ハイスクールD×D ARC    作:ユウキ003

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今回は、会談の話とカオス・ブリゲードの戦闘です。
それと、オリ主にブレクガンナーを持たせたのは
完全に自分の趣味です。


ハイスクールD×D ARC 第16話

SIDE 守

学園で3大勢力による会談を行う事が決まってからもう数週間

そして…その日がやって来た

 

リアスお姉ちゃん達グレモリー眷属、そして、僕を入れた20人のアーク眷属

が、今会議室の前に立っていた

ちなみに、小猫ちゃんとギャスパー君は部室で待機中です

ギャスパー君は、まだ力をコントロールできていないので……

 

やがて、リアスお姉ちゃんがドアをノックして、中から兄さんの声がした

僕達はお姉ちゃんと僕を先頭にして、中に入った

そこでは、正装の兄さん、セラフォルーさん、アザゼルさん、

給仕のためなのか、お茶を乗せた台の横にグレイフィアさんもいる

そして、アザゼルさんの護衛なのか、壁際にバラキエルさんとヴァーリさん。

そして――円形のテーブルを囲んで座っている人があと一人…

天使陣営のトップ『ミカエル』…そして、その後ろには初めてあった時と同じ

ローブを着た、紫藤イリナの姿もあった

 

そして、会談が始まり、今回の一件…コカビエルの暴走についての話から始まり、

兄さんたちは、『これ以降の戦争は種族そのものを滅ぼしかねない』と言う意見で一致

した

アザゼル「んじゃ、そろそろ、そっちの御二人さんに話を聞こうじゃねえか。

     コカビエルの時のをな。」

と言って、僕とリアスお姉ちゃんに白羽の矢が立った 

そして、僕達は説明した 事件の内容 戦闘の内容 そして――神の不在を

コカビエル自身の口から聞いた事

サーゼクス「二人とも、ありがとう。下がってよろしい。」

それを聞いた僕達は、壁際の席の戻った

     「アザゼル達は、彼らに質問があるかな?」

ミカエル「今の所は何も。」

アザゼル「俺はそうだな。………あぁそうだ。

     そいつの『進化の因子』が、非生物であるベルトにまで作用した

     ってのは本当なのか?」

サーゼクス「……あぁ、と言っても、私も彼も、原理は理解していない。

      守。君はあの力を何だと思う?」

と、唐突に僕の方に話が流れて来た

守「…あの時…僕は眷属のみんなから力を受け取ったから、あの姿…

  レジェンドになれました。だからこそ、僕はあの力を、『絆』の力だと

  考えています。」

サーゼクス「君と眷属との絆が形になったのが、あの姿だと考えている

      のかな?」

守「はい。」

サーゼクス「成程…アザゼル、納得したかい?」

アザゼル「俺としては…そいつの体の中身を見たいくらいだが……」

と言って、僕の体を見るアザゼルさん 途端に敵意をむき出しにする

夕麻ちゃん達 

    「……やめとくわ。そいつの眷属に殺されそうだし…」

サーゼクス「そうか……ミカエル、君は何かあるかな?」

ミカエル「あぁ、私から、彼に渡したい物がある。」

サーゼクス「成程……守。ミカエルの前に…」

守「…はい。」

僕は、机の前を回って、ミカエルの前に立った

 

すると、僕とミカエルの間で光が溢れ…それが一つの剣となった

ミカエル「これは、ドラゴンスレイヤーの剣…『アスカロン』だ。

     君には、聖剣奪還の際に多大な貢献をしてくれたからね。

     代わりと言っては何だが…これを君にプレゼントしよう。」

そうですか……でも、僕は……

守「折角ですが……僕はそれを受け取る気にはなれません。」

そう言って、断った  

その言葉で、お姉ちゃん達は驚愕の表情を浮かべている

ミカエル「…理由を、聞いても良いかな?」

守「はい……僕は……僕自身は……―――――

  ――――教会と天界を信用できません――だから、それを受け取る気には

  なれません。」

言ってしまった はっきりと 『僕はあなた達を信じていない』と

 

僕の言葉で、会場内の空気は一気に冷え込んだ 

きっと、お姉ちゃん達の背筋は冷や汗が流れているかもしれない でも、

これはずっと前から僕が思っていた事だ 

ミカエル「そうか……できれば、君が私達を信用できない理由を、

     教えて貰えるかな?」

そんな中でも冷静なこの人は、そう聞いて来た 

 

僕は、眷属、アーシアや木場先輩の方を見た

その視線に気づいて、頷く二人  

二人の了承は得られた なら、話をしても大丈夫だ

守「僕が、この町にやって来てから関わった大きな事件は3つです。

  アーシアがこの町に赴任してきた際の出来事と、リアスお姉ちゃんの、

  悪魔の身内での問題…そして、今話した聖剣に纏わる事件……

  僕が関わった事件の半分以上に…あなた達天界と教会の『闇』が

  見えているんですよ。」

ミカエル「『闇』、とは?」

守「アーシアから、彼女がどうしてこの町にやって来たのか、理由は聞きました。

  なぜ、彼女が追放されたのかも……僕には…教会の人間がアーシアを

  『身勝手なプロパガンダに利用した』だけにしか見えませんでした。

  そして、都合が悪くなれば『彼女を切り捨てた。意図も容易く。』

  僕は、その人間たちが許せない。彼女は優しいです。だれよりも…

  身勝手な怒りなのは十分理解しています。でも……アーシアを

  『利用した教会の人間だけは、信用できません』。」

その言葉に、ミカエルの後ろのイリナが反論しようとしたけど、ミカエルが

それを止めた

 「そして…先輩の…聖剣計画のバルパーも、フリードもそうです。

  今まで僕が出会って来た神父は…言ってしまえば『ろくな人間では無かった』。

  そして何より……あなた達はアーシアにも、先輩にも…誰にも

  手を差し伸べなかった。……そして…何より…僕があなた達を

  信じられない理由。それは……」

僕は、体をアークオルフェノクへと、変化させ言い放った

 「―――僕をこんな体にしたのが、あなた達教会の人間だからですよ―――」

 

その言葉に…その話を知らないゼノヴィア、イリナ、そして、ミカエルが驚いていた

さすがに、ミカエルは表情までは崩さなかったけど……

イリナ「そんな…!……まさか……!」

守「10年前…僕は、本当の両親に連れられ、山間部にある小さな教会へと

  連れていかれました。」

姿を人に戻しながら、僕は淡々と語り始めた 

 「そこでは、大勢の信者と思われる人達と、一人の神父がいました。

  あの時、信者だった人の言葉は、当時は意味こそ知りませんでしたが、

  はっきり覚えていますよ。僕に向かって『王の素体』と言った事をね。」

その言葉に、元教会の人間だったゼノヴィアや、イリナが信じられないと言った

顔をしていて、リアス達は悲痛な表情をしている

 「そして……僕は『身勝手な教会の人間たち』の儀式の生贄にされました。

  結果は…失敗…後は、御覧の通りですよ。」

半ば、やけになってミカエルさんの前で両手を広げる僕 

 「あの日…僕を助けてくれたのは…天使なんかじゃなく、悪魔だった

  兄さんたちだった。」

そう言って、言葉を区切る僕

 

ミカエル「サーゼクス……彼の言った事は……」

サーゼクス「全て事実だ。…私とここに居るセラフォルー、そしてグレイフィア、

      もう一人、魔王のアジュカが、人体実験の噂を聞きつけ、

      教会に向かった。そこで目にしたのは………大量の灰の

      中で泣き崩れていた、当時6歳の守君だった。」

守「あの日……儀式が始まった時…僕は…僕の体から現れた光の触手が……

  教会の中に居た全員の胸を貫いて……あの人達の中から、全てを吸い出して、

  僕の中に流し込んだ。吸い出された人々は…灰になって消えました。

  衣服だけを残して………今でも時々悪夢としてみますよ。

  誰とも知れない個人の意思とエネルギーが、僕の体の中に侵入してきて、

  僕を異形へと変化させる夢を……自分でも、あなた達にこんな事を言うのは

  八つ当たりなのは理解しています。…頭では理解していても……

  心が納得しないんですよ。

  『誰であろうと…こうなったのは――教会の人間のせいなんだ――』と。」

そうして、僕は口を閉じた 周りのみんなも、何も言わずにずっと黙っている

ミカエル「そうだったのか………私が謝罪しても済むことでは無いのは承知した。

     私に…何か出来る事は無いか?」

出来る事……なら……

守「でしたら、悪魔になったゼノヴィアが祈りをしても、ダメージを負わないよう、

  配慮していただけませんか?」

ゼノヴィア「守……」

ミカエル「彼女を?なぜ?」

守「彼女は今、リアスお姉ちゃんの眷属となり、転生悪魔となりました。

  でも、彼女の信仰心は本物です。例え自分自身を苦しめる行為であったとしても、

  彼女は今でもあなた達を信じています。………僕自身は、今もあなた達が

  信じられません。でも…彼女やアーシアの信仰心は本物です。

  ……あなたが僕にくれると言った、アスカロンは必要ありません。

  その代わり、今話したゼノヴィアの件……そして、アーシアの

  『魔女』と言う蔑称を…撤回してください。」

僕の言葉に、皆が驚いている 

ミカエル「それが君の望みなのかい?君は…今ある生の中に何を求めているんだい?」

僕が……僕が求める物…それは……

守「僕の……僕の手の届く範囲の人だけでも……例え……多くは無い数だった

  としても……一人でも多くの人が…『幸せな生活』と『笑顔』を持てる

  ために……僕は戦う。……あの日、僕は大勢の人を…父さんと母さんを

取り込んで……今この場所に立っている。

……かつての僕は……『力』を持った責任から戦おうとしました。

そんな、理由付けで僕はずっと戦うんだと、決意みたいなものをしていました。 

  でも、今は違います。僕は人々の幸せを守る為に戦います。

  アークオルフェノクとして……そして…『仮面ライダー』として…

  命がけで戦う事……それが今の僕の生きる目的…求めるのは、

『みんなの幸せ』です。」

ミカエル「そうか……まだ幼いと言うのに、立派な志だ。

     わかった。君の要請はなるべく叶えよう。」

守「…ありがとうございます。」

僕がお礼をして、頭を下げた時………

 

