ハイスクールD×D ARC    作:ユウキ003

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今回はコカビエル一派との決戦です


ハイスクールD×D ARC 第13話

SIDE 守

今、僕達の前で学園がクリスタルのような結界に覆われて行った

ソーナ「学園全体を結界で覆ったわ。よほどの事が無い限り、壊れる事は

    ないし、外に被害が及ぶ事もないだろうけど…良いの?」

守「大丈夫……これなら、僕達は町の事を心配せずに戦える。」

僕は周囲で結界を張っている生徒会の人達を見ながらそう言った 

匙「けどよ。相手はあの堕天使の幹部に、いかれた聖剣使いなんだぜ?

  お前達で勝てるのかよ?そりゃ、数ならこっちが上だけどよぉ。」

守「心配ありませんよ。僕には、他にも心強い仲間が居ますから。」

匙「は?」

先輩がそう言った時、道の方からバイクのエンジン音が聞こえて来た

 

そちらにみんなが振り返ると…

 「バ、バイクが無人で走ってるぞ!?しかも6台も!?」

やがてバイク達は、皆より一歩前に出た僕の前で停車した

守「…みんな、よく来てくれたね。」

まるで人に話しかけるように語り掛ける守

 「……君たちの力を、僕に貸してほしい。この町を、守る為に…」

それを聞くと、バイク達は『わかった』と言わんばかりにエンジンを吹かし、

ウィンカーを明滅させた

 「…ありがとう。……全機!バトルモード!起動!」

   『『『『『『Battle Mode』』』』』』

電子音と共に、4台のオートバジンと2台のサイドバッシャーが変形し、

人型へとなった

これには生徒会の人達もびっくりしてる

匙「お、おい!神宮!それは一体何なんだ!?」

守「あぁ、彼らは僕達の仲間のオートバジンとサイドバッシャーです。

  4人の方がオートバジン。大きい2人がサイドバッシャーです。

  みんな強いんですよ。」

生徒会の生徒たちがポカーンとした中、リアスが守に近づいた

リアス「本当にあの男と戦うの?相手は堕天使の幹部なのよ?

    相手の力量は未知数よ。」

それを聞いて、守は笑みを浮かべた

守「僕がそんな事で、退くと思う?」

それを聞いて、リアスは驚いた後、笑い出した

リアス「それもそうね。…守は相変わらず、やると言ったら聞かないんだから。

    ……良いわ。だったら、私達も行くわ。…ここは、私達の

    学園だもの。私達で護るわ。」

守「……わかった。でも、無茶だけはしないでね。」

リアス「その言葉、そっくりそのまま、あなたに返してあげるわ。」

守「…わかったよ。……行こう。」

ゼノヴィア「待ってくれ。」

と、その時、皆の中からゼノヴィアとイリナが現れた

     「私達も連れて行ってくれ。」

守「ダメです。」

ゼノヴィア「頼む!我々には、やらねばらん事があるんだ!」

イリナ「だから、お願い!」

守「…わかりました。…ですが、一つだけ、言っておくことがあります。

  勇敢と無謀は違いますよ。今の自分の体の状態をよくわかってから、

  戦いに臨んでくださいね。…それと、もし、足手まといになるようなら、

  なんと言おうとあなた達を結界の外に放り出します。良いですか?」

ゼノヴィア「……わかった。」

守「そうですか。…では…」

その時、守の手元に光が集まり、一本の剣、アクセレイガンとなった

 「イリナさんには、これを渡しておきます。素手よりはましになるでしょう。」

イリナ「あ、ありがとうございます。」

それを聞いた僕は、皆の方に向き直り、その姿を、アークオルフェノクへと

変化させた 

それにソーナお姉ちゃん以外の生徒会の人が驚いているけど、

説明をしている暇はない

守「もし、この戦いに僕達が負ければ、この町は消滅する。

  多くの、罪のない命が身勝手な男の行いで死んでしまう。

  それだけじゃない。もし戦争が起これば、3大勢力、そして、

  多くの人間が血を流し、命を落としてしまう。それを阻止できるのは、

  今この場に居る僕達だけだ。」

そこで一度言葉を区切って校舎の方を見る僕

 「勝たなければ、この世界に未来は無い。」

そこで、皆の方をもう一度向いた そして

 「…絶対に勝つんだ!勝って僕達の家に帰るんだ!」

眷属「「「「「「「「「「YES、MYLORD」」」」」」」」」」

守の激励に、眷属全員が胸に手を当て、頷いた

 

その後、アーク眷属とグレモリー眷属、教会側の2人 

さらに支援役のオートバジン達の合計32名にもなる人数が、

結界内の学園に入って行った 

 

