ハイスクールD×D ARC    作:ユウキ003

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今回から小説第9巻、アニメ第4期に突入します。


ハイスクールD×D ARC 第24話

~~前回までのあらすじ~~

北欧神話の悪神、ロキとの戦いに臨む守達とヴァーリ達の

合同チーム。そんな中で新たな力を覚醒させるミラ。

更にヴリトラの神器を得てパワーアップし駆けつける匙。

そして、守はファイズの最強の姿であるアクセルブラスター

フォームを発動させ、ロキを倒すのだった。

そして、彼らには次のイベントが待っていた。

 

 

SIDE 守

ロキとの戦いから少ししたある日。

その日、僕とリアスお姉ちゃんを筆頭としたグレモリー眷属

のみんなは、新しくリアスお姉ちゃんの眷属になった

(正確には新生グレモリー眷属に仲間入りした)ロスヴァイセさん

と、神宮邸に住む事になったイリナさんと共に、

挨拶の為に冥界のグレモリー家の屋敷に訪れていた。

上座に座るお父さんのジオティクスさんと、お母さんの

ヴェネラナさん。

ジオ「いやぁ。しかし改めて見ると壮観だな。

   皆優秀な眷属。そして眷属から絶大な信頼を

   得ているリアスと守。その二人も日に日に強く

   なっている。父として、二人の成長を

   嬉しく思うぞ」

リアス「ありがとうございます、お父様」

守「恐縮です」

笑みを浮かべるお姉ちゃんと、恥ずかしそうに顔を赤くする僕。

ヴェネ「あぁ、そう言えば、そろそろじゃないかしら?

    守達の学校の修学旅行」

守「うん、もうすぐだよ。行くのは、夕麻ちゃん、

  イリナさん、ゼノヴィア、アーシアの4人」

僕がそう言うと、その4人が順に頭を下げる。

ヴェネ「去年、リアスがお土産で買ってくれた京野菜の

    お漬け物がとても美味しかったわね」

夕麻「あ。でしたら、私達がお土産としてまた

   買ってきます」

ヴェネ「あら、そういうつもりで言ったのでは

    無いのだけど……」

夕麻「いえ。お二人には家の改築などで度々

   お世話になっていますし、私達のような

   異種族が大手を振って悪魔の領地にいられる

   のも、守やそのご両親であるお二人のおかげです。

   せめてもの恩返しをさせて下さい」

そう言って、笑みを浮かべる夕麻ちゃん。

 

ちなみに、本音は……。

  『守の正妻になるためにも、今のうちにお二人から

   好印象を掴んでおかないと!』

と言う事だったりするのだった。

 

 

その後、サーゼクス兄さんが戻っていると言うので

僕やお姉ちゃんは帰り際に挨拶をしようと兄さんの元に

向かったんだけど………。

サイラ「ん?お。守にリアスじゃないか」

守「サイラオーグさん!」

丁度、兄さんと一緒にサイラオーグさんが居たのだった。

リアス「来ていたのねサイラオーグ」

サイラ「あぁ、ちょっと野暮用でな。それより聞いたぞ。

北欧の神を倒したそうじゃないか」

守「う、うん。まぁね」

サイラ「これは、ますますお前達とのゲームが楽しみに

    なるな」

サーゼクス「丁度、彼とはそのゲームについて話し合いを

      していたんだ。彼の要望で、フィールドを

      用いたルールはともかく、複雑なルールは

      極力取り除いて欲しい、とね」

リアス「ッ。それってつまり……」

守「結果的にゲームは互いの力の全てを掛けた

  ガチンコ勝負になるね」

兄さんの言葉に、お姉ちゃんは息をのみ僕も緊張感が

高まる。

サイラ「そうだ。俺はお前達に真っ正面からぶつかり、勝つ。

    でなければ大王家の次期当主を名乗るのなんて

    出来ないからな」

そう語るサイラオーグさんの体からは、覚悟という名の

覇気がにじみ出ている。

そうだ。サイラオーグさんが自分の夢にまっすぐなのは、

そしてそのためのどれだけ鍛錬してきたのか、それを

僕は、一端とは言え見て来たんだ。

改めてこの人の覚悟を思い知らされる。

そんなときだった。

サーゼクス「そう言えば、サイラオーグはいつか守と

      拳を交えたいと言っていたね」

サイラ「えぇ。確かに以前そう言っていましたが……」

サーゼクス「どうだろう?折角ここで二人が出会ったのだ。

      ゲームの前に軽く手合わせをしてみないか?」

守「えっ!?」

いきなりの話に驚く僕。僕とサイラオーグさんが戦う!?