――不意に……何かが、『止まる』ような錯覚に陥った 

僕はすぐにその『止める』力に反するフィールドを部屋の内部に展開した

そして、止まっていたソーナお姉ちゃんや椿姫さんが、いきなり動き出した

ソーナ「ッ!?今の力は一体!?」

守「みんな、大丈夫?」

僕は辺りを見回すが、みんな動けている 無事のようだ

それにしても…この力……と、その時だった

誰かがドアを叩く音がした

ドーナシーク「アザゼル様!バラキエル様!緊急事態です!入室の許可を!」

アザゼル「おう、入って良いぞ。」

ドーナシーク「はっ!失礼します!」

と、軽い口調のアザゼルさんと、それに反するように緊張した面持ちのドーナシーク

さんが飛び込んできた

      「ご報告します!現在この学園一帯が謎の力によるフィールドに覆われ、

       外の護衛はほとんどが動けない状態にあります!今まともに動けるのは、

       おそらくこの場に居る皆さまだけかと……」

バラキエル「うむ。報告ご苦労。…しかし、お主はなぜ平気なのだ?」

ドーナシーク「実は…これに護られたようです。」

そう言って取り出したのは、先日僕が渡したRTフォンだった

あれには、万が一の時に使用者を守る防壁を展開する術式が組み込まれていると、

兄さんが言っていたけど…どうやらちゃんと起動しているようだ

今思えば、ギアを持っているみんなは、僕がアンチフィールドを展開しなくても

動けたようだし…システム自体は問題ないみたいだね

 

それにしても……これは……まさか!!

その時、外で爆発音が響いた 慌てて僕達が窓に近づくと、

上空に現れた魔法陣からローブを着た謎の集団が現れ、こちらを攻撃している

今は、予め張られていた結界が攻撃を防いでいるけど、攻撃は苛烈だし…

直に外で動けない護衛の人にまで被害が出る!何とかしないと!

レイヴェル「これは一体……何がどうなっているのですか!?」

守「恐らく、外から襲ってきているのは、僕達の和平を望まないテロリストだよ。

  僕達以外の時間が止まっているのは、旧校舎に居るギャスパー君…

  彼の力、『停止世界の邪眼』を、テロリストが無理やり強化しているからだ。」

でも、こんな事をしている時間は無い……仕方ないか…

 「皆さん。ここは僕が制圧します。みんな……手を貸してほしい。」

サーゼクス「どうするつもりだい?」

守「レジェンドオーガになって、一気に敵の意識を刈り取ります。

  今の僕に、アークの力の完全開放はできません。今の僕の全力は

  レジェンドオーガが限界です。とにかく、何とか――」

アザゼル「ちょい待ち。どうせだ。この前のプレゼントを使ってみたらどうだい?」

守「え?……ブレイクガンナー、ですか?」

アザゼル「そ。俺の試作品だ。レジェンドはお前の『切り札』なんだろ?

     あいつら、結界内にゲートで現れてるって事は、外と中を繋ぐ

     『裏切り者』が居るって事だ。わかったら、今は本気を出すのを

     控えるんだな。」

守「…わかりました。」

僕は取り出したオーガのベルトをしまい…以前受け取ったブレイクガンナーを

僕達の家から引き寄せた

手元に紫電を纏って現れる、紫色をした拳銃 

サーゼクス「アザゼル、あれは何だ?」

アザゼル「あぁ、あれはブレイクガンナー…俺が試作した人工神器だ。

     この前の一件の解決に尽力してくれたお礼にプレゼントしたのさ。」

サーゼクス「お前、ひょっとして守でデータを取ろうとして無いだろうな?」

アザゼル「さあね。そこは想像に任せるよ。」

守「とにかく…行きます!」

僕は右手に持ったブレイクガンナーの銃口を左手の手のひらに押し付けた

すると、へヴィメタのような音声が流れ始めた

そのまま銃口から掌を離すと

   『Break Up!』

音声と共に、エレキギターとバイクのエンジン音のような物が響き、

僕の体をアシンメトリーな紫色の装甲が覆った 

僕は、左手で握りこぶしを作り、自分に馴染んでいるかを確認した

アザゼル「それが俺が作った人工神器『ブレイクガンナー』と

     その禁手化状態『魔進チェイサー』だ。そいつは、端から

     禁手化だけを念頭において設計した物だ。おかげで、

     まともに扱える奴が居なくてね。お前さんのレジェンドには

     劣るが、ファイズやトルーパーモデルよりは、強力なはずだぜ。」

体のあちこちを確認してから、右手のブレイクガンナーを握りしめた

 「僕達で外の魔術師を撃退します。…みんな、行こう。」

アーク眷属「「「「「「「「「「「YES、MYLORD」」」」」」」」」」」

そう言うと、各々がベルトとアイテムを取り出した

ミカエル「?彼女達は何を?」

サーゼクス「まぁ見ていたまえ。面白い物が見れるぞ。」

 

5・5・5 ENTER 9・1・3 ENTER 3・1・5 ENTER

   『『『Standing By』』』

ベルトを腰に巻いてから、すぐさまフォンを取り出してコードを入力する

ミラ、イザベラ、夕麻 

黒歌「…変身。」

   『Standing By』

デルタムーバーに音声入力をする黒歌

1・0・0 ENTER 

   『『『『『『『『Standing By』』』』』』』』』

RTフォンに自分達の特性のメモリーをロードし、コードを入力するアーク眷属達  

そして……

アーク眷属「「「「「「「「「変身!!!」」」」」」」」」」」

各々が自分達で決めた変身ポーズを取り、ベルトにフォンを差し込んだ

   『『『『『『『『『『『『Complete』』』』』』』』』』』』』

膨大な光が部屋の中を照らし出し、現れる19人のライダー

それに合わせて、守も部屋の中に魔法陣を作り出し、そこから

オートバジンを一台呼び出した

その肩のハンドルグリップを引き抜いてから、ミラのファイズに

投げるチェイサー(守)

それを受け取り、ミッションメモリーを装填するファイズ

   『Ready』

伸縮した赤い刃を振ってから構えるファイズ

 

その横では、アーシアや美南風が変身したローブを纏ったような姿の

トルーパー、typeBISHOPや背中などにブースターを

備え、長剣を手にした瑠海達のtypeKNIGHT、

ガントレットと重厚な装甲のtypeROOKが立っていた

それに、イルちゃん達が変身したtypePAWNたちも

それぞれが好きなタイプの武器――BISHOPのライフルや

KNIGHTの長剣――を手にしていた

 

ミカエル「これは一体……神器なのか?」

サーゼクス「いや。これは、私達悪魔の技術者たちが過去に存在した  

      オルフェノクの鎧、『ライダーズギア』のデータをもとに

      復元、改良を施した物だ。」

僕の変身した『チェイサー』の後ろに19人のライダーが

並んでいる 

守「……行きます!」

すると、窓が一人でに開いて、僕達はそこから飛び出した

 

そしてすぐさま、僕達目がけて大量の魔力の弾が飛んできた 

   『Gun!』

銃口を叩くようにしてモードを変化し、銃口からの紫色のエネルギーで

次々と魔術師を撃ち抜いていく その後ろでは、美南風、イル、ネルがライフルを

構え、それを撃っている そこに攻撃が集中するが、

それを、アーシアのBISHOPトルーパーの青い炎の防壁と、

鉄壁の防御力を備えた雪蘭、華菜のtypeROOKが両腕で防いだ

アーシアの壁の隙間からライフルの銃身を出して攻撃をする

3人  その3人に攻撃が集中している隙に、背中のブースターで

集団に接近したシーリス、カーラマイン、瑠海の3人がライオブレードで

相手を切り裂いていく

 

上空では、フライングアタッカーを駆って自由自在に空を飛びまわりながら相手を

攪乱していく夕麻 攪乱され、身動きが止まった所を、レイヴェルのtypeQUEEN

が放った大量を青白い火球が襲う 

さらに、攻撃で混乱した所に接近した夕麻の飛び蹴りとブラスターモードの

サイガフォンの銃弾が襲う 

 

地上でもシャリヤー達が相手をアクセレイガンで銃撃し、

ファイズポインターとカイザポインターをセットし飛んだ

   『『Exceed Charge』』

二人が並んで放つ『ダブルライダーキック』が敵の魔術師の集団を薙ぎ払っていく

 

しかし……倒しても倒しても無尽蔵に沸いてい来る敵の魔術師

守「クッ!きりがない!」

イザベラ「やはり…あのゲートを閉じない限り無理か……守!

     お前はこの時間停止の原因を止めてきてくれ!ここは私達で

     支える!行け!」

守「イザベラお姉ちゃん……」

瑠海「早く行くっす!早く行って…守の家族を助け出してくるっす!」

夕麻「ここは私達に任せて!早く行きなさい!」

レイヴェル「ぐずぐずしている時間はありませんわよ!」

守「みんな……わかった!」

と、そこに、悪魔の羽を広げたお姉ちゃんが飛んできた

リアス「守!私も連れて行って!」

守「お姉ちゃん!」

リアス「お願い!…ギャスパーは私の眷属…捕らえられた下僕を救うのも…

    主の役目よ…」

守「…わかった。テレポートで一気に部室まで飛ぶ。捕まって。」

僕が右手を差し出すと、それを握り返すお姉ちゃん 次の瞬間、

僕達は旧校舎の中へとジャンプした

 

しかし、部室にギャスパー君と小猫ちゃんは居ない……二人の気配は…こっちだ!

