それと、トルーパーを少し進化させます。
SIDE 守
今僕達は、平和な日常を取り戻しています。
聖剣をめぐる、堕天使コカビエルとの戦いも決着し、再び穏やかな
日常を取り戻すことができました。 新しい仲間の『ゼノヴィア』も
加わり、僕達はまた、戦いを乗り越えた
そんなある日の休日 その朝
いつものように全員で朝食を取った後、みんなでのんびりとお茶をしていました
黒歌「ふぅ……今日も平和ニャ~~」
そう言いながらテーブルから見える庭と、その先に広がる森林に目を向ける黒歌さん
ミラ「そうね。たまには、こういうのも、ん~。良いわね」
と言って伸びをするミラちゃん
アーシア「ほっとします~」
イザベラ「悪くないひと時だ。心が安らぐ」
みんなで一息……至福の時間です。 それから、しばらくして……
みんなでまったりモード全開で休日を満喫していた時
『ピンポーン♪』
インターフォンを通してチャイムの音がしました
守「ん、誰だろ。僕ちょっと見て来るね。」
瑠海「りょうか~い…」
あはは…みんなのんびりしてるね。良い事だけど
何てことを考えながら玄関を開けると、そこに居たのは
守「グレイフィアさん。こんにちは。」
僕達のお姉さん兼お母さん的存在のメイドさん、グレイフィアさんでした
グレイフィア「こんにちは守様。」
守「どうぞ、上がってください。」
グレイフィア「はい。お邪魔します。」
やがて、追加でグレイフィアさんにもお茶を出して一息ついてもらいました
「それにしても…全員がリラックスしていますね。」
僕の作った紅茶を飲んでから、周りを見回すグレイフィアさん
まぁ、確かにそうですね。 黒歌さんやイザベラさんは
背もたれを倒すタイプのリクライニングチェアでほとんど寝ているようにしていて、
ニィちゃんやイルちゃん、小猫ちゃんやアイルーはソファの上に横になって
いて、みんなリラックスしています。
守「みんな、あんな戦いがあった後ですしね。今日位はお家でのんびり、
と言うのも良いかなと思いまして。」
グレイフィア「そうですか……となると、私の持ってきた物は少々
野暮な物だったかもしれませんね。」
守「え?……あ、ひょっとして…」
グレイフィア「はい。今日お持ちしたのは、守様達の新装備です。」
守「そうだったんですか。…でも、ありがとうございます。わざわざ届けて
いただいて…夏も近いですし、外は暑かったんじゃないですか?」
グレイフィア「いえ。お気遣い、ありがとうございます。……しかし、
本当に立派になられましたね。守様。」
守「そ、そうでしょうか。…僕なんて、まだまだで…」
夕麻「それは謙遜しすぎよ。」
そんな時、ソファ越しにこちらを見て来る夕麻ちゃんの声が聞こえて来た
「守はもう、立派な王様で、私達の主なのよ。もっと胸を張りなさい。」
黒歌「そうそう。」
ミラ「守って、本気の時は王様みたいな口調になるんだけどね。」
イル「普段は優しくて…」
ネル「戦いの時はかっこよくて…」
小猫「みんなを守る為に必死になって…」
イザベラ「どんどん強くなっていく…」
シーリス「我らの自慢の主だな。」
ニィ「料理もおいしいしね♪」
美南風「思いやりがあって…誰よりも強い。…これ以上の主なんて
そうはいないわ。」
口々に守を称賛する眷属達 その事で顔を赤くする僕
守「あ、ありがとう。」
華菜「そう言えば、グレイフィアは新装備を持って来ていたと聞こえたが…」
グレイフィア「えぇ、こちらです。」
すると、彼女はパチンと指を鳴らした 魔法陣が彼女の横から
現れ、スーツケースがその中から浮かんで出て来た
「今回サーゼクス様から送られてきた装備は、ライオトルーパーを
強化するための物です。」
僕が魔法陣から出て来たスーツケースをテーブルの上に置いてから、
ケースを開けた 中から出て来たのは……
守「赤銅色の、携帯ですね。」
ライオトルーパーの装甲のような赤銅色がメインカラーの携帯だった
そして、造りはファイズやオーガのフォンと同じ折り畳み式だった
さらに言えば、ミッションメモリーを装填する部分も有るにはあるのだが…
「でも…メモリーが入ってませんね。」
ファイズやオーガのと構造が同じだが、必殺技や武器を起動するメモリーが
無かった
グレイフィア「それには、理由があります。」
と言って、僕が開けたのとは別のケースを開けるグレイフィアさん
彼女が開けたケースの中には…大量の赤銅色のメモリーが入っていた