急すぎるよ兄さん!

サーゼクス「どうする、守?リアス?」

リアス「私の口からは何とも。こればかりは守が……」

そう言って僕の方に視線を向ける兄さんやお姉ちゃん、

サイラオーグさんに眷属のみんな。

 

……どのみち、いずれはこの人戦う事になるんだ。

だったら……。

守「分かりました。やります」

そう言って、僕も覚悟を決めた。

 

その後、トレーニング用のフィールドに降りる

サイラオーグさんと僕。周囲ではお姉ちゃんやみんなが

僕たち二人を見つめている。

貴族服を脱ぎ捨てたサイラオーグさん。僕の方は

駒王学園の制服のままだった。そして僕がファイズの

ベルトを引き寄せ、腰元に巻こうとした時だった。

 

サイラ「待ってくれ守」

守「え?」

不意に、サイラオーグさんの声に止められた。

どうして?

サイラ「すまないがベルトは無しにしてくれ。

    俺は本気のお前と、アークオルフェノクの

    お前とやり合いたいんだ」

そう言って、僕をまっすぐ見つめるサイラオーグさん。

……あの目は本気だ。

守「……僕はまだ、完全にアークの力を制御

  出来てる訳じゃないけど、良い?」

サイラ「あぁ。構わない」

守「そう。……わかった。ミラちゃん、ごめん。

  片付けておいて」

ミラ「うん」

そう言って、僕はファイズのベルトを転送して

ミラちゃんに渡し、ケースに片付けて貰った。

 

守「それじゃあ……。ふぅっ、はぁぁぁ……」

僕は深呼吸をして、内なるアークの力を顕現させ、

体をアークオルフェノク化させる。

そして、僕たちはそれぞれ構えを取る。

……サイラオーグさんはバリバリの武闘家。

つまり、真っ正面からぶつかる事自体、無謀。

だけど……。

しばらく沈黙が流れた、次の瞬間。

   『ダッ!』

僕は地面を蹴って思いっきり跳躍した!

 「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

サイラオーグさんは防ぐ様子すらない。でも!

拳を繰り出し、殴りかかる。

 

 

のでは無く……。

   『フッ!』

次の瞬間、拳が当たる寸前にサイラオーグさんの

後方にテレポートする。

僅かに振り返るサイラオーグさん。でも!

 「はぁっ!!!」

   『ドゴォォンッ!』

僕の方が速かった。ほぼゼロ距離から光弾を

一発、発射する。

爆炎がサイラオーグさんを包み、中から人影が

吹っ飛んできて柱の一つにぶつかり、柱が砕けて

砂埃がサイラオーグさんを隠す。

だけど……。

サイラ「ふぅ、まさかフェイントで来るとはな」

砂埃の中からサイラオーグさんが現れ、首に手を

添えながらボキボキと首の骨をならす。

その見た目からも分かるが、ノーダメージだ。

守「サイラオーグさんには、パワーでは勝てない。

  だから不意打ちを選んだんだけど……」

サイラ「なるほどな。攻撃としても戦術としても

    悪くはない。だが……!」

   『ダンッ!』

次の瞬間、サイラオーグさんが地面を蹴り僕に

肉薄する!

いやでも!速い!?

   『ブォォォォォンッ!!』

咄嗟に横に飛ぶ僕の顔のすぐ横を、拳が通過し

拳圧が風を切る。

守「くっ!?おぉぉぉぉぉぉっ!!!」

それでも何とか反撃し、光弾を連射するが……。

サイラ「どうしたどうした!その程度か!」

あの人は僕の光弾を素手で、まるでボクシングの

ジャブのように拳のラッシュ一発で次々と粉砕

していく。

守「だったらぁっ!」

量がダメなら質で!