僕は部室を出て、近くのドアを蹴破った 

魔術師A「何奴!?」

僕達が突入すると、壁に貼られた魔法陣らしき物に捕縛された二人を見つけた

その二人に短剣を突き突ける魔術師たち 不味い…迂闊に動けない

そんな時……

ギャスパー「部長…守君……僕を、殺してください。」

守「ッ!?何を言いだすんだ!」

ギャスパー「だって…僕は…こんなにも弱くて…力もコントロールできなくて…

      その上、この力のせいでみんなを……こんな僕なんて……

      生きてる意味なんて……」

守「そんな事無い!」

ギャスパー「ッ!!」

守「例え…どんなに弱くたって、生きている限り、僕達は前に進めるんだ!

  諦めるな!臆するな!戦え!……『生きろ!』」

その言葉に…はっとなるギャスパー 

ギャスパー「僕は……生きて居て…良いの?」

守「当たり前だ!君は……僕達の『家族』なんだから!」

リアス「そうよ。あなたは私のかわいい下僕…決して見捨てたりはしないわ!」

ギャスパー「守君…部長……」

魔術師「何をごちゃごちゃと!変な動きをすれば、この二人が死ぬぞ!」

そう言って二人に剣を突き突ける でも……

守「僕は…一人じゃない!」

その叫びと共に、僕の体の中から現れた光の球が一瞬にして短剣を持っていた魔術師を

吹き飛ばした 

 「ありがとう。助かったよ。スパイダー。」

その相手とは……守の中に存在するオルフェノクが一人 『スパイダーオルフェノク』

だった  手持ちの八方手裏剣を壁に突き刺して二人を捕縛していた魔法陣を

破壊した  床に着地するギャスパーと小猫 

その時…スパイダーに吹き飛ばされた一人の魔術師が、守目がけて

後ろから魔力弾を撃ちだした 

スパイダー「ッ!?後ろだ!」

咄嗟にスパイダーが叫ぶが、安堵していたのか反応が遅れた守

そして、それに気づいたギャスパーが……

ギャスパー「ダメェェェ!」

叫んだ そして……

その魔力弾だけが……『止まった』 まるでシャボン玉のように、空中に制止した

魔力の塊 

魔術師「バカ、な……」

それだけ言うと、その魔術師も気を失った 

小猫「これってギャー君が…」

ギャスパー「え?…僕、力を……」

すると、ペタンを床に座り込んでしまったギャスパー 

そのギャスパーに歩み寄る守 

 

僕は、床に座るギャスパー君の前で膝をついて、変身を解除し、彼を抱きしめた

守「ゴメンね。助けに来るのが遅くなって。でも、もう大丈夫。

  それと…ありがとう。」

ギャスパー「守、君……僕は…」

守「がんばったね。君は、自分の意思で力をコントロールできたんだ。

  君は強いよ。」

ギャスパー「僕は………僕は…うわあぁぁぁん!」

次の瞬間、再び大粒の涙を浮かべながら守に抱き着くギャスパー

そんな姿を一瞥してから、スパイダーは何も言わずに僕の中に戻って行った

 

数分後泣き止んだギャスパー君をあやしてから、僕達は外に出た

僕は、再びチェイサーに変身し、皆と合流した

 

そこでは、どうやら途中からヴァーリさんが参加したようで、

みんなは一か所に集まっていた その一か所には兄さんたちによる

魔法による結界が張られていた  どうやら、ギャスパー君の邪眼が

解除されたからなのか、攻勢に転じたみたいだ 

守「みんな!」

夕麻「守!どうだった!?」

守「大丈夫。無事救出する事ができた。」

夕麻「そう。よか――」

 

その時、ゲートの中から強大な魔力の塊が飛来した

咄嗟に前に出て、障壁を張り巡らす僕 が、その攻撃は障壁さえも突破して

守の、チェイサーの体に命中した

守「がっ!?」

胴体に攻撃を喰らい、数メートル吹き飛ばされる守

夕麻「守!」

そんな僕に近づいて、抱き起してくれた夕麻ちゃんのサイガ

  「大丈夫!?」

守「だい、じょうぶ……まさか…これほどの力を…」

何とか体を起こして立ち上がる僕 その時… 

???「やれやれ、まさかイレギュラーの存在がここまでとは…

    計算外でした。」

ゲートを潜って現れたのは、露出度の高い服を着た女性だった

 

その人の登場で、リアスお姉ちゃんやソーナお姉ちゃん、兄さんやグレイフィアさん

セラフォルーさんが驚いている  でも……それ以上に僕も

驚いている だって……だってその人は……

守「カ、ティ…さん…」

 

僕の言葉を、一瞬だけ訝しんだ後……カティさんの瞳が見開かれた

カティ「その声!?まさか……!」

僕は、その疑問を振り払うように、一歩一歩近づきながら、チェイサーの変身を

解除した 

   「あなたは……守……」

守「やっぱり……カティ、さん……どうして……?」

カティ「……私の本当の名前は…『カテレア・レヴィアタン』

    旧魔王の一人…レヴィアタンの末裔よ!」

レヴィアタン……旧魔王の末裔……なら……

守「なら…どうしてこんな事をするですか?」

カテレア「……単純な理由よ……私達の目的は、魔王も神も存在しない

     この世界を変革する事よ。3大勢力のトップを今この場で排除し、

     新たな世界を作り直すのよ!………守、あなたには一食の恩があるわ。

     もしここで退くのなら、あなたとあなたの眷属達に手は出さないわ。

     退きなさい。今すぐ。」

僕は……そんな事できない……

守「そんな事…できない!……兄さんたちや、リアスお姉ちゃん達を置いて何て

  行けない!」

カテレア「兄…それに……まさか…」

守「僕には……もう一つ名前があります……『アーク・グレモリー』……僕は…

  現魔王の一人、サーゼクス・ルシファーの弟だ!」

カテレア「何ですって!?……まさか……」

守「カティさん……いえ、カテレアさん……僕は、家族を見捨てたくはないです。

  例え、誰が相手だろうと…僕は戦います!仲間を…家族を守る為に!」

カテレア「そう……できればあなたの恩をあだで返したくは無かったけど……

     邪魔をするのなら、排除する!」

そう言うと、カテレアさんは持っていた杖から魔力の塊を撃ちだして来た

   『Break Up』

僕は再び、チェイサーへと変身し、それを迎え撃った

でも……できれば、あの人を…僕は……

 

SIDE 夕麻

今再びチェイサーへと変身した守が、敵の大将らしき女性と戦っている

でも、どうやらあの二人は顔見知りのようだし……それに、旧魔王って何?

どうなってんの?

夕麻「そもそも何でソーナ会長や現魔王のセラフォルーさんと同じ姓の

   人物が私達の襲うのよ。」

レイヴェル「それは……あの人物が『旧』魔王の末裔だからですわ。」

瑠海「そのさっきから出てる旧魔王ってどういう事っすか?」

レイヴェル「かつての大戦で魔王様方が皆さま戦士された後、我々悪魔は、

      二つの意見に分かれました。魔王に相当する力を持つ人物を『新たなる魔王』

      として迎え入れるか、戦死された魔王様方の直系の子孫を新たなる

      魔王として迎え入れるか。……結局、我々悪魔は前者……

      元72柱…つまり、悪魔の貴族の中から新たなる魔王を選出する形を

      選んだ。そして、選ばれたのが…グレモリー家のサーゼクス様や

      シトリー家のセラフォルー様…と言う訳よ。

      そして…他の陣営との徹底抗戦をずっと主張してきた旧魔王の血族、

      及びシンパたちは、危険分子とみなされ冥界の辺境へと飛ばされた、

      と聞いた事がありますわ。」

夕麻「つまり……あの女性は大戦で死んだ以前の魔王レヴィアタンの、子孫?」

イザベラ「そういう事だ。……しかし…本当にこれをあの女性だけで起こしたのか?

     いくら旧魔王の子孫とは言え、投入されている兵力が尋常じゃない。

     おそらく…あれにはバックが居るだろうが……誰なんだ。」

アザゼル「そいつらの名前なら知ってるぜ―――――『禍の団≪カオス・ブリゲード≫』

     それがあのレヴィアタンの末裔の後ろに居るテロ組織の名前だ。」

サーゼクス「そのカオス・ブリゲードとやらのテロリストの目的は?」

アザゼル「単純だ。混沌と破壊。それだけだ。もっとも、強い奴が集まっている上に

     目的がはっきりしてる分色々と厄介でね。俺もつい最近知ったばかりだ。」

黒歌「そして、そのテロリストにしてみれば、私達の和平が気に入らないと……」

ミカエル「それでこんな事を……しかし…彼は大丈夫なのですか?

     いくら伝説のオルフェノクの長とは言え、彼はまだ若い。

     私達3人のうち、誰かが加勢に行った方が……」

サーゼクス「いや。それは必要ない。守なら、必ず勝てる。」

ミカエル「そう言い切れる根拠は?」

サーゼクス「ふっ……私は親として、兄として、彼を見守って来た。

      彼の力は、すでに堕天使幹部を一刀両断するまでに高まっている。

      君だって、オルフェノクの進化と強さの話は知っているだろう?