その数…およそ25から30
「今回のトルーパー、システムV2は、V1より大まかに改造された
点がいくつかあります。一つは、今守様が見ているように、
装着にチップでは無く、RTフォン…トルーパー専用の
トランスジェネレーターを採用しました。」
美南風「構造が守のオーガやミラのファイズと同じと言う事は…」
グレイフィア「えぇ。フォンブラスターとしての使用も可能です。
無論、日常での携帯としても機能します。
そして、第二に、このV2はセットするメモリーによって、
特性が変化します。」
守「特性が、変化?」
グレイフィア「はい。例えば…このメモリー…何かお気づきになりませんか?」
ケースの中から、一枚のメモリーを取り出して僕に手渡してくれたグレイフィアさん
…メモリーは以前から使っているトルーパーのメモリーと大して違いはない……
一部を除いて
守「これ、チェスの駒みたいなのが描かれていますね。」
メモリーの一部、Οを象った部分の隣に、チェスの駒の僧侶の絵柄が書かれていた
グレイフィア「はい。それには意味がありまして…」
イザベラ「こういうのは口で説明されるより自分達の体で試した方が早い。
守、剣道場を借りるぞ。」
守「はい。行きましょう。」
その後僕達は、新造のベルトとRTフォン そして、数多くのメモリーを持って
剣道場へと移動して準備を始めました
メモリーの種類は全部で5種類あって、
汎用的な≪type PAWN≫
打撃と近接戦に特化した≪type ROOK≫
軽量化しての高機動に特化した≪type KNIGHT≫
遠距離からの攻撃や状況把握に特化した≪type BISHOP≫
そして、状況に応じて全てのtypeに装備を変化させられる≪type QUEEN≫
これは、イーヴィル・ピースの特性に合わせたようで、姿も汎用型の
type PAWNを除いて、スタイルが変わっているんだとか
ちなみに、これはメモリーを変えるだけでスタイルが変わるので、
例えば、シャリヤーお姉ちゃんのトルーパーがtype KNIGHTや
type ROOKに変わる事も出来るんだとか…
そんなこんなで、それぞれのtypeを試すのが…
type PAWNをイルちゃん
type ROOKをイザベラお姉ちゃん
type KNIGHTをカーラマインお姉ちゃん
type BISHOPを美南風お姉ちゃん
type QUEENはレイヴェルちゃんが、それぞれ試す事になりました
それぞれが新品のベルトを身に着け、グレイフィアさんから、変身コード
を聞いて各々が開いたフォンにコードを打ち込んだ
1、0、0 ENTER
『『『『『Standing By』』』』』
5人「「「「「変身!」」」」」
『『『『『Complete』』』』』
全員が思い思いのポーズをとってからRTフォンをベルトに装填すると、
赤銅色のエネルギーが彼女達を包み、次の瞬間、全く姿の異なる
トルーパーが5人…立っていた
イルのtype PAWNは特にこれと言って変化は無かったが、残りの4人
の装備は違った
type ROOKは腕部に重厚なガントレットのような物と、
脛部分と腿部分、肩部分を守る装甲に覆われていた
type KNIGHTは背中と脚部の後ろにスラスターが増設されていて、
悪魔や堕天使の羽無しで短時間なら飛行もできるらしい
その手には、銃としての機構を廃した新型で長剣型のアクセレイガンが
握られていた
type BISHOPは全身を守る黒いローブのような物で体を包み、
頭にはフードを被っていた
肩から手の甲部分にかけてが、何かしらのラインが伸びていた
さらに、背中には何やら銃剣を装着したスナイパーライフルのような
銃が背負われていた
そして、type QUEENには、腰から下に掛けて、足全体を覆うような
銀色のドレスのような物が掛けられていた
守「これが、皆の新しい力…」
グレイフィア「はい。PAWNは主だった装備に変更はありませんが、
その汎用性を生かすため、現在簡易型のファイズアクセル、
フライングアタッカーを開発しています。ROOKは関節や脚部に
装甲を増設し、打撃力を強化するためのガントレットを装備しました。
KNIGHTは、その速さを生かすためにフライングアタッカーを
ベースに、新型のブースターと、剣のみの特性を持った
ライオブレードを装備。BISHOPは遠距離から攻撃に特化した
スナイパーライフルを装備し、全体を覆うローブは、
