ハイスクールD×D ARC    作:ユウキ003

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この回でアーシアと出会います。
中盤でデルタとライオトルーパーを出してはぐれと戦います
ちなみに、フリードの行いが守の逆鱗にふれ、フリードはボッコボコ
になります。教会での戦闘にフリードは出て来ません。


ハイスクールD×D ARC 第2話

SIDE 守

僕が夕麻ちゃん達堕天使4人と戦ってからもう何日か過ぎたころ

あれからは堕天使に襲われる事もなく、普通の日々を過ごしていたある日

今日は土曜日、生徒会の仕事をお願いされて手伝った帰りだった

 

???「きゃっ!」

何処で短い悲鳴が聞こえたのでそっちを見るとシスターの恰好をした女の子が

転んで大きなカバンの中身をぶちまけてしまっていた

守「だ、大丈夫ですか!」

僕は女の子の方に近づいて手を差し出しました

???「あ、ありがあとうございます。」

 

手と取って立ち上がった女の子 その時、風に煽られて女の子の布が飛んで

素顔が見えました 女の子は金髪できれいな翠の瞳をしていました

守『綺麗な瞳だな...シスター、だよね?外国の人かな?...ってそうだ!』

僕は辺りに散らばっているシスターの子の衣服を拾いながらカバンに戻していきました

 

シスター「あ、あの!大丈夫ですから!お気になさらず!」

守「いいよ、僕がやりたいだけだから。」

その後、僕とシスターの子は協力して服を鞄にしまいました

シスター「あ、ありがとうございました。おかげ様で助かりました。」

守「ううん、気にしないで......ところで、君はシスター、だよね?」

シスター「はい、私は最近この町に赴任してきたんですが...あなたのように

     ちゃんと話せる方が居なくて...」

守「良かったら案内しようか?」

シスター「本当ですか!ありがとうございます!...主よ。この優しい方に

     神のご加護を...」

そう言って手を合わせてお祈りするシスターの子

これで僕が悪魔だったらダメージを喰らっていただろうけど、

僕には関係ない、か

守「それじゃ、早速行こうか。」

そう言って歩くこと数分

 

男の子「えぇぇぇん!」

とある公園で、怪我をした男の子が泣いていました

シスター「大変!」

するとシスターの子が走ってその子の前で膝を突きました

    「男がこれ位のけがで泣く者ではありませんよ。」

すると、怪我の部分にかざした彼女の手から緑色の光があふれ、

見る間に男の子のけがを直した

守『セイクリッドギアか、初めて見るタイプだな。治癒の能力か。』

男の子は自分の怪我した部分を不思議そうに見つめている

その子に微笑んでこちらに戻ってくるシスターの子

シスター「それでは、行きましょう。」

 

それから数分の間、僕たちは何も喋らなかった

    「驚かれましたか?私がこんな力を持っていて?」

この子の言っているのはさっきのセイクリッドギアの事なんだろうけど...

守「全然。」

シスター「え?」

守「僕も同じような事が出来るから。」

と言うと、僕は指を鳴らした

   『パチンッ!ボッ!』

 

すると、その指の少し前に一瞬だけ火が現れた

シスター「すごいです!私と同じような事が出来る方、初めて見ました。」

守「そう言う訳だから、別に驚いてなんかいないよ......あ、見えてきた。

  あれが教会だよ。」

僕が指さした方向には町はずれの立つ教会がありました

 「けど、あそこはかなり前からあまり人が入ってるのを見た事ないけど、本当に

  あそこであってるの?」

シスター「はい、ありがとうございました...えっと...」

守「僕は神宮守、守で良いよ。」

アーシア「では、私はアーシア・アルジェントと申します。アーシアと

     お呼びください...良ければ、守さん、教会でお茶でも。」

守「ごめん、家で昼食を待ってる人がいるから帰らなきゃいけないんだ。

  でも、多分また町で会えると思うから。それじゃね。」

アーシア「はい、またいずれ。」

そう言って僕はアーシアに微笑みながら彼女と別れた

 

...やっぱり、今でも教会に近づくのは抵抗がある

......10年経っても馴れないな、あそこは...

...どうしても重なってしまう、10年前と...