やがて学校に敷地内に入った全員

何処にトラップが仕掛けられているかわからないとして、

慎重に学園のエントランスを進んでから、校庭に出た

守「ッ!あれは!?」

校庭の先、そこから光の帯のような物が空に向かって伸びていた 

全員がその光景に目を取られていた時

コカビエル「4本の聖剣を一つにするそうだ。あの男の悲願らしくてな。」

背後から声がして、全員が振り返ると、そこには宙に浮く玉座のような物に

腰かけたコカビエルがいた

リアス「コカビエル!」

全員が各々の武器を構えた

コカビエル「ほう?貴様らが相手をしてくれるのか?……

      本来なら、サーゼクスかセラフォルーとやり合いたかったが…

      アイツらに匹敵する猛者もいる事だし、まぁ良しとするか。」

そう言って守の方を向くコカビエル

     「だが、いきなりメインディッシュを食べるのは好きでは無くてな。

      まずはこいつらと遊んでもらうか。」

すると、コカビエルの座っていた空中玉座から光が発射され、

地面に当たった するとそこに魔法陣が現れ、そこから炎と共に

三つ首の番犬『ケルベロス』が3匹とコカビエルの手勢と思われる堕天使たちが

100人ほど出て来た

守「冥界の番犬と、奴の部下、か……時間が無い。一気に倒すぞ。」

そう言いながらベルトを可視化させる守

 「みんなも備えろ。」

眷属「「「「「「「「「YES、MYLORD」」」」」」」」

その声を聴き、全員が腰にベルトを巻いた 

コカビエル「ん?何をするつもりだ?」

守「…見て居ればわかる。」

守はオーガフォンを開き、コードを入力した

0、0、0 ENTER 

   『Standing By』

黒歌「変身…」

   『Standing By』

さらに黒歌がデルタフォンに音声入力で… 

5、5、5 ENTER  9、1、3 ENTER 3、1、5 ENTER 

それに続いて、ミラ、イザベラ、夕麻がそれぞれのファイズフォン、カイザフォン、

サイガフォンのコードを入力した

   『『『Standing By』』』

そして、残った者たちもトルーパーのメモリーのスイッチを押して起動した

   『『『『『『『『Standing By』』』』』』』』

そして、全員がそれを頭上に掲げた そして

アーク眷属『『『『『『『『『変身!!!』』』』』』』』』』』

   『『『『『『『『『『『Complete』』』』』』』』』』』

全員がフォンを、メモリーをベルトに装填した  すべての光が

混ざり合い、巨大な光となって結界の中を照らし出した 

コカビエルやケルベロス、堕天使たちが閉じていた目を開けた時、

そこにはオーガを先頭に、20人のライダーが並んでいた

コカビエル「ほう。随分と面白い物を持っているな。アザゼル辺りが興味を

      持ちそうな物だが…まぁ、俺には関係ない。…行け。」

その一言で、3匹のケルベロスと堕天使たちが向かって来た 

それをベルトからミッションメモリーを抜き取ってオーガストランザーに

装填しながら見つめている守

   『Ready』

ストランザーを長剣モードにして歩き出そうとした時

黒歌「守、待って。」

守「…何だ?」

黒歌「守は大本との闘いに備えて体力を残しておいて。

   それに、あれくらいなら私達で何とかなるから。リアスお嬢様達も

   いるし。」

守「…わかった。」

それを聞いた守は頷いてからストランザーを地面に突き刺し、その上に両手を

置いた 

 「君たちを信じよう。…任せるぞ。」

眷属「「「「「「「「「「YES、MYLORD」」」」」」」」」」

それを聞いた眷属達はレイヴェルとアーシアのトルーパーを後ろに残したまま

飛び出して、守を追い越していった

オートバジン達も背部のホイールを使って浮上し、主たちに続いて飛翔した

サイドバッシャー達も右手を振り上げ、そこからフォトンバルカンを使って

堕天使たちを撃ち始めた

 

夕麻の変身したサイガは自身の装備『フライングアタッカー』の力を利用し、

上空からブースターライフルモードによる光弾でケルベロス達を攻撃している

そこに堕天使たちが接近してきた

堕天使「死ね!裏切り者!」

どうやら事前に夕麻達の情報を知らされていたのか、そう言ってくる堕天使 だが…

夕麻は繰り出される光の槍の突きを空中での一回転でかわすと、

フォンブラスターを堕天使に向け、躊躇う事無く、引き金を引いた

フォトンブラッドのエネルギーで灰となる堕天使の一人

夕麻「裏切り者?…多いに結構ね。」

飛行したまま腕を組み、首を傾げる夕麻

  「今の幸せな生活を捨てるくらいなら…裏切り者でも結構よ!」

そう言ってフォンブラスターをしまい、ライフルモードのアタッカーで

再び攻撃を開始する夕麻 

堕天使も負けじと光の槍を投げて来ようとするが、そこに銀と赤のオートバジン

№1、2が夕麻の援護に駆け付けた 

  「あなた達。」

その問いに二機はゴーグル部分を光らせた 

  「そうだった。私はもう、一人じゃないんだったわね。

   行くわよ!付いて来なさい!」

夕麻は、二機のオートバジンと共に、堕天使たちと戦い始めた

 

ミラの変身したファイズとイザベラの変身したカイザが背中合わせに

襲い来る堕天使たちと戦っていた 

イザベラ「まさか!こんな風に戦う日が、来ようとはな!」

ミラ「体が軽い!それに!今なら負ける気がしない!」

ファイズエッジで敵を切り裂くミラとカイザショットを右手に填めたまま

相手を殴り飛ばすイザベラ

イザベラ「ミラ!序盤から飛ばし過ぎるなよ!」

ミラ「大丈夫!守がくれた、この力で!私はみんなと一緒に戦うんだ!」

 

シャリヤー、マリオン、ビュレントの3人は、美南風が作った

青い炎の防壁からアクセレイガンのライフルモードの銃弾で、

前線で戦う瑠海、華菜、シーリス、カーラマイン、ニィ、リィを

援護していた 

 

その時、6人目がけて一匹のケルベロスが襲い掛かって来た だが

朱乃「させません!」

リアス「食らいなさい!」

それをリアスと朱乃の雷撃とリアスの魔力による攻撃が襲い、

態勢を崩したケルベロス そこに

ゼノヴィア「はああぁぁっ!」

イリナ「このぉぉ!」

ゼノヴィアの聖剣とイリナのアクセレイガンが左右の首を斬り飛ばした

さらに…

木場「おおぉぉぉぉ!」

高速で接近した木場の魔剣が残った中央の首を飛ばした

 

別のケルベロス達もサイドバッシャーとオートバジンに圧倒されていた

一匹はバッシャーズに押さえつけられ、ゼロ距離からフォトンバルカンで

頭部を潰され、もう一匹は№3、4のバスターホイールの一斉射で蜂の巣に

されて、絶命した

残った堕天使たちも各々のコンビネーションで撃ち落とされ、切り裂かれ、

地へと落ち、絶命した 

 

その時間はわずか数分 

残ったのはコカビエルとバルパーだけだったので、みんなは変身を解除して

僕の近くまで下がって来た

 

その間ずっとストランザーの上に両手を置いたまま静観していた僕

この程度の敵、皆にとっては雑魚でしかない むしろ、みんなはもっと

強くなれる 僕はそう確信していた そんな時

バルパー「完成だ!」

校庭で儀式をしていたであろうバルパーの声が聞こえて来た 

見るとそちらでは4本だった聖剣が一つの剣へと変化した

    「これで、これでついに!」

佑斗「あれが!?聖剣!?」

コカビエル「そうだ。そして、剣が統合される際に発生するエネルギーを

      俺がいただき、そのエネルギーでこの町を破壊する。…

      止めたかったら…俺を倒すしかないぞ!どうする?」

それに全員が歯噛みした だが

守「だったら、もう一つ、術を破壊するまでだ。」

その声に眷属だけでなく、コカビエル達の視線もオーガに集まった

 

