デート回を書いてから、エクスカリバー編に行こうと思います。
SIDE 守
レイヴェルちゃん達が僕の家に来て数日が経った
イルちゃんやネルちゃん、ニィちゃん、リィちゃん達はもう
ここに馴染んでいるようで、よくアイルーや小猫ちゃん、黒歌さん達と
遊んでます シャリヤーさんも僕やアーシアが教えているので、家事がだんだんと
うまくなってきました ビュレントさんやカーラマインさんも、ここでの生活を
気に入り始めているようで、何よりです。
ただ、イザベラさん、シーリスさん、美南風さんやマリオンさん、レイヴェルちゃんとは
あまり話す機会がありません
どうしようかと悩んでいた日の夜の事でした
夜中に目が覚めた僕は水を飲もうと一階に降りた時
リビングに明かりがついているのに気付いて、中に入りました そこには
守「イザベラさん...」
ワインボトルとグラスを出したイザベラさんがいました
イザベラ「お前か...こんな時間にどうした?」
守「喉が渇いたので水を飲みに......イザベラさんも、こんな時間まで起きてたんですか?」
部屋に掛けてある時計は1時を過ぎていた
イザベラ「今は、何者にも縛られていないからな。...自由は良いな。」
そう言ってグラスのワインを飲むイザベラさん
「......お前は、どうして私達に選ぶ権利を与えた?」
またその話ですか......みんなどうしてその事に疑問を持つんだろう?
守「......誰だって、好きな事をしたいし、やりたい事があると思うから、ですね。
僕にはあなた達を縛る権利何てありませんし、するつもりもありません。...
それだけです。」
イザベラ「お前は...変わっているな...今まで見てきた貴族悪魔達とは
大違いだ。」
守「まぁ、よく言われます。」
イザベラ「お前の過去や、お前が仲間にこだわる理由は...あの時聞いた...
だが、なぜそこまで他人にもこだわる?」
守「...誰だって、幸せになりたいと思うはずです。違いますか?」
イザベラ「いや。」
守「だったら、みなさんが望む幸せを阻むのは『野暮な事』じゃないですか。
僕はそんな事はしたくありませんから...」
イザベラ「ふ、なるほどな。」
もう一度イザベラさんがワインを飲んだその時だった
「仮面ライダー...か。」
守「?何ですか?」
聞き覚えの無い単語に首を傾げる守
イザベラ「いや、お前の使っていたファイズを見て...お前の意思を聞いて...
以前読んだ事のある書物に書かれていた物を思い出してな。
まだオルフェノクが存在していた時代、あのベルトを使い、人々を
守る為に戦っていたオルフェノク達が居たそうだ...人々は敬意を込めて、
その人物を『仮面ライダー』、と呼んだそうだ。」
守「仮面、ライダー...でも、どうしていきなりそんな事を?」
イザベラ「その本の中にこう記述されていたんだ。...『彼らは自分が傷つく
事を恐れずに戦う勇敢な戦士であった』と...お前にぴったりだと思ってな。」
守「そうですか?......僕なんて、英雄を名乗る資格はありませんよ。」
そう言いながらイザベラの向かいに座る守
「僕は、化け物ですから...それに......」
イザベラ「人殺しの自分がそんなに許せないか?」
守「...はい。」
イザベラ「......お前はあの時、リアス嬢を救うのに、自分の命をささげた。
その事は誇って良い。そして、ライダーを名乗るのに十分な資格があるかと、
周りに問えば、全員が首を縦に振るだろう。...自信を持て。灰色の王、
アークオルフェノク...いや、神宮守。」
守「イザベラさん......ありがとうございます。なんか励まされちゃいましたね。」
イザベラ「気にするな。これから、もしまたお前が迷う時があれば、その時は、
傍にいる我々がお前の道を正すさ。」
守「はい。お願いします。」
その後、守は部屋に戻って行った
その日、守は朝早くに起きて、トレーニングルームに向かった
その時、渡り廊下から外を見ると着物姿の美南風が庭にいるのが見えた
それを見た守は踵を返して、外に出た
美南風は庭にある池の前に佇んでいた
守「おはようございます、美南風さん。」
美南風「あなたは......何か用ですか?」
守「トレーニングルームに行こうとしたら、美南風さんの姿が見えたので...