      守は負けないさ。……少なくとも、今は……」

ミカエル「だが、可能性が低いのなら、やはり援護した方が……」

サーゼクス「一つ教えておこうミカエル。……守には『勝敗は関係ない』……

      守が戦闘において取る選択肢は三つ……コカビエルのように

      相手を屠るか…相手の戦意を喪失させるか………

      相手を『引き込む』かだ。」

ミカエル「引き込む?…どういう意味ですか?それは?」

サーゼクス「何、直にわかるさ……彼の強さは『力』では無い……

      その『意思』だ。」

サーゼクスの言葉に、ミカエルやあの紫藤イリナはまだ不安な様子だったが、

私達ならわかる かつて…守に救われた者たちである、私達なら…

守……あなたの力は……人々を救う物よ

私は、空の上で戦う二人を見てから、魔術師の残党処理に戻った

 

SIDE 守

僕達は、今、上空で激しい戦闘をしていた

カテレアさんの撃ちだす魔力により生成された龍のような物をブレイクガンナーの

銃弾で撃ち落としていく 

しかし、その隙に上方からの奇襲を掛けられた それを両腕をクロスさせて

防ぐ

守「ぐっ!」

どのみち、今の僕の多段階防御障壁では、カテレアさんの攻撃を完全に防ぐ事は

出来ない 今は体の表面に防御力を集中させて攻撃を防いでいるけど…長くは…

カテレア「言ったはずよ。ここは退きなさい。さもなくば…死ぬわよ?」

守「まだ!まだ終わってなんかいない!それに…僕は家族を守るんだ!」

カテレア「家族…血のつながり……それが何だと言うの!」

すると今度は杖を片手に突進し、杖を守目がけて振り下ろすカテレア

それをブレイクガンナーで防ぐ守

    「所詮は貴様も、何も知らずに育ってきただけの、世間知らずだろうに!」

杖の攻撃で吹き飛ばされ、ブレイクガンナーが地面に向かって落下した

 

神器が離れてしまった事で、守のチェイサーへの変身が解除された

    「終わりだ!」

再び魔力の龍が守を襲う  だが……次の瞬間、その魔力が消し飛び、爆発した

その爆発の中から現れたのは……アークオルフェノクとなった守だった

 

カテレア「ッ!?……その姿は…一体……守、あなたは…何者なの!?」

守「……僕は……二代目アークオルフェノクです。」

カテレア「オルフェノク!?バカな!あの種族は過去に滅んだはず!」

守「……そうです。でも…蘇ったんです。僕を依代にして……」

カテレア「そうだったのね……見損ないましたわサーゼクス。まさか、自分の弟に

     人体実験をするなど――」

守「僕と兄さんは……義兄弟です。本当の血のつながりなんてありません。」

カテレア「え?」

守「僕をオルフェノクにしたのは人です。そして、死を望んだ僕を拾ってくれたのが、

  兄さんたちだった。カテレアさんが言った…僕が何も知らない…それは

  正論なのかもしれない。僕はあなたの心を何も知らない。……でも、何が

  あなたをそうさせるんですか?」

カテレア「やめろ!私の中に入ってくるな!」

そう言って再び杖で打撃攻撃を始めるカテレア

    「お前に何がわかる!お前に何が!」

守「僕はあなたの過去を知らない。だから偉そうなことは言えないのは

十分理解しています。でも――」

カテレア「うるさいうるさい!お前にわかるか!親が、先祖が言った事で、

     主張した事だけで危険分子扱いされてきた、私の気持ちなど!

     一生わかるまい!」

その言葉に、口を両手で覆うセラフォルーさんの姿が一瞬だけ見えた

    「誰もが私を危険人物扱いして!遺物と罵り、嘲り、見下し!

     散々見放されてきただけの私の!何がわかると言うんだ!」

その言葉を聞きながら、ずっと攻撃を手で弾き続けていた守

そしてカテレアの杖を、不意に掴んだ

    「なっ!?離せ!この――」

守「一人って…寂しいよね。」

カテレア「ッ!?何を、偉そうに!」

守「わかるよ。一人がとっても寂しいって……僕は、初めてソーナお姉ちゃんにあった時、

  ある事がきっかけで、力が発動して、この姿を見られてしまった。

  僕は…絶望した。自分が化け物だって知られてしまったと思って、

  悲しくなった。誰かに、もう友達じゃないなんて言われるのは、想像しただけで

  怖いよね。誰も傍に居ない。ずっと一人ぼっちなんて……そんなの、悲しすぎるよ。」

カテレア「ふざけるな!同情なんて要らない!私は!新しい世界の魔王になる!」

守「それが、本当にカテレアさんのしたい事なの?」

カテレア「そうよ!私は魔王になって、世界を支配するのよ!」

守「それで…あなたの悲しみは癒えるんですか?」

カテレア「ッ!?」

守「例え世界を、冥界を支配したとしても、誰があなたの『友達』に

なってくれるんですか?もし、あなたが支配者になったとしても、人々は

あなたの『友達』では無く、奴隷になるだけです。」

カテレア「じゃあ……じゃあどうすれば良いって言うのよ!」

激昂し、涙を浮かべたまま杖を強引に引き離し、再び守に杖で殴り掛かるカテレア

    「なら、私にどうしろっていうのよ!今更引けないのよ!ここまで来たら!

     なのにお前は私の行こうとする道を否定する!だったら、誰が私を 

     肯定してくれるって言うのよ!」

そして、その言葉は二人が戦闘を繰り広げる眼下のサーゼクス達にも聞こえていた

 

サーゼクス「そうか。…彼女もまた、被害者なのだな。」

ゼノヴィア「どういう意味ですか?」

サーゼクス「先ほどレイヴェルちゃんが語ったように、旧魔王の一族は、

      徹底抗戦を主張したがために辺境へと送られ、差別され続けて

      きた。おそらく、彼女も旧魔王の子孫…と言うだけでな。

      それが彼女を歪めたのだ。

『自分が虐げられる世界なんて…壊せば良い』と思わせてしまうほどに…」

アザゼル「結局はお前等の所も問題だらけってこったな。んで、どんすんだよ。

     俺も参加しようか?丁度試したい人工神器があるんだけど……」

サーゼクス「不用だ。もうすぐ決着がつく。」

アザゼル「ほぉ?……『どんな』決着だい?」

サーゼクス「黙って見て居ろ。もうすぐだ。」

アザゼル「へいへい。」

彼はそう言うと再び視線を上空に移した

 

上空での戦闘は、サーゼクスの言う通り終わりに近づいていた

いくら魔王の子孫とは言え生き物…魔力は有り余っていたとしても、

あれだけ打撃戦に移行していたのだ 体力が急激に低下し、

今のカテレアは、アークとなった守と相対したまま、息を荒らげていた

 

守「カテレアさん……こんな事はやめましょう。戦ったって…誰かが傷つくだけ

  なんですよ。」

カテレア「……相変わらずの、甘ちゃんね!」

そう言うと、杖を振り上げ、再度魔法を発動し攻撃していくカテレア

しかし、守はその攻撃を片手だけで弾いていく

    「そんな事を言っているようでは!私には勝てはしない!」

守「だとしても……僕はあなたを殺したくはない!」

カテレア「ほざくな!覚悟も無いくせに!」

 

覚悟……覚悟か……

守「確かに…今の僕にはあなたを殺す覚悟なんてない………それでも!

  誰かを救いたいと言う気持ちは本物なんだ!

  僕は、カテレアさん!あなたを救いたい!僕が、兄さんたちに救われたように!」

カテレア「あなたが、私を救うと言うの!?どうやって!今の私は反逆者!

     例え投降しても、慰み者にされ、処刑されて終わりよ!」

守「だったら……『僕があなたを守ります』」

 

しかし、ここからがハプニング 段々と守の言葉に怪しい雰囲気を感じ取り始めた

リアスやソーナ、夕麻やミラ達

瑠海「あ、あの…この展開ってひょっとして……」

夕麻「そうね……多分私の時と似たような……」

と、ある意味での不安を募らせるアーク眷属達 

 

そして、生まれて初めてそんな事を言われたカテレアは内心では驚いていた

カテレア「わかっているの!私はあなたの『敵』なのよ!それを守るだなんて…」

守「確かに…今の僕達は対立しています。…でも、だからと言って僕達が

  わかり合えないわけじゃない。人は誰だって、お互いを理解しあって、

  手を取り合って生きて行く事が出来るんです。………だから、

  カテレアさん……僕と、『友達』になってくれませんか?」

人の姿に戻りながら、空の上を歩くようにして、カテレアに近づき、

ゆっくりと右手を差し出す守

 

カテレアは、それを見て戸惑っていた どうすれば良いのかわからなかったのだ

今の彼女の中では『彼の友達になってみたい』と言う感情と、『目の前の敵を倒せ』

と言う感情が板挟みのようになって彼女を苦しめていた

 

それでも、少しずつ、右手が相手を求めるように上がり始めた 

 

――だが――

急に険しい顔になった守は、カテレアの背後に回り込み…そして…

   『バゴォォォン!』

守「グッ!」

カテレアに迫っていた攻撃を、体を張って防いだ

 

そして、守はその攻撃を放った相手――『白龍皇』を睨みつけた

 「ヴァーリさん……これはどういう事ですか!?」

ヴァーリ「簡単さ。弱い奴は僕達の仲間に必要ないからね。」

守「仲間?」

アザゼル「成程な。……ヴァーリ、『裏切り者』はお前だったってわけか。」

ヴァーリ「そういう事だ。俺も、今はカオス・ブリゲードのメンバー、

     と言う訳さ。」

カテレア「なっ!?そんな事、私は知らされて……」

ヴァーリ「俺がカオス・ブリゲードに入っている事は機密でね。

     お前には知らされていなかった、と言う訳さ。」

アザゼル「おいおい。まさか白龍皇がテロリストとはな。んでよ。俺はお前に

     一つ聞きたい事があるんだが…」

ヴァーリ「ん?」

アザゼル「『オーフィス』……『無限の龍神≪ウロボロス・ドラゴン≫』が

     ブリゲードのトップって話は、本当なのかな?」

ッ!?オーフィス……ずっと前に受けたグレイフィアさんの授業で、

僕はその名前を知っていた 神さえも恐れさせたドラゴン……

まさか……そんな人がテロリストのトップなのか?