守様のオーガのワイズマンローブをモデルにしているため、高い
防御力を持ち、且つ光学迷彩の機能を持っていますし、
ゴーグル部分もスコープの役割を持っています。」
レイヴェル「…BISHOPは随分装備が多彩ですわね。」
グレイフィア「はい。BISHOPとは、かなり特殊な力を持つ場合が
多いです。そこを狙われやすいため遠距離から相手を狙う攻撃力、
ある程度の攻撃を防ぐ防御力、相手から姿を隠す隠密力。加えて、
肩から伸びるラインは、魔法を発動時にフォトンブラッドが注入され、
魔法の威力を高める効果があります。
最後に、type QUEENですが、これは今まで紹介した
すべての装備を使う事もできますし、全体的な性能は、ファイズや
デルタに匹敵します。それと、全員が使っていた旧型のベルトは、
こちらで回収します。」
守「そうですか……あ、ベルトはどうなるんですか?」
グレイフィア「その事は……ご心配には及びません。ですが…」
守「?」
グレイフィア「いえ、何でもありません。」
その後、グレイフィアさんは旧式のベルトとチップを持って冥界へと
帰って行きましたが……最後の方が気になってしかたありませんでした。
何か心配事でもあるのかな?
その後、みんなにはそれぞれの適正にあるメモリーを渡して、
再びリビングでのんびりしていました。
イル「新しい装備、私のケータイか~」
自分用に渡されたRTフォンを眺めながらそう呟くイルちゃん
ネル「今まではあのチップだけで、変身とかは味気なかったからね~
あ、そう言えばさ、私達のPAWNも他の装備とかって持てるの?」
守「え~っと…可能みたいだよ。BISHOPのライフルとKNIGHTの
ライオブレード、ROOKのガントレットも装備できるみたいだよ。」
と、僕が貰った説明書を見ながらそう言うと、自分達が長剣なり狙撃銃なりを
装備している姿を考えているのか、恍惚とした表情を浮かべる二人
と、急に二人が立ち上がって
イ・ネ「「援護は任せとけ!!」」
と叫んだ どうやら二人は、ライフルの方が気に入ったようだね。
最近だと…何だかFPSのゲームにはまってたみたいだし……
カーラマイン「しかし、アクセレイガンとライオブレードの二刀流か…
あの時の守のようだな。」
ニィ「あの時のマスターはかっこよかったニャ!」
あの時…あぁ、コカビエルの時の……
守「でも、僕もあのオーガの姿には少しびっくりしたよ。
まさか…あんな事になるなんて……」
美南風「サーゼクス様も言っていたけど……あれはオルフェノクが持つ、
進化の可能性の一つみたいよ。」
進化の……可能性、か
そう思いながら自分の手のひらを見つける僕
でも…僕にとっては…
守「あの時、僕の中には、みんなの気持ちが流れ込んでくるのを感じた。
明日を、未来を生きたいっていうみんなの気持ちが、僕に力を
分けてくれた。そんな気がするんだ。……僕一人の力だけじゃ、
勝てなかったかもしれないけど…みんなの力のおかげで、僕は
コカビエルを倒すことができたんだ。今更かもしれないけど、ありがとう。」
と言う感謝の言葉に、全員が顔をほころばせた
そして、数日後
僕達がオカ研の部室に集まって寛いで居た時の事
急に部室に魔法陣が出現し、そこから現れたのは…
リアス「お兄様!」
守「サーゼクスさん、それにグレイフィアさんも。」
守の現在の兄、魔王サーゼクスと、先日会ったばかりのグレイフィアだった
その姿を見て、咄嗟に木場先輩や朱乃お姉ちゃんが頭を下げた
サーゼクス「あぁ、畏まらなくて良いよ。今日はプライベートで来たんだ。」
その後、僕がお茶を淹れて、しばらくして…
守「それにしても…今日はどうしてサーゼクスさんがここに?」
サーゼクス「う~ん…守、どうせならもっとフランクになってくれないかな?」
あれ?いつもだったらサーゼクスさんは僕の事を君を付けて呼ぶのに、
今は呼び捨てに……
守「えっと、どういう意味ですか?」
サーゼクス「何を言うんだい。今の私達は兄弟なんだ。敬語は必要ないだろう?」
あぁ……そう言えば…僕がグレモリー家の次男になってからは、
あまり話した事が無かったんだった それなら……
「えっと……兄さんは、今日はどうしてここに?」
と言うと、笑みをこぼすサーゼクス
サーゼクス「うん。今日僕がここに来たのは、授業参観が近いからさ。」
…あぁ、そう言えばもうすぐ授業参観があったっけ?