こんな朝早くからどうしたのかと、気になったもので。」
美南風「そうですか......」
その後、沈黙する僕たち
守『どうしよう...話しかけたは良いけど、会話が続かない。』
僕がそう考えていた時だった
美南風「......私は元々、神社で働く巫女でした。」
守「......」
美南風「神主の三女として生まれた私は、神社でやっていた舞を
踊らされていました。父は厳しく、舞が下手だった私は、姉達や
周りの人間に嘲笑され、嫌になって家を出ました。...でも、まだ成人前の
子供...行く宛やお金を稼ぐ事も出来ず、路頭に迷っていた時、
ライザー様に強引に悪魔にされてしまいました。後は、流されるまま...」
守「...そうでしたか...そんな事が...」
美南風「ごめんなさい...あなたに話すことではありませんでしたね。」
守「...いえ、誰もがつらい過去を持っている事はわかりますから...」
美南風「ありがとう......でも、私は、もう、帰る場所なんて...... うぅ...ごめんなさい。」
裾で顔を隠しながら泣き出してしまった美南風さん 僕は...
守「帰る場所ならあります!」
美南風「!」
守「僕は...あなたの過去は変えられません...でも、居場所になってあげる事は
できます!...僕たちの家が、今の美南風さんの帰る場所になります!」
美南風「良いの?...私が、ここに居ても良いの?」
それを聞いた僕は美南風さんに微笑んだ
守「当たり前じゃないですか......ここは、僕たちの家は、誰も拒んだりなんかし ません誰であっても...」
美南風「...守、様...」
守「様付けなんていりませんよ...美南風さんの方が年上なんですから...ね。」
美南風「うん...ありがとう、守。」
そう言って僕に抱き着いて来た美南風さん
僕も美南風さんを抱き返しました よかった...これで美南風さんもきっと大丈夫だ
その後、朝食を取った後、学校に行く前でした
シーリス「少し良いかな?」
守「はい、何ですか?」
シーリス「もし、私がお前の下に下ると言ったら、お前はそれを承諾してくれるのか?」
それを聞いた僕は
守「確かに...そうおっしゃるのであれば、僕はあなたを拒みはしません。
でも、理由を教えてください。あなたが僕の下に来る理由を...」
シーリス「...私は強い武人に仕える事を生きがいとしている。
お前は私が強いと思っていたライザー様を倒した。だから、ライザー様
より強いお前に仕える。それだけだ。」
守「そう、ですか...わかりました。」
正直、そんな理由で仕えると言うのには、守の考えではあまり賛成できなかった
それを知ってか知らずか、言葉を付け足すシーリス
シーリス「だがまぁ、それとは別にお前には感謝している...
我らも新たに仕える事が出来る主を見つけられて良かった。
あのままでは、どうなっていたか、判らんからな。」
守「シーリスさん...」
シーリス「これからはよろしく頼むぞ、守。」
守「はい...!」
差し出されたシーリスの手を取り、握手を交わす二人
『これで、大体の人と話はできた...後は、レイヴェルちゃんと雪蘭さん、
マリオンさん、か。』
その後、学校に登校した守
ちなみに...学校ではやたらお姉ちゃん達がべたべたして来ました
確かに一週間後にはデートするって約束したけど...その前にべたべたするのは
やめてほしい それに、周りからの怨嗟の声も日に日に大きくなってくるし...