オーガは、守は、右手でゆっくりと逆手に持ったストランザーを引き抜くと、

左手でオーガフォンを開き、ENTERボタンを押した

   『Exceed Charge』 

電子音と共に、ベルトからオメガストリームを経由してエネルギーがストランザーに

流入していく 守はそれを――再び地面に突き刺した

オーガストランザーを通して、膨大なエネルギーが大地に注がれた

守「術式は敏感な物だ。魔法陣は少しの異なるエネルギーで簡単に、砕け散る。」

最後のひと押しと言わんばかりで守が大地に剣を差し込むと、

聖剣の真下に巨大な魔法陣が現れた かと思った次の瞬間

まるでステンドグラスが割れるかのように、術式が粉砕された

 

これにはさすがのコカビエルも驚きを隠せなかった

コカビエル「バカな!?あれだけの術式を破壊しただと!?貴様は一体、

      何者なんだ!?」

その問いに、僕は答えよう

守「僕は……グレモリー家次男、アーク・グレモリー…あるいは、

オルフェノク族の王、アークオルフェノク。そして……

  貴様を倒す者。…仮面ライダー、オーガだ!」

ストランザーの切っ先をコカビエルに向け、そう宣言する守

 「…木場先輩。」

佑斗「何だい?」

守「コカビエルは、僕が倒します。そっちは『任せましたよ。』」

その言葉の意味を理解し、はっとなる佑斗 そして

佑斗「わかった!」

 

先輩が過去と決着をつける  なら僕は……先輩の生きる未来を切り開くために

戦う

 

SIDE 木場 

僕は戦う!あの男と、決着をつける!

佑斗「貴様はここで僕が倒す!貴様の計画で死んでいった、

   友たちのために!」

そう言ってバルパーに切りかかる…が、横から割り込んできたフリードが

バルパーの横に浮いていた聖剣を掴んでそれを防いだ

フリード「おおっと!じいさんはやらせんのん!」

ゼノヴィア「ッ!フリード・セルゼン!」

フリード「そのとおぉり!私が無敵の聖剣使い!フリード神父でありんす!

     世界にありし7本の内の4本を束ねたこのエクスなカリバーちゃんを

     持つ俺様こそ!世界最強の剣士!…これでもう俺様は誰にも

     負けないでありんす!そして…あんたらにはこの剣の威力を試す、

     試験の的になってもらうざます!」

そう言って手直な場所に居た佑斗に切りかかるフリード

フリードの持つ合成聖剣とでも言うべき剣の能力 ラピッドリイのスピード

ミミックの変幻自在さに翻弄され、持っていた剣を破壊され、腹部を

蹴飛ばされる佑斗

佑斗「くはっ!グッ……」

フリード「おぉ!おぉぉぉ!これが!これが俺の聖剣!やっぱ俺様天才!

     ひゃはははは!」

そんな時だった

バルパー「成程な。君はあの処分の時、逃げ出した者か。まさか、悪魔になって

     生きながらえていたとはな。…だが、君たちには感謝しているよ。

     君たちのお陰で人工聖剣使いの研究は多いにはかどったのだからね。」

佑斗「なん、だと?」

バルパー「あの時私が集めた被験者の子供たちは皆、聖剣を使うのに必要な

     因子を体内に持っていた……だが、肝心の因子は聖剣を使うのには

     足りなかった。そこで私はある結論に至った。個々の因子が足りないのなら、

     全てを一つにまとめれば良い。こんな風にね。」

そう言ってバルパーが懐から取り出したのは、青い水晶のような物だった

そんな時

イリナ「あ、あれは…まさか!?」

バルパー「ふふふ、どうやら、この技術は今での使われているらしいな。」

何だって!?それじゃあ、まさか!?

    「そちらの君たちは、聖剣使いになる際、これと同じ物を体内に

     埋め込まれるはずだ。大方『洗礼』だ『祝福』だ、などと言いながら、な。」

それが図星なのか、紫藤イリナの方は驚きながら俯いてしまった 

    「教会は私のやった事を異端だと言いながら、その実、私の技術を盗用して

     このように大々的に使っている。まぁ、ミカエルの事だから、

     私のように因子を抜いたものを殺す事まではしていないだろうがな。」

だったら……だったら…

佑斗「だったらどうして僕の同胞を殺したんだ!?」

バルパー「君たちはあくまで因子を持つだけの存在…それがなくなれば、

     君たちに価値は無い。だから処分した。それだけだ。」

その言葉に、部長は怒り、アーシアちゃんは涙を流している けれど、

今の僕にはそんな事はどうでも良かった

    「これは君にくれてやる。どのみち、もう無用の物だからな。」

そう言って結晶を投げて来たバルパー

それは僕の足元に落ちた  それを拾い上げる僕

    「みんな……」

その時、僕の後ろではアーシアちゃんが泣いていて、他のみんなは

バルパーを睨みつけていた 

    「バルパー・ガリレイ…あなたは、自分の研究、自分の欲望のために、

     どれだけの命を犠牲にしてきたんだ。」

その時、僕の両手で包み込んだ結晶から、光が溢れた

 

SIDE 守

戦いの最中 僕は一時、その光景に目を奪われた 

コカビエルとの戦いの最中でも、彼らの話は聞こえていた

その内容に怒りと、教会への不信をさらに強めたていた僕だったが

その時、不思議な事が起こった 先輩の周りに、魂魄のような物が集って

やがてそれは人型を作り出した

その時、僕の中のホースの声が聞こえて来た

ホース『どうやら、彼は至ったようです。』

守『至った?……そうか。先輩は、世界の理を覆す存在…

  『バランスブレイカー』になったのか。』

僕はコカビエルから距離を取って一度みんなの方に降りた

ミラ「守……あれは、どういう事?」

守「先輩は、バランスブレイカー…領域に至ったんだ。」

イザベラ「あれが……そういう事なのか?」

守「あぁ、今の先輩なら、聖剣など玩具の剣でしかない。」

やがて魂魄たちは先輩の溶け合い、一つになった やがて現れる、一本の剣

 