「私としては、愛しい妹と弟の授業風景を見てみたいのさ。」
リアス「お、お兄様!どこでその情報を?!」
あれ?お姉ちゃんが教えたんじゃないの?
「…守は…違うだろうし…グレイフィア、あなたね!?」
グレイフィア「はい。この町での出来事、特に学園での行事や出来事は
私達の元へも送られてくる事になっていますし、サーゼクス様に
ご報告するのも、義務ですから。」
それを聞いて、椅子にもたれ掛かるお姉ちゃん どうしたんだろう?
守「お姉ちゃん…ひょっとして授業参観にサーゼクスさんが来ると困るの?」
リアス「……守は…高校からよね。駒王町に来たのは?」
守「え?うん。そうだけど、それがどうかしたの?」
実は僕は、正確には小、中学校を卒業しておらず、グレモリー家の力で
色々と偽造されているんです。 学園に入学するまでは、ずっとグレイフィアさん
の英才教育を受けていたため、学力は平均的な学生よりもずっと上でした。
それと違い、お姉ちゃんの場合は、この町にある中学に入学して、それから学園に
通っているんだよね、確か…
リアス「中学に上がったばかりの頃よ。授業参観の日。お兄様は何をしたと思う?」
………おかしいな…嫌な予感しかしない
「同級生の子達にね。『リアスをよろしく』って言いながら金一封を
渡していたのよ。」
……………良し。落ち着いて……ってぇ!?そんな事できないよ!
守「兄さん!?どこの世界にそんな事をする兄が居るんですか!?」
サーゼクス「ん?ここに居るじゃないか?」
と、しれっと言ってのける兄さん……それを見て僕も、ソファに腰を落とした
守「…今ならリアスお姉ちゃんが兄さんに来てほしくない理由がわかるよ。」
リアス「でしょ?」
と言って僕達は顔を見合わせてから、長い溜息をついた
ちなみに、後ろでは瑠海ちゃんが必死に笑いを越えようとしていたけど、
我慢できなくなって噴出してから爆笑してました
その後、兄さんとグレイフィアさんは、僕の家に泊まる事となり、
その日は二人を連れて帰宅しました
守「ただいま~」
黒歌「お?守~おかえりなさ、ってえぇぇ!?サーゼクス様!?何で!?」
あ、やっぱり驚いてる
守「え~っと、実は、学園で授業参観が近くて…それまで兄さんを泊める事になった
んだ。」
黒歌「マジかニャ!?」
と言うと、黒歌さんが奥へとすごい勢いで戻って行ってしまいました
直後に『片せ!』とか『急すぎるって!』と言う声が聞こえた気がして、
リビングのドアの前で待っている事になってしまった
後ろでは苦笑しているアーシアと、頭を抱えている夕麻ちゃんと小猫ちゃん
暫くして、ドタドタと言う音も聞こえたので、ドアをノックする僕
守「え、え~っと、入っても大丈夫かな?」
黒歌「ど、どうぞ~」
ドアを開けると、そこでは、黒歌さんやイルちゃんネルちゃん、ニィちゃんやリィちゃんが
息を上げている所でした
何があったのかは……聞かないでおこう
その後、僕と華菜さん、グレイフィアさんに手伝って貰いながら夕食の
準備をしていましたが……イルちゃん達は落ち着きがない様子
まぁ、魔王様が自分達の目の前に居れば緊張もするよね
逆に夕麻ちゃんや華菜さんはあまり気にしていないんだよね。
まぁ、元々悪魔の魔王としか知らなかったみたいだし…あまり萎縮する意味も無い
と言えば無いんだろうけど……
夕食後、お風呂に入ってそれぞれの部屋へと入っていくみんな
ちなみに、兄さんたちは、空いている部屋に布団を敷いて、しばらくは
そこを使ってもらう事にしました。
数日後 土曜日の朝
黒歌「ふ、あぁぁ……あれ?」
遅めに起床してきた黒歌は、リビングで学生服姿の守や小猫達を見つけた
「あれ?今日は休みじゃなかったの?」
守「あぁ、黒歌さん、おはようございます。これはその、休日登校で。まぁ、
部活で…」
黒歌「そう。まぁ、最近は暑くなって来たし、熱中症にだけは気を付けなよ。」
守「はい。それじゃ、行ってきます。」
黒歌さんや美南風お姉ちゃん達に見送られながら、僕達は夏になりつつある
道を歩き出した
「もう、夏ももうすぐですね。」
夕麻「そうね。…はぁ…暑い。」
そんな事を話しながら歩いていると、前方のマンションの入り口から
ゼノヴィアが現れた
守「あ、ゼノヴィア、おはよう。」
ゼノヴィア「ん?あぁ、君たちか、おはよう。」
夕麻「おはようゼノヴィア…あ、そう言えば、この前出た宿題はやってる?
