス「わかってるって。まぁ、1つは彼女達がどうするかにもよるけどね」
と言う話をしていた2人だった
その頃守たちは、守のテレポートで駒王町に戻って来た
リアス「帰って来たのね」
ソーナ「えぇ、そうですよ。それにしても、今思えば羨ましいですね」
リアス「何が?」
ソーナ「何って、守に『悪魔を敵に回しても、お姉ちゃんを守る!』なんて言わせた
んだから。羨ましい限りです」
リアス『あ、そうだった!よし!これで一歩ソーナよりリードしたわ!』
密かに喜ぶリアスだったが
ソーナ「でも、守が言っていたのは『愛する家族と仲間のために戦う』と言う事。
ねぇ守、その中に私は入っているのかしら?」
守「もちろん!当たり前じゃないか!」
それを聞いて少し落ち込むリアスだったが
リアス「そ、それでも、私はファーストキスを守に捧げたのよ!
そ、そこは私が…」
ソーナ「そう。だったら、私も」
そう言って守の首に手を回したソーナが守にキスをした
リ・黒・瑠「「「ああぁぁぁぁ!?」」」
しばらくすると離れるソーナ
ソーナ「ふふふ、リアス、あなたに守は渡しませんよ」
だが、これで終わりでは無かった
朱乃「あらあら、では私も」
続いて朱乃が
小猫「…渡しません」
さらに小猫が
夕麻「私だって負けないわよ!」
夕麻が
瑠海「うちだって守の事大好きっす!」
瑠海が
華菜「わ、私もだぞ!」
華菜まで
アーシア「わ、私もします~!仲間外れは嫌です~!」
さらにはアーシアまで
最後は
黒歌「私だって守の事はLOVEニャ~!」
黒歌が
結局、その場にいたリアス以外の女子、合計8人とキスをした守
リアス「こ、こうなったら守!もう一度私とキスをしなさい!」
ソーナ「そうはさせませんよ!リアス!」
と、戦いで疲れているはずの彼女達の守争奪戦が始まった
ちなみに、木場やホースたちに助けを求めた守だったが
案の定木場にはスルーされ、ホースたちもなぜか守の挙式の話をしていた
そして最後に一言
守「なんでこうなったの~~~!」
そう、守の声が響き、騒がしくも普通の日常が戻って来たのだった
第8話 END
次回の9話をもってフェニックス編の完結にしたいと思います。
その後は、一度本編から外れて、日常編みたいなのを書こうと思ってます。