こんな風に、原作の設定から大きく変えていきます。
実際に次の回でも朱乃の母『朱璃』の死亡フラグをへし折ります。
なので、朱乃とバラキエルの不和も最初から存在しません。
SIDE 守
僕がグレモリー家のみなさんにお世話になり始めてから、もう早い事で1年が過ぎた
今ではすっかりお家のみなさんとも仲良くなってます
ヴェネラナさん達からはよく『ママって(パパって)呼んで良いんだよ!』
と言われるようになってしまいました
今では僕の力もそれなりには使えるようになり、最近では
グレイフィアさん達に僕の力を応用した超能力の訓練をしている
今僕が出来るのは、治癒、テレポート、自然発火能力、サイコキネシスの4つだけ
それでも周りの人はよく上達したほうだと誉めてくれている
それに...
リアス「守、今日こそ一緒に寝ましょう。」
守「何で、リアスお姉ちゃんはもう9歳で僕は7歳だよ。それに前は別々で寝てた
じゃない、なんで今更...」
リアス「簡単よ、私がそうしたいからそうするの。さぁ、私と守、どっちの部屋で寝るの?」
守「いや、そんな事しないから。僕は自分の部屋で寝るから...」
僕は自分の部屋の方に歩き出したんだけど......
「何でお姉ちゃんはついてくるの?お姉ちゃんの部屋はあっちでしょ?」
リアス「だから言ってるじゃない、今日は一緒に寝るのよ。」
守「......もう好きにして...」
結局、二人で僕の部屋のベッドで寝る事になった
ほとんど呆れながら僕がベッドに入るとその横でお姉ちゃんが
「何で服を脱いでるの!!??」
突然着ていたパジャマを脱ぎだした
リアス「だって私、裸じゃないと眠れないのよ。だからよ。」
裸のお姉ちゃんがベッドに入ってくる
僕は仕方なく頭の上に枕を置いて視界を塞いだ
守『見ちゃダメ見ちゃダメ見ちゃダメ見ちゃダメ』
なんて考えていると僕の背中にお姉ちゃんが抱き着いてきた
『!?!???!??!?』
リアス「寒いわ、もっとくっつきましょう。守...」
僕は
守「ぼぼぼ、僕はソファで寝るから!!おやすみ!」
布団の一部を取って部屋のソファの上で眠った
リアス『もう、初心なんだから......でも、それでこそ、私の守よ。』
何故か、お姉ちゃんの視線を感じたけどなんとか眠る事ができた
そして次の日の朝
今日はお休みで授業もないので、あてもなく近くの森の中を散策していた
...だって、お家の中にいるとお姉ちゃんが色々といたずらとかしてくるんだもん
そんな風に森の中を歩いていた時
『助けて!』
確かに聞こえた 僕は辺りを見回す 誰の姿も見えない
でも確かに聞こえた そしてそれはまた聞こえてきた
『誰か...姉さまを助けて!』
今度こそ、はっきりわかった 声の来る方向 どこから声が届いているのかも
...覚えたてだけど...