ヴァーリ「確かにオーフィスはカオス・ブリゲードのトップで俺と組んだ。

     だが俺達に覇権や権力など興味は無い。下の奴らは勝手に付いて来ただけだ。」

アザゼル「成程な。俺はてっきり、カテレア共々旧魔王の血縁として、復讐にでも

     来たと思ったが…筋違いだったみたいだな。」

今、あの人はなんて言った?カテレアさん『共々』って…と言う事は、まさか…

ヴァーリ「そこまで知っているのなら、隠す意味も無いか。……

     俺の名は、ヴァーリ・『ルシファー』……

     俺は前魔王の孫の父親と、人間の間に生まれたハーフなのさ。」

ッ!?と言う事は、あの人は悪魔と人間、それも、魔王の曾孫のハーフ

つまり……神器を持ちながら、膨大な魔力を生まれながらに持っている…

と言う事になる……

アザゼル「魔王の力と二天龍の力が一つになった存在とか……どんだけ規格外なんだよ。

     お前は。」

ヴァーリ「奇跡、と言う言葉は、俺のためにあるのかもな。」

そう言って黒い悪魔の羽を広げるヴァーリ その羽の数は、左右合わせて10枚…

…本当なのか…あの人が……

    「しかし……本当に滑稽だな。魔王の血を引く者が、こうも簡単に

     他人の言葉で揺れ動く……」

それがカテレアさんの事を言っているのは、僕でも理解できた

そして、カテレアさんがそれを指摘され、視線を逸らした次の瞬間、

白龍皇が再びカテレアさんを狙って攻撃した

守「カテレアさん!逃げて!」

カテレア「え?」

僕の声が聞こえ、前を向いた時には、すでに魔力の塊が、カテレアさんの前に迫っていた

 

後は……僕もよく覚えていない  

無我夢中で魔力の塊の前に飛び出し、カテレアさんを押しのけた僕 

そして―――魔力が僕の心臓を貫いた―――

守「グッ!?……ごふっ!?」

次の瞬間、僕は口から大量の血を吐血しながら地面に向かって落下し始めた

落下する中で、僕の意識は薄れて行った

 

SIDE 夕麻

夕麻「守!」

サイガのフライングアタッカーを使って、落下する守を抱きしめ、

着地する夕麻

  「守!しっかりして!まも、ッ!」

私が着地し、守の顔を覗き込んだ  でも、その瞳は閉じられていた

そんな時……

リアス「い、や……いや……いやあぁぁぁぁぁ!」

私の後ろから、悲鳴にも似た絶叫が聞こえた そして……

ミラ「許さない………お前だけはあぁぁぁぁぁ!」

   『Complete』

   『Start Up』

ファイズアクセルへと変化したミラが、白龍皇に向かって突進していく

瑠海「うわあぁぁぁぁぁ!」

イル「よくも!」

ネル「よくもマスターをぉぉぉぉ!」

黒歌「ヴァーリ・ルシファァァァァ!」

それに続くように、瑠海やイル、ネルたちも白龍皇へと向かっていく

 

そんな中でも、私は叫んだ

夕麻「アーシア!お願い!早く来て!」

アーシア「え。あ……」

夕麻「何しているの!?早く守を治癒して!あなたのヒーリングの力が必要

   なの!」

アーシア「あ。…は、はい!」

すぐさまアーシアが、私の前に回り込んで、抱きかかえた守に向かって

治癒の力を使い始めた

 

そして……私のすぐそばでは…敵であったはずのカテレア・レヴィアタンが呆然

としている 本来なら…すぐにでも撃ち殺してやりたいけど……でも今は…

私は、スーツ越しではあるけど、守の右手を、握りしめた

…お願い……帰って来て…守…

 

SIDE ソーナ

そんな……そんな………そんな……守が……死んだ?

その事で動揺し、地面に膝を付くソーナ 

そんな………そんな事…あるわけない……そんな……守が……そんな

その時、ソーナの肩に手を置く人物が居た

……サーゼクスだった

ソーナ「サー、ゼクス…様…」

サーゼクス「顔を上げたまえ……忘れたのかい?彼はオルフェノク……進化する種の

      王なのだ。……彼は…心臓を潰された程度で死にはしない。」

ソーナ「でも……だったら、守は…どうして……」

『起きないんですか』 そう言おうとしたが、言えなかった 言いたくなかったのだ

私が  でも…もし本当に死んでいないのなら……守、お願いだから…帰って来て

 

 

SIDE 守

その頃、守は真っ暗な空間で倒れていた

―――――僕は……――――

≪成程。君が私の後継者、なのだね?≫

――――誰?――――

守は体を起こそうとするが、動けなかった

≪私は……君の先輩だ。……若き王よ。君は、力を恐れているな?≫

――――僕は……はい。自分の力が、怖いです。この力で…僕は――――

≪大切な者たちを傷つけたくはない、と言うのだな?≫

――――はい。――――

≪成程…君のいう事も理解できる。だが……力が無ければ…誰も守る事は

 できない。力が無ければ…失うだけだ。≫

――――でも…僕は……――――

≪何を恐れる事がある。周りを見よ。お前には、お前を支えてくれる仲間が

 居るはずだ。そして、お前も家族に言ったはずだ。『臆するな』と。

 それは、お前も同じだ。臆せず立ち向かえば、開ける道は無限だ。

 仲間と自分を信じ……『生きよ』。若き王よ。≫

その時、守の体が光に包まれ出した

――――待ってください。あなたは……――――

≪心配するな。また、会える時が来よう。それまで、しばしの別れじゃ。≫

その声が聞こえ、倒れた守の横を、誰かが通りすぎるような音がした後、

守の体は完全に光に包まれた

 

SIDE 夕麻 

私の胸の中で抱かれている守の体には、今も大きな穴が開いている 

アーシアがそれを塞ごうと必死に治癒を掛けているが、穴の塞がる速度は

酷く緩慢で、今もその穴から大量の灰が零れ落ちていく

アーシア「お願いします!止まってください!」

美南風「守!私達の声が聞こえる!しっかりして守!」

ニィ「しっかりするニャ~!」

リィ「マスター、死んだらダメなのニャ~!」

私の周りには、多くの者たちが集まって守に向かって声を掛け続けている

 

上では、激昂したミラや瑠海、イル、ネル、シーリス、黒歌たちが白龍皇を

相手に戦い続けている しかし……

ヴァーリ「ふむ。ロステクの鎧と聞いて、少しばかり期待していたのだが…

     期待外れか。」

ミラ「お前だけはぁぁぁ!白龍皇ぉぉぉぉ!」

白龍皇の後ろから切りかかるファイズエッジで切りかかるミラ

すでにアクセルは終了し、体力を消耗しながらも、必死に挑みかかっていくが、

白龍皇はそのエッジの刃を掴んでミラを地面に向かって

放り投げた さらに掌から魔力弾を連射し、イルたちに攻撃を命中させ、

次々と撃ち落とし行く  

 

落下したミラや瑠海、イルたちは地面に落着するのと同時に、変身が解除されてしまった

黒歌「ウグッ!……く、っそぉぉ……」

ヴァーリ「つまらない。お前達はもう…不用だ。」

まともに動けない黒歌達に向かって、魔力の塊をぶつけようとするヴァーリ

小猫「姉さま!みんな!早く立って!」

そんな声が響くが、連戦による疲労と、落下したダメージからまともに動けない

眷属達 

ヴァーリ「……死ね。」

そう言って魔力の塊を放出しようとした時

   『ドキュン!ドキュン!』

地面の方から銃声がして、紫色のエネルギーがヴァーリを襲った 

 

それを間一髪で回避するヴァーリ 彼が向ける視線の先には

―――ブレイクガンナーを構え、息を荒らげた守がいた

 

私は、一瞬何が起こったのかわからなかった。 瑠海達に向かって

あの白龍皇が攻撃しようとした時、私の握っていた右手が離れて、

宙に浮き、ブレイクガンナーを引き寄せて、撃った 

夕麻「まも、る?」

守「ハァ…ハァ……ただいま。みんな。」

私の肩に掴まりながら、ゆっくりと体を起こして立ち上がる守

黒歌「守!!」

ミラ「守!……良かった、生きてた……」

リアス「守……あなた、なの…?」

守「うん……ゴメン。心配かけたみたいで……」

ソーナ「良かった。本当に…良かった。」

全員が守の生還を喜ぶ中……

 

ヴァーリ「へぇ、心臓を潰されても死なないとはね。驚いたよ。

     そして、実に面白い。」

ゆっくりと地面に着地するヴァーリ 

 

SIDE 守

僕は………もう迷わない…僕は戦う!全力で!みんなを守る為に!

守「ヴァーリ・ルシファー……あなたは、僕が倒す!

  みんなを……やらせはしない!」

ヴァーリ「だったら、俺に見せてみなよ。君の本気をね!」

僕は負けない……みんなは……僕が護る!