 

そして月曜日の放課後、僕はオカ研の部室に来ていた

リアス「守、なんで教会に近づいたの?」

守「道に迷っているシスターの女の子を見つけて、それでちょっと...

  道案内を...」

リアス「はぁ......守がそう言う性格なのは承知しているけど、

    あそこには近づかないでね。それにあそこは......」

守「大丈夫だって。わかってるから。」

そこに朱乃お姉ちゃんが入ってきました

 

朱乃「守、丁度良かったわ、お父さんから守に伝言があるの。」

守「何?」

朱乃「どうやら、お父さんの上司で堕天使のトップのアザゼルも

   今回の事はお父さんに聞いて初めて知ったそうよ。」

リアス「となると、やはり彼らの独断、という可能性が大きくなってきたわね。」

小猫「それにしても、この町で何をする気でしょうか?」

リアス「判らないわ。せめて、潜伏場所が分かれば...」

朱乃「それと、大公から依頼が来ています。」

リアス「討伐の?」

朱乃「はい、この近くの洋館にはぐれ悪魔のバイサーが潜伏しているそうです。」

守「そう......リアスお姉ちゃん。ちょっと良い?」

リアス「何?」

守「実は、試したい装備があるんだ。」

リアス「装備?お兄様から送られて来たと言う、あれ?」

守「うん、良いかな?」

リアス「わかったわ、それじゃ、夜に黒歌を連れてきて、ここに集合よ。」

 

そしてその日の夜 僕たち6人はリアスお姉ちゃんの魔法陣でバイサーが潜伏

している洋館の近くまでジャンプした

   「それじゃ、行くわよ。」

洋館に向けて歩き出す僕たち

   「それにしても、そのベルトが装備なの?」

 

リアスお姉ちゃんが言っているのは僕と黒歌さんがそれぞれ腰に巻いている装備

黒歌さんはデルタの物を 僕はライオトルーパーの物を着けている

守「うん、僕のが量産型のライオトルーパー、黒歌さんのがデルタ、って言う名前

  なんだって。」

木場「それが数百年前に存在した王を守る騎士の鎧かい?」

守「はい。そうみたいです。」

朱乃「それを王自信が使うと言うのも斬新ですわね。」

なんて話しながら洋館に入る僕たち

 

するとさっきまで無かった緊張感が現れた

そう、これは本物の殺し合いなんだ その時、

小猫「......来ます。」

バイサー「不味そうな匂いがする、でも、おいしそうな匂いもする。

     苦いのかしら?甘いのかしら?」

すると、部屋の奥 柱の影から上半身は女性、下半身は獣のバイサーが出てきた

リアス「主を殺し、おのが欲望を満たそうとする不貞の悪魔、バイサー。

    今ここで、リアス・グレモリーの名において消し飛ばしてあげる!」

バイサー「うるさい小娘が!その髪の色のように、全身を鮮血で染めてくれるわ!」

すると、バイサーが槍を投げてきた

守「はぁっ!」

それを僕が衝撃波で弾いた

 

そして、リアスお姉ちゃんと黒歌さんの眼を見てうなずいた

前に出る僕と黒歌さん

黒歌「行くニャよ。守!」

守「はい!」

僕はポケットからメモリを 黒歌さんはデルタフォンを口に近づけた

僕はメモリのΟ(オミクロン)の部分を押した 

   『Standing By』

黒歌「変身。」

   『Standing By』

それぞれの音声が響く 僕はメモリを垂直に空いた窪みへと差し込み、

捻るようにして水平に倒した

 

黒歌さんはデルタフォンを右腰のデルタムーバーにセットした

   『『Complete』』

黒歌さんの体を青白いラインが沿って伸び 僕の方は光が僕を包み

黒歌はデルタに 僕はライオトルーパーに変身した

僕たちはそれぞれのスーツの感触を確かめている

黒歌「うん、悪くないニャ...むしろ体が軽くなった感じがするニャ。」

自分の腕を見つめてから握りこぶしを作る黒歌さん

 