守「テレポート!」
僕は助けを求めている声の元へと飛んだ
時間は遡って1時間ほど前
SIDE 黒歌
追手A「居たぞ!こっちだ!逃がすな!」
リーダー「逃がすんじゃねぇぞ!SSランクのはぐれ!とっ捕まえりゃ報酬も
たっぷりだ!」
とある森の中を着物姿の女の子二人が走っていた
???「黒歌姉さま!このままじゃ!」
???「白音!諦めちゃだめ!今はとにかく逃げるニャ!」
追手B「逃がすか!」
その時、追手の放った矢が黒歌の右肩に命中する
黒歌「くっ!」
白音「姉さま!」
黒歌「うっとおしいニャ!」
黒歌は残った力で霧を発生させ、追手の視界を塞いだ
その隙に少しでも遠くへと移動する2人
追手A「クソ!これも仙術かよ!」
リーダー「探せ!手負いなんだ!そう遠くには行けないはずだ!」
その後、何とか追っ手を撒いた二人は手直な洞窟を見つけ、
その中に身を隠していた
白音「姉さま!大丈夫ですか!?」
黒歌「これくらい、すぐに...ッ、痛たた...」
本来なら仙術が使える黒歌ならこれ位の傷はすぐに治癒できたのだが、今まで
白音との逃避行を続けていたためにもう体力が限界に達していたため、治癒に使う
力が残っていなかったのだ
それを見て白音は
白音『お願い!誰でも良いから、お姉さまを助けて!』
心の中で必死に助けを求めた
「誰か...姉さまを...助けて...」
と、声を漏らしていた
そして、彼女達の運命を変える時が、迫っていた
SIDE 守
僕はグレモリー家の敷地の森から30キロほど離れた森の中にテレポートした
守「この辺か...確か、声はこっちの方から...」
そして守は再び声を聴く
『誰か...助けて...ください...』
守「!こっちだ!」
守は声のする方へと進んだ 少し進むと、小さな洞窟が見えてきた
そして守はオルフェノクの感覚で、洞窟の中に人が2人いるのを認識した
「この中か...」
僕は、ゆっくりと洞窟の中に入って行った
「誰か?誰かいませんか?」
やがて進んでいた時 いきなり僕目がけて石が飛んできた
「うわっ!?何!?」
態勢を崩しながら奥を見ると着物姿の女の子たちがいた
奥でぐったりしている黒髪の女の子と、銀髪の石を投げたと思う女の子がいた
白音「お前、何者!姉さまには指一本触れさせないぞ!」
銀髪の子が再び石を投げようとしている
守「待って!僕は敵じゃない!ここに来たのは、助けてって声を聴いたからなんだ...」
その時、僕は奥の女の人が怪我をしているのに気付いた
「怪我してるの?」
僕はゆっくりと前に進む
白音「来るな!来たら殺すぞ!」
守「今のままじゃその人が危険だ!早く治さないと!」
僕の言葉に石を持っていた手を下げる女の子
「お願い、僕を信じて...僕は何もしないから...」
白音「...お前なら、姉さまを助けられるの?」
守「うん、約束する...」
すると女の子は持っていた石を落として俯いた そして
白音「なら...なら、姉さまを助けて!お願いします...!」
泣きながら、僕にすがって来た
僕はこの時、1年前の教会での出来事と今の彼女が重なった
そうだ!僕は今まで誰かを助けるために力の特訓をしていたんだ
守「任せて!君も手伝って!」
白音「う、うん!」
僕と女の子は奥の女の人の傍までよった
「ま、まずはどうすれば良いの!?」
守「まずは矢を抜かないと...じゃないと傷を塞げない...君が矢を抜いた瞬間、
僕の治癒の力で傷を塞ぐ、お願いできる?」
白音「わかった!任せて!」
そう言うと、女の子は黒髪の人に向き直った
「姉さま!今から矢を抜きます!少しだけ、我慢してください!」
黒歌「白音...わかった...」
どうやらこの子達は姉妹みたいなんだ と僕は一瞬だけ思った
白音「い、行きます......いち、にの、さん!」
と数を数え、一気に矢を引き抜く白音
黒歌「ッ......!?!?グッ!アァ!!」
その傷口に僕はすぐさま両手をかざす
すると僕の手から、青白い粒子が現れ、傷口に定着していき、その傷を塞いでいった
その時間は大体2秒から3秒で傷を完全に塞ぐことできた
痛みに耐えていた女の人は肩で息をしているけど、何とか無事みたいだ
黒歌「白音、助かった、よ...ありがとう...そっちのアンタも、誰だか知らない、けど、
助かったよ、ありがとう...」
僕と女の子もホッとして、洞窟の中に腰を落とした
守「良かった、間に合ったみたいですね。」
白音「ありがとうございました......えっと、あなたは...?」
守「あ、僕は神宮守、はじめまして、で良いのかな?」
白音「守君、いえ、守さん、ありがとうございました。」
守「別に好きな呼び方で良いよ...それより、君たちの名前を教えてよ。」
白音「私は白音って言います。こっちの姉の...」
黒歌「私は黒歌、よろしくにゃん、守。」
そして、緊張がほぐれたのか、次の瞬間
『キュゥゥ~』
白音のお腹が鳴った
これには白音も赤面し、守と黒歌は白音の方を向いた
守「い、今のって......」
黒歌「ニャハハハ!白音~お腹空いたのかニャ~?」
白音「ね、姉さま!言わないでください!」
黒歌「ニャハハハ!かわいい音じゃないか~♪」
白音「もう、姉さまのバカ...!」
僕はそんなやり取りを見てから、立ち上がった
黒歌「?守?」
守「ちょっと、外で木の実か何か、食べられるものを探して来ます。二人はここで
待っててください。」
黒歌「悪いね、色々と。」
守「すぐに戻ります。ちょっと待っててください。」
そう言い残して僕は洞窟を出た
SIDE 白音
すぐ戻ると言って守君は外へと出ていきました
すると、さっきまで笑っていた姉さんの表情が真剣な顔になりました
黒歌「白音、今すぐここから移動するよ。」
白音「姉さま!?でも、そんな事したら、守君が!」
黒歌「あいつがさっきの追手の仲間じゃないって言いきれるの!?」
白音「!それは...」
黒歌「食べ物を探すって言ってあいつらの所に私達の居場所を知らせに
行ったかもしれないんだよ?ここから動かないと危険だよ。出口はあそこしか
無いんだ、入ってこられたらおしまいだよ。」
姉さまのいう事もわかる...でも...