 

その時、かつてレジェンドが発現した時と同じ事が起こった

眷属達の足元に青白い魔法陣が発生し…彼女達の体から溢れた

青白い粒子が、守の前に集まり、小さな物体へと、結合されていった

 

自分自身の前に現れた『それ』をつかみ取る守

それは、金色のサイのような、ミニカーとも取れる物体だった

守はそれを、躊躇いも無くブレイクガンナーの上部に差し込んだ

   『Tune Rhino』

すると、角のようだった部分が伸長し、剣のようになった

 

そのまま銃口を押し込む守 

へヴィメタのような音声が再び鳴り響く そして

   『Super Break Up』

守「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

先ほどとは異なる音声が流れ、守の体を、金色の鎧が覆い、その両肩には、

角のような物が生えていた 

 

そして、その様子を見て一番驚いていたのは、アザゼルだった

アザゼル「おいおい。早速システムに干渉されちまったか?俺はあんな機能

     載せた覚えはねえぞ?」

サーゼクス「良かったじゃないか。お前が興味深々だった事が、自分の前で

      見られたのだからな。…しかし……これは白龍皇を刺激する

      結果になってしまったようだな。」

 

ヴァーリ「面白いな君は!まさか無機物にさえ進化を促すとはな!

     さぁ!もっと俺を楽しませろ!でないと…俺が君の眷属を

     皆殺しにしてしま――」

その言葉を言い切る前に、ヴァーリの顔面を進化したチェイサー……

『超魔進チェイサー』が殴り飛ばす 

アルビオン『油断するな。相手はお前に匹敵する力を持っている。油断すると死ぬぞ。』

ヴァーリ「そうか…それは実に面白いな……」

そう話している間も、ブレイクガンナーから放たれた無数の銃弾がヴァーリを襲う

それを回避しつつ、同じように魔力弾で撃ち落としていく

しかし、銃撃を繰り返しながら接近した守のブレイクガンナーの銃剣が

切り裂くように振り下ろされた

それを横に飛んで回避したヴァーリは、空中でステップするように守に向けて

跳躍、その胴体に手を当てた そして

   『Divide』

白龍皇の能力 『相手の力を半減させ、その分の力を自身の糧にする』力を発動した

…だが……

アルビオン『バカな!?吸いきれない!』

ヴァーリ「何だと!?」

そう……吸収するにしても、そこにはキャパシティ…上限が存在する 

もし、今のヴァーリの数値が60だとして、上限が100……だとすれば

吸収できるのは40までのエネルギー もし、相手から吸収するエネルギーが

その40を超えていた場合、ヴァーリは力を吸収しきれないのだ 

 

そして、力の吸収の事など感じもしないと言わんばかりに、強烈な

拳をぶつけ、ヴァーリを吹き飛ばす守

 

地面を足で削りながら、何とか反動を殺すヴァーリ だが…

   『Super Execution』

ブレイクガンナーの銃口を押し込み、必殺技をスタンバイさせる守

そして、空間に壁でもあるかのように跳躍し、ヴァーリに向かって突進した

 

それを魔力で迎撃するヴァーリだったが、それを体を捻って回避しながら

接近する守 そして……ブレイクガンナーの銃口から発射された無数の

金色の銃弾がヴァーリの、白龍皇の鎧を襲う そして守が接近し…

   『Full Break Rhino』

巨大化した黄金の剣がヴァーリの鎧を打ち砕いた

 

ギャスパー「す、すごい!あの伝説の白龍皇の鎧を一撃で!」

ミカエル「まさか……彼は進化していると言うのか…この短時間で……」

イリナ「進化……進化の象徴……オルフェノクの…進化…」

サーゼクス「生物の進化速度を超えた………もはや生まれ変わり、とさえ

      言える成長。相手が強いほど…家族を守りたいと言う守の心が

      強くなればなるほど…進化の因子はそれに答える。

      そして……今の守の強さは…あの白龍皇に匹敵する、と言う訳さ。」

アザゼル「しかし…あれがヴァーリの本気とも思えんな。まだ、アイツの

     底も知れんからな。」

 

アザゼルの指摘通り、ヴァーリは立ち上がり、再び鎧を纏った 

ヴァーリ「まさか……一撃で鎧を破壊されるとはね。だったら、こちらも  

     さらに一段、力を上げるとしよう。」

アルビオン『Half Dimension』

すると、翼から波動が発せられ、ヴァーリが校舎に手を向け、握りつぶすような動作を

すると、それに合わせて、どんどん縮小していく校舎 それはつまり……

守「空間を圧縮……いや、歪ませているのか……」

ヴァーリ「この力は、ハーフの名のとおり、物体であろうと何であろうと半分まで

     圧縮する事ができるのさ。結果として空間を歪ませているに過ぎない。」

リアス「出鱈目すぎるわ。」

アザゼル「ま、ドラゴンを宿しておいてまともな奴なんざいねえよ。

     んで…どうするんだよ守。こんまんまじゃ俺達まで終わりだぜ?」

守「……問題ありません。……ヴァーリ…あなたはここで、僕が倒す!」

地面を蹴って相手に目がけて跳躍する守 

ヴァーリはハーフディメンションを守に掛けようとするが、波動が体に

届く前に空間を蹴ってヴァーリの後ろに回りこみ、回し蹴りを繰り出す

背中に攻撃を受け、吹き飛ぶヴァーリ 彼は態勢を立て直しながら

魔力弾を撃ちだしてくる それをブレイクガンナーの銃弾で撃ち落としていく守

 

お互いに円を描くように機動しながら相手の攻撃を相殺する守とヴァーリ

そして、その攻撃が決定打にならないと知ると、打撃戦に移行した

拳と拳を突き出すヴァーリ 拳と刃を突き出す守の超魔進チェイサー

 

戦いの衝撃波は、学校に植えられた木々や建物に被害を及ぼした その時

   『Super Execution Full Break Rhino』

エネルギーを銃口に集中させ、ヴァーリに接近 腕の残像が見えるほどの

ラッシュをぶつけ合い、ハンドガードの部分をヴァーリの鎧のヘルメットの部分に

叩きつけ、トリガーを引いた  撃ちだされたエネルギーが

頭部の鎧を打ち砕き、素顔が露になるヴァーリ 

一度離れ、着地する二人

 

その時、急激な進化でシステムが限界を迎えたのか、守の超魔進チェイサーの

体のあちこちから火花を上げながら変身が解除された 

アザゼル「やっぱり、急な進化はシステムの方が追いつかねえか……参考

     になったな。」

リアス「アザゼル!何をのんきな事を!今守は戦っているのよ!その最中に…」

アザゼル「おいおい。アイツの持つ武具は一つじゃねえだろ?それに見てみろよ。

     アイツ、もう既にベルトを手元に引き寄せてやがる。まだやる気だな。」

その通り、僕はすでに手元にオーガのベルトを引き寄せていた

それを腰に巻き付け、オーガフォンを開く僕 そんな時…ヴァーリは…

 

ヴァーリ「ククク……まさかここまでとは……さすがは伝説と呼ばれた種族の王…

     面白い……彼になら…『覇龍』を見せる価値がありそうだ。」

アルビオン『自重しろヴァーリ…ここでそれを選ぶのは得策ではない。』

ヴァーリ「だが、向こうも本気で来るんだ。俺も、それに答えようじゃないか。……

     ≪我、目覚めるは覇の理に全てを奪われし二天龍なり―――」

アルビオン「ヴァーリ!我の力に翻弄されるのがお前の本懐か!?」

 

不味い……嫌な予感がする 僕はすぐさまコードを打ち込み、ENTERボタンを

押そうとした その時……結界を破って何者かが上空から侵略してきた

まるで中世の騎士とも、東南アジアの神話に出て来るような恰好ともとれる姿の

人物がヴァーリの前の着地した

……誰だ?

ヴァーリ「美猴か。何しに来た?」

美猴「北のアース神族と一戦交えるから帰ってこいってさ。……んでよ。

   何でカテレアがあそこでへたり込んでるわけ?」

ヴァーリ「簡単だ。王の言葉に呑まれた…それだけだ。」

美猴「王様?……あぁ成程。こいつが例の現代版オルフェノク唯一の生き残りの

   王って奴?まだガキじゃんか。なのにお前は苦戦したわけ?」

ヴァーリ「苦戦はしていない。…覇龍を使おうとしたらお前が現れたんだ。」

美猴「覇龍って…お前にそこまでさせるだけで十分危ねえっての。

   まいいや。とにかく帰るぞ。……と、そうだった…俺っちの名前は美猴…

   孫悟空の子孫なわけよ。縁があればどこかで会おうぜ。原初の王様さんよ。」

そう言うと、美猴は手元の如意棒をくるくると回してから地面に突き立て、

二人を足元に黒い何かが現れ、二人を飲み込んでいった

ヴァーリ「また会おう…アーク・グレモリー。その時は、もっと熱く、もっと

     激しく……戦おうじゃないか。」

それだけ言い残すと、ヴァーリ、白龍皇は姿を消した

 

僕はどっと力が抜け、その場にへたり込んでしまった

リアス「守!」

夕麻「守!」

アーシア「守さん!」

そこに、皆がやって来て、心配そうに僕の顔を覗き込んだ

守「大丈夫…少し、体に力が入らないだけだから。…心配しないで…」

アザゼル「ま、無理もねえな。瀕死の状態から蘇った挙句、無理な進化で

     相当体力を消耗したはずだ。その状態でヴァーリを退けられた

     とは…大した奴だよ全く。」

 

その後、やってきた悪魔や堕天使、天使たちの作業によって崩壊した

学園の復興が始まった  そして、悪魔の一団が残っていたカテレアを

包囲して、確保しようとした それに気づいて相手の悪魔達を睨み返すカテレア

その時…

守「待ってください。」

包囲の輪を飛び越え、カテレアの前に着地する守

その行為に内心驚く悪魔達

 「兄さん。お願いがあります。」

サーゼクス「何だい?」

守「この人……カテレア・レヴィアタンさんの処遇の決定権を、

  僕に与えてくれませんか?」

サーゼクス「………」

その言葉に沈黙し、辺りの悪魔達もサーゼクスの決定を待った

     「良いだろう。彼女の今後一切は、君の判断に委ねよう。

      好きにすると良い。」

そう言うと、包囲していた悪魔達に合図して下がらせるサーゼクス

 