その前に立ちはだかるフリード だが、今のフリードの合成聖剣など……

守「先輩…」

木場「何だい?」

守「…決着をつけてください。終わったら、みんなで戦勝会でもやりましょう。

  腕によりをかけた御馳走をふるまいますよ。」

佑斗「そうか…だったら、僕も負けるわけにはいかないね!」

すると、剣を上に掲げる先輩 次の瞬間、白と黒のエネルギーが剣を覆い、

混じり合い、一つになった

  「『双覇の聖魔剣≪ソード・オブ・ビトレイヤー≫』…聖と魔が一体と

   なったこの剣の力、その身で受けると良い!」

フリード「な~に言っちゃってんのかなイケメン君!僕ちんの持つ聖剣に

     勝てるわけないじゃん!バ~カ!」

やはり、無能か…相手の力を理解していないな

守「フリード…貴様に先輩は殺せんよ。いくら聖剣を統合しようと…

  所詮は欠片の寄せ集め……『真なる剣(つるぎ)に勝る物、無し。』」

フリード「な~にごたごたのぬかしてんだよ!良いぜ!そのクソイケメンを

     ぶった切った後!お前等全員ばらばらにしてやるでありんす!」

そう言ってフリードは佑斗に接近して剣を振り下ろすが、難なく弾かれた

と、その時、先輩の横にゼノヴィアが並んだ

ゼノヴィア「木場佑斗。我々の共闘の話はまだ生きているか?」

佑斗「そうであると願いたいね。」

ゼノヴィア「そうか…では、私も奥の手を出すとしよう。」

そう言うと彼女は左手の聖剣を地面に突き刺してから、右手を真横に

突き出したが…何をする気だ?

     「ペテロ、バシレイオス、ディオニュシウス、そして聖母マリアよ。

      我が声に耳を傾けてくれ。」

すると彼女の真横に魔法陣が現れ、そこから鎖に巻かれた一本の蒼い剣が

現れた 

     「この刃に宿りしセイントの御名において、我は解放する!デュランダル!」

彼女が持ち手を掴んだ瞬間、鎖が砕け散り、剣が完全に姿を現した

成程、これが彼女が勝率の時に言っていた『奥の手』か 

バルパー「バカな!?私の研究では、デュランダルを使える聖剣使いを

     作り上げるまでには至っていないはず!?」

ゼノヴィア「生憎だったな。私はイリナやその神父とは違い、天然物の

      聖剣使いなのさ。私はディストラクションの使い手を兼任していた

      に過ぎん。…さて、フリード・セルゼン。貴様の持つエクスカリバーと

      私の持つデュランダル。どちらが強いか、はっきりさせようじゃないか。

      だが、一太刀目で死んでくれるなよ。それでは

      あまりにもつまらんからな。」

フリード「ふざけんな!?ここに来てそんなチート行動なんて要らねえんんだよ!   

     クソビッチ!」

そう言ってフリードはミミックとトランスペアレンシーの能力で

枝分かれした刃を透明してゼノヴィアに飛ばすが…

ゼノヴィア「これしき!」

それは彼女のデュランダルの一振りで薙ぎ払われた

フリード「クソッ!?何なんだよこの状況?!」

と、そこに佑斗がスピードを生かして接近し、攻撃を始めた 

そして…フリードは咄嗟に合成聖剣で受けようとするが

   『パキイィィィン!』

    「お、折れたあぁぁぁ!?!?」

音を立てて聖剣は中ほどから切断され、そのままフリードは先輩の

一刀で切り裂かれた 

そのまま鮮血を滴らせながら地面に倒れるフリード 

 

そして、それを見ていたバルパー 

バルパー「バカな!?聖と魔、二つの相反する要素が混ざりあうはずがない!?」

そこに、先輩が剣を構えながら歩み寄った

佑斗「バルパー・ガリレイ…覚悟を決めて貰おうか。」

しかし、そんな事は聞こえてすらいないのか、バルパーはハッとした表情になった

バルパー「そうか!聖と魔!それらを司る力のバランスが大きく崩れているのなら

     説明がつく!つまり、過去の大戦で魔王だけでなく、か――」

その言葉の最後を言い切る前に、バルパーの背中から腹部に掛けてを

光の槍が貫いた 全員が驚愕する中、僕は上空の相手、コカビエルを睨んだ

 

コカビエル「バルパー…お前は優秀だったよ。そこに至ったのも、貴様が

      天才な証だ。だが、お前など居なくとも戦争は起こせる。」

ゆっくりと下降してくるコカビエルを見た僕は前に出た

     「さて、そろそろ決着と行こうか。仮面ライダー…!」

 

皆から離れた僕とコカビエルが睨みあう 一瞬、グラウンドを舞う風が、凪いだ

刹那  僕の姿が消えた次の瞬間  コカビエルが僕のストランザーを光の槍で

防いだ  ビキビキと二人を中心に地面がひび割れ始めた 

コカビエルを蹴って後ろに跳躍するオーガ 

そこに光の槍を投擲してくるコカビエル 立ち上がった守は槍がぶつかる直前に

ストランザーで槍を叩き割った 砕け散る槍の粒子の間を抜けてコカビエルが

守の頭を掴もうと右手を突き出してきた それをストランザーで防ぎ、

空いている左手でコカビエルの顔面を殴り飛ばした

 

数回地面をバウンドしてから態勢を立て直したコカビエル しかし、その眼前に

守の持つストランザーの切っ先が迫っていた それを頬に掠らせながら

横に飛んで回避するコカビエル  次の瞬間、

ストランザーが突き刺さった地面が爆発し、地面が割れた

 

そこからゆっくりとコカビエルの方に視線を移すオーガ

コカビエル「ククク…ハッハッハッハ!良い!実に良いぞ!

      これこそ戦い!俺が求めていた物だ!そして!貴様らを倒して!