白音「でも...守君は嘘をついているようには見えなかった。」
黒歌「白音...」
白音「それに、仲間を呼ぶなら、姉さまのけがを治すために仲間を呼ぶとでも言えば良い。
姉さまのけがを治す事はアイツらにとっては意味のない事。」
黒歌「...それは、そうだけど......」
白音「何より......私達を助けてくれた守君を裏切りたくない。」
それを聞いて黒歌は驚いていた
黒歌「......わかったニャ......やれやれ、白音がここまではっきりものを言うのは
初めてニャ...ひょっとして、守に惚れたのかニャ?」
白音「な!?ち、違います!」
黒歌「お?あからさまに否定する所がまた怪しいニャ~?」
白音「え、あ、いや、こ、これは...その...」
黒歌「ニャハハハ!頑張るニャ、私も応援するから♪」
白音「...もう!姉さまのバカ!!」
しばらくすると、リンゴを4つほど持った守が戻ってきました
守「ありました、リンゴが有ったので持ってきました。食べてください。」
そう言うと、私と姉さまに2つずつ、リンゴを渡してくれました でも
白音「...守は要らないの?」
守「大丈夫、僕はお腹減ってないから...」
と言いましたけど
『グゥゥゥ』
守のお腹が鳴りました
守「......うぅぅ、恥ずかしい...」
それを見た私は貰ったリンゴの1つを持って半分に割りました
白音「半分、あげる。」
守「良いの?」
白音「うん、助けてもらったお礼。」
守「...ありがとう。」
守君はその半分のリンゴを受け取ってかじりながら言いました
SIDE 守
それからしばらくして
守「二人は、これからどうするの?」
白音「どうするって?」
守「これからどこへ行くのって意味だよ。」
黒歌「それはこっちのセリフニャン。守こそ、帰る宛はあるのかニャン?」
守「うん、僕は大丈夫。黒歌さん達は?」
黒歌「私達には、行く宛なんかないニャ。」
白音「姉さま...」
守「そうなんだ......ねぇ、僕に提案があるんだけど...」
黒歌「何ニャ?」
守「実は僕が住んでる家って、魔王様の家なんです...」
黒歌「ニャヌ!?本当かニャ!?」
守「はい、サーゼクス・ルシファーさんのお家なんです...」
白音「守君って、お金持ちなの?」
守「ううん、僕は...サーゼクスさんに拾われたんだ...」
黒歌「拾われた?魔王様の一人に?」
守「うん、まぁ、僕は訳ありって事だよ......
僕からサーゼクスさんに聞いてみるよ、せめて、傷が治りきるまでなら...」
黒歌「ダメニャ。」
守「え?」
黒歌「守は...はぐれ悪魔って知ってるかニャ?」
守「!?」
今、僕が思い出したのは1年前に襲ってきたあの異形
「うん......」
黒歌「私はその、はぐれ悪魔なんニャ。だから、それは無理ニャ...
私は主を殺したお尋ね者のはぐれ悪魔なんニャ......だから...