みんなは僕たちの姿を見てびっくりしている

バイサー「な!?何だその姿は!?」

黒歌「これは私の鎧...そして、お前を倒す力ニャ。」

黒歌さんはデルタフォンとデルタムーバーが合体したブラスターモードの

デルタムーバーを取り出す

バイサー「ほざけ!」

するとバイサーは胸からレーザーのような物を発射した

黒歌「FIRE」

   『Burst Mode』

僕も左腰に下げていたアクセレイガンをガンモード そのライフルシューティング

モードでバイサーから発射されたレーザーを撃ち落とした

バイサー「何!?」

黒歌「はぐれ悪魔バイサー、お前はなぜ主を裏切った。」

バイサー「はぁ?主を裏切って何が悪いの?弱者が強者を従える事なんて

     無理なのよ!」

黒歌「そう。」

すると、黒歌さんがこっちを向きました

  「守、こいつは私が倒すニャ。」

守「良いんですか?」

黒歌「こいつも私と同じはぐれ、せめて、私の手で眠らせてやるニャ。」

守「...わかりました。」

バイサー「何をごちゃごちゃと!死ねぇぇ!」

下半身から巨大な口を作り出したバイサーが突撃してくる

 

黒歌さんはベルトからデルタのミッションメモリーを取り外し、デルタムーバーに

セットしました

   『Ready』

黒歌「...CHECK」

   『Exceed Charge』

すると右手に構えたムーバーに体を流れる白いブライトストリームを経由して

フォトンブラッドが注入されます

黒歌「終わりよ。」

トリガーを引くと、銃声と共に発射された青紫色の三角錐上のエネルギーが

バイサーを拘束した

バイサー「ぐあ!?何だこれ!?動けない!?」

 

黒歌さんはデルタムーバーも持ったまま三角錐目がけて跳躍した

空中で一回転して蹴りの態勢になる するとデルタの体が一瞬で三角錐に

吸い込まれ、まるでバイサーの体を貫通したかのようにその後ろに着地した

黒歌「元はぐれ仲間としてのたむけニャ。安らかに眠るニャ。」

すると、バイサーの体を赤い炎が包み、デルタの文字が浮かび上がると

バイサーは灰になって消えた

  「リアスお嬢様、終わりました。」

リアス「ありがとう黒歌......帰りましょう。」

守「お疲れさま、黒歌さん。」

黒歌「うん。」

 

やっぱり、黒歌さんが少し暗い...さっきのはぐれ悪魔の人と自分の過去を

重ねているのかもしれない

守「黒歌さん、帰ったらお茶にしましょう。黒歌さんの好きな和菓子も

  ありますから。」

黒歌「うん、ありがとニャ。」

小猫「姉さま...」

黒歌「大丈夫だよ白音。さぁ、帰ろう。」

その後、僕たちは帰宅しました

 

SIDE 黒歌

私は、曖昧な意識の中で何かと必死に戦っていた

そして最後に私はデルタの力を起動した

相手も同じような力を持っていて、デルタの同じような光のラインが相手の体を走った

それが私を苛立たせた それは守を守護するための力、それを私の敵が

使っているのが許せなかった 私は全力でルシファーズハンマーを

叩き込んだ 相手も同じような技を繰り出してきた

でも、私の方が勝り、相手を蹴り負かした

やったと思い振り返った瞬間、私は凍り付いた

相手は――守だった

守のお腹には今まさに私が空けた穴が出来ていた

そこからとめどなく灰が流れ落ちていく 守が生気のない眼でこちらを見ている

 

黒歌「なんで!?どうして!?」

守「黒、か、さ、ん......」

私が倒れる守を受け止めようとした瞬間、守の体が灰になって、私の体に

被さった

黒歌「どうして...どうして!?私は!」

その時、私の後ろにリアスお嬢様や朱乃、白音、サーゼクス様、グレイフィアさん、

多くの人が現れ、私を責め立てた 『裏切り者』『恩知らず』と

  「違う!私は!」

弁解しようとした時、私に被さった灰が赤い、真っ赤な血へと変化した

  「あ、あぁぁ...あぁぁぁ...うわぁぁぁぁ!」

叫んだ、私は全てを消し飛ばすほどの勢いで叫んだ

 

SIDE 守

黒歌「あぁぁぁぁ!」

いきなり、僕は隣で眠る黒歌さんの声を聴いて目を覚ました

  「はぁ、はぁ、はぁ......」

見ると、上半身を起こした黒歌さんが肩で息をしながら、大粒の汗を大量に浮かべていた

守「黒歌さん、どうしたんですか?大丈夫ですか。」

黒歌「ま、守...ううん、何でもない、ニャ...ちょっと、変な夢を見ただけ      ニャ...そう、あれは...夢...」

まるで自分にそう言い聞かせるように力なく呟く黒歌さん

 