      俺はこの世界に戦争をもたらすんだ!」

守「そんな事!……させるかぁ!」

ストランザーを構えた守が突進し、それを光の槍で受けるコカビエル

 「この世界を!貴様に壊させて……僕の大切な家族を殺されて……

  堪るかあぁぁぁ!」

そう言いながらベルトを開きボタンを押す守

   『Exceed Charge』

再びオーガストランザーにエネルギーを送り込む 

剣がエネルギーを受け取り、巨大な剣のようにぐんぐんと伸びて行った

コカビエル「何!?」

守「このまま!押しつぶす!」

膨大なエネルギーの塊となったストランザーでコカビエルを押しつぶそうとするオーガ

だが、コカビエルとて堕天使の幹部 光の槍を巨大化させ、それを押し返そうとした

コカビエル「貴様には、負けん!」

守「僕は負けない!……先輩が勝ったんだ!ここで僕が負けるわけには行かない!」

さらにエネルギーを送り込み、膨大なストランザーを覆うエネルギーは

ドンドン大きくなっていく それこそ、山のように巨大な光の剣となった

コカビエル「ちぃ!」

するとコカビエルは自爆まがいの行動に出た 巨大な槍は爆発させ、

その力で、自分と守 そしてストランザーの膨大なエネルギーを散らしたのだった

     「ぐっ!」

守「うわっ!」

リアス「守!」

小猫「お兄ちゃん!」

地面を転がったコカビエルと僕 そんな時、爆発の衝撃を諸に喰らったせいで

変身が解除されてしまった そんな僕の元にみんなが来てくれて、起こしてくれた

守「だ、大丈夫。…まさか、自爆まがいの攻撃をしてくるなんて。」

ミラの手を取って立ち上がる守 そして向こうではコカビエルも

ゆっくりと立ち上がった それを見て、デュランダルと借り物のアクセレイガンを

構えたゼノヴィアとイリナがコカビエルに向けて突っ込んだ

 

だが

コカビエル「甘いわ!」

両手から発射された衝撃波で瞬く間に吹き飛ばされた 

その二人を咄嗟に念力で受け止め、ゆっくりと着地させる守

ゼノヴィア「すまない。」

守「いえ。…アイツは僕がやります。下がっていてください。」

再びベルトを取って、腰に巻こうとした時

 

コカビエル「それにしても、貴様ら信者も使える主を亡くしているのに、

      よく戦う。」

その言葉に全員が反応し、僕は地面に落ちたベルトを拾う手を止め、そちらを見た

守「…どういう意味だ。」

コカビエル「言葉通りの意味さ。もう一度、わかるように教えてやろう。

      かつての大戦で魔王が死んだように…『神もあの大戦で死んだ』のさ。」

その言葉を聞き、全員が目を見開いた  守を除いて

イリナ「う、嘘よ!主が……主が居ないはずがないわ!」

コカビエル「だが、それを裏付ける証拠は貴様たちの前にあるだろう?」

それ…成程…聖魔剣の事か 

     「相反する聖と魔。それの融合…それが意味するのは、それぞれを

      司る魔王と神の不在を意味しているのさ。」

ゼノヴィア「まさか……そんな……そんな馬鹿な…」

イリナとゼノヴィア、そしてアーシアが驚きのあまり瞳の色を失い始めていた

全員が驚きに包まれている中 ゆっくりと歩き出した守

 

守「…だから、どうした?」

コカビエル「…何だと?」

守「神様が死んだ?だから何だと言うんだ。」

その言葉にイリナ達3人が目を見開いた 

 「例え神が存命していようが死んでいようが、今この場でそんな事はどうでも良い。」

イリナ「そんな事!?神の死は、そんな軽い物ではないのよ!?」

守「確かにあなた達信者にしてみればそうだろう。だが、この戦いにおいて、

  神の生死は始めから関係ない。」

その声に、僅かに顔を上げるアーシア

 「この戦いは、僕達の未来をつかみ取る為の物だ。例え神が死のうが、

  世界が壊れようが…僕達が信じて戦うものは…仲間と笑っていられる

  未来…これは僕達自身のための戦い。それだけだ。」

アーシア「守さん。」

守「過去は変えられない。だったら、未来のために戦う。

  それが、生きる事だ。」

その声に、その姿に、アーシアは見入っていた 

 「人間は、何度だって立ち上がる…倒されても…命がある限り…

  立ち上がって、立ち上がって…前に進むんだ!」

その声に、少しだけ反応するイリナとゼノヴィア

 「明日の、未来のために……貴様はここで倒す!

  覚悟してもらうぞ!コカビエル!」

再びベルトを腰に巻く守 オーガフォンを取り出し

0、0、0 ENTER 

   『Standing By』

守「僕は戦う!家族のために!未来のために!

  変身!!」

守の体を金色のラインが駆け巡ったその時 

 

アーク眷属全員の足元に青白い魔法陣が現れた

夕麻「これは!?」

華菜「一体何が……」

すると、彼女達の体から青白い粒子があふれ出した その粒子は

まるで意思を持つかのように守の体に集まって行った

 

守の体を流れる金色のラインにそって粒子が集まり、やがてそれは

青白い光を放った その場にいた全員が目を覆い、光が

弱まり、目を開けるとそこには……

 

先ほどまでの黒い色合いとは異なる――灰色に近い銀色の鎧に

金色のライン…首元からはアークの姿の時と似たようなマフラーのような物が

二つ、伸びていた さらに、赤かったオーブもオルフェノクの青白い

炎のような青となって、オーガの新たなる姿―――『仮面ライダーレジェンドオーガ』

となった

 

守「これは…一体…」

守は、この姿に動揺しつつも、理解していた  この姿は、

眷属と心が一つになった証――仲間を、家族を守りたいと言う願いが、

彼女達と守を繋ぐ絆が、力となって守の、オーガの中に流れ込んできた結果

ありえないはずの力が覚醒したのだった

 

守の、仲間を守る為に戦うと言う『心』

ベルト、ライダーズギアの『技術』

オルフェノクの強靭な『体』

『心・技・体』 すべてが一つになり、力は覚醒する

 

レジェンドオーガは、守は、力の意味を理解し、左手を上に掲げた

すると、そこに青白い粒子が集まり、一本の白い短剣となった

それは、アクセレイガンと似た作りだが、決定的な違いは、

銃身を挟み込むようにして、白い刃が上下に接続されている事だった

 

その短剣こそ、オーガストランザー――『冥界の剣』と対になる存在

それは、『オーガブレイバー』――銃と短剣の能力を一体にした

新たなる力が顕現した 

それを握りしめ、二刀流となるレジェンドオーガ

 

みんなの……みんなの力が、思いが…僕の中に流れ込んでくる

……暖かい……みんなの優しさが…みんなの気持ちが…未来を望む気持ちが…

僕の中で一つになっていく……これが…

僕達の絆の力だ! 