私は悪者なんニャ...」
守「...確かに、そうかもしれないけど、僕は違うと思う。
だって、さっきみたいに二人が笑ってるのを見てたら思ったんだ。
黒歌さんは悪者なんかじゃない。その、黒歌さんがはぐれになったのだって
理由があるんじゃないの?」
黒歌「.........」
守「もし、僕に出来る事があるなら、言ってください。僕は、傷ついている人を
見捨てたくないんです!」
黒歌「守.........わかったニャ、それじゃ、私達をサーゼクス様の所へ案内してくれる
かニャ?せめて、白音だけは何とかしてほしいニャ。」
白音「姉さま!?それは!?」
守「大丈夫です、その時は、僕が2人を守ります。これでも僕は『王』の端くれ
なんですよ?」
それを聞いて黒歌さん達はポカーンとしている
黒歌「...プッ!ニャハハハ!それは本当かニャ?」
守「わ、笑わないでくださいよ!本当なんですから!」
黒歌「わかったわかったニャ、それじゃ、サーゼクス様の所に案内してほしいニャ。」
守「はい、わかりまし...」
と、その時
『ドオォォォン!』
洞窟の入口の方から爆発音がして砂煙が中に入ってきました
黒歌「ここは危険ニャ!外へ逃げるニャ!」
煙が充満する中、何とか外へ出ると、そこに人影が現れた
リーダー「見つけたぞはぐれ悪魔黒歌!」
黒歌「お前らはさっきの!」
リーダー「へへへ、ここでお前を倒せば...あん?ガキが一匹増えてるな?」
部下A「へへへ、妹共々良い面構えだな...奴隷商人に売りゃあ、良い小遣い稼ぎに
なりそうですね。ボス。」
リーダー「そうだな、良いおまけ付きとは...俺達にも運が向いてきたみたいだな
ハハハハ!」
黒歌「この外道め!これでも!...ッ!?」
黒歌は右手を上げて仙術を使おうとするがさっきの傷はあくまで応急処置だったので
痛みのせいで力を発揮できないでいた
部下B「その首貰ったぁぁぁ!」
白音「姉さま!」
追手のうちの一人が巨大な斧を黒歌目がけて振り下ろした
守「はあぁっ!」
それを守が裂帛の気合いと共に、飛び蹴りで横にはじいた
斧は黒歌をそれ、横の地面にめり込んだ
部下B「何!?」
白音「守君...!」
守は黒歌に手を貸すようにして、距離を取った
守「いきなり何するんですか!危ないじゃないですか!」
部下B「このガキ!死ねぇぇ!」
斧を手放した男が今度は守に殴り掛かって来た
白音「危ない!」
守「おぉぉ...はぁっ!」
気合いを込めて右手から衝撃波を放ち、突進してきた男を数歩下がらせる
「やめてください!何でいきなり襲って来るんですか!?」
リーダー「うるせぇガキだな!おい!早くやっちまえ!そしたらあの黒髪猫魈とやらせて
やるよ!」
部下A「うっほ~い!マジですかい!おいガキ、さっさとそこどきな!