何だか疲れた
それを気づかれて、小猫ちゃん達が心配してくれたので、僕は4人に夕食の買い物を
頼んで、一人で先に家に帰りました
守「ただいま。」
リビングに入ると、マットを広げたシュリヤーさんが居ました
シュリヤー「あ、お帰り。後の4人は?」
守「食材の買い出しをお願いしたんです。少し疲れてて、家で先に帰って
休んでいた方が良いと言われたので、お言葉に甘え
て。...それより、
シュリヤーさんは何を?」
シュリヤー「え?あぁ、ヨガよ。これでも、元ダンサーだったのよ。
ヨガはその頃からの習慣なの。」
守「へぇ、そうだったんですか。」
その時、マットに足を大きく開いて体を前に倒した姿勢のシュリヤーさんを見ていたら、
色んな所が強調されて見えてしまったので、僕は慌てて顔を逸らしました
それに気づいた様子のシュリヤーさん
シュリヤー「ぷっ、ふふふ...ホント、初心な王様ね。こんなので赤面だなんて。」
守「す、すみません。」
シュリヤー「ふふ、謝る事じゃないでしょ?......あなたには感謝してるわ。」
守「え?」
シュリヤー「...私達がライザー様の下に居た時は、こんなに笑顔でなんて
居られなかった。みんな、主の寵愛を受けようと必死だった。
戦いでは誰よりも功を求め、家では体を差し出す。...正直、うんざり
だった。...でも、ここでなら、誰もが自然な笑みをしている。
ここは、あそこ以上に居心地が良いみたいだね。」
守「...シュリヤーさんは、どうですか?」
シュリヤー「私?私は...ここが好きかな?前より話し相手も増えて、料理もおいしいし、何より、玉の輿を狙えるしね♪」
守「あ、あははは。」
シュリヤー「でも、それ以上に、何だろ、言葉では表現できないけど、ここに居ると、
何故か落ち着くのよね。」
守「そうですか。」
シュリヤー「まぁ、これからも世話になると思うけど、よろしくね。」
守「はい。わかりました。」
これでシュリヤーもここに残ることになった
翌日の早朝
早起きした守はトレーニングのためにルームに来ていた
そしてそこには先客が居た
雪蘭「ん?あぁあなたか。」
守「雪蘭さん、おはようございます。」
雪蘭「おはよう、悪いわね。先に使わせてもらったわ。」
守「いえ、気にしないでください。」
そう言うと守は壁に掛けてあった木刀を取り出して、素振りを始めた
それを見た雪蘭も置いてある人形相手に打撃を始めた
そんな事をしていた時だった
雪蘭「......ありがとう。」
守「え?何ですか?」
雪蘭「あなたには、助けてもらったじゃない...あの時...」
たぶん、雪蘭さんが言っているのは決戦後の事なんだろうけど...
守「気にしないでください。僕が勝手に皆さんを治療しただけですから...」
雪蘭「そうか......頼みがある。聞いてくれないか?」
守「何ですか?」
雪蘭「私は...あなたの傍に居たい...何と言うか、必死に戦うあなたの姿を
見ていたら、その...まぁあれかな、一目惚れ...なんて...」
少し頬を赤くした雪蘭さんがこちらを見てきた
「だ、ダメか?」
守「え!?あ!いえ...そんな事言われたのは初めてだったので......すみませ ん。慣れてなくて...」
そう言って僕も頬を赤くしてしまいました
雪蘭「で、どうなの?」
守「良いですよ。これからは雪蘭さんも仲間です。」
雪蘭「うん、ありがとう。」
その後、握手を交わす2人
こうして、明確に残る意思を示していないのはレイヴェルだけとなった
そんなこんなで時は過ぎて、土曜日 明日はレイヴェル達が残るかどうかを
決める日だった もっとも、レイヴェル以外は残る気満々のようだったが
そして土曜の朝 食事を終えた守はトレーニングルームでカーラマインを相手に
しながら木刀を使って訓練をしていた
イル「行け行け~!マスター!そこだ~!」
ネル「カーラマインもがんばれ~!」
ルームの隅ではパイプいすに座ったイルちゃんやネルちゃんや他のみんなが
声援を送ってきてくれます
黒歌「守~!ニィ達とどっちが勝つか、午後のおやつを賭けてるんだから!
負けたら承知しないニャ~!」
守「何してるんですか!あなたは!」
カーラマインの木刀を防ぎながら叫ぶ守
カーラマイン「戦闘中によそ見とは、感心しないな!はぁ!」
繰り出される連撃を何とか回避して今度は守が攻めた
守「すみません。けど、どうしてもあれは突っ込まないと色々と......」
カーラマイン「やれやれ、お前も、大変だ、な!」
そのまましばらく打ち合いを続けた結果、勝者は守となった
守「ふぅぅ...カーラマインさん、お疲れさまです。」
タオルを2つ取って、片方をカーラマインに渡した守
カーラマイン「いや、こちらも良い訓練が出来たよ。」
イル「マスター強~い!」
ネル「さすがマスター!」
そんな話をしていると、イルちゃん達がこちらに来ました
黒歌「よ~し!これで午後のおやつは私の物ニャ!」
ニ・リ「「クソ~~!カーラマインのバカ~!」
カーラマイン「なっ!?私のせいか!?」
黒歌「ふふ~ん♪これで『ぽこっ!』痛ッ!守!?」
守「そんな賭けは無効です。何してるんですか?大人げないですよ。」
ニ・リ「「そうだそうだ~!」」
黒歌「うぅぅ...だ、だって~!」
そう言って瞳を潤ませる黒歌さん それを見て『卑怯だ』と思っている自分がいました
守「はぁぁ...今度何か甘いものを作ってあげますから、それで勘弁してください。」
黒歌「ホントかニャ!?わぁ~い!やったニャ~!」
今度は笑顔ではしゃぎだす黒歌さん 全く、調子良いんですから...