それはきっと、さっきまでの元気のなかった黒歌さんと関係しているはず

守「黒歌さん、本当に大丈夫ですか?僕は...あ、あなたの王様です。

  王として、友人として、困っている黒歌さんをほっとけません。」

黒歌「守.........私は、怖いの。あんな風に、また、主を、守を

   裏切ってしまうかもしれない自分が......怖くてたまらないの...」

そう言うと、布団を握りしめる黒歌さん それを見て僕は

黒歌さんを抱きしめました

 

  「守...?」

守「その時は、僕は体を張ってでも、黒歌さんを説得して、また仲間にします。

  何度でも...」

黒歌「守...」

守「だって、黒歌さんは、大切な家族ですから...」

黒歌「本当?私は...」

守「当たり前じゃないですか...もう何年もずっと一緒いるんですよ。

  だから、一人で背負いこまないでください。」

黒歌「守...ありがとう。」

そう言いながら黒歌さんも僕を抱き返してくれました でも...

 

守「あ、あの、黒歌さん、当たってます...胸...」

今の黒歌さんは裸、さっきまではそっちを気にする余裕がありませんでしたが

今は柔らかい感触が僕の胸に押し付けられています

黒歌「ありゃ?守、ひょっとして興奮してるのかニャ~?」

守「BE!?別にそんな事は!?」

黒歌「嘘ついてもだめニャ~バッチリ聞こえるニャよ~守の心臓、バクバクしてる

   音。ひょっとして、こっちももう...」

と言って僕のパジャマのズボンの中に手を入れる黒歌さん

  「やっぱり......」『ペロリ』

守「ストップ!ストップです!...うわわっ!?」

僕は慌ててベッドから立とうとして転げ落ちてしまいました

 「痛て...」

黒歌「何で逃げるニャよ~?気持ちいい事しようニャ~」

 

床に頭を打って状態でベッドからひょっこりと顔を出す黒歌さんがこっちを見ている

守「いや、いいですよ!そう言うのはせめて僕が18か20になってからで!」

 

そう、このように現代の男子とは違う考えを持つのが守である

これこそ、グレイフィアやサーゼクスの教育、そして守の元来の気質がそう考え

させているのである、つまり、エッチな事はあくまで子を作る『過程』でしかないと

認識している守

 

一方の黒歌は

黒歌「そんな固い事言わないで、私と楽しもうニャ~♪

   現代の高校生は性に寛容だって聞いたニャ~♪」

この通りである

結局その後、騒ぎで起きた小猫が駄々をこねる姉を自分達の部屋へ

引きずって行きました

 

そんなこんなで3日立った頃

僕は今日も生徒会の手伝い(と言う理由でソーナが守を呼び出して適当に仕事を

させた後、自分と話をさせるための口実)を終えて、暗くなった道を帰っていた

今日はあらかじめ遅くなると言ってあったので黒歌達は止む無く夕食はピザを

頼むと言っていた

守『どうせなら、ケーキを買って行ってあげようかな?』

そんな風に思いながら少しより道をしようとした時

 「ッ!?血の、におい...!」

オルフェノクの常人以上の五感で血の匂いをかぎ分ける守

 「...近い......こっちだ。」

 

しばらくすると、1軒の家を見つけた そこはもう7時半だと言うのに

電気もつけないでいた さすがにこの時間では外も暗く、大抵の家の明かりはついていた

 「間違いない、ここから...匂いが...」

僕は腰に巻いたライオトルーパーのベルトを確認した

あれ以来、僕はベルトを常備し、普段はアークの力で不可視化させていたベルトを

可視化させる 

 

僕はカバンを不可視化させ、外に置いて、ゆっくりと中に入る

建物は2階建て、リビングに人が一人......いや、この感じ...熱がない物体......