僕は光弾数十発分のエネルギーを一点集中して圧縮。

細い針のようにして、更に回転を加えて発射した。

 

空を裂いて飛ぶ光弾。だが……。

サイラ「面白いっ!ならば俺も!」

足を開いてその場で拳を構えるサイラオーグさん。

避けない!?まさか、アレを迎え撃つ気?!

まさか、と思う僕だったが、その予想は、当たった。

   「おぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

   『バキィィィィィィィィンッ!!』

あの人はストレートパンチで僕のエネルギーの槍を

打ち砕いた。

砕かれたエネルギーがサイラオーグさんの後方へと

飛び散り、地面を穿つ。

   「ふぅ、今のは中々よかったぞ守」

そう言って、サイラオーグさんは煙の上がっている

右手を振りながら、笑みを浮かべている。

守「まさか、今の攻撃を……!」

あれだって、結構行けると思ったんだけど、

やっぱり通じないか!

 

そう思いながら、僕は両手に青い炎を纏わせる。

 「おぉぉぉぉぉぉっ!」

サイラ「そうだ!来い守っ!」

突進する僕に、サイラオーグさんは拳を振り抜く。

アークオルフェノク、僕の反射神経で避けるけど、

拳の圧だけで押し返されそうになる中、僕は

ラッシュを繰り出す。

 

そして、守とサイラオーグはラッシュの応酬へと

発展していく。

 

SIDE リアス

……やはり、と言うべきかしら。

今、私達の眼下で守とサイラオーグが戦っている。

最初のフェイント、次の圧縮弾。彼はその全てを

受けきるか防御して見せた。

守は、言わばオールラウンダー。どんな状況にでも

ある程度対処できる。守の持つ、アークの力とベルトの

力が、あの子に多様性を与えている。

けど、それはつまり特化した力が無いと言う事の

裏返し。

対してサイラオーグは、自分の持つ肉体を限界まで

鍛えた、言わば特化型。

単純なパワーでは、サイラオーグが有利なのは明らか。

後は、守がその彼にどう食らいついて行けるか

だけど……。

夕麻「……凄いわね。あの人」

その時、私の側に居た夕麻が小さく呟く。

リアス「えぇ。……彼はこれまで、自らの肉体を

    鍛え続けている。それこそ血の滲むような

    特訓、と言う表現さえ生ぬるい程の鍛錬をね」

瑠海「……たった一つを鍛え続けた強さ、と言う

   わけっすね」

イザベラ「改めて、あの人が若手ナンバーワンだと

     言われる所以を思い知らされる」

アーシア「守さん、大丈夫でしょうか?」

ゼノヴィア「あの様子では、何とも言えないな。パワーでは

      相手側に分がある。一方の守は……」

イリナ「押されてるね。かなり」

戦いを見ながら感想を呟く彼女たちに、私も同意見だった。

 

事実、守の攻撃は当たってこそ居るけれど、ダメージとして

通っているのかは、疑問に思える程だった。

思えば、守はこれまでの激闘の中でベルトを使い続けていた。

人前でアークの姿をさらす事こそ有れど、それを戦いに

使ったのは、思いつく限り最近ではタンニーン様との

訓練くらいね。

アークの力を完全に制御できない守が、パワーで

勝るサイラオーグと戦う。ある意味、守にとっては

ここからが本当の試練の始まりね。

 

そう思いながら、私は眼下の戦いを見つめていた。

 

 

SIDE 守

   『ガガガガガッ!!』

サイラ「どうした守!その程度かっ!」

僕が繰り出すラッシュを、クロスアームブロックで

簡単に防いでしまうサイラオーグさん。

守「くっ!おぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

もう一発、回転を加えてコークスクリューブローを

放つ。でも……。

   『ドガァァァァァンッ!』

 