その後、僕はシャワーを浴びて、着替えてリビングに戻った時だった
レイヴェル「少し良い?」
リビングに戻ると、ソファに座っていたレイヴェルちゃんが話しかけてきた
守「うん、どうしたの?」
そう言いながらレイヴェルの向かいに座る守
レイヴェル「昨日の夜、イザベラ達全員に聞きました。...みんな、ここに
残ると言っていました。」
守「そう...レイヴェルちゃんはどうするの?」
レイヴェル「私は......ここに残ります。」
守「理由を聞いても良いかな?」
レイヴェル「そうですね......口で説明するのは、何というか......ただ、
ここでの生活をしていると、皆が、以前よりも生き生きしている、
そう感じるのです。...私は、これほどまでに人を魅了するあなたの
事をもっと知りたい。それだけです。」
守「そうなんだ...ありがとう、話してくれて。」
その場を立ち去ろうとする守
レイヴェル「待って。」
守「何?」
レイヴェル「あなたは...け、結婚の話をどう思っているの?」
守「え?...あぁ、あの話の事?......そうだね。正直、微妙かな?」
レイヴェル「微妙?」
守「今までの僕は、結婚とか、婚約とか。そう言うのは考えた事も無かったし...
今の僕にはやりたい事、やらなきゃいけない事があるし、そんなのは
もっともっと先の話だと思ってたから、急にそんな話をされても、困っちゃう
と言うか...何と言うか.........それにさ、結婚って、好きな人とする 物でしょ?
僕は...政略結婚とか、親が勝手に決めた許嫁とかなんて、嫌いだ。
そう言うのは個人の意見を殺す事だ。例え...どんな理由が有っても、
個を殺す事は...僕は嫌いだから...だから、レイヴェルちゃんは
自分の好きな人と結婚すれば良いんだよ。誰も、それを否定する
権利なんかないから。」
レイヴェル「......ありがとう。」
守「?何か言った?」
レイヴェル「な、なんでもありません!」
と言うと、レイヴェルちゃんは二階に行ってしまった
守「...僕、変な事言ったかな?」
その問いに答えてくれる人はいませんでした
翌日
今僕たちの家にはサーゼクスさんやグレイフィアさん、リアスお姉ちゃんや
ソーナお姉ちゃんや朱乃お姉ちゃん達 それに僕や黒歌さん、アーシア、夕麻ちゃん達
そしてレイヴェルちゃん達と、大勢の人が集まっていた
サーゼクス「さて、それではレイヴェルちゃん達の決定を聞こうか?」
それを聞かれ、レイヴェルは周りのイザベラ達の顔を見る
皆、レイヴェルを見て頷き、それを見たレイヴェルはサーゼクスと迎え合った
レイヴェル「我々14人は...全員がここに残ります。」
サーゼクス「そうか...わかった。」
守「みんな......良いの?」
レイヴェル「えぇ...みんなそのつもりのようです。」
守「わかった...」
黒歌「なら、全員に渡して置く物がある。」
そう言うと立ち上がった黒歌や夕麻が近くに置いてあったケースを14人の前に置いた
レイヴェル「これは...あの時の?」
イザベラ「これは一体?」
黒歌「開けてみればわかるニャ。」
そう言われて各々がケースを開けた 中に入っていたのは
雪蘭「これは...!」
夕麻「大体想像がつくでしょうけど...それは私達があの戦いで使ったのと、
全く同型のベルト...ライオトルーパーのベルトよ。」
イザベラ「これを私達に渡して、どういうつもりだ?」
黒歌「それは、まぁ、一種のプレゼントと思ってくれれば良いわ。それを
私達に返しても良いし、使わないとしても、あなた達が持っていても良い。」
夕麻「私や瑠海、黒歌達がベルトの力を使うのは、私達が守と言う王に仕えているから。
私や黒歌にとってベルトは『証』なのよ。」
レイヴェル「証?」
黒歌「私達はみんな、守に救われたから今ここに居られるんだ。だからこそ、
私達は守に恩を返したい。それに、これは私達がアーク眷属である証明
でもあるんだ。」