あなた、まだ日本語に慣れてないでしょう?」
ゼノヴィア「あぁ…実はあまり出来て居なくてな…特に漢字が読めなくて
苦労しているよ。」
まぁ、外国の言葉って、最初はすごく不思議な文字に見えるよね。
日本人から見たアラブの言葉とか……
「それより、アーシアの方はどうなのだ?
君もまだ日本に来て日が浅いのだろう?」
アーシア「そこは、守さんや夕麻さんに教えて貰っています。
でも、出来るだけ自分の力で読めるようになりたいと思っています。
異国の文化を理解するのも、きっと主がお与えになった試練のはず
です。」
ゼノヴィア「成程、これも主の試練か。…主よ。我らに新たなる試練を
お与えくださった事、感謝します。」
アーシア「アーメン。」
ゼノヴィア「アーメン…ッゥゥ!」
アーシアがそう言ってゼノヴィアも続いたのだが、今現在の悪魔の
彼女が祈りをする事は、自分で自分を殴るような行為なのだった
アーシア自身は、悪魔では無く…言ってみれば『悪魔に限りなく近い寿命を持った』
人間なのだ。 守のメビウスピースの力で人として守の眷属になったアーシアと
一般的なイーヴィル・ピースの効果で悪魔へと転生したゼノヴィア
「うぅ……こう言う所はアーシアが羨ましい限りだ。」
守「大丈夫?」
瑠海「いい加減やめとけば良いのに……」
心配する僕とため息をつく瑠海ちゃん 横では夕麻ちゃんが苦笑し、
小猫ちゃんが少しダメージを受けている あぁ、そうだった、
この中で悪魔なのは小猫ちゃんとゼノヴィアだった
その後、僕達が学園にやって来た理由は、プール掃除をするためだった
ソーナお姉ちゃんからの依頼で、プール掃除をする事になった僕達
オカ研のメンバーたち もっとも、変わりとして今日は僕達だけで
プールを使って良いんだとか
そんなこんなで総出で掃除をした後、朱乃お姉ちゃんの魔法で綺麗になった
プールに水を張った
リアス「それじゃみんな。水着に着替えて、早速私達だけの貸し切りプールを
楽しみましょ!」
「「「「「はい!!」」」」」
その後、それぞれの更衣室に別れる僕達
男子更衣室で木場先輩と一緒に着替え始めた時だった
木場「守君、少し良いかな?」
守「はい?何ですか?」
微妙にシャツを脱いだままの先輩が近づいて来た
木場「今更だけど、僕の恩返し、思いついたよ……僕はリアス部長の
剣であり、君の剣になる事にするよ。もし、君が戦いに臨む時は、
僕にも声を掛けてほしい。どこまでも、一緒に行くよ。」
守「成程…だったら、もしもの時は、全力で頼らせていただきますから、
覚悟してくださいね?」
木場「仰せのままに…なんてね。」
その後、僕達が笑いながら水着に着替えた
しかし……ふと頭にBとLが浮かんだのは気のせいだろうか?
…まいっか。
そう言えばこの前生徒会の仕事を手伝っているときに、没収品って書いてあった
段ボールに『プリンス&ナイト』って書かれた本が置いてあったような……
あれって何なんだろ?