守「…ありがとうございます。……カテレアさん。」

僕はサーゼクスさんにお礼を言ってから、後ろに振り返ってカテレアさんに

右手を差し出した

カテレア「どう、して……」

守「言ったはずです。僕があなたを守ると。」

カテレア「……それで、私をどうするつもり?…大体想像は付くけど……」

守「そうですね。一度僕達の家に来てください。今日はもう休みましょう。

  お互い疲れましたし、詳しい話はまた明日。」

カテレア「え?あ…えっと…」

守「あ、部屋はちゃんとした物がありますから安心してもらって結構ですよ。」

そう言いながら、カテレアの右手を握り、引きながら歩き始める守

カテレア自身も、唖然とした顔のまま、それに従うように歩いた

 

 「それじゃあみんな、帰ろうか。僕達の家に。」

アーク眷属「「「「「「「はい♪」」」」」」」」」」」

カテレア「え?あ、ちょっ――」

カテレアさんが何かを言う前に、僕達は自分達の家の前に転移した

そのまま、僕はカテレアさんを連れて中に入った 

 

今だに困惑している様子のカテレアさん

周りのみんなもカテレアさんがいる事に対して疑問を持っていない様子

守「えっと……あんなあとで汗をかいたでしょうし、少しだけ待ってもらえば

  お風呂が用意できますが、どうしますか?」

カテレア「え。あ、いや……じゃなくて!ど――」

   『キュウゥゥゥ』

何か言おうとしたのでしょうが、それを遮るようにカテレアさんのお腹が

なった  みるみる顔を赤くしていくカテレアさん 

 

周りではみんながばれないように苦笑している 仕方ない

守「では、何か夜食を作りましょう。少し待っていてください。」

カテレア「うぅ////恥ずかしい……」

その後僕は、冷蔵庫にあった卵を使って、オムレツを作り、テーブルに

座るカテレアさんの前に置いた  

 

それを困ったような顔で見ているカテレアさん 周りでは、他のみんなが

思い思いの事をしている イルちゃん達はゲームをしたり、イザベラさん達は

テレビを見ていたりと、色々な事をしていた 

    「あ、の…これ…」

守「心配しなくても毒や薬なんて入ってませんから。……どうぞ、

  暖かいうちに召し上がってください。」

それを聞いて、恐る恐るスプーンを取って、オムレツをすくい、口に運ぶカテレア

そして、その様子を近くに座った守やアーシアが見ていた 

 

やがて、無言のまま、さらに二口、三口目を口に運ぶカテレア 

その様子に安堵する守とアーシア

しかし……六口目を口にした後、スプーンを持つ手が止まってしまった

守「あ、あの……ひょっとして口に合いませんでしたか?」

気になって問いかける守だったが……カテレアはうつむいたまま首を横に振った

カテレア「なんで……なんで……」

守「え?」

カテレア「何で……こんなおいしい料理を出すのよ………私、あなたの事……

     ますます嫌いになれなくなっちゃうじゃないの……」

そう言っている彼女の瞳には、大粒の涙が浮かんでいた 

やがて、それが頬を使って床や彼女の足の上に落ちた 

 

再び、スプーンを使ってオムレツを食べ始めるカテレア 

その光景を、守や眷属達は、見守るようにしていた

 

やがて食事を取った後、カテレアをお風呂に入れ、予備のためにと

用意していたパジャマに着替えてもらい、空いて居る部屋で

彼女を眠らせた守 

 

やがて、守のオーガフォンの下にサーゼクスから通信が届いた

サーゼクス「守。こちらもある程度落ち着いたので連絡を取ったのだが…

      彼女の様子はどうだ?」

守「さっきまで軽めの夜食を食べて貰った後、お風呂に入ってもらって、

  今は部屋で寝ています。暴れたりとかはしてませんから、安心してください。」

サーゼクス「そうか……そうそう、おそらく君の事だから、彼女をどうするかは

      見当がついている。そこで、我々悪魔、堕天使、天使の間で

      ある取り決めが決定した。その内容は―――」

数分後、サーゼクスとの通信を終えた守は、フォンを閉じて、自分の部屋へと戻り、

自身も眠りに着いた

 

翌日の朝

カテレアさんを起こして、みんなで朝食をした後、休日と言う事で

リビングに集まった僕達 そこで、

守「それじゃ、カテレアさん。」

カテレア「な、何?」

守「今のあなたがしたい事って、何ですか?」

カテレア「え?……私はテロリストなのよ。あなたはそれを処罰するんじゃないの?」

守「えぇしますよ。僕があなたに対する処罰は、そうですね…『自由』です。」

カテレア「え?えぇ?」

守「まぁただ……カオス・ブリゲードに戻りたい、とかは認められませんけど、

  それ以外なら何でもいいですよ。旅行に行きたいとか、何かを探したいとか…

  遊びたいとか……後は…」

カテレア「ちょっ、ちょっと待ちなさい!それは処罰とは言わないんじゃ……」

黒歌「無駄無駄。守にその手の事は言っても無意味ニャ。どうせ守に、最初から

   あんたを罰する気なんてこれっぽちも無いニャ。そうでしょ?守。」

守「まぁ、そんな所です。と、言う訳で……カテレアさんは何がしたいですか?」

カテレア「わ、私は……」

そう聞かれるも…黙り込んでしまうカテレア  そんな時

 

守「もし、行く所が無いのでしたら、ここに滞在しませんか?」

カテレア「え?」

守「言ったはずです。僕はあなたを守ると。もし、行く宛が無いのであれば、

  いくらでもここに留まってくださっても結構です。」

カテレア「で、でも…私は…」

守「大丈夫ですよ。今でこそ20人近くが暮らしている大所帯。

  一人増えた所で大して問題ありませんし、友人は一人でも多い方が

  楽しいですからね。」

カテレア「守……」

黒歌「でも、もう一つ他の手もあるニャよ。」

カテレア「え?」

黒歌「簡単ニャ。正式に守の保護下…つまり、眷属になれば良いニャ。」

カテレア「え?…守の、眷属に?」

黒歌「守自身は、悪魔の駒…イーヴィル・ピースを無限に生み出す駒、

   『メビウス・ピース』を授かっているニャ。おかげで眷属自体は

   無限に作れると言うのが現状……後は本人次第ニャ。

   とはいえ、その決定権を持つのはあくまであなた次第。私達は守を

   含めて、誰もが眷属になれとは強要しない。」

カテレア「………でも……もし、もし仮に…私が守の眷属になった

     として…そんな事をすれば、守がテロリストを庇ったと……」

黒歌「そこなら心配ないでしょ。…ね、守?」

守「……昨日の夜の話…聞いてたんですか?」

黒歌「ふふ、耳の良さなら自身あるニャン。」

守「成程……なら、折角だからみんなにも伝えておきたい事があるんだ。

  実は昨日の夜、兄さんから電話があって、僕達20人に対して、『ある措置』が

  決定したそうなんだ。」

夕麻「措置?」

 

守「まず、僕達は昨日限りをもって、悪魔、天使、堕天使、その一切の指揮系統に

  属さないことが決定したんだ。」

華菜「それは…つまり…」

守「今の僕達は自分達の意思で活動する事ができる。もっと言えば、ここに居る限りは

  どの勢力のどれだけ偉い人からであっても、口を挟まれる心配も無いって事だよ。

  カテレアさんが、テロリストであったとしてもね。」

レイヴェル「ですが、それは破格の条件、と言う物ではありませんか?」

守「確かにね。これは、言ってしまえばなんだけど、悪魔側では兄さんが。堕天使側では

  バラキエルさんやアザゼルさんが口利きをしてくれたおかげだね。

  天界の方は…多分僕どうこうより、オルフェノクとして、と言った部分が

  大きいだろうけどね。ともかく、今の僕達を縛るものは何もないってわけなんだ。」

小猫「つまり…お兄ちゃんを入れたアーク眷属のみんなは…5番目の新しい勢力、

   って事になるのかな?」

イザベラ「規模としては最小だが…筆頭たる守の力は計り知れないしな。

     無理に縛り付けるより、解放を選んだ、と言う訳か。」

夕麻「私達が言うのも何だけど、ベルトやオートバジン達の力もあるしね。

   逆に、ずっと悪魔よりの姿勢だと他から苦情が来そうだし、

   和平成立をきっかけに、って事かしら?」

守「たぶんね。それと、これは兄さんが発案して賛成、と言う事で形になった

  んだけど……どうやら、僕達が3大勢力の和平の象徴にされるみたい。

  なんか言われちゃったよ。近々大きな会合があるから、そこにも

  参加してくれって。」

 

夕麻「まぁ、そっちはあまり驚かないわ。以前から可能性のある話として

   言われていた事だしね。」

瑠海「うち等が旗印っすか~…あんま実感わかないっすね。」

守「とにかく。そう言う事ですから、問題ありません。まぁ、何か文句を

  言って来る人が居たら、僕が黙らせるんで安心してください。」

カテレア「なんで……あなたは…そこまでして……」

守「…ただ、純粋に…あなたに『生きて』欲しい。それだけじゃ、ダメですか?」

カテレア「え?」

守「僕は……ただ、カテレアさんに生きてほしい、それだけなんです。」

カテレア「………私は……本当に……生きても…良いの?」

 