守「コカビエル!あなたは、ここで僕が倒す!みんなの…未来のために!」

そう言った瞬間、純白のマフラーが後ろに向かって広がり始めた

 

やがてそれは、一対の翼となった 銀色の姿と宙を漂う青白い粒子が

幻想的な雰囲気を醸し出していた そして、それを見たアーシアが呟いた

「…天、使。」と

 

そして、次の瞬間、ストランザーとブレイバーを握りしめた守がコカビエルに

突進した

守「おぉぉぉぉ!」

ストランザーを振り上げ、レジェンドとなり、さらに強化されたパワーで

それをコカビエルが咄嗟に取り出した光の槍に叩きつける守

コカビエル「グッ!?なんだこれは!?パワーが…上がっているだと!?」

徐々に押され始めるコカビエル

守「みんなの心が、僕に力を分けてくれた!だったら!お前に負けるわけには行かない!

  明日を!僕達の手で掴むんだぁぁぁ!」

ブレイバーをコカビエルの脇腹に突き刺す守

コカビエル「なっ!?ぐっ!?この力!?聖なる力なのか!?」

今、彼の脇腹からは煙のような物が噴いていた

そのままブレイバーの引き金を引く守 『ガァン!ガァン!ガァン!』と音を

立てながらコカビエルの体に撃ち込まれる銃弾 堪らず苦痛に顔をゆがめる

コカビエル

コカビエル「ぐぁっ!?…調子に、乗るなぁ!!」

その時、小刀サイズの槍を突き出してきたコカビエル その攻撃を

守は一度、距離を取って回避した

 

そして、地面が沈み込むような勢いで再びコカビエルに跳躍し、横なぎに

繰り出された一撃を上空に飛んで回避 コカビエルの背を見せる形で

着地し、お互いに振り向きざまに得物を振りぬき、衝突し、とてつもない

衝撃波が生まれた

そのまま二人は、壮絶な剣戟戦に突入していった

 

その頃、それを遠巻きに見ていたリアス達

木場「あの白い剣……黒い剣に勝るとも劣らないパワーを感じる。

   二つとも、聖剣に匹敵…いや、それ以上だ。」

ゼノヴィア「あの姿……あれは一体何なんだ。神々しささえ感じる。

      あの力は一体…」

小猫「お兄ちゃん、すごい。」

リアス「守は…一体どこまで行くの?」

と、その時

サーゼクス「どこまでだって行くよ。彼ならね。」

彼女達の後ろに魔法陣が現れ、そこから現れたのは、サーゼクスとグレイフィアだった

リアス「お兄様!どうしてここに!?」

サーゼクス「何、バラキエル殿から連絡を貰ってね。飛んできたのさ。

      …必要無かったようだがね。」

そう言って壮絶な戦いを繰り広げる二人に視線を戻したリアス達

夕麻「…それより…守の、あの力は一体…」

瑠海「それに、さっきうち等から何か光の粒みらいなのが、現れて、

   それが守を覆って、ああなって…」

イザベラ「サーゼクス様は、何か知っているのですか?」

彼女の問いに、サーゼクスは笑みを浮かべながら答えた

サーゼクス「私に確信がある訳じゃないけど…あの力は…そうだね。

      あれは、彼の『繋がりの強さ』が力となったんじゃないかな?」

レイヴェル「繋がりの…強さ?」

サーゼクス「彼は…彼には今、こんなにも信頼してくれている家族が居る。

      それは、ひとえに彼の人徳と気概がなせる技だろう。

      そして、私達はあまりにもオルフェノクを知らなさすぎる。

      何が起きても不思議じゃないし…それに…

      極め付けが、オルフェノクは『進化の象徴』でもあるからだよ。」

ミラ「オルフェノクが進化の象徴って…どういう事ですか?」

サーゼクス「古来からあるオルフェノクについての古い文献に

      彼らは『人類が進化した姿』だとあったんだよ。」

その事実に全員が驚愕した 

 

イリナ「じ、じゃあまさか……オルフェノクとは…」

サーゼクス「彼らは元々人間だったのさ。…だが、何かのきっかけによって、

      オルフェノクへと進化し…あの灰色の姿と強靭な肉体を

      手に入れた…そういう事なんだよ。」

黒歌「で、でも、ならどうしてそれがオルフェノクが『進化の象徴』に

   なるんですか?」

サーゼクス「オルフェノクが手に入れる物、予め持っている物がある。 

      これは、人間や悪魔、堕天使、天使が同じように、

      人を簡単に殺す事の出来る猛獣が居るように、堕天使や悪魔でさえ、

      敵わない生物は存在する。二天龍がまさにその例えと言えるだろう。

      そして、オルフェノクは、人の言語や知識を持ちながら、

      圧倒的な肉体と、生物の特徴を備えた…言ってみれば、

      万能な力を持った、と言える。

      人の知識と獣の力の融合…それがオルフェノクという種族なんだよ。

      …そして、彼らの進化は…『止まらないんだよ。』

      生物が環境に合わせて自分の姿を変えていくように

      彼らの力が、心が、極限になった時、その力は新たなステップへと

      上がっていく。それこそ、チートのようにね。」

そう言って守の方を見る一同 

     「本来、オーガにあんな機能は付属していなかった。

      つまり、今のオーガをあんなにしているのは、彼の持つ

      オルフェノクの…進化の因子がベルトに作用した結果、と言う事

      だろう。」

朱乃「つまり…守には無限の可能性があると、仰りたいのですか?」

サーゼクス「あぁ、終いには、僕ですら彼と戦って勝てなくなる位強くなれるだろうね。」

現魔王の口から出た、あり得ないようなセリフ  

だが、この時彼女達はその言葉を完全に否定はしなかった  

目の前で戦う自分達の家族が、本当にそうなるだろうと、心のどこかで

思っていたからだった

     「そして、彼もまた至ったのさ。『バランスブレイカー』…いや、

      世界そのものを変革しかねない力…『ワールドブレイカー』、とでも

      言うべきかな?」

 