その後、みんなより早く着替えた僕と先輩がプールサイドで待っていると、
水着を着たお姉ちゃん達が出て来た
リアスお姉ちゃんは、以前僕とデートした時に買った白のビキニ
朱乃お姉ちゃんは左右で色違いの肩ひもが無いタイプの水着
アーシアと小猫ちゃんはスクール水着
夕麻ちゃんは黒のビキニ
瑠海ちゃんはオレンジ色のビキニで、上下ともにフリルが付いていた
リアス「お待たせ。……どう守?似合ってるでしょう?」
守「うん。みんなすごく似合ってるし、かわいいよ。」
守に褒められ、顔を赤くするアーシアや小猫、夕麻、瑠海
リアス「それじゃ、早速私達だけのプールを、楽しみましょう。」
そう言って、僕達だけのプール開きは始まった
最初に瑠海ちゃんが飛び込もうとして、夕麻ちゃんに止められて、
少しストレッチをしてから再び飛び込んだ
ちなみに、瑠海ちゃんやリアスお姉ちゃんが泳いでる横では、
僕と夕麻ちゃんが、小猫ちゃんとアーシアに泳ぎを教えていた
ビート版を持ちながら、必死に泳いでいるアーシアと、
沈みそうになる体を下から支えている夕麻ちゃん
僕の方は、バタ足をしながら息継ぎをしている小猫ちゃんの手を
引っ張っていた
しかし、疲れたらしいので、一度プールサイドに二人を上げた
アーシア「ハァ…思ったより大変でした。」
夕麻「水中じゃ、いつもの運動と勝手が違うものね。疲れるのも
無理ないわ。」
小猫「でも、できれば今日中に泳げるようになりたいです。」
守「でも、焦らずにね。運動に焦りは禁物だよ。」
何てことを話していると……
リアス「守~」
あれ?リアスお姉ちゃんが呼んでる
守「何?」
振り返った僕が見たのは…
リアス「背中にオイル塗ってくれないかしら?自分じゃ届かないの。」
と言ってプールサイドに敷いたタオルの上に寝そべりつつ、
背中の水着の紐をほどいているお姉ちゃん
それを見て、僕は顔を赤くしつつ…頷いた
守「……背中だけだよ?」
リアス「えぇ、構わないわよ。」
そんな守の赤い顔を見ながらクスッと笑みを漏らすリアス
リアスお姉ちゃんが持って来ていたオイルを手に垂らすけど……
うわぁ…何だか変な感じ…
そんな事を気にしながら、僕はお姉ちゃんの背中にオイルを塗っていた
守「こ、こんな感じで良いかな?」
リアス「えぇ、とっても上手よ。」
うぅ、褒められてもあんまりうれしくないんだけど……
むしろ恥ずかしいし……こんな所、誰にも見られないと良いけど…
いくらお姉ちゃんとその、エッチしたとはいえ…やっぱり恥ずかしい…
そんな事を思いながらお姉ちゃんの背中にオイルを塗っていると……
朱乃「ま~も~る♪」
後ろから上の水着を外して上半身裸の朱乃お姉ちゃんが抱き着いて来たってぇ!
守「お姉ちゃん……当たってる。当たってるから……」
朱乃「あら?何が当たっているのかしら?」
守「む、胸……背中に…」
朱乃「良いじゃない。この前はもっとすごい事したんだし…そろそろ、次のステップに
進みましょう。」
『あむっ!』
と言って、僕の耳を甘噛みするお姉ちゃん
守「ひゃう!ちょ、ちょっと!お姉ちゃ、ん!」
次の瞬間、僕の後ろにあった飛び込み台が粉砕されました
リアス「朱乃、今は私の番なのよ。少し待ってくれないかしら?」
そう言って魔法陣を展開しているお姉ちゃん
……あぁ、派手に壊れちゃって…後でソーナお姉ちゃんに謝っておいた方が良いよね
朱乃「良いじゃありませんか。私と守は将来結婚を誓い合った仲。これ位の
スキンシップは当たり前ですわ。」
って!お姉ちゃんも相手を刺激するような事言わないでよ!
僕が二人を止めようとした時…
夕麻「それは聞き捨てならないわね。」
今度は近くで休憩していた夕麻ちゃんまで……
「私だって守とは…け、結婚を目指してるんだから……あなた達には
譲らないわ。」
そう言いながら火花を散らす3人 そして…
リ・朱・夕「「「守は渡さない!!!」」」
と言ってなぜかバトルにまで発展してしまった!