死にたくなかったらな!ぎゃははははは!」
黒歌「この、クズが!」
リーダー「何とでも言いやがれ!勝ったもんがすべてを決める!女は大人しく
男に従ってりゃ良いのによ!調子に乗るからこんな事になるんだよ!」
黒歌「こ、こいつ!ぶっ殺して...ッ!?」
白音「姉さま!」
今だ痛みが引かずに、ふらつく黒歌とそれを支える白音
そこに部下Aが近づいたが、その進路を守が遮った
守「よくわかりませんが、あなた達には彼女達に指一本触れさせませんよ。」
部下A「んだとこのガキ!いい加減邪魔なんだよ!死ねぇぇ!」
男は巨大な野太刀を取り出して守を上から真っ二つにしようとした
白音「守君!」
後ろで白音ちゃんの声が聞こえるけど...こんなのじゃ僕は負けない
誓ったんだ...守るために強くなるって...殺すための力が...全てじゃない
僕は振り下ろされる刃を右手で掴んだ
部下A「ば、バカな!?こんなガキが!?」
これには周りの全員が驚いている
僕は力を込めた すると
『パキィィィン!』
僕が握った部分から、刃が音を立てて折れた
「う、嘘だろ!?こんなガキが!?」
刃を折られた男は数歩後ろに下がった
部下C「舐めてんじゃねぇぞ!ガキが!」
今度は横から巨大な槌が襲い掛かって来た
それを左手だけで受け止める守
「な!?これもかよ!?」
僕はさらに力を込める すると
『バキバキバキ!』
この槌も柄の部分を残してバラバラになった
武器を破壊された男たちが後ろに下がった
守「僕はあなた達を傷つける気はありません。退いてください。」
リーダー「おい!ガキに舐められてどうするんだよ!さっさと猫魈の方を
片付けろ!そうすりゃ終わりだ!」
部下B「りょ、了解!」
すると男は巨大な弓を取り出してきた
「へへへ!そうだぜ、最初からこうすりゃよかったんだ!」
その弓は黒歌を狙っていた
白音「姉さま!」
最初に気づいたのは黒歌自信、次いで白音、そして白音の声で守も気づいた
部下B「くたばれ!」
矢が放たれた瞬間、黒歌を守ろうと白音が前に出た
黒歌「白音!ダメ!」
そしてさらにその前に、テレポートで守が割って入った
白音「!?ダメ!」
その矢は僕の右肩に命中した たたらを踏み、尻もちをつく守
リーダー「へ!今だお前ら!そいつらを囲め!」
すると、四方を4人の男に囲まれた 1人はまだ武器を持っている
白音は膝を突いた守をかばい、さらに黒歌が二人をかばっている だが
「へへへ!これでおわ、あん?」
その時リーダー格の男の目線は肩に弓が刺さった守に向けられた
守は左手で弓を掴みながら、ゆっくりと立ち上がった
守「言ったはずです、退けば傷つけるつもりはないと...」
リーダー「はぁ?今のお前に何が......」
次の瞬間、守は矢を引き抜いた
だが、その矢尻からも、肩からも、一滴も血が流れなかった
「バカな!?お、お前は一体!?」
守「命まで取る気はありませんが...こちらも本気で行きますよ。」
守が矢を捨てた次の瞬間、守の体は青白い炎に包まれ、その体は
アークオルフェノクとなった
リーダー「ひ、ひぃぃ!ば、化け物!?」
守「言ったはずです。退けば傷つける気はないと。今からでも遅くはありませんよ。」
アークオルフェノクの影が守の姿になる
部下A「ふざけんな!どうせ幻惑魔法の類!見掛け倒しだろうが!」
近くに会った大木を持ち上げて、守に振り下ろす男
それを守は拳の一発で粉々にしてしまった
「そ、そんな馬鹿な...」
だが、これさえも、今の守にとっては10分の1以下、それほどの力量差があった
守「まだやりますか?こちらはまだ本気ですらありませんよ。」
近くにあった地面を思いきり踏みつけ、亀裂を作る それを見た追手たちは
リーダー「た、退却だぁぁ!」
一目散に転移魔法で逃げていった
それを見た守は、元の人の姿へと戻った
振り返って、後ろで唖然としたままの黒歌と白音を見る守
守「......すみません、怖い物を見せてしまって...僕は化け物なんです。」
その言葉に2人は
黒歌「...そんなことないニャ!守、かっこよかったニャ!」
白音「そうです!ヒーローみたいでした!」
守の考えを否定してくれた
守「...そうですか、ありがとうございます......あの、それじゃ、今度こそ
サーゼクスさんの所に案内するので......手を握ってもらった良いですか?」
黒歌「?良いけど、どうしてニャ?」
守「今の僕のテレポートだと、触っている人やモノしか飛ばせないんです。」
白音「そういう事なんだ...わかった。」
黒歌「了解ニャ♪」
守の左手を黒歌が 右手を白音が繋いで 3人はグレモリー邸にジャンプした
グレモリー邸の外の森の中に飛んだ3人
守「ふぅ......それじゃ僕はサーゼクスさんに説明してくるので、少し待っていて
ください。」
そう言って僕は家の中に入った
グレイフィア「あら?守様、今までどこに?」
守「あの、サーゼクスさんと今あって話せますか?」
グレイフィア「?えぇ、問題ありませんが、どうかされたのですか?」
守「できたら、グレイフィアさんも来てください。2人に聞いてほしい事なんです。」
その後、サーゼクスさん達に黒歌さん達の事を説明した
サーゼクス「成程、君はその二人を保護したいわけだね?」
守「はい、僕の立場では偉そうなことが言えないのはわかってます!