 

死体!...間に合わなかった...それに...裏庭みたいな所にも一人

そっちでは何か作業をしているみたいだ

僕はゆっくりと、リビングに足を運んだ

???「おんやぁぁぁ?遅かったじゃないか、悪魔君...待っていたよ。」

守「生憎、僕は悪魔ではありませんよ。」

???「ほぉほぉ?」

守「あなたは、見た所神父様のようですが......これはあなたがやったんです    か?」

フリード「そう!この私、天才少年神父!フリード・セルゼンがこの家に巣食う

     鬼畜で悪魔に魂を売った穢れきった男を浄化して神の身元に送って

     差し上げたのであります!」

これが浄化...そうは思えない 

 

部屋には大量の血痕があり、主だった人の死体は一部は原型を留めて居ない

守「その割には...やりすぎている気がしますが。」

フリード「へへへ!そんなの関係ないね!俺はに断末魔と悲鳴が何よりの褒美!

     それが聞ければ万事グー!なわけですよ!」

守『いかれてる。こういう時は...』

 

僕は携帯を取り出して画面を開いたが、圏外になっていた 結界か何かの類か

フリード「おやおや?何処にかけようとしたのかなぁ?」

守「無論、警察ですよ。これは立派な殺人ですから。」

フリード「あぁ!?神の浄化を殺人と一緒にしてもらっちゃぁ困りますな~

     民間人A君。」

守「そうですか、ですがここは天界でもなければ地獄でも、ましてや神父が

  好き勝手出来る国でもない。この日本にいる以上、そこのルールには従って

  もらいますよ。」

フリード「ちっ!いちいちうるせぇなこの野郎!」

と、いきなり立ち上がったフリードが銃を向けて発砲してきた

    「はははは!これは対悪魔用の銃だが、これでも立派に人間を...ッ!?

     何の手品してやがる!」

 

僕は右手の障壁で弾丸を防いだ やがて光の銃弾は霧散し、消えた

守「お互い譲れないようですし、力ずくで決めましょうか。

  どちらが、是か、非か...」

僕がさらに手を構えた時

 

アーシア「きゃぁぁぁぁ!」

フリード「おんやぁ?助手のアーシアちゃんじゃあぁりませんか?

     結界は張り終わったのかな?」

それは3日前に別れた時と同じ姿をしたアーシアの声だった

彼女が見ているのはこのフリードに惨殺されたこの家の主の死体

守「アーシア!見ちゃだめだ!」

僕の声でビクンッ!と震えるとこちらに振り返るアーシア

アーシア「ま、守さん...どうしてここに...」

守「まさか、君とこんな形で再会する事になるなんて思いもしなかったよ。」

フリード「おやおやぁ?何、二人とも知り合い?マジ~?超受ける~」

アーシア「ふ、フリード神父!これはどういう事ですか!あの死体は!」

フリード「ん?あぁ、あれは悪魔に魂を売った男なのさ!だからこの天才様が

     切除したのさ!がん細胞みたいにね!」

 

切除?がん細胞?......ふざけるな!

フリード「それに、見られたからには死んでもらうよ、民間人A君。」

そう言うと光剣を振り上げるフリード

アーシア「お止めください!彼は罪のないただの人です!

     このような事、神がお許しになるはずがありません!」

フリード「うるせぇな!ひっこんでろ!」

すると光剣をアーシアに向けて振り下ろすフリード

その光剣はアーシアの服を裂いた

アーシア「きゃあぁぁぁ!」

悲鳴を上げ、手で体を隠しながらうずくまるアーシア 

 

その悲鳴が守の内なるオルフェノクの王の鍵を1つ、解いた

守「ふざけるな...!」

フリード「あぁ?」

守「命は......お前のおもちゃじゃないんだぞ!!」

僕はライオトルーパーのミッションメモリーを取り出して起動した

   『Standing By』

 「変身!」

それをベルトにセットし、傾ける

   『Complete』

僕の体はライオトルーパーへと変化した

アーシア「守...さん、なんですか?」

フリード「ほぉ、君、神器持ちだったんだ...こいつは楽しめそうだぜ!」

すると、光の刃の剣を取り出したフリードが切りかかって来た

守「.........」

 

僕は右手の衝撃波でフリードを吹き飛ばす

フリード「ぐほっ!?き、汚ねぇぞ!ちゃんと剣で戦え!」

守「.........」

 