仕方なく、僕と小猫ちゃん、アーシア達は移動して、
僕は辺りに結界を張って他の人に気づかれないようにした
……ハァ…お姉ちゃん達って熱くなりやすいからな~
さてと。喧嘩が終わった後は後かたずけの必要がありそうだし…
用具室に掃除道具ってあったかな?
小猫ちゃん達を休ませたまま、僕は用具室に向かったんだけど……
守「ゼノヴィア、こんな所で何してるんですか?」
そこにはビキニタイプの水着姿のゼノヴィアが
ゼノヴィア「ん?あぁ、神宮守か。実はな、水着を着て出て来たのは
良いが、どうしても緩んでしまって、ここで直していた
所だったんだが……」
と言って、背中を見ると、確かに紐が緩んでいた
守「成程。…ちょっと動かないでくださいね。」
近づいてから、その紐を結び直した僕
「……ここをこうして……きつくありませんか?」
ゼノヴィア「あぁ、すまない。助かったよ、神宮守。」
守「僕の事は守で良いですよ。みんなそう呼びますから。」
ゼノヴィア「そうか……ところで守。この水着は、似合っていると思うか?」
髪のメッシュの色に似た、濃緑色のような水着を着ているゼノヴィア
守「はい。とても似合ってますよ。」
ゼノヴィア「そうか……こういうものは馴れなくてな。私自身、以前はこう言うものには
全く興味を示さなかったのもあるんだが……と、そうだ。
実は折り入って君に話が合ったんだ。」
守「何ですか?僕に出来る事なら協力しますよ。」
ゼノヴィア「では…私と子作りをしてくれないか?」
守「…………へ?」
…………何だか重要な事を色々すっとばして変な事を言われたような気が……
「す、すみませんが、もう一度言ってくれませんか?
耳がおかしいのかな…今子作りと聞こえた気が……」
ゼノヴィア「いや。正解だ。私は君と子作りがしたいと言ったのだ。」
守「理由を……理由を聞いても良いですか?」
頭を抱えながらそう質問する僕
ゼノヴィア「ふむ。私は今まで信仰のために全てをささげて来た。だが、今の私は
教会から破門され、悪魔になってしまった。正直な所、
私の持っていた夢とやらは全部信仰や宗教に関する物だった。
しかし、破門された今、その夢は終わってしまった。私は新しい夢を
求めたのだが、如何せん信仰以外では何も知らない身なのでな。
そこで、部長に質問した所、悪魔は欲に生きる生き物だと聞いた。
そこで私は自分の欲…女の悦び、つまり子供を産む事を夢に
したのだ。」
な、成程……それで……
守「敢えて言わせてもらいますが、そう言うのは相思相愛な関係の男女が
行うものです。仮に…仮にですが、その相手が僕で良いのですか?」
ゼノヴィア「あぁ、君が良いんだ。子供を授かる以上、強い子に育ってほしい。
そう言う意味では、私には強い力を持った男性の精が必要なのだ。
そして、私の身近にいる最強の男は、君だ。君の王たる血筋、
その力、圧倒的なカリスマ性…これほどの力を持った男の子を産める
のなら、私も本望だ。…だから、私と子を作らないか?」
まさか……予想の真上を行く話に、僕は付いて行けない……
「とにかく、善は急げと日本の諺にもある事だし、早速私と子作りを
しよう。」
と言って、いきなりビキニを外して、形の整った乳房を晒すゼノヴィア
守「ちょ!いきなり何しているんですか!?」
ゼノヴィア「だから私と子作りをするのだろう?君は経験があるのか?」
守「そ、そりゃ、お姉ちゃん達と一緒にした事は、ありますが……」
ゼノヴィア「ならちょうどいい。私はそう言った事は経験が無いのでな。
できればリードしてもらえるとありがたいのだ。」
と言って、守を押し倒して跨るゼノヴィア
守「ちょ!待ってくださいよ!」
ゼノヴィア「安心しろ。子供は私が育てる。まぁ、君の性格であれば、
問題ないと思うが、子供が父親の愛嬢を欲した時は、それに
答えてやって欲しい。子供には両親が必要だからな。
人間と転生悪魔の出生率は知らないが、出来れば年内には
妊娠したいと考えている。」
ってぇ!?え!?そこまですでに考えているの!?