カーラマイン「これが、眷属の証だと言うのか?」
夕麻「もっとも、それは私達が勝手にそう決めただけだから、あなた達が従う
義理は無いわ。」
それを聞くとベルトを見つめ始めるレイヴェル達
と、その時、おもむろに立ち上がったイル、ネル、ニィ、リィたち4人が
ベルトを腰に巻いた
イル「良いねそれ!かっこいいじゃん!」
ネル「これで私達もマスターの仲間になれるんでしょ!」
ニィ「だったら今から変身ポーズを考えるニャ!」
リィ「賛成!」
と言ってはしゃぎ始めた
それを見たカーラマインとシーリスもベルトを巻いた
カーラマイン「主に仕える証か...悪くない。」
シーリス「私もだ。」
そして残りのイザベラ、雪蘭、美南風、シャリヤー、マリオン、ビュレントは
まだ考えると言ったものの、確かにベルトを受け取った
そしてレイヴェルはと言うと
レイヴェル「一応受け取っておきますわ...でも、使うかどうかは
わかりませんよ。」
守「構わないよ。でも、ベルトにはそれなりの防御力がある...
もし危なくなったら、使ってあげて。」
レイヴェル「...わかりました。」
そして残りのミラはと言うと...
ミラ「あ、あの!守、お願いがあるの。」
守「何?」
ミラ「私は強くなりたいの!だから、もっと強い装備がほしいの!」
黒歌「なっ!?」
ミラ「我儘なのはわかってる、でも...!」
守「...わかった...少し待ってて。」
僕は立ち上がって一度自分の部屋に戻ってから、あるケースを持って来て、ミラちゃんに
渡した それは
「ファイズのベルト、これをミラちゃんに。」
これには周りのみんなを驚いている
リアス「守!本気なの!?」
守「大丈夫だよ、僕にはこの前貰ったオーガのベルトがあるから...
...でもね、ミラちゃん。その力は誰かを倒すための力じゃないんだ。
君が力の使い方を誤ったら、僕が強引にでも取り上げる。良い?」
ミラ「わかってる...この力は、守る為の力なんでしょ?」
守「うん、そうだよ。」
僕はケースをミラちゃんに渡した
その後、ベルトが渡し終わって一息ついた後だった
サーゼクス「それじゃ、早速儀を始めよう。」
守「え?」
サーゼクス「守君、メビウスのピースを出したまえ、黒歌君達5人と
彼女達14人を正式に君の眷属にするんだ。」
それを言われて19人の顔を一人一人見ていく守
守「みんな...良い?」
その問いにうなずく19人
「わかった......」
そう言って僕がポケットから取り出したのはメビウスの輪をイメージして作られた
モチーフのピース
皆が円を描くように立っていて、その中心に僕が居た
「ふぅぅ...はぁぁ...」
深呼吸をしてからピースを右手に乗せたピースを顔の高さまで持ってきた
「大いなるメビウスの力よ...今ここにその力を示せ...古き駒を
屠り、新たなる駒へと塗り替え、彼の者たちを我が眷属に...」
守の足元に巨大な青い魔法陣が現れた
するとレイヴェル達や黒歌の胸の辺りに彼女達が持つ駒の幻影が現れた
それを遠巻きに見ていたリアス達は驚いている
「そして、新たなる駒を創造し、彼の者たちの下へ...!」
さらにメビウスのピースが光を放ち、その光は夕麻、瑠海、華菜、アーシアの
元へと移動し、駒の姿へとなった 夕麻がクイーン、瑠海がナイト、華菜がルーク、
アーシアがビショップだった
「我がもとに集え...!我が絆の下に!」
すると駒の幻影と4人の前に移動した駒が青白い炎に包まれ、赤かった駒が
青い色へと変化した
そしてその駒たちがゆっくりと19人の中に入っていた
それを受け入れる19人 しばらくすると魔法陣も消え、儀式は終了したかに
見えた だが、突然胸を押さえたアーシアやイルたちが床に手をついた
「ッ!?みんな!?どうしたの!?」
急いで駆け寄った守がアーシア達を抱き起した
アーシア「か、体が、熱いです。」
そう言いながら頬を赤くしているアーシア
「なんだか、温かい光に包まれているような...あぁ...」