今の守には、フリードに言葉を紡ぐ事すらする気はなかった

フリード「無視かよ!だったら!」

再び切りかかってくるがそれをただ回避で避ける守

    「どうしたどうした!念力しか取柄がねぇのかな!?あぁ!」

守「.........」

守は出来る事なら例え悪人でも人を救いたいと思っていた

だが、今のフリードはそれには当てはまらない

 

守にとってはフリードこそが世界の癌細胞に見えた 守にとって

フリードは『救えない男』なのではない『救いようのない下種』なのである

フリード「どうしたどうした!恐怖のあまりだんまりか!それとも、左のナイフは

     おもちゃかな!ひゃははは!」

守「.........」

フリード「黙ってんじゃねぇよこの野郎!その舌引っこ抜いてやろうか!あぁ!?」

フリードが大振りで切りかかってくる次の瞬間、

守の体が幻影のように消え、次の瞬間、フリードの後ろに現れた

その左手には、逆手に持ったアクセレイガンが握られていた

守がアクセレイガンを鞘に戻した瞬間、フリードの握っていた光剣がバラバラになって

壊れた

フリード「なっ!?バカな!?」

アーシア「み、見えなかった...」

守「お前は、念力しか能がないと言ったな......それは間違いだ...

  貴様など、念力で『十分』なんだよ。」

 

それは普段見せない守の怒りの感情から来る、強者のようなセリフ

フリード「こ、この野郎!」

フリードが銃を抜いて振り返った瞬間、銃の銃口を守が抑え、フリードが

引き金を引くよりも先に握りつぶした

守「スピードも...」

空いていた右手で殴り掛かるフリード だが簡単に守の左手に受け止められた

そして引っ張るもまるで万力で固定された用に動かない右手

 「パワーも......見掛け倒しだ。」

フリードの右手を彼が思いっきり引っ張る瞬間に離し、たたらを踏んだところを

守の左ストレートがフリードの胸の中央に命中する

フリード「グハッ!」

 

吹き飛ばされ、壁に打ち付けられ、何とか手を床に付きながらも四つ這いの姿勢が

精一杯のフリード

守「......貴様はこれが浄化だと言った......これのどこが浄化だ!

  貴様の理不尽な快楽のために殺された人間が一体どれだけいる!

  貴様のような奴に殺され!夢果たせないまま死んでいった人間が、何人いる!」

アーシア「守さん......」

その時、僕の後ろに魔法陣が現れた そこから木場、小猫、朱乃、リアスの順で出てきた

木場「守君、援護に来たよ。...必要なかったみたいだけど。」

アーシア「あ、悪魔の方ですか?」

恐る恐る、リアス達の方を見て質問するアーシア

リアス「シスターね。それじゃ...」

と、魔法陣を展開しようとした時

守「待て、彼女には手を出すな。」

 

普段の敬語口調から外れた重い言葉が守の口から放たれた

これには驚愕するリアス、朱乃、小猫...だが、すぐに納得し、リアスも手を下げた

リアス「成程、王の威厳ね、さすがは守。」

小猫「それで、あっちのエクソシストはどうする?」

守「少し待ってくれ。アーシア、君は席を外した方が良い...」

アーシア「え?」

守「あまり見たくない物を見る事になるかもしれないぞ。」

アーシア「それは......」

 

彼女が視線を送ったのはリビングに横たわる死体

それにはリアス達も気づいた

リアス「これは?」

守「あの神父がやった。」

リアス「この子の服が破けてるのは?」

守「俺をかばったアーシアを神父が切った。」

リアス「だからブチ切れた?」

守「あぁ。」

朱乃「あらあら、バカな神父ですわね。彼の前での残虐行為は自殺行為に等しいと言う

   のに。」

木場「逆鱗に触れる...まさにこういう事を言うのだろうね。」

小猫「間抜け。」

アーシア「お、お待ちください!まさか、フリード神父にもあのような事をなさる

     おつもりですか!?」

それを聞いたリアス達は

リアス「私達はどうもしないわ。決めるのは守よ。」

朱乃「最も、魔王クラスの王を怒らせて無事でいられる可能性は低いですけどね。」

アーシア「え?」

    『守さんが、魔王と同等の王?あの人は一体?』

アーシアから向けられる視線に気づきながらも守はライオトルーパーのまま

フリードに近づいた

 