ブロックの上から、腕にパンチが命中して爆音が響く。

でも、『それだけ』だった。

サイラオーグさんは、小揺るぎもしなかった。

サイラ「ふふ、守はもう少し体を鍛えた方が良いかもな?」

守「ッ!!」

ガードの腕の隙間から、サイラオーグさんの不敵な笑みと

闘志に燃えた瞳が覗く。

そして……。

サイラ「俺が見本を見せてやる!」

 

次の瞬間、サイラオーグさんが腕を振りかぶる。

僕はブローを防がれた驚きから抜けきれず……。

   『ドゴォォォォォッ!!!!』

守「がふっ!!?」

腹部に強烈な一撃を貰い、吹き飛ばされて柱に

激突してしまった。

 

夕麻「守っ!!」

アーシア「守さんっ!!」

みんなの声が聞こえるけど、声がひどく濁って聞こえる。

僕は頭を振り、柱に手を付きながら立ち上がる。

そして、視線を上げると、サイラオーグさんが

腕を組み、仁王立ちの姿勢で不敵な笑みを浮かべ

ながらこちらを見ている。

くっ!追撃、するまでも無いと言う事か。

フラフラと立ち上がり、僕はもう一度頭を振って

意識をはっきりさせると、もう一度拳を構える。

 

ん?そうだ。

守『ホース、聞こえる?悪いけど、また君の剣を

  貸して欲しい』

ホース『わかりました。存分にお使い下さい』

次の瞬間、僕の右手にホースの使う両刃の剣が

灰色の光と共に具現化する。

 

カテレア「あれは……」

リアス「あれは守の内に宿るオルフェノクの

    一人が使用する剣よ。……戦術を変えて

    来たわね、守」

 

サイラ「ほう?次は剣で来るか。面白い」

そう言って、サイラオーグさんは組んでいた

腕を解き、構える。

僕も、ホースの剣を構え、そしてその刃部分に

青い炎を纏わり付かせる。

限界まで炎を出現させ、刀身を包ませる。

そうして、青い炎の剣が生まれる。

それを横に振るだけで、青い炎の光が周囲に

広がる。

僕は、剣を両手で握りしめ、腰を落とす。

足に力を込め、突撃の機会をうかがう。

 

 

一瞬の静寂が、訪れる。

 

と、次の瞬間。

 

 

守「ッ!!!」

   『バゴンッ!』

地面が沈み込む程の力で、サイラオーグさん

目がけて突進する。

これで決まるかどうか、分からないが!

でも、やる!!

サイラ「来るかっ!?勝負だ守!!!」

そう言って、あの人も拳を構える。

守「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!」

そして、僕が剣を上段から振り下ろす。

サイラ「おぉぉぉぉぉぉぉっ!!!!」

同じように、サイラオーグさんが拳を繰り出す。

 

 

そして……。

   『ガッッッ!!!!』

剣と拳がぶつかった。

次の瞬間。

   『ドゴォォォォォォォォォォォォンッ!!!』

二つの合間から、光が漏れ、一泊置いて爆発した。

 

誰もがその光景に息をのむ。と、次の瞬間。

   『ボフッ!』

人影が爆煙の中から飛び出してきて地面に転がる。

 

 

 

その人物とは……。

 

 

 

アークオルフェノク、つまり守だった。

アーシア「守さん!」

眷属である彼女たちが叫ぶ中、アークオルフェノクが

地面を転がり、停止する。すると、変身が解けて体が

守のそれに戻った。

 

 

ハァ、ハァ、ハァ。……負け、た。

今、僕は地面に仰向けに倒れていた。

それでも動く体で起こす。と、その時。

サイラ「どうやら、俺のストレート勝ち。

    ……とは言えんなぁ」

守「え?」

不意に、サイラオーグさんの声が聞こえたので、

そちらに目を向けると……。

 

サイラオーグさんの右腕。それが手の甲から二の腕の

辺りまでを裂傷が出来ていた。

サイラ「俺としては、完全に相殺出来る自信があった

    んだが、俺もまだまだだな」

そう言って、あの人は笑みを浮かべていた。とても、

満足した表情で。

 