そして、戦いの決着は迫っていた

コカビエル「ハァ…ハァ…ハァ…グッ!?」

守「………」

コカビエルが荒い息を上げるのに対して、守はすっと双剣を構えたままだった

 

この力……すごい…けれど、飲まれちゃダメだ  僕が戦うのは、明日をつかみ取る

為なんだから 

僕はストランザーとブレイバーを柄の部分で接続した 

そのまま流れる動作でオーガフォンを開き、左手でENTERボタンを

押した

   『Exceed Charge』

体のオメガストリームを経由して、ストランザーとブレイバーに流れ込んだ

エネルギーは、それぞれが金と銀のエネルギーとなった 

 

後ろを向いた方のブレイバーの銃口にエネルギーが集まって来た

ストランザーを前に ブレイバーを後ろに向けた 次の瞬間

銃口に集まったエネルギーが爆発するように見えた瞬間、守の姿が消え、

時間を超える、神速をも超える速度で守が移動し…コカビエルを

胴体から上下に、分断した  

 

さしものコカビエルも、何が起こったのか、理解する間もなく、絶命した

守「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」

そして、守も…初めての大技で息が上がり、剣で自分の体を支えるのがやっと

だった  

そしてその銀色だった体も、普通のオーガの黒色に戻り、マフラーと

オーガブレイバーも粒子となって消滅した

やがて、体力の限界なのか、オーガの変身も解除されてしまった

 

リアス「守!」

夕麻「守!大丈夫!」

そこに、リアス達が走り寄って来た 倒れる寸前のフラフラな状態であったが、

守はリアス達に向かって微笑んだ 

守「みんな…勝ったよ。」

その言葉に全員が微笑んだ時

 

???「まさか、こんな事態になっているとは。驚いたよ。」

何処からともなく声が響いた次の瞬間 

   『ガシャアァァァン!』

今まで張られていた結界がガラスのように破られ、何者かが侵入してきた

外ではその衝撃でソーナ達が怯んでいた

 

そして、ゆっくりと守達の前に舞い降りたのは、透き通るような

クリアな翼と白い鎧を身に纏った何かが舞い降りた

イザベラ「あの姿…もしや…白龍皇…バニシング・ドラゴン!?」

どうやら、イザベラは知識があったために相手の正体を知っていたようだ

守「…二天龍……その片方が、どうしてここに…」

白龍皇「アザゼルにコカビエルを連行するように言われてきたのさ。

    ……一足遅かったみたいだけどね。」

そう言ってコカビエルの死体の方に顔を向ける白龍皇

   「それにしても、君。結構強いね。」

やがて守に興味を示す白龍皇 

   「正直嬉しいよ。今の代の赤龍帝はまだ目覚めてすらいなくてね。

    ライバルが居なくて少し退屈だったけど……」

そう言いながら倒れているフリードの首根っこを掴んだ白龍皇

「どうやら赤龍帝並みの強さを持った相手を見つけられたよ。

    できれば、もっと強くなってくれよ。…原初の王様君。

    それと、こいつには聞きたい事があるから、貰って行くよ。」

とだけ言い残すと、白龍皇はどこかへと、飛んで行ってしまった

 

と、そこに

ソーナ「守、リアス。」

守「ソーナ、お姉ちゃん。」

ソーナ「大丈夫ですか?戦いは…」

守「終わったよ。…最後はちょっと謎だったけど…」

リアス「コカビエルは守が倒したわ。心配しないで大丈夫よ。」

ソーナ「そう。…それより、先ほどの光は一体?」

夕麻「白龍皇です。アザゼルより派遣されてきたと、言っていました。」

ソーナ「成程…今の白龍皇は堕天使陣営に……ともあれ、これで

    この戦いは終わりですね。」

その言葉に全員が安堵した時 

佑斗「…守君、それに部長も…この度は、申し訳ありませんでした!」

そう言って全員の前で謝罪する佑斗 それを見た僕とお姉ちゃんは顔を見合わせ、

笑った

守「…もう…良いじゃないですか。終わったんですから。」

佑斗「でも…僕のせいで…みんなに迷惑をかけてしまった…その事は…」

守「先輩……けど、友達ってそんなもんじゃないんですか?」

佑斗「え?」

守「友達が困っているなら助ける…お互いに助け合って、支え合って、

  どんな時でも一緒に肩を並べて、戦う……違いますか?」

佑斗「それは……でも僕は…君たちに…」

守「なら……これは借りです。いつか…借りを返してください。じゃあ、

  ダメですか?」

今度は、それを聞いた佑斗が笑った

佑斗「本当に…それで良いのかい?」

守「構いませんよ。返してくれるのはいつでも良いですから。

  それより、今は自分の事を心配した方が良いですよ。」

佑斗「え?」

と、後半からニヤニヤした守のセリフに疑問符を浮かべる佑斗

守が視線を向けた方を見ると、そこには、右手に魔法陣を展開した

リアスが立っていた

リアス「守は簡単に許したみたいだけど、私は甘くないわよ。佑斗。」

佑斗「ぶ、部長…一体何を…」

リアス「…そうね。勝手な事をした罰として、お尻叩き千回よ。」

言葉に絶句する佑斗

瑠海「ぷっ……ククク……あはははは!な、何すかそれ!?

   ま、魔力混みでお尻叩き千回とか……や、やばい…つ、

   壺にはま、くくく…」

ミラ「た、確かに…あれはかなり痛そうで…ふふふ…」

シーリス「じ、自業自得だが……がんばれよ。」

アーシア「あ、痕ができたら、わ、私が治療しますから、ぶ、部長さん!