でも、お願いします!せめて、傷が治る間だけでも構いません!
2人を保護してあげてください!お願いします!」
それを見て、2人は
サーゼクス「君らしいね...その優しさは。」
グレイフィア「変わりませんね。彼は。」
サーゼクス「あぁ、だからこそ彼は人を引き付ける魅力を持っているのだろう...
...守君、顔を上げた前、彼女達とは、まず話をしてみよう、2人を
ここに連れてきてくれ。」
守「はい!ありがとうございます!」
その後、僕は部屋に2人を連れてきた
サーゼクス「やぁ、はじめまして。黒歌君、だね?」
黒歌「は、はい、間違いありません。それでこっちが妹の...」
白音「し、白音です、お目にかかれて光栄です。」
やっぱり2人とも緊張してるみたいだね
サーゼクス「はは、緊張する必要はないよ。できれば君たちには...
と言うか、黒歌君には君がはぐれになった理由を教えてほしい。」
黒歌「理由、ですか?」
サーゼクス「実の所、君の一件に関する資料は少なくてね。遺族が細かい経緯を
話したがらないんだ...というわけで、当事者である君に話を聞きたい。
構わないかな?」
黒歌「は、はい!それで、何をお話すれば?」
サーゼクス「それは1つだけだ、なぜ、君は主を殺したんだい?」
黒歌「...あの人は、私達下僕に無理な強化を強いる様になりました。
それで体を壊した仲間も少なくありません。それに...あの人は
眷属の家族にまで無理な強化をしようと...」
サーゼクス「待ってくれ、それは君の妹にも?」
黒歌「はい。それで、私は妹の白音を守るために...主を殺しました。」
サーゼクス「確認するが、そこの白音君は眷属でないんだね?」
白音「は、はい、私はまだ誰の眷属でもありません。」
サーゼクス「成程...そう言う事だったのか...」
しばしの沈黙、それを破ったのは黒歌だった
黒歌「サーゼクス様にお願いがあります!せめて、妹の白音だけはお救いください!
私はどうなっても構いませんから!」
白音「姉さま!何言ってるんですか!私はそんなの嫌です!」
黒歌「でも、白音は何も悪くないんだよ!だから...」
サーゼクス「落ち着き給え......黒歌君、我々は君のはぐれ悪魔としての
烙印を取り消そう。」
黒歌「ほ、本当かニャ!?いえ、本当ですか!?」
サーゼクス「誰だって、家族は守りたいものだ、私も同じことになっていたら、
はぐれになっていただろう...」
黒歌「あ、ありがとうごまいます!」
サーゼクス「ただし、これには条件がいくつかある。」
黒歌「な、何でしょうか?」
喜びも束の間、喜んでいた2人の顔に緊張が走った
サーゼクス「一つ、黒歌、君の主は、わたしと、そして、守君だ。」
守「え?」
突然話を振られて付いていけない守
「あの、どうしてそこで僕が?」
サーゼクス「守君...『王』の事を話してもいいかな?」
それはつまり、2人にあの事を話すと言う事だよね
でも、二人は僕の事を知ってる だったら問題ないよ
守「はい。」
サーゼクス「では......君たちは灰色の王を知っているかい?」
黒歌「大戦以前に滅んだ灰色の種族、オルフェノクの王様の事ですか?」
サーゼクス「あぁ、実は、今の守君はその、オルフェノクの王なんだ。」
黒・白「「!!??」」
サーゼクス「もっと正確に言えば、彼はその姿と力を受け継いでしまった
と言うべきだが。」
それを聞いて、黒歌は
黒歌「ひょっとして、あの時の姿がそうなのかニャ!?」
サーゼクス「あの時?」
守「森の中で、黒歌さん達を襲っていた人と戦うのに、少し力を...」
サーゼクス「そうだったのか......話を戻そう...黒歌君には、基本的に
守君の護衛を頼みたい、王の配下の者として、だ。どうかな?」
黒歌「...わかりましたニャ、私でよければ。」
これに1番驚いたのは僕だった
守「黒歌さん、良いんですか?」