その後、僕たち二人はアーシアに傷を治して貰った。

僕の方は全身打撲。サイラオーグさんは右腕の裂傷。

アーシア「どうですか?」

サイラ「あぁ。問題無い。すまないな、俺の治療まで」

アーシア「い、いえ。守さんのいとこでお兄様でしたら、

     これ位の事は当然です」

と、顔を赤くし、パタパタと手を振るアーシア。

サイラ「そうか。……良い眷属、いや、家族に

恵まれたな。守」

守「うん。自慢の家族だよ」

そう言って、僕はみんなを見回し、みんなの方は

大なり小なり赤面している。

 

サイラ「守。俺はお前とリアスとのゲームを楽しみに

    している。今度は制約など一切無い。

    互いに全力でぶつかるぞ」

そう言って、サイラオーグさんが右手を差し出す。

守「うん。僕たちだって、負けないよ」

そして僕も、右手を差し出し握手を交わした。

 

そして、去って行くサイラオーグさんを見送った後、

兄さんの口から聞かされたのは、サイラオーグさんが

リミッターを付けた状態で戦っていたと言う事実。

 

そうか。ならあのアークの剣の一撃も、あの時

完全に相殺出来ると言っていた言葉、実戦だったなら

まず間違い無く相殺されていたかもしれない。

……僕も、もっと強くならなくちゃ。

 

そう思いながら、僕は去って行ったサイラオーグさん

の通路に目を向けるのだった。

 

そして数日後。夕麻ちゃん達が京都に行く事になり、

僕と小猫ちゃん、朱乃お姉ちゃんや瑠海ちゃんは授業が

あるので、リアスお姉ちゃんがみんなの見送りに

向かった。

 

SIDE 夕麻

今、私達は東京駅の新幹線用ホーム。の隅っこに

集まっていた。まぁ、私達の素性を考えれば当然だけど。

リアス「それじゃあみんなにこれを渡しておくわ」

そう言って彼女が取り出したのは、フリーパス券

と言う物だった。

何でもこれがあれば悪魔や堕天使、天使でも京都の

神社などに入れるらしい。

私達はそれをスカートやポケットに仕舞う。

やがて、木場はクラスが別なため、先に自分のクラスの

方へと戻っていった。

 

私達も移動しようとしたその時。

リアス「それと、夕麻。あなたに守からよ」

夕麻「え?守から?」

アーシア達が先に行く中、私だけが呼び止められた。

私が疑問符を浮かべると、彼女は足下にあった

銀色のアタッシュケースを持ち上げる。そのケース

部分には、サイガのライダーズクレストが描かれていた。

もしかして?と思って居ると……。

 

リアス「これをあなたに」

開かれたケースの中にあったのは、ファイズの

ファイズアクセルとよく似た、でもカラーが

白と青でカラーリングされ、ミッションメモリーも

サイガ風の物が装填されていた。

夕麻「これって……」

リアス「それは『サイガブースター』。ファイズの持つ

    ファイズアクセルをベースにサイガ用に

    お兄様達がチューンナップを施した物よ。

    開発が間に合ったから、と言う事であなたに

    渡しておいて、と守からの伝言よ。

    向こうでも何が有るか分からないから、

    念のために、と不安そうな守からお願い

    されたわ」

そう言って、彼女はふふ、と笑みを浮かべる。

あぁ、私もその姿が容易に想像出来るわ。

夕麻「ありがとう。守には、京菓子か何かお土産でも

   買ってくるわ」

リアス「そう。いってらっしゃい。気をつけてね」

夕麻「えぇ。行ってきます」

私はケースの中からサイガブースターを受け取り、

左手首に巻くと、荷物の入ったボストンバッグを

肩に提げ、アーシア達の所へ向かった。

 

このとき、夕麻は、そして守達は思いもしなかった。

その修学旅行に、安息など無かったと言う事を。

 

     第24話 END

 




え~、読んでて大体分かったと思いますが、京都編の
主人公はほぼ、夕麻です。
だって守1年だから修学旅行行けないんです。
感想や評価、お待ちしています。
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