     がんばってください!」

佑斗「アーシアちゃん!そこは部長を応援しないで!」

朱乃「なんでしたら、後半の500回は私がやりましょうか?」

華菜「いや、Sの朱乃がやったら、木場のあそこが壊れてしまうだろう。」

佑斗「華菜さん!?変な言い方はやめてください!」

レイヴェル「……それってつまりは逆…」

佑&守「わ~わ~わ~!」

守「ストップ!そこから先は言ったらダメだからね!?」

小猫「逆、何ですか?」

イザベラ「あぁ、あれはプレイの一つで…」

エッチに疎い小猫にイザベラが教えようとするが

守「お願いだから小猫ちゃんに変な事吹き込まないで!」

案の定守に口を塞がれて妨害された

そんな時、小猫に近づいて耳打ちする美南風 

それを聞いて顔を真っ赤にする小猫

小猫「き、聞かなければ良かった。」

黒歌「ニャハハハ!これで小猫も新しい事を覚えたニャ!」

小猫「あ、あんな破廉恥なの覚えたくありません!」

カーラマイン「それで、結局木場のお仕置きはどうなるんだ?」

リアス「う~ん……倍増?」

佑斗「それはあんまりでは!?」

と、先ほどまでの死闘が嘘のような、誰もが笑い合う姿を

ゼノヴィアとイリナは遠巻きに…複雑な表情で見ていた

 

そして、戦いの終結から数日後 

僕達がオカ研の部室に集まっていると 

ゼノヴィア「やぁ、原初の王。」

駒王学園の制服を着たゼノヴィアが入って来た

守「ゼノヴィア?…どうしてあなたが学園に。」

ゼノヴィア「あぁ、実はな。」

そう言った途端、彼女の背中に悪魔の翼が広がった

それに一番驚いていたのは、アーシアだった

アーシアの場合はまだ人のまま僕の眷属になったんだ

でも、彼女は……

守「…リアスお姉ちゃんの眷属悪魔に?」

リアス「えぇ、彼女も破れかぶれだったみたいだし、お互いに

    断る理由もなかったしね。これで佑斗とゼノヴィア、

    ナイトの二翼が完成したわ。」

ゼノヴィア「教会としては、私は知りすぎた異端、と言う事だ。

破門されたのもあってが、今はすっきりしている。……皮肉だが、

      今になってあの時、狼のオルフェノクに言われた事が理解

      できたよ。『守るべきものを得た者は、強くなる』か……

      あの時の銀色のお前を見て、やっと理解できたよ。」

自嘲気味に言うゼノヴィア 

守「そうですか。」

と、言って立ち上がった守は、ゼノヴィアの前に右手を差し出した

それを驚いた顔をしながら見るゼノヴィア 

おずおずと伸ばされた手を、守が引き寄せて握手をした

 「これからはあなたも仲間です。よろしく。」

その言葉に驚きながらも、彼女は笑って頷いた それからしばらくして……

 

瑠海「神の不在を知って破門されたなら、あの紫藤イリナはどうなったすか?

   彼女も破門されたんすか?」

ゼノヴィア「いや…彼女は…知らなかった事にしている。」

夕麻「と言うと?」

ゼノヴィア「私が庇ったんだ。あの時イリナは『怪我をしていて

      戦闘には参加していない』とね。…彼女は、生粋の信者だからな。

      破門までされたら、どうなるか……まぁ、最後は上に『イリナを

      破門したら、神の不在の情報を全世界に流す』と脅してやったよ。」

守「そうですか。」

リアス「それと、今回の一件で、ある事が始まったわ。」

守「ある事……?」

リアス「3大勢力による……会談よ。…堕天使側から他の勢力に打診が  

    あったみたいで、悪魔の代表として、お兄様とセラフォルー様が

    出席する事になったわ。それと、その場には私達も招待されているの。

    私達グレモリー眷属と、アーク眷属、つまりは守達もね。」

守「僕達も?」

リアス「当たり前よ。今回のボス、コカビエルを一刀両断したのは

    守なんだし……それと、これはお兄様の発案なんだけど…

    今回の会談で、正式に他の勢力に悪魔側から和平を打診するようよ。」

それを聞いて、皆が驚いた けれど、次の言葉には、さらに驚愕した

   「それと、もし和平が成立した場合。守…ひょっとしたら、

    あなたが旗印になるかもしれないから、覚悟しておいてね。」

レイヴェル「…どういう意味ですか?…守が旗印とは…」

リアス「そうね。夕麻やアーシアには話した事だし、折角だからあなた達にも

    話しておくわね。……お兄様や私は、守が3大勢力の和平の

    象徴になると考えているのよ。」

イザベラ「守が、和平の象徴、だと?」

リアス「そうよ……今の守の周りには、多くの種族が集まっているわ…

    悪魔である私やソーナ…朱乃達……それに、あなた達、イザベラ達も

    そう……そして、堕天使である夕麻、瑠海、華菜……教会の人間である

    アーシア……私の…と言うか、守の周りには、

    勢力を越えた人間が集まっているのも事実……

    王の魅力に…こんなにも大勢の人が集まった。

    そんな、本来なら争っていてもおかしくない私達が

    守を通して知り合い…友人や家族になった。

    守以外に、私達3大勢力の和平の象徴になれそうな人が、

    他に居るかしら?」

美南風「そう言われればそうですが…」

リアス「とにかく、今はお互いの無事を喜びましょう。

    戦いも終わったし、いつもの生活に戻りましょう。」

守「そうだね。僕達の戦いは終わった。…と、そうだった。

  戦勝会をするって、先輩と約束したし……時間も時間だし…

  何かお菓子でも作るよ。待ってて。」

そう言って部室のキッチンに行く守

ゼノヴィア「君が料理するのか?」

守「はい。これでも僕の家は20人の大家族なので、料理は自然と

  身に付くんですよ。それより、何かリクエストはありますか?」

黒歌「はいはい!アイス!アイスが良いニャ!」

小猫「私も。」

守「それなら…えぇっと…牛乳と、砂糖…バニラエッセンスもあるし……

  わかりました。少し待っててくださいね。」

と言って、エプロンをかけた守がアイス作りを始めた

 

しばらくして、出来上がったアイスを食しながら雑談し、笑い合う

仲間達 

 

こうして、束の間の平穏な日常を取り戻した守と家族たちだった

     第13話 END

 




そんなこんなでオリジナルオーガでした
こんな風にライダーをどんどん進化させていこうかと思ってます。
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