黒歌「守には助けてもらった恩があるニャ!それを返せるならOKニャ!」
サーゼクス「成立だな...それともう一つ...白音君、君は眷属になる
気はないかい?」
白音「わ、私がですか?」
サーゼクス「実は、私の妹がピースを渡されたばかりでね。
同年代の友達は少なく、家での遊び相手と言えば、守君だけだ。
私としても、リアスの友人が増えるのはうれしいし、
何より、君たち2人が我々グレモリー眷属、ないし、その配下となれば
不用意に手出しをしてくる輩も激減するはずだ。どうかな?」
そう言われて考え込む白音ちゃん
守「白音ちゃん...」
黒歌「白音...」
白音「も、もし、そのリアスさんの眷属になれば......もっと、守君と一緒
にいられますか?」
サーゼクス「あぁ、だが、どうしてだい?」
白音「私も、守君に恩を返したいんです!だから...」
サーゼクス「やはり、私の読みは正しかったようだ。」
白音「え?」
サーゼクス「いや、何でもない...その答えはYESだ。
君はリアスの眷属になってくれるかい?」
白音「は、はい!」
サーゼクス「よし、これで交渉成立だ。」
それを聞いて2人は
黒歌「白音!よかったね!」
白音「はい!」
黒歌「守、ありがとう。アンタに出会えてよかったよ...」
そう言う黒歌さん達の眼は潤んでいた
でも、これでよかったんだ、これで二人は...
なんて思っていた時
サーゼクス「そうそう、守君は覚悟しておいた方が良いよ。」
守「へ?」
するとサーゼクスさんがあるドアを指さした
そのドアが音を立てて開くとそこには
「リ、リアスお姉ちゃん!?」
頬を膨らませたリアスお姉ちゃんが立っていた
リアス「守!あなた今までどこに行っていたのよ!私は心配してたのよ!」
守「い、いや、ちょっと、訳があって......」
リアス「話は聞いていたわ...私の眷属についても話もね。」
守「じゃ、じゃあ、白音ちゃんを眷属に?」
リアス「えぇ......でも、その代わり、」
守「その代わり?」
リアス「今日は私と一緒にお風呂に入ってその上で私に添い寝しなさい!!」
守「えぇぇぇ!?何で!!??」
リアス「当たり前よ!私がどれだけ心配していたと思ってるのよ!!」
守「それは悪かったけど......」
と、その時
黒歌「リアスお嬢様、それに私達姉妹も同伴してよろしいでしょうか?」
守「黒歌さん!?」
黒歌「言ったはずニャン。私達は恩を返すと......それに...王の子を貰う
のも悪くないニャン♪」
守「はい?」
オッカシイナ~クロカサンガヘンナコトイッテルゾ~?
黒歌「と言うわけで...まっもっる~!私と子供を作らにゃいか~?」
守「僕はまだ未成年です!!」
リアス「うふふ、面白そうね...良いわよ、あなた達も入れた4人で寝ましょう。」
守「ちょっとお姉ちゃん!?」
リアス「良かったわね守、その年でハーレム成立するかもよ?」
守「全然笑えない冗談だよ!?白音ちゃんもお姉ちゃんや黒歌さんに何か
言ってあげてよ!?」
すると
白音「わ、私も、守君と一緒に寝たい、です。」
はいぃぃぃぃ!!??
守「こ、これから先、僕はどうなるんだ......」
そしてその光景をサーゼクスさんとグレイフィアさんが笑いながら見ていました
そして、その日の夜は結局4人で眠る事になり、この前みたいにソファで
寝ようとしたけど3人相手にはかなわず、押し切られて、結局ベッドで一緒に
寝る事になりました
...みんなにくっつかれて、とても寝苦しかったです。
エピローグ 第3話 END
予告どうり、次回で朱璃の死亡フラグをへし折ります
それと今後の展開で考えているのですが、レイナーレ、カラワーナ、ミッテルトの
3人は生存して、黒歌と同じように、自ら進んで守の配下となります
彼女達にギアのライオトルパ―のベルト、
黒歌にデルタのベルトを持たせようと思ってます。それとライオトルパ―の
ベルトももうちょっとかっこよくするつもりです。