守「貴様の選択肢は2つ、ここで死ぬか、それともさっさとこの町を去り、

  俺の目の届かない所まで逃げるかだ。10秒待ってやる...選べ...10」

守はフリードの頭にアクセレイガンの銃口を向けた

 「9......8......7......」

ゆっくりと引き金に指を掛けた時

フリード「クソがァァァ!!」

フリードがポケットから何かを取り出して地面に投げつけると強烈な光が発生した

リアス達が閃光で目を塞いでいる間に窓に跳躍するフリード

 

守ならば、この閃光の中でも確実に数発をフリードに撃ち込めるが守は銃口を

向けただけで引き金は引かなかった

暫くすると、リアスやアーシアが閃光の余韻でクラクラしながらも何とか立っていた

木場「...逃がしたのかい?」

守「えぇ...これで奴も懲りたでしょう...上には上がいる、と。」

リアス「もしまたアイツが出てきたら?」

守「僕が始末します。」

僕はチップを外し、変身を解除した

 「みんなは先に帰ってて良いよ。僕はやる事があるから。」

朱乃「あらあら、切り替えが早い事。」

リアス「わかったわ、それじゃ、また明日ね。」

すると4人は魔法陣を潜って帰っていきました

 

僕は上着を脱いでアーシアに掛けました

アーシア「守さん...」

守「ゴメン、聞きたいことがあるだろうけど、少し待ってて。」

僕はフリードによって惨殺された遺体に近づくと腰を落とし、その体に

下から右手をかざすとその体が元の形に戻って行きました

アーシア「すごい......」

そして僕は復元した人の腕を胸の前で組ませて、開いていた瞳を静かにおろしました

 

守「どうか、安らかに......」

それを見たアーシアも胸元で十字架をきりました

僕はそう言うとアーシアの元へ行きました

 「ゴメン、僕がもう少し早く来ていれば......」

アーシア「守さん、あなたは、一体?」

守「僕は......オルフェノクと言う種族の王なんだよ。」

アーシア「オルフェノク!?それは、あの、力の象徴と言われる

     灰色の種族の事ですか!?」

守「君たちがオルフェノクをどう認識してるかは知らないけど...うん、

  そうだよ。僕は教会が......何でもない...」

アーシア「守さん...?」

守「それより、君はこれからどうするの?」

アーシア「え?」

守「君の、さっきの神父も、あの教会の所属なんでしょ?

  君をこのままあそこに帰すのは危険だ。」

アーシア「で、でも、私にはほかに行く所が......」

守「なら僕の家に来ればいい。」

アーシア「え?」

守「選ぶのは君に任せるよ......悪魔が2人ほど同棲しているけどね...」

アーシア「どうして、灰色の王様が、悪魔と?」

守「僕は...望んでこの力を継承した訳ではないんだよ。」

アーシア「......」

守「僕は、化け物なんだよ。一度はある人に僕を殺してくれと頼んだ事もある。

  でも、その人は僕に生きる意味をくれた...それが、魔界の4大魔王の

  一人だった それだけの事さ。」

アーシア「ほ、本当に私がお邪魔しても大丈夫なのですか?」

守「大丈夫だって...部屋はまだいくつも余ってるから。」

アーシア「そ、それでは、お言葉に甘えて...」

その後、僕たちは家に移動した

 

事前に黒歌さん達にはこの事を報告しておいんだけど

守「ただいま。」

アーシア「お、お邪魔します。」

黒歌「守!何でシスターなんて連れてきたニャ!!」

玄関から入るとリビングのドアから顔だけを出した黒歌さんが抗議してきた

  「守のたらし!女好き!色男!私は抱いてくれないくせに!」

守「僕はそんなんじゃありませんから!それと最後のは『は』じゃなくて『も』...

  じゃなくて!変な事言わないでください!」

その後、何とか黒歌さんを説得してアーシアを止まらせる事ができました

 『さてと、これからのアーシアの事も考えなくちゃな。』

そう思いながらその日、僕は眠りに着きました。

     第2話 END

 




次の回ではアーシアがさらわれて、守が助けに行きます。
...戦闘描写どうしよう?
と言うか、無敵の守からどうやってアーシアを攫わせるか
アイデアがあまり浮かびません(笑)
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