「子作りの過程をしてくれれば、後は私の体を好きにしてくれて
構わない。だから頼む。」
しかし、その時僕は、ゼノヴィアの体が震えているのに気付いた
僕は体を起こしてから、その肩にそっと手を置いた
きっと…初めての経験を前にして、口では強がっていても、内心では
怯えているはず
守「落ち着いてください。大丈夫、大丈夫ですから、深呼吸して……」
僕の言葉で、ゆっくりと深呼吸をするゼノヴィア
「それが……あなたの願いなら、僕も協力したいと思います。ただ……
ここでは……落ち着いたら、また話しましょう。」
ゼノヴィア「そ、そうか……君は…私の夢は変だと思うか?
子供を産みたいなど……」
守「そんな事ありませんよ……僕は、女性は偉大だと思います。
その体に生命を宿し、育てる事ができる。…別に、女尊男卑、と言う訳では
ありませんが、子を宿す事が出来るのは女性なのも事実。命を宿したいと言うには、
あなたの強い母性本能の現れだと思いますし、それはそれで良い事だと
思います。」
ゼノヴィア「守………ありがとう。少し落ち着いたよ。
わかった。この件は日を改めてお願いするよ。」
守「はい。」
と、これで終わればハッピーエンドかもしれないのですが……
リアス「…守、何をしているのかしら?」
急に入口のドアが開いて、そこからお姉ちゃん達の姿が……
あぁ、あの目…絶対に怒ってる…
守「あ…これはその、ゼノヴィアの相談に…」
朱乃「話は全て聞かせて貰いましたわ。ゼノヴィアちゃんはずるいですわ。
一人だけ守の子供を貰おうだなんて…私も守の赤ちゃんが欲しいですわ。」
夕麻「もう。これ以上ライバルを増やさないでくれないかしら?」
小猫「…たらし。」
アーシア「うぅ、やっぱり守さんも胸の大きな女性が好きなんですか?」
瑠海「やっぱりそこっすか!守も巨乳が良いんすか!」
守「ち、ちがっ!誤解だよ!ぼ、僕はその…子供が欲しいって言う彼女の
望みに協力したくて……」
リアス「そう……」
と言うと、お姉ちゃんはいきなり魔法陣を展開して、後ろに居る木場先輩に
言った
「佑斗、今日はこれで解散ね。」
佑斗「はい。わかりました。…守君、がんばってね。」
ちょ!?先輩!それどういう意味ですか!?
しかし、先輩に助けの手を伸ばした瞬間、僕達8人は、――僕の部屋に
テレポートした
守「どうして……僕の部屋?」
リアス「ゼノヴィアが守の子供が欲しいと言って、守がそれを了承したのなら、
私達にも守の子種をくれるのが、筋と言う物でしょう?」
……唖然…つまり、お姉ちゃん達が言いたいのは『自分もエッチしたい』と言う事
守「ちょ!?待ってよ!何でいきなり……」
リアス「あなたはゼノヴィアとセックスするって約束したんでしょ?だったら、また
私達としてくれなければ不公平じゃない。それに、アーシアだって、
まだ未経験なのでしょう?この機会に、二人の処女を奪ってしまえば?」
と言われて、アーシアとゼノヴィアは顔を赤くした
と、そこに……
イザベラ「では…我々も混ぜて貰うかな?」
入口が開いて、アーク眷属達14人が現れた
守「み、みんなまで!?し、しかも!」
その全員が、水着を着ていた
「な、何でそんな恰好してるの!?」
美南風「外も暑かったし、お風呂に水を張ってみんなで泳いでいたのよ。
そしたら、物音がしたから来てみれば、水着姿の守達が居るし…」
黒歌「あ、ちなみにこの事はソーナお嬢様に連絡済みだから。
今に水着を持って飛んでくるはずニャ。」
ちょっ!?何てことしてるんですか黒歌さん!
…数分後、魔法陣を通って水着姿のソーナお姉ちゃんが現れ、
結局その後、僕は水着姿の皆(アーク眷属19人、グレモリー眷属4人、ソーナ)
の合計25人全員を相手する事になってしまいました
……どうしてこうなったんだろう
※ ここから先は、R18シーンとして投稿します。
そんなこんなで結局、水着乱交プレイをする事になった守
騒がしくも賑やかな日常を、僕達は取り戻していた――賑やかすぎる気もするけど…
第14話 END
と、言う訳でオリ主のハーレムは絶賛拡大中です。
ちなみに、ここにさらにカテレア・レヴィアタンと、劇中でイッセーに
ドレスブレイクされた配下の女性数人を追加予定です。