守の優しい言葉が、今まで絶望と復讐で氷漬けになっていた心を

溶かしていく 今まで散々侮辱され続け、暗闇に閉ざされていた

カテレアの心に、一筋の光が差し込み始めた

守「僕があなたを守ります。…だから、もう少し、この世界で

  生きてみませんか?」

ソファから立ち上がって、カテレアの前に回り込んだ守は、彼女に向かって

右手を差し出した  それを見て、最初は戸惑うカテレア だが、

あの時と同じように、ゆっくりと彼女の右手は相手を求め、そして、その手が

守の右手を掴んだ 今度こそ、確実に

 

カテレア「…後悔…しても、知らないわよ。」

守「誰かを守ってする後悔くらいなら、安い物です。」

その言葉に、初めて守の前で笑みを漏らすカテレアだった

 

黒歌「それで…眷属の件はどうするニャ?」

守「あ…えっと…カテレアさんは……」

カテレア「…好きにしていいわよ。どうせ、あなたが居なければ

     私は罪人なんだもの。」

守「わかりました……儀式を始めましょう。」

 

その後、メビウス・ピースを持って来て、僕とカテレアさんは向かい合った

周りでは、円形に僕達を囲むようにしてみんなが立っている

 「大いなるメビウスの力よ…今ここに、その力を示せ……」

すると、守の足元に巨大な青白い魔法陣が現れた

 「新たなる駒を創造し、彼の者を我が眷属に……」

メビウス・ピースが光を放ち、その光がカテレアの胸の前に移動した

 「我がもとに集え…!我が絆の下に!」

すると、光が4つの『女王』へと変化し、やがて一つずつ、カテレアの中へと

入って行った そして、彼女が青白い炎に包まれ、儀式は終わりを迎えた

 

守「カテレアさん、大丈夫ですか?」

カテレア「えぇ…少し体が熱いけど、大丈夫よ。」

守「良かった。えっと…それじゃあ、この後は……」

黒歌「もちろんパーティーニャ!新しい眷属を迎えたから、盛大にパーティーを

   するニャ!」

ニ・リ「「賛成!」」

美南風「それって…あなた達が御馳走食べたいだけでしょ?」

守「でも、たまにはいいじゃないですか。それじゃ、パーティー、やろっか。」

黒・ニ・リ「「「おおぉぉぉぉ!」」」

守「さてと…それじゃ、少し早いけど…材料を買いに行って来るよ。みんなは

  待ってて。」

イザベラ「どうせなら、彼女も連れて行ってやってはどうだ?

     町の事も教えておいた方が良いだろう?」

といって、カテレアさんの方を見るイザベラお姉ちゃん 成程…

と、皆の視線が一気にカテレアさんに集まった

カテレア「そ…それじゃあ、一緒に、行こうかしら…」

その後、僕とカテレアさんは町へと出かけ、食材を買いつつ、町を案内して、

その日のお昼は、みんなでパーティーをしました

 

数日後 オカ研にやって来た僕や夕麻ちゃん達の前に現れたのが……

夕麻「あ、アザゼル様!?どうしてオカ研に!?」

着崩したスーツ姿のアザゼルさんだった

アザゼル「あぁこれか。実はな。サーゼクスの野郎にお前等のセイクリッドギア…

     つまり、『聖魔剣』『停止世界の邪眼』を鍛えろと言われたのさ。

     加えて、俺がブレイクガンナーなどで培った技術と、悪魔が

     改良を加えたライダーズギアの技術、その融合を試すためにここに

     派遣されたってわけさ。ここの会長だっつうセラフォルーの妹に

     頼んだら、先生にしてくれたってわけよ。」

守「成程……でも、よくソーナお姉ちゃんがOK出したね?」

ソーナ「仕方なかったんです……断れば…変わりにお姉さまが来ると……」

あ、あ~……やっぱりセラフォルーさんが苦手なんだね 

僕には学園の中でずっとソーナお姉ちゃんに付きまとうセラフォルーさんの

姿が想像できたよ 

 

リアス「つまり…オカ研を売った訳ね。」

ソーナ「んんっ!では、私はこれで…」

リアス「あ!ちょっとソーナ!」

咳ばらいをすると、ソーナお姉ちゃんは足早に出て行ってしまった 

 

アザゼル「ま、そう言う訳だから、俺は今後、オカルト研究部の顧問であり、

     お前達を鍛える先生ってわけだ。今日からお前らは俺の事を

     アザゼル先生と呼べ。」

先生って……それはそれでも反面教師のような……まぁ、仕方ないか。

リアス「ちょっ!ちょっと待ちなさい!私はまだ納得しないわよ!」

アザゼル「おいおい、これはサーゼクスからの正式な命令なんだぜ?」

リアス「お、お兄様の!?」

アザゼル「そういうこった……あ、そうだった。後、サーゼクスからある伝言を

     預かってるんだった。」

守「伝言ですか?」

 

アザゼル「あぁ、今現在、グレモリー眷属は、リアス・グレモリーの5人と

     守…アーク・グレモリーの、カテレアを入れた20人に別れている。

     そこでだ。サーゼクスの命でこの二組の眷属を統合する事が決定した。」

オカ研「「「「「「「「え????」」」」」」」」

アザゼル「以後、二人の眷属は統合され、新しく25人からなる『新生グレモリー眷属』

     となるわけだ。」

   「「「「「「「「………えぇぇぇぇ?!!?!?」」」」」」」」

アザゼル「つまりだ。リアス・グレモリーの眷属は同時に、守の眷属となり、

     逆に守の眷属は、同時にリアス・グレモリーの眷属となった、と言う訳だ。

     トップは守とリアス……女王が3人、ナイトが5人、ビショップが5人、

     ルークが4人、ポーンが8人、合計で25人、プラス王が2人……

     総計算で27人……これが新しいグレモリー眷属だ。

     しかも、希少なセイクリッドギア保持者が2人に、聖剣使い…

     元SSランクはぐれ悪魔の黒歌…ライダーズギア、元魔王の子孫……

     そして何より…現オルフェノク族の王…アークオルフェノク……

     いやはや、とんでもない連中が集まったもんだ。

     ま、俺としては珍しい神器や、ベルトの事を十分観察する時間が出来て

     うれしいがね。」

 

と、驚く僕達を無視して淡々と事を語るアザゼル先生………ホント、何だがとんでもない

事になって来たような……

    「あぁそれともう一つ……今後、リアス・グレモリー以下、木場佑斗、

     姫島朱乃、ゼノヴィア、ギャスパー・ヴラディ…以上5名は、

     今後神宮守邸で生活するように、とのお達しだ。」

守「えっと…つまりそれって……」

アザゼル「あぁ、引っ越しだ。」

 

その後、僕達が帰宅すると、いつの間にか僕達の家がさらに増築されていて、

留守番をしていたアイルーや黒歌さんの話では、僕達が家を出た後、

いきなりサーゼクス様配下の『改築部隊』が現れ、ほんの数時間で僕達の家を

増築して帰って行ったとか………また、僕に断りもなく……

 

そんなこんなで翌日 

私服姿で大きなカバンを持ったお姉ちゃん達や木場先輩、ギャスパー君や

ゼノヴィアがやって来た 

守「やあみんな。待ってたよ。」

朱乃「はい♪姫島朱乃、これからはあらゆる方面であなたを御奉仕しますわ♪」

うん…お姉ちゃんが着くなり変な事を言ってる 

リアス「成程、ここがこれから私と守の新居になるのね。」

あぁ、こっちもだ……

ゼノヴィア「私の部屋はどこなんだ?」

アーシア「あぁ、こちらです。すでに家具などは運び込まれていますから。」

木場「確か…僕とギャスパー君は新築した離れがあるって聞いてたね。」

ギャスパー「うわぁぁぁ…大きなお家ですね~~」

美南風「あら?みんな来たのね。」

と、その時、みんなが来ると言う事で再びパーティーをする事になり、

今キッチンで料理をしていた美南風お姉ちゃんや小猫ちゃんが居間の方から

顔を出して来た 

ギャスパー「あ!…こここ、こんにちは。」

と、まだ人見知りが激しいギャスパー君は咄嗟に

段ボールを広げてその中に隠れてしまった あぁ…相変わらずだね。

小猫「ギャー君。これから私達27人は一緒に生活するの。

   そんな箱の中に居ちゃダメ。」

ギャスパー「うわあぁぁぁぁ!小猫ちゃんやめてぇぇぇぇ!」

段ボール箱を持ち上げ、居間の方に運ぶ小猫ちゃん 心なしか楽しそうだけど…

…別にいじめてるわけじゃないよね?

 

その後、僕達で作ったケーキやお菓子、料理で、僕達27人はパーティーを

始めた

守「えっと……それじゃ、僕達の新しい生活を祝して、乾杯!」

 「「「「「「「「「「「カンパ~イ!!!!!!!」」」」」」」」」」」

こうして、僕達の新しい生活が始まった 

 

後日、ギャスパー君も僕と同じ学年の組にちゃんと登校する事となり、

いつもの楽しい学園生活が戻って来た 

そして、僕達が一緒に登校している姿を、学校の上からアザゼル先生が

眺めているのを、僕達は知らなかった

 

アザゼル「…赤に変わる白のライバルの色は灰色(グレー)……

     白は力…グレーは女……いや、絆、か。

     この世界は、今後どう回っていくんだろうな?」

     第16話 END

 

    

    

 




それと、今後の展開なのですが、小説では夏休みに冥界に行った際
訳あってソーナとリアス達がレーティング・ゲームを行う事に
なります。自分はそっちを書くので、アニメ本編からD×Dを知った人は
『こんな話アニメに無かった』と思うかもしれないので、
予め注意として書いておきます。
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