周りを見るけど、他のみんなも、顔を赤くしていた
守「これは...一体...」
夕麻「温かい感じが、体の中に流れ込んでくる////...す、すごいよぉ」
守「何が...」
イザベラ「あぁ...ん////...はぁ////」
守「どうなってるの~!?」
すると青白い炎が彼女達を包んだ でも、みんなそれで火傷とかをしている
感じは無い と言うか......みんな、悶えているように
見えるんだけど......しばらくすると青い炎も消え、
みんなも落ち着きを取り戻したみたいだった
「さっきのは、一体何だったんだ...」
落ち着いたみんなを座らせ、お茶を淹れる僕
サーゼクス「恐らくだけど...あの時彼女達は変色した青いピースを通して、
力を受け取っていたんだと思う。」
守「それって...この前話していた力の譲渡の事ですか?」
サーゼクス「うん...誰か、試してみれくれないか?」
黒歌「それじゃ、私が...」
その後、みんなが黒歌さんから少し離れて様子を見ていた
と、その時
「ふぅぅ......はぁぁっ!」
正拳突きのように繰り出された拳が青白い炎を纏っていた
それを見て驚く僕たち
サーゼクス「成程、これが君の譲渡した力か。」
黒歌「いえ、これだけじゃありません。」
サーゼクス「ほう?」
すると今度は本来なら黒歌さんは使えないはずの念力を使って物を動かし、
それを衝撃波で吹き飛ばしました
黒歌「譲渡されたのは、この炎だけじゃありません。守が使っている念力や
衝撃波の類、それにおそらくですが、テレポートも使えるかもしれません。」
右手に青白い炎を纏いながら説明する黒歌さん
その後、一通りみんなで試したけど、まず、基本的に皆がみんな青白い炎を使える
ようになった
そして前線で戦うタイプの瑠海ちゃんや華菜さん、イザベラさんや、カーラマインさん
達には特に火力が高く サポートタイプのアーシアや美南風さん、レイヴェルちゃんは
念力や衝撃波などの力が使えるようになりました
サーゼクス「ふむ、これが守君の眷属となった者に譲渡される力か。」
その後、またみんなで落ち着くためにリビングに集まったけど......
何かみんな落ち着きがない 何故か頻りにこちらを見てくる
守「みんな...さっきからどうしたの?」
黒歌「いや、これは、その...」
俯きながら顔を赤くしている黒歌さん
「なんだか、さっきから体が火照ってしょうがなくて...」
イザベラ「私達もだ...体が疼いて、止まらない。」
とその時、僕の近くに来たミラちゃんが僕の服を掴みながら言いました
ミラ「お願い守、私達を、抱いて......」
...............
守「...それはハグしてほしいって事で良いのかな?」
お願い!そうだと言って!!!
ミラ「そんなんじゃないの!私達に守の、守のお!」
守「ストップ!ストップ!お願いだからその先は言わないで!」
と、そこにミラちゃん以外にもイルちゃんやネルちゃん、ニィちゃん達や
夕麻ちゃん達まで集まってきてしまった
「えぇぇ!?......こうなったら......ゴメン皆!」
僕は力を少しだけ使ってみんなを気絶させた
「はぁぁ......どうしてこんな事に......」
サーゼクス「ふふ...おそらく、君の力が彼女達を高ぶらせたんだろう...
いろんな意味でね。」
守「それ、洒落になりませんから......悪いけど、僕はみんなをそれぞれの部屋に
運んで来るから。」
小猫「私も手伝います。」
守「うん、ありがとう小猫ちゃん。」
その後、小猫ちゃんや4台のオートバジン達に手伝ってもらって黒歌さんやイザベラ
ちゃん達をそれぞれの部屋に運んだ
こうして、神宮家に新たに大勢の家族が加わった
だが、守にはこの後、リアス達とのデートの日々が待っていた
第10話 END
デートの相手はリアス、ソーナ、朱乃、アーシア、黒歌、小猫、
夕麻達はいっその事3人同時にデートなんてのも考えてます。